イヤホンの音漏れはなぜおきる?音漏れを防ぐイヤホンもご紹介!
皆さんは通学や通勤時、電車やバスで音楽を聴きますか?
現代ではスマホが音楽プレーヤーとして使いやすく、音楽を沢山入れている方も多いです。インターネットを使用したダウンロードで音楽をスマホに入れるということがスタンダードになり、近年は音楽の持ち運びがすごく便利になりました。
そうやって使用人口が増えると、マナーの問題というものがどんなものでも発生します。電車やバスではだいたいの方がイヤホンを使用していますが、音漏れをしている方が少なくありません。せっかく自分だけに聴こえるようにイヤホンをしていても、周りに迷惑をかけていては台無しです。
当記事では、イヤホンによる音漏れが気になっている方、または自分自身のイヤホンから音漏れしているかどうかを知りたい方に耳寄りな情報をお届けします。
目次
イヤホンが音漏れする原因
そもそも、イヤホンから音漏れをする原因は何でしょうか。それは大きくわけて2つ理由があります。
1つ目は適正の音量で音を出していないということ。
音量が大きすぎる場合、当然音は漏れます。大音量で聴くことで外界からシャットアウトされ、音楽の世界に陶酔できるという方がいらっしゃるのだと思いますが、実は周りの方にも強制的に音楽の世界を提供してしまっているのです。さらに、耳元で大きく鳴らすことを継続的にしてしまうと、難聴の原因となります。節度を持った音量で音楽を楽しむようにしましょう。
2つ目は、耳の形とイヤホンのサイズが合っていないということ。
耳とイヤホンの隙間から音漏れをしてしまうケースです。これも大音量でなければ気にならないくらいの音漏れではあることが多いですが、イヤホンを最適なものに変更することで解消できるものです。実際、音漏れを防止する為のイヤホンというものも存在します。
イヤホンが音漏れをする原因はこの2つです。音量と隙間。音量に関しては意識して注意することで解消できる為、極端に大きな音で鳴らさないようにしましょう。では隙間を作らない音漏れしにくいイヤホンとはどのようなものでしょうか。次はその部分についてご説明します。
音漏れするイヤホンとしないイヤホンの違い
前述の通り、音漏れするイヤホンというのは耳とイヤホンの間に隙間が大きいもののことです。これは端的に言えば、イヤホンが自分に合っていないということなのであり。イヤホンが悪いということではないのです。イヤホンの構造上、音は耳に向かって一方向に出すように設計されています。それが漏れるということは、音を上手に拾えていないということになります。イヤホンが初期付属品や安物だった場合でも、イヤホンのせいで音漏れをしているということではありません。
現代では、様々な耳の形にあったイヤホンが販売されています。その種類は様々ですが、大きく分けると3種類に分けることができます。音の出し方などはどの種類も同様ですので、あくまで利便性の部分が違うものとなります。
インナーイヤー型、カナル型、フック型がそれぞれあり、すべて長所と短所があります。
イヤホンの音漏れの検証① インナーイヤー型
1つ目はインナーイヤー型。いわゆる従来型で、日本国内で携帯端末を購入すると初期付属していることが多いものです。耳のくぼみにはめこみ音楽を聴くというものですので、基本的には人間の耳の形に合うように設計されています。形を開放型といい、隙間があるものが多いです。隙間があることで、耳に装着してもあまり気にならない、閉塞感がないという良さがあります。しかし、音漏れの観点から見ると、いわゆる音漏れしやすいイヤホンです。
では電車やバス等ではインナーイヤー型は使えないということでしょうか。そんなことはありません。しっかりと耳に合っていればいいのです。
陥りやすい現象として、初期付属のインナーイヤー型を耳に合っていないまま使用するケースがあります。そういったケースではイヤホンの買い替えを検討する方が良いでしょう。
イヤホンの音漏れの検証② カナル型
2つ目はカナル型イヤホン。日本では登場して20年くらいの型であり、補聴器でもよく見るタイプのものです。カナルというのは、外耳道(ear canal)が由来です。
カナル型イヤホンはゴム状の先端部分を耳穴に入れることで、密閉空間を作ります。耳の奥に直接音を届ける為、よりクリアに届きやすくなるのが特徴です。さらに、密閉されている為、音漏れ防止にも効果が大きいです。様々な耳の形に対応できるよう、ゴム部分のサイズは付け替え可能なタイプがほとんどとなっています。(大中小の3タイプ同梱が多い)そもそもがゴム質の先端部分ですので、ある程度は自動的に隙間を埋めてくれます。
メリットが目立つカナル型ですが、デメリットもあります。一つは耳奥までイヤホンが届きますので、音酔いをする場合があります。耳というのは平衡感覚を司る器官でもあり、かなり繊細な部分です。使用する際はあまり大きな音では使用しないようにしましょう。耳奥まで届いている為、インナーイヤー型よりも小さな音で十分聴こえます。
もう1点がインナーイヤー型と違って耳を密閉する為、外部の音が非常に聞こえづらくなります。公道を歩く際に使用すると、近づいてくる車やバイクの音になかなか気付くことができません。イヤホンの音漏れを防止しても、違う形で周囲に迷惑をかけてしまう場合があります。
イヤホンの音漏れの検証③ フック型
最近ではランニングや水泳をする際に使用することを想定したものが多数販売されているフック型イヤホン。正式名称がフック型という呼び方ではありませんが、様々な種類がある為、便宜上当記事ではフック型と表記します。
これは本当に様々な形なのですが、インナーイヤー型とカナル型のメリットデメリットを加味して制作されているものが目立ちます。「耳穴にはめる部分はインナーイヤー、耳にかけるフック付き」という構成のシンプルなイヤホンであっても、音漏れに対して効果はあるでしょう。長くイヤホンをはめるとずれることがある為、ずれにくいというのは音漏れ防止と言えるからです。利便性として、ランニング中に使用するのはたしかに便利です。カナル型は耳奥まで先端部分が入っている為、走ったりすると耳にノイズが入る場合があります。さらに外部の音が遮音されていますから、ランニング等には不向きです。インナーイヤー型にしても走るとずれ落ちてしまいがちですので、ランニング中に音楽を聴くのであればフック型の使用がベストです。
当記事では音漏れという観点でイヤホンの種類を確認していますので、前述の通りずれにくいというのは音漏れ防止に繋がります。しかし、耳元はインナーイヤー型であることが多いので、音漏れを防止したいがカナル型が苦手という方向きと言えるでしょう。
音漏れしにくいイヤホンのおすすめ
イヤホンを販売している様々なメーカーが多種多様なイヤホンを用意しています。当記事では、音漏れを防止する観点でいくつかおすすめ商品をご紹介します。基本的にはカナル型のおすすめとなります。
オーディオテクニカ ATH-CK330M(BK)
オーディオテクニカ ATH-CK330M BL
— m_shutter(オーディオ好き)@サンスイユーザー (@_m_shutter_) 2018年10月15日
初めて買った百均以外のイヤホン。
あの時買ってなかったら多分オーディオやってない。 pic.twitter.com/KpE72eLU8i
非常にコストパフォーマンスが良い一品です。音漏れ防止を意識しつつも、やはり良い音で聴きたいものです。そしてなにより財布の中身は一番大事という方は多いでしょう。そういったわがままに応えてくれる商品がこちらです。国内外から高い評価を得ているオーディオテクニカの商品は、基本的にあまりはずれがありません。
ただし、耳にフィットするということを意識した場合、もっと親切な設計をしている商品はあります。音質や価格、耳に合うかという点のバランスで選ぶとよいでしょう。
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless
ドイツの有名メーカーゼンハイザーのワイヤレスモデルです。価格こそ3万円以上かかりますが、こだわりの逸品をお求めの方を満足させてくれる仕様のものです。
カナル型で音漏れ防止はもちろんのこと、Bluetoothを使用する為、コードでイヤホンがずれるといった心配がありません。なによりも音がクリアで臨場感があります。ボーカルの息遣いが耳元で聞こえてくるので、そこには感動が生まれます。低音、高音ともにしっかりと出ていますし、全音域が丁寧に出力されています。すべてが漫勉なく出るイヤホンの場合、聞き苦しいものもありますが、この商品はそういった欠点も目立ちません。
数万円かけてでもこだわりの逸品を使いたいという方には自信を持っておすすめできる商品です。
DENON AH-C620R(BK)
iPhoneコントロール付きのカナル型イヤホン。音漏れがしないという点でも評判の良い一品。価格帯も1万円を超えず、ちょっとこだわりたいという方向けです。
DENONという音響メーカーはコンポではヨーロピアンサウンドという、クリアな音質を志向するメーカーですので、カナル型で澄んだ音を聴くことができるというのは非常に良いのではないでしょうか。音がクリアであればあるほど、音量も小さめにしやすいことでしょう。
Etymotic Research ER4SR
最後にご紹介するのはサウンドハウスが輸入販売している海外メーカー、Etymotic Researchのカナル型イヤホン。カナル型の中でも特に耳奥に入れるタイプで、音漏れはそうそう起こらないものです。価格はゼンハイザー同様、それなりにかかります。
からっとした綺麗な高音に特徴あります。ハイレゾ対応のイヤホンが多くなる中、独自路線を進むメーカーと言えるでしょう。低音好きな方には合わないかもしれませんが、かなりの音楽好きを虜にしている逸品です。
今回ご紹介していない商品でも、おすすめなものはたくさんあります。小さな音で聴いても聴き取りやすいという点で、購入する際はアルミ製のイヤホンを検討されるのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
イヤホンと言っても非常に様々な種類のものがありますので、店頭で視聴できるところがあれば試してみることをおすすめします。実際に自分の耳につけることによって、合うか合わないかがわかる点は大きなプラスポイントです。音漏れを防止するイヤホンといのは、なによりも自分の耳の形にあったイヤホンということです。音の良さをチェックするだけでなく、そういった観点でもイヤホンを選んでみると良いでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。素敵な音楽ライフをお楽しみください。
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