フルワイヤレスイヤホンおすすめ4選 高音質を重視する方に
フルワイヤレスイヤホンとは、bluetooth接続を行う無線式のワイヤレスイヤホンのうち、左右のイヤホンを繋ぐネックバンドケーブルすらも無い耳栓型のタイプを指します。左右のイヤホン筐体自体にバッテリーを内蔵し、スマートフォンやオーディオ機器と接続を行うので、ケーブル自体を完全に失くした製品です。
各メーカーにより完全ワイヤレスイヤホン・左右分離型・左右独立型・トゥルーワイヤレスといった様々な呼び方をしています。イメージしづらい場合には、Apple社製のAirPodsをイメージすると分かりやすいです。左右の筐体を結ぶコードすら廃止していることから、使わない時には専用ケースに入れて持ち歩く方法が各メーカーにより採用されています。
フルワイヤレスイヤホンとは? メリットも解説
フルワイヤレスイヤホンのメリットは、主に3点あります。
タッチノイズが無い
スマートフォンとの接続がワイヤレスであっても、ヘッドバンドケーブルがスポーツやジムでトレーニング中に衣服に触れると、ガサガサとした特有のタッチノイズが聞こえてしまいます。キツめのワークアウト中にタッチノイズが聞こえてしまうと、モチベーションが下がる原因となるので気になる人ほどフルワイヤレスイヤホンがおすすめです。ケーブル長を極限まで短くするという工夫もありますが、そこまでしてケーブル接続に拘る必要は無く、フルワイヤレスイヤホンへ変えてしまえば一瞬で解決します。
スポーツ中にコードが邪魔にならない
スポーツ中には汗をかくのである程度コード巻取り機能が付いていても一度気になりだすと集中出来ません。また、ジムトレーニング中にはトレーニングマシンへコードが巻き込まれないか心配になり、頭部を振るトレーニングほどコードの存在が頭から離れなくなります。筋トレ経験者ならば分かるように、筋トレ中は鍛える筋肉を意識しなければならないので、フルワイヤレスイヤホンならばトレーニングへ集中出来るわけです。
断線しない
フルワイヤレスイヤホンにはケーブル自体が存在しないので、耳栓をしている感覚でスポーツやトレーニングへ取り組めます。左右の筐体を繋ぐネックバンドコードがあると、激しいスポーツをしているほど断線リスクが存在するので、着脱式でなければ修理が必要になります。フルワイヤレスイヤホンならば、いつ断線してしまうのかという不安が無いために、スポーツやトレーニングに集中可能です。
フルワイヤレスイヤホンのデメリット
フルワイヤレスイヤホンを使う上で感じてしまうデメリットは、予め知っておくことで仕様だと割り切って使うことが出来ます。次の3点がデメリットとなるかじっくり考えた上で問題なければフルワイヤレスイヤホン導入はおすすめ出来ます。
バッテリー残量を気にしなければならない
左右の筐体をネックバンドにより繋ぐタイプならば、バッテリーパックを別途大きめに用意出来るので連続再生時間が8時間以上となります。フルワイヤレスイヤホンでは、左右のイヤホン筐体が大きくなりすぎないように小型軽量化が必要となるので、3時間~5時間程度しかバッテリーは保ちません。スマートフォン本体側でバッテリー残量を表示できるモデルならば、充電タイミングを考慮しながら使えます。
ワイヤレスならではの音飛びと音質に納得出来るか
ワイヤレス接続に共通する問題として、音飛びが発生するリスクはあります。中でもフルワイヤレスイヤホンは、左右のイヤホン筐体すら完全に独立しているので、遅延が発生すると左右から聞こえてくる音楽にズレが発生します。音質についてはBluetooth標準のSBC方式よりも更に高音質なAACやapt-Xコーデックに対応している製品が増えているので、最新技術を使ったモデルほど音飛びと音質の問題は気にならなくなっています。
紛失するリスクがある
フルワイヤレスイヤホンは、左右の筐体が完全に独立しているので、通話時には主イヤホンのみを使用する片耳モードが搭載されています。使用していない側の副イヤホンをポケットやカバンに入れておくと、紛失リスクがあるわけです。紛失リスクに対しては、各メーカーにより充電可能な専用ケースをセットで用意することにより、常に未使用時は充電する習慣をつけてもらうことで紛失リスクに対応しています。また、一部メーカーでは、専用アプリにより紛失時にフルワイヤレスイヤホンの場所をGPS機能を使って検索できるサービスがあります。
フルワイヤレスイヤホンの選び方
初めて購入するなら1~2万円は出したい
フルワイヤレスイヤホンには、3,000円台からの激安品から5万円以上の超高級品まで様々な価格帯の製品が多くのメーカーから登場しています。初めてフルワイヤレスイヤホンを購入するなら、1万円~2万円代半ばまでのミッドレンジ品がおすすめです。
なぜなら、低価格品ほど接続性と音質に問題がある製品が多く、実用的で長く使える製品を選ぼうとすると、ある程度メジャーなメーカーから登場している主力製品が中心となるからです。フルワイヤレスイヤホンに必要な機能を一通り満たした製品を選ぶ際には、価格性能比が良いミッドレンジ品から自分の好みに合わせて選択すれば不満が出にくくなります。価格重視で激安品をいくつも購入し直すことだけは避ける必要があります。
コーデックによって音質が大きく変わる
フルワイヤレスイヤホンの大半は、Bluetooth規格が採用されているので、Bluetooth標準の圧縮コーデックSBCならば基本的に対応しています。しかし、更に上の音質を実現しているコーデックとして、AAC・apt-Xが登場しているので、音質重視ならばApple製品向けのAACまたはAndroid向けのapt-Xに対応しているフルワイヤレスイヤホンがおすすめです。
また、apt-Xよりも上の音質を求めるならば上位規格としてapt-X HDがAndroid機種向けに登場しています。一部メーカーからはハイレゾ音源に対応したLDACに対応しているコーデックも登場しており、主にXperiaシリーズを所有していれば使用可能です。従来はフルワイヤレスイヤホンであることが注目されていましたが、音質にこだわったモデルが多数登場しています。
BluetoothのバージョンはV5.0が理想
フルワイヤレスイヤホンで採用されているBluetooth規格には、V4.0からV5.0まで複数の通信規格があります。最もおすすめな通信規格はv5.0ですが、音楽再生という観点からはv4.2以上でデータ転送速度アップが行われて高ビットレート音声の転送が可能になっています。
V5.0では従来よりも通信範囲が4倍かつ通信速度が2倍となっているので、高ビットレート再生をしても音声が途切れにくくなるわけです。また、Apple製品についてはW1チップ搭載している製品ならば、Class1という一般的なBluetooth機器の10mという通信範囲を超える100mの伝送距離を実現しているので、途切れにくいという点で優れていておすすめです。フルワイヤレスイヤホンでは、通信速度と安定性で選ぶと良いです。
バッテリー容量が多いものは重い
イヤホンの左右筐体が完全分離型となっているフルワイヤレスイヤホンでは、左右それぞれに充電式バッテリーを内蔵しています。省エネ化を進めても、ネックバンド部分に大容量バッテリーを配置出来る一体型モデルほどの再生可能時間確保は重さに関わるので現実的ではありません。
そこで、単体使用時のバッテリー駆動時間が3時間~5時間程度に入っていて、収納ケースに補助バッテリーが内蔵されていて絶えず充電可能な製品を選ぶとおすすめです。フルワイヤレスイヤホン単体の再生可能時間と、専用ケースに内蔵された補助バッテリーで何回分充電可能なのかという点を比較すれば、1日フル活用しても帰宅時までバッテリーが保つかを判断出来るわけです。
突然の雨やスポーツ時の汗対策に防水タイプもおすすめ
外に持ち歩くことが多いフルワイヤレスイヤホンは、突然の雨やスポーツ時の汗により防水性能がある程度求められます。防水性能は、IPXによる規格で定められているので、どこまでの防水性能を求めているのか事前に決めておくことがおすすめです。
なぜなら、IPX4では飛沫防水程度に対してIPX5では水を直接放水しても弱ければ耐えられる程度の防水性能となっているからです。IPX6ならば勢いよく水をあらゆる方向から掛けても防水性能を維持し、IPX7になると1mの水に鎮めても問題ないほど耐水性があります。雨天時にワークアウトを実施するならIPX5程度は欲しいですが、水泳時に使用するならIPX7程度は最低でも必要になるわけです。フルワイヤレスイヤホンは、必要な防水性能を選んで決めると良いです。
〈編集部PICK UP!〉フルワイヤレスイヤホンのおすすめ【高音質重視】
数あるフルワイヤレスイヤホンの中から、編集部おすすめの人気商品を紹介します。
Bose Ultra Open Earbuds
Bose Ultra Open Earbudsは、丸みを帯びた独特のフォルムが特徴のオープンイヤー型フルワイヤレスイヤホンです。防水規格IPX4にしており、汗や水しぶきを気にせず使用することができます。
一度の充電で連続再生7.5時間 (イマーシブオーディオ設定がオンの場合は最長4.5時間)を誇ります。耳の後ろにバレル部分がひっかかるように装着するのがポイント。耳を完全にふさがずに豊かなサウンドを感じ取ることができます。
Soundcore Liberty 4
Soundcore Liberty 4は、Anker独⾃技術「A.C.A.A3.0」を搭載した高音質なフルワイヤレスイヤホンです。IPX4基準の防水性能を持っていて、台所やアウトドアなど、水濡れが気になる場面でも使えます。
高音質コーデックLDACに対応しており、原音に忠実な音を再現できる、とメーカーは説明しています。心拍計測機能を搭載しており、ワークアウトもしっかりとサポート。ノイズリダクション機能で周囲の雑音を抑制する一方で、アナウンスなどを聞き取りたい場面では外音取り込みモードに切り替えればOK。ワイヤレス充電にも対応しています。
Jabra Elite 10
Jabra Elite 10は、Dolby社が開発した立体音響技術「Dolby Atmos」を体験できるよう開発されたイヤホンです。迫力と臨場感のあるサウンドが楽しめます。独自の楕円形イヤージェルは、62,000の耳の形状を研究して開発されたもので、どんな形状でもしっかりフィットして快適な付け心地です。
本体のみで最長約6時間の連続再生が可能。内蔵された6つのマイクがノイズ音を識別し、騒がしい場面では骨伝導音を自動的に集音。クリアな音声でオンライン会議や屋外での通話をすることができます。
Apple AirPods
Apple AirPodsは、iPhone7以降で廃止されたφ3.5mm音声端子の代わりにBluetoothによるフルワイヤレスイヤホンが普及するキッカケを作ったモデルです。現行の第3世代は1回の充電で最大6時間の再生が可能。付属のケースを併用すると30時間以上の再生が可能です。
アダプティブイコライゼーションで耳の形に合わせて自動的に音楽をコントロール。音楽鑑賞と通話の両方に対応したイヤホンが欲しい人におすすめです。
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