ノイズキャンセリングイヤホンの厳選おすすめ10選【決定版】

竹澤承太郎
公開: 2018-12-27
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ノイズキャンセリングイヤホンの特徴

搭載されたマイクでノイズを検知し、打ち消すことができる

ノイズキャンセリングイヤホンは、周囲の音が入らないように密閉型イヤホンが一般的です。遮音性が高いために、音楽観賞をしていない時には何も聴こえない状態になると思われがちです。しかし、実際には周囲の環境音が体内を通して聴こえてしまうので、本当に無音という状態にはなりません。

そこで、ノイズキャンセリングイヤホンは、遮音性だけでなく音を打ち消す手法も採用しています。一般的なイヤホンとは異なり、音楽に集中したい時には周囲の環境音が邪魔になるので、ノイズキャンセリングイヤホンの使用がおすすめ出来るわけです。

音は音波と名前が付いているように、波の性質を持つので同じ音を使って打ち消す方法があります。ノイズキャンセリングイヤホンに集音マイクが付いていることは、どのような音を作り出せば良いのか調べるためです。集音マイクの性能次第で、ノイズをどこまで減らせるのかが決まるり、マイク性能を比較する必要があります。

様々なノイズ環境をサンプリングによって克服できる

ノイズキャンセリングイヤホンに付いている集音マイクは、周囲の環境音を取り込んでノイズを含んだ環境音をサンプリングします。音波は同振幅かつ逆位相の音波を重ねるとプラスマイナスゼロになる性質があるので、デジタルシグナルプロセッサにより逆位相の音を作り出して出力すればノイズを消せるわけです。ノイズキャンセリングイヤホンは、集音マイクで集めた音声を分析してノイズを割り出し、イヤホン内のノイズと逆位相の音波形を作り出してリアルタイム出力します。

処理速度と解像度が高いイヤホンほど、ノイズキャンセリング機能が優れているおすすめの製品となるわけです。マイク性能をある程度高める必要があり、デジタルシグナルプロセッサの性能をどのくらいにすれば良いのかという点が、ノイズキャンセリングイヤホンの性能に直結しています。ノイズと判断する基準として、どの音声を認識すれば良いのかメーカーごとに独自の研究開発を行っています。

ノイズキャンセルの方法も実は機種によって様々

ノイズキャンセリングイヤホンに採用されている方式は、3つのタイプに分類されています。集音マイクをイヤホンの外側に配置するフィードフォワード方式・イヤホン本体内に集音マイクを設置するフィードバック方式・イヤホンの内側と外側両方に配置するハイブリッド方式です。

ノイズキャンセリングイヤホン性能は、ドライバーユニットの近くに配置するフィードバック方式の方が優れていますが、外音取り込み機能はフィードフォワード方式でなければ使用できません。高級機に採用されているハイブリッド方式ならば、2種類の集音マイクにより高度なノイズキャンセリング機能を提供できる点がおすすめです。

ノイズと判断する基準と動作モードは、複数設定出来るタイプほど環境に合う適切なノイズキャンセリングを行えます。イヤホンの使用環境に合わせて、ノイズコントロールを自分で細かく設定出来れば、音量を上げずに音楽鑑賞のみに集中出来るようになります。

遮音性の高いものは実は室内向け

遮音性が高いノイズキャンセリングイヤホンは、ノイズと判定された音を逆位相の音波により消去してしまうので、時にはクラクション音も除去してしまいがちです。交通事故を防ぐためにも、安全性確保のために外音取り込み機能が付いている機種がおすすめです。

フィードバック方式のみを採用しているノイズキャンセリングイヤホンは、外音取り込み機能を持たないか不十分になりやすいので、室内専用イヤホンとして使う必要があります。外出時にもノイズを気にせずに音楽鑑賞を楽しみたいならば、集音マイクがハウジング外側に付いたフィードフォワード方式またはハイブリッド方式のノイズキャンセリングイヤホンを購入すると良いです。

電車内・路上を歩いている時・空港近くの騒音・工場内の騒音など複数の騒音に対して、同一のセッティングでは限界があります。イヤホンのノイズキャンセリング設定は、プリセット数が多くカスタム設定しやすいタイプが理想です。

集音マイクの質によって音質の良し悪しが決まる

ノイズキャンセリングイヤホン共通の特徴として、イヤホンでありながら必ず集音マイクが内蔵されている点を上げられます。集音マイク数が多いほど正確に環境音を集めることが出来るので、消音のために逆位相音波を作り出す際のリアルタイムサンプリングが可能です。

使いやすいノイズキャンセリングイヤホンは、音波の逆位相や音波合成による消音効果について詳しくなくても、ノイズパターン別に複数のプリセット設定が用意されていれば、実際に試すことで気軽に利用できます。

ノイズキャンセリングイヤホンには、3種類以上のプリセット設定が用意されているイヤホンがおすすめです。なぜなら、環境音の中からノイズと必要な音の区別を行う基準は、使用状況により随時変わるので、電車内ならば車掌のアナウンス音のみ聞き取りたいという希望も設定次第で叶えられるからです。プリセット設定を基にして、生活圏内のカスタム設定を詰めて行けば満足出来ます。

ノイズキャンセリングイヤホンのおすすめ

キングジム デジタル耳せん MM1000

ノイズキャンセリングイヤホンの画像

ノイズキャンセリングイヤホンは、環境音の中からノイズを判定して同振幅かつ逆位相の音波を作成して合成することで、ノイズのみを消すことが出来るイヤホンです。ノイズキャンセリング機能を持つイヤホンは、音楽再生を快適に行うために搭載されている機能ですが、ノイズキャンセリング機能を究極まで突き詰めたイヤホンとしてキングジム製デジタル耳せんをおすすめ出来ます。なぜなら、周囲の音はそのまま聞き取り出来るので、第三者との会話を普通に行うことが出来るからです。

電車やバスに乗車している際に気になる騒音は、主に300Hz以下の騒音が中心となります。集音マイクにより集めた300Hz以下の音に対する逆位相波形を作り出して重ね合わせることにより、人の声は聴こえてノイズだけを除去することに成功しているわけです。

ノイズキャンセリングイヤホンとして究極の形が、デジタルシグナルプロセッサによるアクティブノイズキャンセリング機能を持つデジタル耳せんとなります。勉強や作業に集中したい時には、ノイズキャンセリングイヤホンを耳せんとして使用出来るほど高性能だと分かります。音は存在するけれども耳元で音波合成により打ち消すという仕組みです。

SONY WI-1000X

ノイズキャンセリングイヤホンの画像

SONY製 WI-1000Xは、ドライバーユニットとノイズキャンセリング機能において各々2種類の技術をハイブリッド適用させたワイヤレスイヤホンです。9mmダイナミックドライバーとバランスド・アーマチュアドライバを採用し、ハイレゾ音源再生可能な3Hz~40kHzの高性能モデルに仕上がっています。

イヤホンの内側にフィードバックマイク、外側にフィードフォワードマイクを配置して中と外の両側から集めた環境音からノイズを判定して逆位相音波を作り出しノイズキャンセリングを行う仕組みです。全ての環境音からノイズかどうかを判定する設定は専門知識が無ければ難しいので、3つのノイズキャンセリングモードから自動的に適用されるフルオートAIノイズキャンセリング機能を搭載しています。

普段はノイズキャンセリング機能を活かして、聴きたい音楽だけに集中することが出来ますが、電車内や空港などアナウンス音を聞きたいと考える時には、外音取り込み機能がおすすめです。フィードフォワード機能のために設置されている集音マイクを利用して、ノイズキャンセリングを行いつつ周囲の音をイヤホン内に取り込み聞きたい音声をワンタッチで聞ける機能が付いています。

AKG N20 NC

高性能なノイズキャンセリング機能を備えたイヤホンは、デジタルシグナルプロセッサへの電源供給が必要になります。AKG N20NCは、リチウムイオンバッテリーを内蔵しているので、最大20時間の連続動作が可能です。φ3.5mmピンプラグを採用している有線接続でありながら、充電式バッテリーを内蔵している点を不思議に感じる人もいるはずです。

実際にノイズキャンセリング機能を使わなければ、一般的なカナルイヤホンとして使うことが出来ます。ノイズキャンセリング機能として、フィードフォワード方式とフィードバック方式の両方を使用するために、別途電源供給が必要となるわけです。集音マイクをイヤホン外部とドライバーユニット付近に設置することにより、外と中から周囲の音を集音可能になります。

ノイズと逆位相の音波を作り出して加えることにより、いつもと変わらない音量でクリアな音質を実現出来る点がおすすめ出来ます。デジタルシグナルプロセッサによりリアルタイムに逆位相音波を生成しているからこそ、アングルドイヤーピースにより鼓膜からイヤーピースまでの空間を密閉化出来ます。ノイズキャンセリングが必要な時だけ機能をオンにして使えるわけです。

Bose QuietControl 30 wireless headphones

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QuietControl 30 wireless headphonesは、電車内や繁華街といった騒音が多い場所であっても、周囲の騒音が耳に届く内容と音量をコントロール出来るノイズキャンセリング機能を持つワイヤレスイヤホンです。音楽鑑賞時に周囲の環境音が入り込みすぎると、音量を上げて強引に音楽を聴かなければなりません。

イヤホンの内外に異なる2つの集音マイクを設置し、積極的に環境音を集音してノイズを探し出すアクティブノイズキャンセリングを採用しています。イヤホン内に取り入れたい音を選別したいと考えている人におすすめのモデルです。

ノイズキャンセリングイヤホンならば、全ての音を判別して一律でノイズと判断された音を逆位相波により打ち消すと思われがちです。しかし、QuietControl 30wireless headphonesでは、状況に合わせて鼓膜に届く音をコントロールすることを目的としているので、どのノイズ音をどのくらい抑えるのかといった点を自分で管理出来るメリットがあります。

ワイヤレスイヤホンならではのケーブルから開放された環境は、Bluetooth接続により実現しており、ネックバンドタイプだからこそ大容量バッテリーにより最大10時間の連続再生が可能です。

TaoTronics ANC有線イヤホン TT-EP003

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TaoTronics製TT-EP003は、有線接続タイプのアクティブノイズキャンセリングを採用したイヤホンです。周囲の音を常に集音マイクにより集めて、デジタルシグナルプロセッサによりリアルタイムに逆位相の音波を作り出してドライバーユニットから音波を出して消音します。

遮音性を高めたカナルイヤホンによりパッシブタイプだけでなく、積極的に周囲の環境音を集めてノイズを探し出して25dBまで消音すれば、環境音が気にならなくなります。音楽鑑賞を常に集中して行いたい人におすすめのイヤホンです。コントロールボックス部分には、モニタリングボタンが配置されており、駅や空港内でのアナウンス音を聞きたい時に押せば周囲の環境音から人の声をすぐに聞き取ることが出来ます。

ワンタッチでモニタリングモードへ切り替えることが出来るので、音楽鑑賞を止めずに必要な情報をすぐに聞き取ることが可能です。イヤーピースに付属するイヤーチップにより、耳穴のフィット感を高めていて、動き回ってもイヤホンが外れにくい構造となっています。ノイズキャンセリング機能は、通話用のマイク部分にも搭載されているので、突然の電話であっても音楽鑑賞を続けたまま会話可能です。

Srhythm ノイズキャンセリング イヤホン

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Srhythm ノイズキャンセリング イヤホンは、ジョギングやワークアウト中に使用可能なスポーツタイプのワイヤレスイヤホンです。周囲の環境音を集音マイクにより集めてリアルタイム分析し、騒音に相当する音に対して逆位相波を作り出してドライバーユニットから出力することにより音を打ち消すアクティブノイズキャンセリングを採用しています。

アクティブノイズキャンセリングにより、18dB~23dBにまでノイズを減らすことが出来れば、音量を上げなくても好きな音楽鑑賞を続けることが出来ます。コントローラー部分には、リモコン機能が搭載されているので、最後の追い込みをワークアウト中に行いたい時にアップテンポな曲をかけて集中可能です。スポーツタイプならではのIPX4相当の防水性能を有しているので、突然雨が降り出しても故障する心配がありません。

Bluetooth v4.2を搭載しているので、省エネ化により1回の充電で15時間音楽再生が可能となっており、1日中ワイヤレスイヤホンを使いたい人におすすめ出来るイヤホンです。アーチ型耳掛けフックを採用しているので、外耳内側へ引っ掛ける形で装着すれば、ジョギングを行ってもそう簡単には外れない安心感があります。

SONY MDR-NWBT20N

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SONY MDR-NWBT20Nは、デジタルシグナルプロセッサを搭載したデジタルノイズキャンセリング機能を持つワイヤレスイヤホンです。Bluetooth v3.0に対応していて、ノイズキャンセリング機能をオンにした際の連続再生時間は8時間となっています。NFC対応のSONY製ウォークマンならば、Bluetooth接続時のペアリングをワンタッチにて行える利便性の良さがおすすめ出来ます。集音マイクにより環境ノイズを集めても、内部の処理がアナログのままではノイズキャンセリング性能に限界があります。そこで、デジタルノイズキャンセリング技術により、騒音を予め符号化して逆位相波を信号として捉えることに成功したわけです。最大98%ものノイズキャンセリングを行えるので、イヤホン内のドライバーユニットを通して聞こえる音声には環境ノイズがほとんど含まれません。結果的に室内で音楽鑑賞を行っている時と同じ音量で聴こえるので、耳に優しいイヤホンです。また、ノイズキャンセリングモードを環境音に合わせて自動的に切り替えてくれるAIノイズキャンセリング機能にも対応しています。集音マイクにより集められた音声を元に適切なノイズキャンセリングモードへ変わります。

SONY WF-SP700N

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SONY WF-SP700Nは、完全左右独立型を採用したBluetooth v4.1対応のワイヤレスイヤホンです。密閉型ダイナミックドライバーを採用し、IPX4に対応した防水性能を持っているので、ジョギング時に突然雨が降り出しても音楽プレーヤー自体が防水仕様ならば慌てる心配がありません。スポーツタイプだからこそ、汗を沢山かいても安心して使えるワイヤレスイヤホンとしておすすめモデルです。

イヤホンピースを装着すると、周囲の環境音を遮断する防音性があります。また、デジタルノイズキャンセリング機能に対応しているので、電車内の走行音や航空機のエンジンノイズといった不快な音を逆位相波を生成して加えることにより消音する仕組みです。また、外音取り込み機能を搭載しているので、車掌アナウンスや空港内での搭乗案内を聞き逃さないように、ボタン1つでペアリング切り替えが出来るようになっているわけです。

ノイズキャンセリングを行う度合いだけでなく、外音取り込み機能として話し声のみ聴こえるように設定するか、全部の音を取り込むか切り替え出来ます。完全左右独立型だからこそ、耳穴からイヤホンが外れないようにアークサポーターの形状に工夫を凝らしています。

Linner bluetooth イヤホン ネックバンド

ノイズキャンセリングイヤホンの画像

Linner bluetooth イヤホン ネックバンドは、Bluetooth v4.1を採用したネックバンドタイプのワイヤレスイヤホンです。アウトドアやスポーツ時に装着しても、突然の雨や水しぶきを浴びた時に故障の心配をしなくて済むIPX4に対応した防水性能を誇ります。1回の充電を行うだけで最大13時間の連続再生と400時間の待ち受け時間に対応しているので、1日使い倒してもバッテリー切れの心配は少ない点がおすすめです。

アクティブノイズキャンセリング技術に対応していて、オンにした状態ならば常時28dBまで周囲の環境音を打ち消す逆位相波をリアルタイムに作り出せるイヤホンです。約90%のノイズを除去出来るからこそ、電車やバス移動時にも装着して音楽鑑賞時の音量を大きくしなくてもよく聴こえるようになります。

Bluetooth接続を行っていない時には、アクティブノイズキャンセリングをオンにして装着することにより、耳栓としても使用可能なイヤホンです。ドライバーユニットは10mmサイズを使用し、ハイレゾ音源に対応しているからこそワイヤレスイヤホンでありながら音質に拘りたい人におすすめ出来ます。ノイズキャンセリング技術を活かしたワイヤレスイヤホンとして手軽です。

Pioneer RAYZ Plus Lightning-Powered SE-LTC5R

ノイズキャンセリングイヤホンの画像

Pioneer SE-LTC5Rは、Lightningケーブル接続に対応したノイズキャンセリングイヤホンです。電源供給がLightningケーブル経由で行われるので、電源供給不要でそのまま使える点がおすすめ出来ます。イヤホン内部に搭載した集音マイクにより集められた環境音は、周囲の音に合わせてノイズキャンセリングを行います。

アクティブノイズキャンセリング技術を使っているので、リアルタイムで騒音を打ち消す逆位相波を作り出してイヤホン内部から出力する仕組みです。飛行機内でも有線接続だからこそ使用可能になっているので、周囲の環境音によりフライト中に寝付けないといった人には耳栓代わりとして使えます。

また、イヤホン自体を外さずに周囲の音を取り込めるHearThruモードも搭載しているので、コントローラー部分からワンタッチで外音を取り込めるわけです。専用アプリケーションを使用すると、基本設定だけでなく5バンドEQ設定やスマートボタンへの機能割り当ても出来ます。iPhoneユーザーにとって嬉しいLightning端子へイヤホンを接続しながら、iPhone本体へ充電可能なLightning接続充電ポートを搭載しているので、長時間の使用も可能です。


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