問題視されているイヤホン難聴!原因・症状・予防策などを紹介

竹澤承太郎
公開: 2019-02-12
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スマホの発展に伴い、音楽やゲームを楽しむためにイヤホンを使う機会が多くなっています。
そこで今、問題視されていることがイヤホン難聴です。
イヤホン難聴はあまり耳にする言葉でないため、どういったものか知らない人は少なくありません。
ここからは、イヤホン難聴とは一体何なのか。
そして、イヤホン難聴の原因について説明し、原因や対策方法についても解説していきます。


イヤホン難聴とは

イヤホン難聴とは、長時間のイヤホン装着が原因で聴力が低下してしまうことを言います。
イヤホンを使い音楽やゲームを大音量で楽しむため、耳には負担がかかることから引き起こされます。
イヤホン難聴には、騒音性難聴・音響外傷があり、今や社会的な問題にもなりつつあることから対策が必要とされています。
では、イヤホン難聴とはどのような症状なのでしょうか。

イヤホン難聴の症状

イヤホン難聴の症状として、聴力が落ちてしまうことが最も多く周囲の音や声が聞こえにくくなります。
また、イヤホン難聴によって耳鳴りが起こるようになり、酷い場合はめまいや吐き気を伴うこともあります。
大きな音を出すカラオケやゲームセンター、パチンコ屋から出た時に周囲の音が聞こえにくい状態を低音難聴といい、それに近い症状がイヤホン難聴では見られます。
軽い症状であれば小さな声が聞き取りにくくなることがあり、今までとは違う違和感を覚えます。
酷い場合は、普段の会話ですら聞き取りにくくなるため、自身の発する声も自然と大きくなることがあります。
実は、イヤホン難聴により低下した聴力は元に戻すことができません。
そのため、きちんと原因を知っておくことが大切です。
では、イヤホン難聴を引き起こす可能性がある原因について見ていきます。

大音量でイヤホンを使用している場合

まず、第一に挙げられるイヤホン難聴を引き起こす原因は音量の設定です。
大音量でイヤホンを装着している場合、耳には大きな負荷がかかります。
そのため、聴力が著しく低下してしまいイヤホン難聴となります。
周囲の音をかき消すようにイヤホンの設定を大音量にして音楽を楽しんでいる人が多く、イヤホン難聴を引き起こしている原因と言えます。

大音量になる場所に居座る

そして、イヤホン難聴になる原因として、音が大きい場所に居座ることも挙げられます。
例えば、パチンコ店やゲームセンターなどは、常に大音量で音がかかっているため、時間が経つと麻痺してしまいますが耳へのダメージは甚大です。
そのような場所で鳴っている音をかき消すようにイヤホンで音楽を聴いている場合、イヤホン難聴を引き起こす可能性が高くなります。

ある企業の調査によると、カラオケ屋の音はおよそ90デシベルとなり、その音量の場所におよそ8時間居座った場合は、難聴になることが想定されます。
そのため、カラオケ屋より大きな音が鳴っているパチンコ店で、大音量でイヤホンから音を出していると難聴になるリスクは高まります。

イヤホン難聴の対策とは

イヤホン難聴を引き起こすと普段の生活が明らかに不便となります。
イヤホン難聴が原因の聴力の低下は回復が見込めないため、一度引き起こしてしまうと悪化する一方です。
そのため、イヤホン難聴にならないための対策が必要と言えます。
ここからは、誰でも行うことができるイヤホン難聴の予防に繋がる対策について解説していきます。

音量を小さくする

これは初歩的な対策ですが、非常に重要となる対策方法です。
イヤホンを聴いて音楽やゲーム、または動画を楽しんでいる人は周囲の音をかき消そうと音量を上げてしまう傾向があります。
しかし、そこは安全面も考慮してボリュームを小さめにしてイヤホンを使用するよう意識します。
周囲の音がうっすらと聞こえる程度が一つの目安となり、イヤホンの音量に注意を向けるだけで難聴への大きな対策となります。

長時間装着をしない

イヤホンを使用する場合は、長い時間の連続使用は避けることが大切です。
イヤホンの長時間使用は、音量の問題は関係なく難聴を引き起こす可能性があります。
そのため、長時間の使用になってしまうことが想定される場合は、きちんと休養時間を設けて耳を休ませてあげることが必要です。

一度もイヤホンを使わない日を作る

お酒でも休肝日があるように、イヤホンも同じく一度も使わない日を作ることが大切です。
一度の使用時間がそこまで長くない場合でも、継続をして毎日イヤホンを使用していると耳への負荷はかかり続けます。
そのため、一週間に一度でも良いので耳の休暇日を設けることで、イヤホン難聴の予防に繋がります。

性能の良いイヤホンを使う

今では多くのイヤホンが販売されており、性能も昔に比べて優れているものが多くなっています。
遮音性を意識したイヤホンがあり、外からの音を聞こえにくくするためイヤホン自体の音量は上げずに済みます。
つまり、音量は小さくても十分聞こえるため耳への負担は軽減されます。
価格は高くなる場合がありますが、難聴対策としては効果的な方法です。

比較的、金額が安い遮音性の高いイヤホンはカナル型と言われる種類になり、シリコン製のイヤホンで耳栓のような役割を果たしてくれます。周囲の雑音を消し去ることができるため、イヤホン自体の音量を抑えることが可能です。
商品選びもイヤホン難聴を防止するための対策の一つとなります。

イヤホン難聴対策ができる商品を紹介

イヤホン難聴は誰にでも起こり得る問題のため、あらゆる対策を講じる必要があります。
では、イヤホン難聴への対策となる商品はどのようなものがあるのでしょうか。
ここからは、難聴の防止に繋がる性能が良いイヤホンを紹介していきます。

SONY MDR-EX155

難聴になりにくいイヤホンの画像

カナル型となるイヤホンで、遮音性が高くイヤホン難聴対策として効果がある商品です。
遮音性が高い分、周囲への音漏れも防止という配慮もされています。
ハイブリッドイヤーピースという形状を採用しており、耳の穴へのフィット感が素晴らしく、イヤホン特有の痛みも感じにくい商品となります。価格も非常に安くなっており、たった1,630円で購入できます。

ゼロオーディオ ハイレゾ対応カナルイヤホン

難聴になりにくいイヤホンの画像

遮音性が高く、音量を上げることなく快適に音楽を楽しむことができるイヤホンです。
スラントインという独自の製造方法となるイヤー部分は、耳への装着感が非常に良いため、ストレスなく使うことができます。
さらに、音質にもこだわりがあり話題のハイレゾにも対応しているため、高音質な音楽を聴くことができる高性能イヤホンです。
軽量タイプで使いやすく、ネットでも話題となっている商品で、多くの人が使用しています。
価格はおよそ4,300円で販売されており、コストパフォーマンスが高い点も良い評価に繋がっています。

まとめ

イヤホン難聴は誰にでも起こり得る問題であり、きちんと原因を知っておくことが対策への第一歩として大切です。
耳への負担を減らすということを意識するだけで、大幅にイヤホン難聴となる確率は下げることができます。
対策も誰でも行える簡単なことになるため、イヤホンを日頃から頻繁に使用する方は注意することが大事です。
難聴は回復がない病気になるため、手遅れとなる前にしっかりと対策を取るようにしましょう。


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