双眼鏡のおすすめ10選!コンサートも天体観測もしっかり楽しむための選び方を解説

moovoo編集部
公開: 2018-10-19
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デジタルにこだわらない!双眼鏡は使い方にあわせて選ぼう

双眼鏡

バードウォッチングや遠くの景色を眺めたり、ライブ会場やスポーツの試合で遠くの席から選手を見たりするために使うことが多い双眼鏡。そんな双眼鏡ですが、選ぶ際には「デジタル」や「高倍率ほど高性能」、「ズーム式の方が便利」などと思いがち。しかし実際に重要なポイントは機能ではなく、自身の使用目的にあった双眼鏡であることです。

メーカーも勧める「自分スタイル」の双眼鏡選び4つのポイント

ドームやスタジアムでのコンサートやスポーツ観戦、舞台での芸術鑑賞、バードウオッチングや天体観測などの自然観察用など、どこで何を見るかは双眼鏡選びに大きな影響を及ぼします。各メーカーも「どこで」使うか、「何を」見るかなど、ポイントとなる点を商品説明に加えているほどです。双眼鏡を選ぶ際は使用目的を第一に考え、そこから倍率やサイズ、デザインを考えていく必要があります。

用途によって選ぶ

双眼鏡を選ぶ際はまず「いつ」「どこで」「何を」見たいのかを考えましょう。これがはっきりしないと、最適な双眼鏡を選ぶのはかなり困難になります。「いつ」は時間です。朝、昼、夜のどれかプラス、季節も考慮しましょう。夏の夜と冬の夜では、同じ時間であってもその暗さは全く異なります。「どこで」は場所です。同じ夜間でも、満天の星空が彩る山の中と夜間のライトに照らされたドームやスタジアムでは、その明るさには大きな違いがあります。「何を」は見ようとする対象物です。大好きなアイドルなのか、夜空なのか、動物なのか、植物なのか。動きのあるなしももちろんですが、それをどれだけ見ているのかでもかなり変わってきます。まずはこの3つをきちんと確定することが、双眼鏡を選ぶ際のスタート地点です。

最適な倍率

使用目的が定まったら次は「倍率」を考えましょう。双眼鏡の倍率は通常2倍~20倍の範囲で設定されています。ここで気を付けたいのは「倍率が高い」=「高性能」ではない、ということです。倍率が大きければ対象物が鮮明に見えるのではなく、対象物が近く見える、ということになります。距離に合わない倍率を選ぶとかえって対象物が肥大化して映り、よくわからなくなってしまいます。

厳密には使用環境ごとに異なりますが、コンサートやライブ、観劇で使う双眼鏡であれば、5~8倍くらいの倍率がおすすめです。スポーツ観戦なら6~8倍、バードウォッチングでは8~12倍、天体観測をするときには視野が確保できる口径30mm以上を目安とし、6〜10倍くらいのものをよいでしょう。

サイズはレンズの大きさがベース

双眼鏡のサイズは対物レンズのサイズに依存します。対物レンズが大きければそれだけ視野は広がりますが、双眼鏡のサイズも大きくなり、重量も重くなっていきます。あまり大きいと首から下げた際にも邪魔になりますし、重い双眼鏡を使い続けると肩も手も疲れてしまいます。バードウォッチングや自然観察などで、一日中歩く場合、負担になりかねません。

また、コンサートやスポーツ観戦、芸術鑑賞では、周囲にもたくさんの人がいるので、楽しむためのマナーとしてコンパクトなものを使うようにしましょう。大きな双眼鏡を選んで持って行ってしまうと、前の人や左右の人の視線を遮ることにもなるからです。

お気に入りのデザインから選ぶ

双眼鏡の「見る」という機能には直接関係ありませんが、デザインも実は重要です。例えばアウトドアで自然観察やバードウォッチングを楽しむなら、シンプルなブラック系やダークグリーン系がおすすめ。自然に溶け込む色合いにすることで、鳥や動物も警戒を薄めるためです。

スポーツ観戦など人の中であれば、カラフルなデザインもありでしょう。おしゃれなのもそうですが、カラフルであればなくした際に見つかる可能性が高いという副次的効果があります。用途や倍率ほど重要度は高くありませんが、チェックポイントにいれておくとよいでしょう。

ドームやスタジアムでもOK !スポーツ観戦、コンサートなどにおすすめ双眼鏡5選

まずは、スポーツ観戦やコンサートなどにおすすめな双眼鏡を5つ紹介します。人の中で使用することとなるため、サイズはコンパクトなものを選びましょう。倍率は屋外でのスポーツ観戦なら8~12倍、室内なら4~8倍、スタジアムなど広い場所なら8~10倍、舞台やステージ全体を見たい時には2倍程度を目安にすると良いです。

ライブ用にも最適!小型・軽量を極めたデザイン オリンパス ダハプリズム双眼鏡8x21 RCII

双眼鏡の写真

ライブなど周囲にも人がたくさんいる状況でも、見逃したくないシーンをしっかりキャッチできる倍率8倍の双眼鏡です。小さく折りたたむと、スマホサイズになるのがポイント。小型&軽量を極めたデザイン性抜群の双眼鏡です。また、暗いところでも見つけやすい設計になっているので、物をなくしやすい方にもおすすめ。さらに軽量なので長いコンサートやスポーツ観戦で使っても疲れにくいです。簡単操作で軽量な双眼鏡を探したいときには見逃せません。

ハイアイポイント設計で上質なカラーと機能が揃った Vixen&Coleman(コールマン) H8×25

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上質なカラーと機能を兼ねそろえたハイクオリティな8倍双眼鏡。長時間の観察や観戦でも、「ハイアイポイント設計」により、疲れや負担が最小限におさえられます。眼鏡を使用したまま広い範囲を観ることができる設計で、レンズ全面のマルチコーティングにより、明るい視野とより優れたコントラストが展開されています。

ライブ以外でもアウトドアで活躍 ペンタックス タンクローR 8×21UCF

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携帯性に優れたコンパクトボディは取り回しが良く、屋内の観劇などで使用可能。センタークリック機構がついているため、視度調整機能も使い易いです。ラバーコートが施してあるので握りやすく耐衝撃性もあります。

舞台もOK!軽量コンパクトボディ&スタイリッシュ ニコン アキュロンT01 8x21

195gと軽くて、コンパクトボディの双眼鏡。屋内での舞台や芸術鑑賞、旅行、スポーツ観戦、そして広々とした会場でのライブなどさまざまな場面で活躍します。
ピントリングが大きく、操作が簡単なため、見たいものに素早くピントを合わせることが可能。スタイリッシュで高級感のあるデザインながら、豊富でポップなカラーバリエーションが揃っています。

コンサートドームなどでも手ぶれ補正可能 Canon 双眼鏡 8×25IS ポロII型プリズム 8倍

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手振れ補正機構搭載ながら小さくて軽いボディのため、非常に使いやすい双眼鏡です。新開発ティルト方式の手ブレ補正機構を採用しています。また、視野周辺まで鮮明にする「フィールド・フラットナー・レンズ」も魅力。設計上は最長6時間の連続使用が可能です。また、環境に配慮した「鉛フリーガラス」を使用していることでも注目されています。

野鳥や天体観測用におすすめの双眼鏡5選

次はバードウォッチングや天体観測など、屋外で使用するのにフィットした双眼鏡を5点、紹介します。野外で利用する場合は急な悪天候でも対応できる防水・防滴タイプの双眼鏡を選ぶと良いでしょう。また、広い視野と明るさが必要なアウトドアでは、対物レンズの有口径は30mm以上で大き目のものを選んでください。倍率は8倍付近がベターです。

天体観測を想定している場合は夜の使用となるので、光の集約力が高い対物レンズを使用し、口径40mm以上の双眼鏡を選ぶと良いでしょう。

星雲も野鳥も大自然を見るための高級双眼鏡 スワロフスキー双眼鏡 CL POCKET 8×25

スワロフスキーが世界に誇るCL COMPANION Brightは、軽量かつ丈夫なマグネシウム製のボディが特徴的な、コンパクトな双眼鏡です。光学性能に視度調節、一体型のピントリング、回転式の新型ストラップなど、使いやすさを追求した双眼鏡となっています。また、サイズに見合わぬ高解像度を誇るため、夜空の星もはっきりと見渡すことができますよ。

天体観測用の6倍〜OKのこだわりの双眼鏡 ビクセン SG2.1×42

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星空を観察するために開発されたこだわりの双眼鏡SGシリーズ。天体をしっかり眺めることができるのはもちろん、肉眼で見るよりも星が明るく見えます。そのため、郊外で観る暗い夜空だけでなく、都会で観る星空もしっかりと楽しむことができる双眼鏡です。

基本をおさえた倍率6倍の双眼鏡 ケンコー・トキナー 双眼鏡 ultraVIEW 6×30WP ポロプリズム

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リーズナブルな価格で基本をおさえた双眼鏡を探している方におすすめしたい、ケンコーの双眼鏡です。倍率は6倍、そして対物レンズの口径は30mmになっています。約449gのコンパクトなボディになっている超軽量仕様なので、女性や子どもでも簡単に取り回せるのが魅力です。

レンズは双眼鏡を通る際の光量ロスをおさえており、マルチコーティング済で明るい視界を確保。また、防水性もきちんとしているため、アウトドアでも安心して使用可能です。ハイアイポイント設計で制作されているので、メガネをかけている方にとっても使いやすいのが嬉しいところ。さらに、コンパクト設計で三脚にも装着できるので、天体望遠鏡ライクに使うこともできます。

星雲や月のクレーターもくっきり!MIZAR(ミザールテック) 双眼鏡 11倍 70mm 口径 ポロプリズム

ズーム倍率は11倍とかなりの倍率を誇る双眼鏡です。この双眼鏡であれば月のクレーターもくっきりと見ることが可能ですが、値段はお手頃とコスパの良い双眼鏡です。レンズサイズが70mmで、星空の観測からバードウォッチングまで様々な用途に過不足のない、大口径タイプの双眼鏡として人気です。

月や星団も観察も可能ですが、観測時は双眼鏡ならではの立体的な観察ができます。さらに、三脚に取り付けることも可能。ビノホルダーやレンズの汚れを取るクロス、首掛け用のストラップ、収納ケースなど、付属品も充実しています。

リーズナブルなだけじゃない!高視野が実現する SIGHTRON 双眼鏡 ポロプリズム SAFARI

射撃用ダットサイトやハンティング用ライフルに取り付けるスコープの専門メーカーが開発した、コンパクトでリーズナブルながら最短焦点距離が2mと短い、汎用性の高い双眼鏡です。レンズの倍率は5倍です。Bak4プリズムを採用し抜群の明るさを実現している点が最大の魅力。

明るく広視野なため、アウトドアに最適です。また、接眼レンズの直径が18mmと大きく、アイレリーフ15.5mm、ツイストアップ見口とメガネをかけたままでも扱いやすいのがポイント。 さらに、実視界10.2°の広視野を保持しているため、非常に広く見渡すことができます。

ポイントを押さえて後悔しない双眼鏡選びをしよう!

バードウォッチング

双眼鏡を選ぶときのポイントは、まず何よりも「使用目的」。時間、場所、対象をしっかりと考えるのが大事です。それが確定したらレンズの倍率、ボディのサイズ、デザインなどを使用目的に合わせて選べば、失敗をかなり減らせるでしょう。なお、サイズは自分が長時間使っても疲れない形や大きさ、重さを重視して選ぶようにしてください。

双眼鏡は自分の肉眼や眼鏡越しでは見ることのできない景色を見せてくれるアイテムです。自分の使用目的にジャストフィットした双眼鏡を選んで、ライブやスポーツ観戦、天体観測やバードウォッチングを存分に楽しんでくださいね!


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