キーボード配列の違い・種類と配列の謎に迫る!キーボード配列の戻し方も

Tanaka
公開: 2019-04-08

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キーボード配列の種類

パソコンを新しいものに変えた場合など、若干前のとキーボードの配列が違うということに気づいた方もいるかもしれませんが、実はメーカーや国によって多種多様な配列が存在します。

キーボード配列 言語による違い

2019年現在日本でWindowsを使用する際に主流となっているのは、アルファベットがQWERTY配列と呼ばれる配列、ひらがながJIS配列と呼ばれる配列が採用されたタイプのキーボード(106キー)ですが、これにWindowsキーを足したものが109キー配列とされています。

英語圏の国ではかなが必要ありませんので、このQWERTY配列のみのキーボード(101)が使用されていますが、記号なども多少日本語版とは異なります。
1932年にワシントン大学で入力速度を速める目的で開発されたDvorak配列というものもありますが、QWERTY配列の勢いには追い付かなかったようで、現在この配列はほぼ使われていません。

ほかにも、ドイツ語圏ではQWERTZ配列、フランス語圏ではAZERTY配列といった具合に、それぞれ違うアルファベット順のキーボード配列が使用されているため、言語が異なる国で現地のキーボードを使用する場合にはかなり難しいです。

キーボード配列 Windows、Macやスマホによって違うの?

Windowsしか使用していない場合は知らないことも多いですが、実はMacのキーボードはWindowsと配列が違います。
とは言え、QWERTY配列に変わりないのでそこまで苦労はありませんが、MacはAltキーやBack Spaceキーが無かったり、逆にコマンドキーやオプションキーがあったりします。
また、キー配列が大きく違うといえば、スマホです。スマホ世代の若者は、パソコンよりも先にスマホに触れているため、フリック入力が主流です。
そもそもキーボードが存在しないため、これをキーボード配列と呼んでよいのかわかりませんが、筆者のようにいまだにスマホをパソコンと同じキーボード配列で使っている人も無くはありませんし、英語圏の方はスマホもパソコンと同じキーボード配列で入力しているようなので、ひとつの配列と言えるでしょう。

なぜ今のキーボード配列が採用されたの?理由や歴史

現在英文字入力に使用されているQWERTY配列は、1870年代アメリカでタイプライター時代に出現したといわれていますが、その配列理由については諸説入り乱れており、正しい説はどれなのか確定されていません。
モールス信号を打つ人が打ちやすいような配列だったのが始まりではないかと言われていますが、いまだ正しい確証が得られていないのが現状です。

1880年代には別の配列を持ったタイプライターも出現しましたが、結局どちらが使いやすいのかわからないまま現在のQWERTY配列を採用するメーカーが多くなったようです。

これはあくまで筆者の意見ですが、使いやすい配列などを考える暇もなく急激に広まったタイプライター普及という背景の中で、この配列を一度使用したタイピスト達が慣れてしまっているため、結局は変えない方が無難な選択ということになったのでは。
「タイピスト」というフランス映画で速打ちコンテストの様子が描かれていますが、世界規模でこうしたコンテストが行われるようになった過程の中で、キーの配列がバラバラでは競争にならないということもあるだろうなと思いました。

キーボード配列がおかしい?そんなときの直し方

キーに書かれている文字を入力しているはずが、別の文字が出てきてしまうという現象があります。これは、キーボードレイアウトの設定がおかしくなっていることによるケースが多いです。その場合どのように直したらよいか、Windows10を例にご紹介していきます。

設定

まず設定画面を開きます。

言語

設定にある「時刻と言語」を開き、左側のメニューから言語を選択します。

オプション

中ほどの「言語を追加する」の下に日本語が表示されていますが、日本語の文字の上にマウスを持って行くと色がグレーになり「オプション」ボタンが表示されるので、クリックします。もし別の言語が表示されていても同様です。

キーボードレイアウトの変更

オプションボタンをクリックすると「ハードウェアキーボードレイアウト」で「レイアウトを変更する」というグレーのボタンがあるのでクリックします。するとブルーのボックスが出てくるので、そこで「日本語キーボード(106/109キー)」を選べばキーの通りの表示になるはずです。

まとめ

普段何気なく使っているキーボードの配列も、実は様々な種類があったんですね。確かに漠然と他の言語の国の方々のキーボード配列はどうなっているのかなと考えたことはありましたが、実際に見たことは無かったので、筆者自身も今回の記事を通してより深く知ることができました。
海外仕様のキーボードを使用する機会は無いと思いますが、アルファベットがあればなんとかなりそうなので、こんなところでも英語のありがたみを感じることができるのではないでしょうか。

パソコン教室講師/WEBライター
Tanaka
小学校教員、オンラインショップ経営を経て現在はWEBライターをしながらパソコン教室の講師もしています。パソコン教室ではワード、エクセルなどはもちろんのこと、ホームページやネットショップ構築について等からスマホ、タブレットの困りごとまで幅広く教えています。趣味は子供やペットの写真・動画撮影です。

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