イヤホンを断線させないためには?|イヤホン断線の原因と防止策を解説

森本 颯太
公開: 2019-05-30
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移動中に音楽を聴こうと思ってイヤホンを取り出して再生ボタンを押したのに、音が片方だけからしか聞こえないといった経験をしたことがある人はいませんか?

イヤホンは、外出中にスマートフォンやiphoneを使って動画を見たり、音楽を聴いたり、ゲームで遊んだりと様々な場面で必須になるアイテムです。
この記事を読んでいる方の多くも、毎日のようにイヤホンにお世話になっているのではないでしょうか。

そんなイヤホンが急に断線して、片耳だけ音が聞こえなくなってしまうというのはとても残念でイライラしてしまいますよね。
どうにかして、このイライラを味わうことなく過ごしたいですよね。


そこで今回は、イヤホンのコードが断線してしまう理由と断線予防の方法を調べてみました。
詳しく解説していくので、イヤホンコードの断線に悩まされた経験があるという方はぜひ参考にしてみてください。

イヤホンが断線する理由

そもそもイヤホンはどうして断線してしまうのでしょうか?

イヤホンを解体してみると分かるのですが、イヤホンのコードの中には3本ほどの細いケーブルが通っています。
わたしたちは、イヤホンジャックから耳に取り付けるイヤーピースの部分まで走っているこのケーブルたちによって音を聞くことができるのです。
しかし、このケーブルはどれもかなり細いため雑な扱いをしたり、過度に負担がかかってしまったりするとすぐに切れてしまいます。
するとイヤホンが断線して、急に音が聞こえないという状況になってしまうのです。

では、イヤホンが断線する理由をもう少し詳しく見ていきましょう。

①イヤホンのコードをきつく巻きつけている

持ち歩くときにスマートフォンやウォークマンのような音楽プレーヤーなどの本体にイヤホンのコードを巻きつけている人も多いと思います。
このときスマホなどにきつく巻きつけてしまうと、先ほど説明した細いケーブルに圧力がかかりダメージが蓄積してしまいます。
特に巻きつける本体の角で折り返すときには、その位置にダメージが集中してしまいます。
そのため折り目がついている部分などは特に断線しやすくなっています。

「急に断線して音が聞こえなくなった」
「なにもしていない。原因が分からない」
といったケースのほとんどはこれが原因です。

②イヤホンのコードをきつく縛っている

これは①のコードを巻きつけているのと似たパターンです。
イヤホンのコード自体をきつく縛って持ち歩いている人を多く見かけますが、せっかく買ったイヤホンに自分からダメージを与えてしまっています。

イヤホンをそのまま持ち歩くと、コード自体や他の持ち物と絡まってしまうため縛りたくなる気持ちは分かりますが、きつく縛りつけるのはコード断線の原因なので気をつけてください。

③イヤホンジャックの部分を折り曲げてしまっている

スマホやiPhone、音楽プレーヤーなどにプラグを指したまま持ち歩く人に多いパターンです。
イヤホンジャックとコードが繋がっている部分が折れ曲がっていしまっていると、そこの部分のケーブルだけが強く曲がってしまいます。
実際、断線箇所の多くはこの部分です。

④コードを引っ張る

縛ったイヤホンコードを解くときやイヤホンジャックをスマホなどから抜くときなどに、イヤホンコードを引っ張ってしまっていませんか?
イヤホンの中でコードに接触不良が起きてしまうかもしれません。

コードを強く引っ張ってしまっている方は、それも断線の原因の一つなので注意しましょう。

イヤホンの断線を防ぐ4つの方法

ここまではイヤホンコードがどうして断線してしまうのか解説してきました。
イヤホン本体の寿命で壊れてしまうこともありますが、多くの場合は本体に強く巻きつけたり、きつく縛ったり、コードそのものを引っ張ったりと、基本的には「粗雑な扱い」がイヤホンコード断線の原因となってしまっているようです。

ちなみに、断線時に自分で修理をしたり、テープを巻きつけて応急処置したりして、イヤホンを再利用するのはオススメできない場合があります。
慣れてない人は、修理をしているときに感電してしまうこともあり危ないからです。

では、せっかく買ったイヤホンコードを断線しないようにするために、わたしたちはどうすれば良いのでしょうか。
ここからは、イヤホンの断線を防ぐ具体的な方法を紹介していきたいと思います

①イヤホンケースに入れて持ち歩く

イヤホンによっては購入時に専用のケースがついてくる場合があります。
ケースは、コードが折れ曲がったり、強い圧力を受けたりすることがないように作られているため断線予防に最適な方法の一つといえます。

イヤホンを使い終わった際に毎回イヤホンケースに入れる手間がかかり、ケースの分持ちも物が増えてしまうのが難点です。
確かに断線してしまうリスクはほとんどなくなり、最良の持ち歩き方法であることは確かなのですが、かなり「めんどくさい」ためずっと続けられる人はあまりいないかもしれません。

②断線しにくい結び方を実践する

先ほどイヤホンの断線原因の1つに「きつく縛ること」を挙げましたが、一部に圧力が集中したり折れ曲がったりしない結び方を意識すれば、断線のリスクを軽減することができます。
実際にイヤホンを持ち運ぶ際に、結ばずに鞄やポケットに入れているとコード自体が絡まったり、他の手荷物と絡まってぐちゃぐちゃになってしまったりと他の問題が発生してしまいます。
そのため、イヤホンが断線しにくい結び方を実践することをオススメします。

断線対策となる結び方とは、「8の字結び」です。
イヤーピースを左手の中指・薬指に挟んで固定し、両脇の人差し指と小指に八の字に巻きつけます。

その後、先端部分を20センチほど残して指から取り外し、8の字の中央部分に緩めに巻きつけて固定します。
最後に、その巻きつけた部分に先端を通して固定すると完成です。

この結び方では一部が強く折れ曲がることがないので、適当に縛っている状態より数段断線しにくくなります。
また、最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れればほとんど手間がかからずに結べるようになるはずです。
ぜひ実践してください。

③丁寧に扱う

イヤホン専用のケースを使用したり、「8の字結び」を実践して持ち歩いたりしていてもイヤホンを使うときに雑な扱いをしていてはそうした努力が無駄になってしまいます。

イヤホンジャックをスマホやiphone、音楽プレーヤーなどに抜き差しするときには強く引っ張ることがないように気をつけましょう。
また何かに引っかかってしまったり、絡まってしまったりしたときにも乱暴に扱うことはせずに丁寧に取り扱うことを心がけましょう。

イヤホンはわたしたちが思っている以上に壊れやすい機械なので、丁寧に使うようにしましょう。
これを意識するだけでも断線防止に繋がるはずです。

③断線しにくいイヤホンを選ぶ

そもそも断線しにくいイヤホンを選ぶというのも一つの予防方法です。
イヤホンの先端部分が真っすぐの「ストレート型」に比べて「L字型」のタイプは折れ曲がりにくいため断線しにくいイヤホンといえます。

また断線するコード自体がないBluetooth対応のワイヤレスイヤホンを購入するのもおすすめです。
ただしワイヤレスイヤホンには、
・同程度の音質だと有線イヤホンより金額が高い
・充電が必要
・小型で無くしやすい
といったデメリットも存在するので気をつけてください。

まとめ

イヤホンのコードが断線してしまい、突然音が聞こえなくなったという”うざい”経験をしたことがある人は決して少なくないはずです。
その断線の多くは、
・きつく縛ったり巻きつけたりしている
・強く引っ張っている
といった粗雑な扱い方に原因があるようです。

せっかく購入したイヤホンを断線させないためにも、丁寧な扱いを意識して、持ち歩く際にも専用のケースに入れるか断線しにくい「8の字結び」で結んでおくようにしましょう。
また、壊れてしまっても保証が効く場合もあります。断線しても、交換や修理が可能かもしれないので、焦らずに確認してみましょう。


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