PC電源ユニットのおすすめ10選!ポイントは用途に合っているか
電源ユニットはPC作成に重要なパーツ
自作パソコンを作るためには、マザーボードやCPU、本体ケースなどさまざまなパーツを用意しますが、特に重要な部分が電源ユニットです。電源ユニットはさまざまなメーカーから販売されており、機能性も異なります。ここでは、最適な電源ユニットを選ぶために確認しておきたいポイント、おすすめの電源ユニット10選をご紹介します。
PC電源の選び方4つのポイント
電源ユニットは、同じような見た目でも価格が幅広く、どの商品を選べばいいのか迷いがちです。ここでは、電源ユニットを選ぶ際に知っておきたいポイントをご紹介します。購入する時に、ぜひ参考にしてみてください。
電源容量をまずは確認
電源容量は商品の型番号にも含まれることがあるほど重要な要素のひとつです。電源容量はPC電源ユニットの供給可能な最大電力量のことを言います。システムによって、消費電力は変わりますが、そのシステムで消費する電源容量ぎりぎりの電源ユニットを選ぶと不足する可能性があります。
電源ユニットは、最大容量に近い状態で使うほど動作温度が上昇します。温度が上昇するとコンデンサの寿命や冷却ファンの音、などの悪影響が発生し、電源ユニットの劣化にもつながります。理想は、必要な容量の2倍の電源容量です。拡張する時にも電源容量に余裕があれば、交換せずに継続使用も可能です。
電源の効率を表す80PLUS認証
電源ユニットの効率を表す80PLUS認証。これは80PLUSプログラムが推進している省電力化プログラムのことを言います。電源ユニットに供給される電力は、そのすべてを使えるわけではなく、熱として無駄になってしまう分があります。その分を引いた使える電力が「効率」で表します。
80PLUSで6つのグレードがあり、高い方からTITANIUMU、PLATINUM、GOLD、SILVER、BRONZE、STANDARDで表されます。最上位のTITANIUM認証に合格するには、50%の負荷時に94%の効率が必要となり、一方で最下位のSTANDARD認証に合格するには50%の負荷時に80%の効率で合格となります。作業の内容や作業時間によって適切なグレードのものを選ぶとコスパ的にも使用感的にも納得できます。
ケーブルの取り付け方にも種類があります
電源ユニットのケーブル取り付け方法には種類があります。全てのケーブルが電源ユニットに付いている「直付け」、一部のケーブルが取り外せる「セミプラグイン(セミモジュラー)」、すべてのケーブルが取り外せる「フルプラグイン(フルモジュラー)」の3種類から選べます。
取り外せる独立型のフルプラグインの場合、必要なケーブルのみを取り付けて使用できるので、配線がしやすく仕上がりもすっきりでおすすめです。ただ、価格が高い傾向にあるのがネック。低価格で選ぶか、使いやすさで選ぶか、優先したいポイントによって選ぶといいです。
冷却ファンは寿命や動きを左右する重要パーツ
電源ユニットは、熱が困らないよう「冷却ファン」が内蔵されているものが多いです。熱がたまることで、寿命が短くなり、動作にも影響が出てしまうので冷却ファンも重要なポイントになります。ファンの種類は、スリーブベアリングファン、ダブルボールベアリングファン、流体動圧軸受ファンの3種類があります。
手軽さ重視ならスリーブベアリングファン。寿命が長くさまざまな設定方法から選べるものならボールベアリング式、コストが高くても性能が良いものを選ぶなら流体動圧軸受けを選ぶといいでしょう。中には、割高になりますが、ファンを使わない静音に優れたファンレスや、負荷率に応じてファンの回転数を変えるセミファンレスなどもあります。
PC電源ユニットのおすすめ商品10選
電源ユニットは、選び方次第でパソコン全体の性能を左右する重要なアイテム。ここでは、おすすめの電源ユニット10商品と、知っておきたい特徴や各商品の電源効率などの情報も合わせてご紹介します。
日本語説明書が強い味方「玄人志向NEXTシリーズ80PLUSBRONZE取得」
日本語のマニュアルが付属しているNEXTシリーズ。わかりやすい説明書で接続方法がわかりやすく組み立てがスムーズにおこなえます。メールサポートや3年製品保証も付いているのでビギナーにも使いやすい商品です。
80PLUSBRONZE認証を取得。奥行12.5cmのコンパクトサイズなので、ケースのサイズを気にせず選べます。付属品にはATX12V延長ケーブルもあり、現在主流の電源下置きタイプでもケーブルの長さの心配がありません。フラットケーブルなので、曲げやすく配線しやすいのも魅力。
ケーブル接続しやすいフルプラグイン「ANTECHCG750ゴールド」
こちらの電源ユニットは、ケーブルと本体が全て独立するフルプラグインタイプ。配線のしやすさ、すっきりとした配線が可能です。80PLUSGOLD認証を取得しています。最大で約92%の効率を実現。節電にも役立ちます。
ゲーミングにも十分なスペックを持つモデルです。低負荷時に、ファンを停止するファンオフモードを採用することで無音を実現。ファンの音が気になる人には嬉しい機能となっています。コンデンサは信頼の日本製を採用。低ノイズと低リプルを実現。システム性能を最大限に高めてくれます。
ビギナーに使いやすい「CoolerMasterV750Semi-Modular」
次期Intel第4世代Coreprocessor対応の12vシングルレーン仕様の電源ユニットです。接続の振り分けの作業がなく、初心者にも使いやすい仕様になっています。80PLUSGOLD認証を取得しています。コンバーターは高効率、低発熱のDC-DCコンバーターを使用し安定の出力を実現。
全てのコンデンサには日本製を採用しているので安心。ケーブル接続は、一部に取り外し可能なセミプラグインタイプを採用。システム環境に合わせて選択ができ、きれいな配線を可能にしています。
低価格電源ユニット「KEIANGORI-MAX3」
80PLUSSTANDARDの認証を取得。損失電量を軽減し、節電効果も期待できます。内部部品の発熱もおさえることができ、電源の寿命を長くする効果も。全てのコンデンサに、105℃コンデンサを使用。長時間の使用でも安定の動きを実現。奥行140mmのコンパクトサイズなのでさまざまなケースに対応。
ケース選びで困ることはありません。リーズナブルな価格で650W、80PLUSSTANDARD認証取得のPC電源ユニットを手に入れることができます。
冷却ファンのセルフクリーニング機能搭載「ENERMAXPLATIMAXD.FEPF1200EWT」
高スペックな電源ユニットを探している人に適したこちらの商品は、80PLUSPLATINUM認証を取得しています。高い変換効率によって、発熱を軽減、電気代節約、耐久性の向上などのメリットがあります。電源に搭載されている冷却ファンにも工夫が施されており、PCを起動すると10秒間は逆回転、その後は正回転で運転が始まります。この仕様により、冷却ファンの羽根に付着したほこりを飛ばし、たまりにくくする効果があります。
冷却ファンをいつでもセルフクリーニングできるスイッチも搭載しているので故障の原因にもなるほこりを手間なしでためにくくできます。
コンパクトで高機能「SilverStoneStriderPlatinumシリーズSST-ST75F-PT」
全てのケーブルを取り外せるフルプラグインタイプのこちらの電源ユニットは、奥行14mmのスリム設計。負荷が20%以下の状態では、冷却ファンが停止の状態になるため、音が非常に静かです。ファン稼働時にも最小18dBAの静音を実現。冷却ファンの音が気になる人には嬉しい機能です。
DC出力には、シングルレーン+12Vを採用。変換効率性能は、80PLUSPLATINUM認証を取得しています。上位クラスの変換効率で、容量750Wなので24時間稼働のワークステーションなどでも快適に使えます。
音が小さく快適「ThermaltakeTOUGHPOWERGRANDRGB850W」
850Wの電源容量と80PLUSGOLDの認証を取得しています。また、Intelプロセッサとの連携により省エネルギーを実現。ファンには、256色に対応して発色するRiing14を搭載。RGBボタンを押すことで、5つの照明モードを気軽に楽しめます。
こちらのファンは、動作負荷が20%以内では作動せず、20%を超えた場合もノイズが最小限に抑えられる「超低音スマートゼロファン」を搭載。音が気になる人でも快適です。スイッチでファンを常に回転させることも可能です。
きれいに配線できる「玄人志向KRPW-BK750W/85+」
奥行14cmのコンパクトサイズでPCケースが小さくても配線しやすいタイプ。電源容量は750W。80PLUSBRONZE認証を取得しています。配線は、ブラックコネクタとフラットケーブルを採用で目立ちにくくすっきり。プラグインタイプのSATAコネクタを採用。
コネクタにはケーブルの種類がプリントされているので、組み立てやすく誤挿入も防げます。主流の「電源下置きタイプ」におすすめです。アルミ電解コンデンサは安心の日本製。ファンは12cmの静音タイプ。ファンノイズを抑えて快適に使用できます。
安心の日本製コンデンサ「CorsairRM850x-2018-850[80PLUSGOLD」
こちらの電源ユニットは、80PLUSGOLD認証を取得。ゲーミングなどでも快適な操作性を得られます。必要なケーブルだけを挿して使用するフルプラグインなので、組み立てがしやすく、アップグレードする時にも使いやすいタイプです。コンデンサは、全て日本製の105℃品が使われており、リップルとパーツの寿命にも貢献しています。10年の長期保証なので、安心感が高く、高品質の証ともいえます。
PCコンポーネントを交換する場合でもこのPC電源はそのまま使い続けられます。冷却ファンは、不要な時に動作を停止させるので、その時には無音での動作が実現。
高機能ファン搭載「オウルテックSeasonicFOCUSPLUSATX電源SSR-FX」
背面パネルとPCB基板が銅板で接続されているので、大幅にケーブルの数を削減させました。内部がすっきり整理され、作動時の出力電力も改善されます。搭載されている冷却ファンは、120mmの高性能流体軸受け(FDB)ファンを搭載。動作音や熱が少なく、振動や摩擦を軽減します。省エネやファンの長寿命にもつながります。
80PLUSGOLD認証を取得しており、省エネ、安定性にも優れています。ケーブルを全て取り外せるフルプラグインは、余計な配線がなくすっきりとした配線が可能。
電源ユニットをシステムに合わせて選ぼう
自作PCの中でも心臓部と言っても過言ではない電源ユニット。適当に選ぶと、動作が安定しないなどの不具合が出たり、使いにくかったりするばかりか、ほかのパーツを巻き込んで故障してしまうことも考えられます。こだわりのシステムを作るなら、電源ユニットもしっかり厳選し、手を抜かないようにするのが重要です。
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