イヤホンを触ると静電気が発生する原因について究明!
冬にくる静電気、痛いですよね。
携帯電話でイヤホンを聴いている時、耳にバチッと静電気がきたことはありませんか?思わずイヤホンが故障したのかと考えてしまいがちですが、イヤホン使用時の静電気には理由があります。
当記事では、イヤホンを使用している最中に起こる静電気の原因と対策についてまとめてみました。
イヤホンで静電気が起こる原因
衣服
イヤホン使用中に静電気が起こる一番多い原因は、静電気が起こりやすい衣服を着ているということです。セーターは静電気を起こす衣服として代表的なものですが、ほかにも合成繊維の服を着ていると起こりやすいと言われています。具体的にはジョギングやエクササイズをする際のウェアがそれに当たります。
2009年にApple社がiPod、iPhoneのイヤホンから微弱な電気ショックが発生する可能性があるとして注意を促したことがあります。しかし、これはiPodやiPhoneに限った問題ではなく、イヤホン全体の問題として考えられます。
空気が乾燥している時にイヤホンを使用する際は、なるべく綿生地の衣服を着るとよいでしょう。どうしてもセーター等の衣服のときにイヤホンを装着する場合には、イヤホン装着前に金属に触れて静電気を放出するようにするとよいです。
乾燥
冬に陥りやすい乾燥。気温が寒い為、ヒーターやエアコンで部屋を暖めているとおこりやすくなります。
部屋を暖かくする場合は、加湿器も一緒に部屋で動かすように心がけましょう。乾燥が和らげば、イヤホンを使用していても静電気が起こる確率は少なくなります。乾燥していると肌にもよくないため、加湿は冬の大きな課題となっています。
加湿器ですが、いくつか種類があります。家電量販店等でよくみかけるのはスチームタイプと超音波タイプで、スチームタイプが低価格帯で並んでいることが多いです。低価格とはいえ、パワフルに水蒸気を出すのはスチームタイプです。あまり高額でないものでも加湿効果は大きいので、ぜひ購入を検討してみてください。
摩擦
これは外出中に起こることが多いと思いますが、音楽プレーヤーや携帯電話を衣服のポケット等から頻繁に出し入れすることで摩擦が起こり、それが静電気を引き起こすというものです。小学生の頃くらいに下敷きをこすって髪の毛を逆立てた経験はありませんか?その何倍もの静電気がイヤホンに発生することになります。前述した乾燥している環境、静電気が発生しやすい衣服という状況で摩擦が起こっていくと、かなり高い確率でイヤホンからバチッとした音と痛みが発生してしまいます。
イヤホンで音楽を聴く際は、あまり頻繁にポケット等から出し入れをしない方が賢明です。
イヤホンが静電気で壊れる?
イヤホンは非常に小さいですが機械です。想定外の電力が流れてショートすることもあります。ケースとしては少ないようですが、静電気が発生することでイヤホンが壊れたり、ノイズが入りやすくなったりするということはあるようです。大事なイヤホンを静電気から守る注意が必要となってきます。
イヤホン着用時に静電気から身を守る方法
前述の原因別では、それぞれ対策を書きました。
しかし、それでも様々な場所に行けば乾燥した場所に長時間いることもあるでしょう。そんな時は、壁に手をついて電気を流してあげるとよいでしょう。ドアノブを触る前に静電気が発生しないか考えるように、イヤホンを触る前にも静電気がこないように考えるのです。
また、日々の生活で、イヤホンを使いながら静電気を防止することが難しい方は、静電気予防グッズの購入を検討するとよいかもしれません。
ぺんてる 静電気除去グッズ ビーシェイプ
持ち運びが便利なキーホルダー対応の静電気除去グッズです。イヤホンを使用する際は外出中が多い為、自宅のカギと一緒にキーホルダーとしてつけておくと便利です。イヤホンを触る時だけでなく、様々なシチュエーションで使用できます。この商品は愛用者が多いですが、価格はそれなりにするものです。
カーメイト 車用キーケース レジッテック ミニ 静電気除去
車に乗る際に使用することを目的としたものですが、なにより安いです。イヤホン使用時の静電気除去にも十分使えます。静電気が溜まると光る為、実際に自分にどれくらい静電気が溜まっているのかが目に見えるのは面白い要素です。イヤホン使用時に静電気で悩んでいる方は、一度購入を検討してみるとよいかもしれません。
Ebuty 磁気ブレスレット チタンブレスレット
手元に近いということから、イヤホン使用時に静電気除去ブレスレットを付けるのはおすすめです。付属でサイズ調整用のピンがついている為、様々な腕のサイズに対応できます。静電気除去用のブレスレットは種類が多く、デザイン性も豊かです。価格は数千円で購入できますので、常に身に着けていて問題ない方にはよいでしょう。イヤホンを使用する際のお手軽さを失わないという意味でも、身に着けるもので静電気除去を行うという考え方はおすすめです。
日進ゴム 防滑静電靴 セーフティスニーカー ハイパーV211
ゴム底の靴を長時間はいている方は、実は静電気が身体に帯電しやすいです。静電気対策の靴も静電靴として様々な種類があります。こちらは本来、安全靴として作られたようですが、おしゃれ靴としても人気の商品です。足元から電気を逃がしてあげると、かなり身体は楽になります。もちろんイヤホンを触る時の静電気も気にならなくなってきます。
しかし、靴にはこだわりがあって静電靴は嫌だという方もいるでしょう。そういった方は銅テープを靴に貼って静電気を逃がすという方法があります。使用する靴によっては選択してみるのもよいでしょう。
イヤホンは静電気を直接発生しない
様々な方法でイヤホン使用時の静電気対策を書きましたが、つまるところ、「イヤホンは静電気を発生しない」ということです。言い方を変えると「帯電しない」ということなのですが、まれに故障して漏電することはあります。そういった際はメーカーに連絡をしましょう。
また、イヤホンは繊細な機械ですので、塵の多い場所に保管しておくと、イヤホン内部に小さなゴミが溜まるということもあります。その場合はイヤホンに余分なパワーが必要となり、静電気発生の原因ともなります。
機械の保管場所でよく言われるのは「高音多湿な場所は避けましょう」ということだと思いますが、静電気対策として言えば
「低音少湿な場所は避けましょう」ということになります。なにごともバランスですね。
静電気が起きやすい気象条件は湿度20%以下・気温25度以下ということが知られています。湿度が高く、80%以上あると静電気はほぼ発生しないです。
人間が心地よいと思う温度や湿気こそが、機械にとっても正常運転できる気象条件ということです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
イヤホンは基本的には静電気を発生させないもので、イヤホン使用時の環境が静電気発生の原因となることがわかりました。静電気対策の商品を購入してイヤホンのバチッとした嫌な感じを防ぐのも一つの対策ですし、イヤホンを触る前に身体に帯電した電気を放電してからイヤホンを触るという対策もよいでしょう。
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