ノートパソコンのキーボード不具合が解消しなければ外付けもアリ

Tanaka
公開: 2018-11-26

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ノートパソコンのキーボードが打てない・入力できない・反応しない!

キーボードが反応しなくなったり、打てなくなってしまった場合、何が原因なのでしょうか。
考えられる原因と解決策を探っていきましょう。

テンキーだけが反応しない場合

ノートパソコンの中にも文字入力のためのキーボードの右側に数字だけのキーボード=テンキーがついているものがあります。
このテンキーだけが反応しない場合は、Num Lockがかかってしまっていることがほとんどです。
Num LockもしくはNmLkと書かれたキーを押してみましょう。このキーの近くにあるランプが点灯すれば、テンキーの入力が可能です。

アルファベットがすべて大文字になってしまう

英数字を入力する際、アルファベットがすべて大文字で表示されてしまう場合は、Caps Lockがかかっていることがほとんどです。
Caps Lockを解除するには、Shiftキーを押しながらCaps Lockキーを押します。
Caps Lockキーは、キーボードの左端にあります。

ひらがなまたは英数字のどちらかしか打てない

通常はタスクバーに「あ」や「A」が表示されていれば、この部分をクリックすることで日本語と英語の切り替えが可能なのですが、この文字が表示されていない場合などは、そもそも入力言語が日本語ではなく別の言語になっていることが考えられます。
その場合は、言語バーに表示されている「EN」などの文字をクリックし、「JP」を選択しますが、JPが表示されないときは日本語IMEを設定する必要があります。
コントロールパネルでキーボードまたは入力方法の変更を選択します。
キーボードと言語タブを選択して表示されるキーボードの変更をクリックします。
全般タブ→既定の言語で「日本語(日本)-Microsoft Office IME 2010」を選択します。
2度OKをクリックして完了です。

キーボードの配列と違う文字が入力されてしまう

キーボードに書かれた文字を入力したいのに、キーを打つと別の文字が出てくるというケースがあります。
これは、キーボードのドライバーが日本語になっていないということによるものである可能性が高いです。
これを解消するには、コントロールパネルでシステムとセキュリティに進み、デバイスマネージャーを選択します。(管理アカウントで実行する必要があります。)
デバイスマネージャーでキーボードをダブルクリックし、さらに表示されたキーボードをダブルクリックします。
ボックスが表示されたら、ドライバータブをクリックし、ドライバーの更新をクリックします。
ここで、「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」をクリックし、下部に表示される「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します」をクリックします。
モデル欄にキーボードのドライバーが表示されるので、標準設定のものを選び「次へ」をクリックします。
このとき、ドライバーの更新警告メッセージが表示されることがありますが、「はい」を選択して進みます。
2度「閉じる」をクリックすると再起動を促すメッセージが表示されるので、再起動すれば完了です。

キーボードの全キーが反応しない

使っているソフトやアプリだけで問題が発生する場合があるため、一度別のアプリで同じ問題が発生するのかどうか確認する必要があります。
どのアプリでもダメな場合は、入力システムを変更してみましょう。
Microsoft Office IME 2010の場合は、Microsoft IMEに、またはその逆に変更します。
言語バーを右クリックし、設定を選択します。
そこにどちらかのシステムのみ表示されている場合は、右にある「追加」ボタンを押します。
一覧からもう一方のシステムを選択し、「OK」ボタンをクリックします。
画面が戻り、両方のシステムが表示されるので、先ほどとは違うシステムを選択します。
「OK」をクリックして再起動すれば完了です。
これでも解消されない場合は、キーボードドライバーの再インストールを試しましょう。

ノートパソコンのキーボードって掃除してますか?

キーボードが反応しない原因として、キーボードの間にごみやほこりが入り込んでいるということも考えられなくはありません。
しかし、ノートパソコンの場合は特にパンタグラフ方式と呼ばれる方法でキーがついているため、自分でキーを取り外してしまうと破損して戻せなくなるということも多いです。自分で分解するのはやめておきましょう。
分解せずにエアダスター、綿棒、無水エタノールなどを使用してもかなりきれいになります。

ノートパソコンのキーボードを修理に出すには

ノートパソコンのキーボードの故障の場合、本体を送る必要が出てきます。
使用しているノートパソコンのメーカーで修理をお願いするのが確実ですが、修理専門業者も数多く存在し、修理費用も少なく済む場合があります。
いずれにしても、キーボード故障の理由が飲み物をこぼしてしまったというような場合は、電源を落としてすぐに水分を外に出し、乾かしましょう。
時間がたつと腐食が進んでしまうため、すぐに修理に出す方が本体を温存できる可能性が高くなります。
この場合、キーボード全体を交換するだけで使用できるようになることが多いため、試しに見積もりを取るなどしてみることをおすすめします。
各主要メーカーの修理概算料金表は以下になります。参考にしてください。

ノートパソコンのキーボードは外付けも使用できる

修理に出しても高額な費用をとられる場合や、古い機種なのでそのまま何とか使えればという場合は、外付けのUSBやBluetoothキーボードもおすすめです。デスクトップ用のもので問題ありません。
付属のキーボードが一部機能しているようなケースでは、外付けを使う時に付属のキーが入力されてしまうということもあるため、できれば付属のキーボード機能を無効にしたいところですが、簡単に無効化できる機種は限られてきます。
ノートパソコンに外付けキーボードを取り付けると、どうしてもディスプレイから距離ができてしまいますので、多少工夫が必要になりますが、それでも不便なキーボードを使うよりもましでしょう。

ノートパソコンのキーボード故障を防ぐカバーなど

ノートパソコンのキーボードが故障する理由の一つとしてあげられるのが、ごみやほこりがたまったり、飲み物をこぼしたりということになるので、あらかじめキーボードカバーを使うというのも防ぐ方法です。

エレコム キーボードカバー

ノートパソコンの場合、どうしても機種によってサイズや配列が違うので、ぴったり合うものを見つけることができないという声が聞かれますが、このカバーはどんなサイズでも対応し、粘着テープなどを必要としない便利グッズです。
キーボード部分だけでなく全体を覆うように使用できるので、液体をこぼして内部に入り込む心配もありません。

まとめ

ノートパソコンのキーボードは、本体と一体化しているため、不具合を生じると修理も面倒です。
最終手段としては、外付けのキーボードを使用するのも一つの方法ですが、そうなると持ち運びしやすいというノートパソコン最大のメリットが生かされなくなってしまうのは残念です。
日頃から掃除などメンテナンスを行い、長く使えるような工夫をしたいものです。

パソコン教室講師/WEBライター
Tanaka
小学校教員、オンラインショップ経営を経て現在はWEBライターをしながらパソコン教室の講師もしています。パソコン教室ではワード、エクセルなどはもちろんのこと、ホームページやネットショップ構築について等からスマホ、タブレットの困りごとまで幅広く教えています。趣味は子供やペットの写真・動画撮影です。

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