キーボードのタイピングの練習方法は?ポイントを徹底解説!
筆者が高校生の頃にはすでにパソコンを使用した授業がありました。
今では中学校、早いと小学校でプログラミングなどの授業を取り入れているところもあり驚かされるばかりです。
最近ではパソコンを使用する若者が減っている傾向にあり、どちらかというとスマートフォンでの入力に慣れてしまってパソコンのキーボードにすら触ったことがないという人もいるというアンケート結果が出ていました。
スマートフォンでの入力、とりわけフリック入力に慣れているとパソコンでの入力は動きや指の動かし方が違いますので練習したり慣れていないと一文字一文字を打つのにも苦労します。今回はキーボードに慣れていない、タイピングに苦手意識がある人でもキーボードのタイピングの練習ができるようにコツとポイントをご紹介していきます。
キーボードを早く打つ練習方法は?
キーボードを早く打つにはそもそもどうすればよいのでしょうか。
キーボードはスマートフォンなどの入力とは違い、キーボード全体に広がっているキーを両手の指を駆使して打ち込みます。
スマートフォンのフリック入力は片手の親指一本を上下左右に動かすだけで文字入力ができ、動作もシンプルなため特別な練習を重ねなくてもある程度まではスムーズに文字を打つことができます。
キーボードでのタイピングは両手を使用しますのでキーボードを見ながら打つ場合はまだしも、
キーボードを見ないで文字入力をするブラインドタッチはキーボードの配列をある程度覚えたり体に覚えさせたり練習する必要があります。
ブラインドタッチはどちらかというと上級者向けのため、初心者がいきなりブラインドタッチをしようとしてもほぼできません。まずはキーボードのタイピング練習から始めるようにしましょう。
キーボードでのタイピングは指の置き場所を固定する
キーボードで文字を打とうとする場合、いきなり文字を打とうとしていませんか?
キーボードで文字を打つときは手や指はキーボードのあるスタート地点に置いてからタイピングを始めなければいけません。
パソコンのキーボードで文字を打つときに手や指の位置が定まっていないと、どこを軸にしてキーボードを打つのかがはっきりせず手や指があちこちに移動してしまいます。
後述する「キーボードの配置を覚える」にも影響するのですが、手があちこち移動していたら安定してキーボードを打つことができません。
パソコンのキーボードを打つ場合、左手の人差し指が「F」の位置に、右手の人差し指が「J」の位置になるように手を置き、タイピング中はここから離れすぎないように打つようにしましょう。
キーを打つ指を意識する
手や指の置き場所が定まったら打ち込んでいきますが、両手の人差し指を置いたときに他の指がそれぞれ違うキーに触れていませんか?
この触れているキーなのですが、このキー周辺がそれぞれの指で打つべきキーとなります。
たとえば、筆者の場合は左手の中指は「E」のキーを押さえていることが多いのですが、タイピング中において左手中指は「E」や「D」「R」などのキーを打っていることが多いです。
このように触れている周辺のキーを押すことになりますので、タイピング中に打ちたい指の役割も意識しておくようにします。
キーボードの配列を覚える
指の位置などを覚えましたら、キーボードの配列をある程度覚えるようにします。
キーボードの配列を覚えることがタイピングを早く打てるようになるコツや練習だといっても過言ではなく、キーボードの配列を覚えていないとそもそもどこになんのキー(文字)があるのかわからないので入力すらままなりません。
キーボードの配列を覚えることは打ちたい文字のキーの位置を覚えるだけでなく、上達するにつれて会得できるブラインドタッチへの一歩にも繋がります。
キーボードでのタイピング初心者の方にありがちなのですが、キーボードを見ながらタイピングしている人がいらっしゃいます。
この現象は、主にキーボードの配列を覚えていないため文字を打つときに都度キーボードの配列を見て打ち込んでいるのですが、キーボードを見ながら打ち込むとまずタイピングのスピードが遅くなってしまい時間がかかってしまいます。
筆者の場合、キーボードを見ずにタイピングをすることがほとんどですがたまにキーボードを見ることがあります。
しかし、この場合の「見る」といっても凝視やガン見ではなく「チラ見」程度のため0.2秒程度の一瞬しか見ません。
キーボードを凝視してのタイピングは目で見た情報を頼りにしてしまい、結果タイピングのスピードが上がらなくなってしまうのです。
タイピングの練習においては、キーボード全体のキーの配置を覚える必要はなく主要なキーの位置は覚えておくようにしましょう。
キーボード初心者は「あいうえお」を繰り返し打つ
実際の練習方法ですが、いたってシンプルで「あいうえお」を両手で打ち込み続けます。
文字面だけを見ると「そんな簡単じゃん!」と思われがちですが、侮ってはなりません。
まず、キーボードのタイピング練習においてなぜ「あいうえお」を繰り返し打つ必要があるのか解説しますと、一般的なキーボードの配列はQWERTY配列と呼ばれており、QWERTY配列のキーボードは文字の配列が決まっています。
そして、QWERTY配列のキーボードにおいて「あいうえお」の各文字はキーボード全体に広がるように配置されており、一箇所に固まっていません。
すると、「あいうえお」だけを打とうとすると必然的に両手(指)がキーボード全体に動かすようになりますので手の動かし方を覚え始めるのです。
そしてこの動きをある程度マスターできるとキーボード上での指の滑らせ方のコツがわかるだけでなく、あいうえお以外の文字、「かきくけこ」や「さしすせそ」の入力時もその文字の母音を最後に打ち込みますので結果的にスピードタイピングへの近道にもなるのです。
「あいうえお」のタイピング練習に慣れてきたら、徐々に打つ文字の種類を増やしていき練習を繰り返します。
おすすめは、右手の人差し指に近いキーでもある「K」のキーで始まる「かきくけこ」がやりやすいでしょう。
あいうえおでタイピングの頭にKをプラスするだけですので、「KA」「KI」「 KU」「 KE」「 KO」と入力し繰り返し打ち込んでいきます。
キーボードの練習と打てる文字数の目安
キーボードでのタイピング練習をしていって、スピード感を持ってタイピングできるようになると嬉しいものですよね。
ところで、どれだけのスピードでタイピングできればすごいの?と思いますよね。
これもある程度の目安があり、1分間に打った文字数によってレベルを知ることができます。
たとえば、筆者の場合少し長いのですが10分間に3010文字の文字を入力することができましたので、
1分間におよそ300文字入力できているということになりますが、これはタイピングスピードとしてはどうなのでしょうか。
このタイピングの速さを検証したい場合、打てた文字数によって級を取得できる資格があり参考になります。
タイピングできた文字数で取得できる級は以下のようになります。
4級 | 200文字以上 |
---|---|
3級 | 300文字以上 |
準2級 | 400文字以上 |
2級 | 500文字以上 |
準1級 | 600文字以上 |
1級 | 700文字以上 |
細かい部分があるので一部抜粋いたしましたが、筆者の場合ですと3010文字打てていますのでおそらく1級程度の実力相当のようです。
また、一般的な生活レベルであればおよそ500文字以上(2級)程度打てたら問題はないとされていますので
この級の文字数の目安を目標にタイピングの練習をしてみると楽しくキーボードのタイピング練習をすることができるでしょう。
タイピングの練習におすすめのキーボード
オウルテック Kailh社製「青軸」
キーボードのタイピング練習をする場合、指をよく使用して練習しますので疲れにくいキーボードを使用して練習するとよいでしょう。
オウルテック Kailh社製「青軸」は通常のキーボードのキーよりも高さがあり、力強く、または深く押し込んでも疲れにくくなっています。
練習をするうえで疲れは大敵ですので、キーボードも疲れにくいものでタイピングの練習をするようにしましょう。
Logicool ロジクール フルサイズ 薄型 ワイヤレスキーボード K270
マウスなどでもおなじみのロジクールのワイヤレスキーボードです。
付属のレシーバーをパソコンに接続するだけでワイヤレスでキーボードを使用することができます。
作業スペースや机のスペースが限られている場合は、このワイヤレスタイプのキーボードを使用すれば気軽にタイピングの練習ができるようになります。
iPad 9.7 キーボードケース
iPadを使用している人であれば、Bluetoothを使用してiPadの文字入力をキーボードでおこなうことができます。
このキーボードケースはテンキーはないものの、主要なキーがありますのでパソコン以外でもキーボードのタイピング練習をすることが可能です。
iPad&iPhone 用 マルチキーボード
iPadだけでなく、iPhoneでも使用できるキーボードがあります。
iPhoneは画面が小さいので指での入力でも十分ですが、長文を打ちたい時はこのキーボードがあれば便利なうえタイピング練習をパソコン以外でもしたい!という方や気軽に練習したいという方にはおすすめできるアイテムです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
キーボードのタイピング練習はキーの配置を覚える、そしてひたすら打って練習することで確実に上達していくことができます。
キーボードを素早く打てなくて悩んでいる人はまずは当記事でご紹介した方法とコツをご覧いただき、挑戦してみてはいかがでしょうか。
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