pcスピーカーおすすめ10選!お手軽モデルから高音質モデルまで
目次
小型の高音質モデルから、5.1chサラウンドシステムまで幅広いpcスピーカーをどう選ぶ?
オーディオは奥深く、突き詰めるとキリがない趣味と言われます。pcスピーカーもそれに近く、安価で手軽なものからハイエンドのオーディオシステムに迫るものまで千差万別です。
ここでは、pcスピーカー選びの基本的なポイントと、入門者レベルからちょっとこだわりたい人向けのスピーカーを紹介していきます。
これだけは知っておきたい、pcスピーカー選び5つのポイント
pcスピーカーを初めて導入する人の中にはオーディオにあまり明るくない方もいらっしゃるでしょう。この節では、難しい理屈はなるべく抜きにして、最低限知っておくべき5つのポイントを紹介します。
スピーカーのタイプを決める
まずは、pcスピーカーをどのような用途に使用するかを具体的に考えてみましょう。
お気に入りの音楽コレクションをpcで管理している方は、少しでもいい音で聞きたいと思うでしょう。その場合は、一般的な2ch(ステレオ)スピーカーか、低音を補強した2.1chスピーカーがおすすめです。0.1chというのは、低音再生用スピーカーのことです。低音は中音以上に比べて指向性が曖昧なので、左右に分けずにまとめて1つのスピーカーで再生します。そのため、0.1chという数え方をします。
ゲームや映画を高音質で楽しみたいなら、サラウンドシステムが欲しくなるでしょう。サラウンドは5.1chあるいは7.1chとも表記され、多数のスピーカーを前後左右に配置します。室内の広さにもよりますが、5.1chでも十分な臨場感を楽しむことができます。
どのくらいの音量が欲しいか検討しよう
内蔵スピーカーは音が細く、ボリュームを上げると音割れしてしまうことがあります。豊かな音質のままボリュームを上げるには、音量に余裕のあるスピーカーが必要です。音量はスピーカーのW数で判断します。2chのスピーカーで1W+1Wと表記されていれば、スピーカー1つで1W、合わせて2Wの音量という意味です。
プライベート用のスピーカーなら10〜15W程度で十分でしょう。大は小を兼ねるという感覚で、W数の大きなスピーカーを選んでしまいたくなりますが、スピーカーの場合は大きければ大きいほどよいわけではありません。スピーカーは本来のパワーの60%〜70%以上の出力で音量再生しないと、その能力を発揮できません。使用環境に合った大きさのスピーカーを選ぶことが大切です。
pcスピーカーの電源タイプはどれを選ぶ?
pcスピーカーには小型のアンプが内蔵されており、再生には電源が必要です。その電源は、乾電池、ACアダプターなどを経由する外部電源、パソコンからのUSB電源の3タイプに分けられます。安定した電源供給は音質にも直結します。できれば外部電源タイプを選びましょう。乾電池やUSB電源と比べると見た目がごちゃごちゃしますが、もっとも安定した電源供給が可能です。
pc周りはケーブルが多くごちゃごちゃしがちですが、電源ケーブルと音声やデータの信号が通るケーブルを束ねるのはノイズの原因になるのでおすすめできません。束ねる場合は、電源ケーブルだけは別にするようにしましょう。
スピーカーのサイズとデザインも重要です
店頭で見たときと、実際に部屋に配置したときに、スピーカーのサイズ感が違って見えることは珍しくありません。実際に配置できるサイズはどのくらいなのか、きちんと計測してスピーカーを選びましょう。設置できてもギリギリの大きさだと、かなりの圧迫感を受けることもあります。配置可能なぎりぎりのサイズより一回り小さめくらいのサイズを選ぶと、バランスよく収まるでしょう。
また、長く使うものですからデザインも大切です。pcスピーカーにはユニークなデザイン、おしゃれなデザインのものも多く販売されています。数字上のスペックや聴き比べたときの音質に差が感じられないときは、デザインで選ぶのもよい方法です。
とりあえず有名メーカーを選んでおけば間違いは少ない
pcスピーカーは、雑貨等を扱うメーカー、pc周辺機器メーカー、楽器メーカー、オーディオ機器メーカーなどさまざまな業種が参入しています。今よりいいサウンド環境にしたいのであれば、とりあえず有名オーディオメーカーか楽器メーカーから選んでおけば間違いは少なくなります。例えば、ヤマハ、BOSE、JBLなどは楽器、音響機器メーカーとして世界的にも有名なブランドです。
本記事でも著名ブランドの製品を紹介しています。最低限ブランド名だけでも頭に入れておけば、購入時の参考になります。
pcスピーカーおすすめ10選。低価格からコスパ優先、ハイレゾモデルも紹介
それでは、おすすめのpcスピーカーを紹介していきましょう。格安でもしっかり音楽が楽しめるスピーカーからいつかは手に入れたい高品質なスピーカーまで、幅広く紹介していきます。pcスピーカー初心者から既にいろいろ試してきた方まで楽しんでいただけたらと思います。
小型、低価格ながら聞き疲れのないバランスの良さが魅力。LOGICOOL ステレオスピーカー Z120BW
パソコンの周辺機器で有名なメーカー、ロジクールの2chpcスピーカーです。ロジクールは本格的なpcスピーカーをいくつも販売しているメーカーですが、本製品はシンプルな機能と低価格にこだわったスピーカーの入門機です。ところが、使用者からの評価は意外に高く、Amazonでも高レビューを集めている人気モデルです。
USB給電で、音声はpcのヘッドフォン端子と接続します。出力は0.6W+0.6Wとかなり控えめです。大きさもコンパクトで、重低音は再生できません。しかし、バランスのよい音質で、特定の周波数が耳障りに聞こえるということはありません。そのため、pc作業をしながら音楽を流していても、耳に触らず聞き疲れもありません。
usbケーブル1本で接続完了。サンワサプライ USBスピーカー(ブラック) MM-SPU8BK
PC接続方法はusbケーブル1本でつなぐだけ、という手軽さがうれしい2chミニpcスピーカーです。1.5W+1.5Wで計3Wの出力です。すっきりコンパクトな見た目はスタイリッシュで、pcの脇に置いても違和感がありません。
usb給電と同時にデジタル信号のまま音をスピーカーに送信し、スピーカー側でAD変換を行うので途中で余計なノイズが乗りにくい設計です。AD変換の質によって音質は左右されるのですが、この製品はとてもバランスのよい音を出すことができます。
ただし、音量調節にやや癖があります。PC側で音量を大きめに設定しておき、スピーカー背面のボリュームコントロールでちょうどよい音量に調整するのがコツです。
安いスピーカーの中でもしっかり低音を再生するバスレフ構造。BUFFALO 2.0ch マルチメディアスピーカー BSSP28U
USB接続で給電を行い、音声信号はヘッドフォン端子とステレオミニプラグで接続します。その他にもLine入力の端子を持っているので、スマホをつなげたり、マイクをつなげて簡易的なプレゼン機器としたりすることもできます。
本製品の特徴はバスレフ構造を採用し、低音をしっかり出力できることです。スピーカーの下に穴が空いていますが、この穴はスピーカーの背面まで伸びています。指向性が低く、波長の長い低音を、筐体の中を通る長い空洞を利用して前面から送り出すのがバスレフ構造の原理です。見た目のコンパクトさからは思いもよらない、しっかりした低音を聞かせてくれるモデルです。
小型ながら6Wの高出力のおしゃれなスピーカー。ARVICKA pc スピーカー 6w
コンパクトながら6Wの出力に対応したpcスピーカーです。出力が小さいスピーカーはしっかりした音を出すにも余裕がなく、音質が犠牲になりがちです。6Wの出力は高音質再生を可能にするギリギリの大きさです。
電源はUSB給電で、音声はステレオミニプラグで接続します。ミニジャックを搭載した機器なら、pcだけでなく、スマホやテレビの音声も出力できます。2つのスピーカーの間のケーブルが1mと余裕があるので、大型モニターの左右にも余裕を持って設置することができます。
スタンド部分にLEDライトが搭載されており、淡いブルーに光る様子がおしゃれなスピーカーです。
pcのUSB端子につなぐだけで、高品質のオーディオ環境が実現。JBL Pebbles USB DAC内蔵バスパワードスピーカー
ころんとした見た目がかわいらしい小型スピーカーですが、持ってみると予想以上に重たく感じます。音響機器の老舗JBLの製品ですから、ただかわいいだけではありません。
最大の特徴は、高品質のADコンバーターを備えていることです。パソコンからは、USB経由で電源とデジタルデータを受信し、本体のADコンバーターで高品質のアナログ信号に変換します。スピーカーの周波数特性は70Hz〜20kHzと幅広く、豊かな低音から澄んだ高音までバランスよく再生してくれます。
ゲームから音楽までマルチメディアをもっと楽しくする、bose Companion 2 Series III multimedia speaker system
プロ用音響機器でも有名なBoseの技術が惜しみなく投入された、コンパクトpcスピーカーです。音量に関わらずクリアなサウンドを提供してくれるのが、Boseの繊細なデジタルテクノロジーの技術です。ライブ感のあるサウンドは聞きなれた音楽やゲームサウンドに新鮮な驚きを加えてくれます。
接続はpcのヘッドフォン端子とスピーカー背面の端子を3.5mmのミニジャックでつなぎ、ACアダプターをセットするだけです。予備の入力端子もあるので、pc以外にiPhoneなどのオーディオ機器を同時に接続することもできます。
迫力の重低音のサラウンドシステム。Creative 5.1ch マルチチャンネル PCスピーカー Inspire T6300
映画やゲームを迫力あるサラウンドサウンドで楽しみたいなら、おすすめの商品です。各スピーカーのエンクロージャーの構造に工夫を凝らすことにより、豊かな中低音の再生と優れた指向性を実現しました。このことにより、各方位の音がぼやけることなく、クリアなまま迫力ある音場を作り出すことができます。
電源のオンオフとボリューム調節が可能なワイアードリモコンが付属しているので、リスニングボジションにいながらサウンドをコントロールすることができます。
特許技術VLSCでピュアなアナログ変換を実現する、onkyo GX-D90 パワードスピーカーシステム
デジタル音楽のハイレゾ対応では一歩先をいくONKYOのアンプ内蔵スピーカーです。音楽配信サイトでは、CD音源を圧縮してデータ量を小さくしたものを配信するケースがほとんどです。この場合、人間の耳ではわからないレベルではありますが、必ず元の音源よりも音質は低下します。ONKYOは自らe-onkyo.comというサイトを立ち上げて96kHz/24bitのハイレゾ音楽を配信するほど、ハイレゾの普及に力を入れているメーカーです。
このスピーカーも手軽にハイレゾ音楽が楽しめるように工夫されています。それが特許技術VLSCや最適な回路設計、キャビネット構造に現れています。90kHZの音域まで再生可能なツィーター(高音再生用の小型スピーカーのこと)は、ハイレゾのonkyoの真価を感じさせてくれます。
高性能USB DACでハイレゾ再生にも対応。ヤマハ ネットワーク・パワードスピーカー NX-N500
本製品の最大の特徴は、高性能のDACを搭載することでPCM384kHz/32bitの再生に対応していることです。このDACによって、多くのハイレゾ音源を扱うことができるようになりました。CDがPCM44.1kHz/16bitですから、いかに繊細な音の変化を捉えることができるか想像いただけることでしょう。
384kHz/32bitDACはUSB接続の場合に限りますが、光デジタル端子、ネットワーク経由でも192kHz/24bitのDA変換に対応しています。ハイレゾ音源の魅力を損なうことなく、豊かな音場を再現します。
MoMAにも認められたハイセンスなデザイン。bluetoothによるワイヤレス接続も可能な2.1chおすすめスピーカー。Harman Kardon SOUNDSTICKS WIRELESS
一目見たら、忘れそうにない印象的なデザインの2.1chスピーカーです。高級感あふれるのは見た目のデザインだけではありません。150mmのサブウーファーと左右4個ずつのサテライトスピーカーはクリーンで芯のある豊かなサウンドを響かせてくれます。また、こちらの製品はBluetooth対応の製品です。
Bluetooth接続は、bluetooth2.1+EDR 準拠、A2DPプロファイルに対応。3.5mmステレオミニプラグ経由の音声入力も可能です。
合計40Wと余裕のあるデジタルアンプが、各スピーカーをしっかりと鳴らし、サイズ以上のhi-fiサウンドを提供します。
どんな楽しみ方をするか考えながら、スピーカーを選ぼう
さまざまな特徴を持つ10種のpcスピーカーを紹介しました。前半は、2,000円前後から1万円強のコスパ優先モデル、後半は本格的なシステムやハイレゾ音響に対応するものなど、やや高価なスピーカーを選びました。本記事がpcスピーカー選びの参考になれば幸いです。
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