失敗しないエアコンの選び方を紹介!自分の家に最適なものを見つけて快適な生活を
目次
自分の生活スタイルにぴったりなエアコンを選ぶポイントを紹介!
今年の夏は猛暑が続き、熱中症の人が続出。例年の夏以上に、エアコンは必要不可欠な存在でした。夏だけではなく、冬にもエアコンをメインの暖房器具として利用し、暖をとる家庭は多いのではないでしょうか。今回は夏も冬も快適な生活を送ることができるように「失敗しないエアコンの選び方」について紹介していきます。これからエアコンの購入を考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
エアコンのタイプは3種類!それぞれの特徴をチェックして自分の希望に合うものを選ぼう
エアコンには壁掛け・窓用・床置きの3種類があります。それぞれどのような特徴があるのか1つずつ紹介していきます。
壁掛けタイプのエアコンの特徴
壁掛けタイプは、一番スタンダードなタイプのエアコンで、室内機を天井に近い壁に設置して使用します。多くの家庭にあるのは、この壁掛けタイプのエアコンでしょう。室内機と室外機がセットで売られていて、家の中に設置する室内機と外に設置する室外機を、配管を通じて接続します。壁掛けタイプのメリットとしては、部屋全体を冷やしたり暖めたりすることができる・電気代が安いということがあります。デメリットとしては、本体価格が高い・取り付け工事が必要ということがあります。また壁掛けタイプのエアコンには、本体のみ販売の製品と標準工事込みの製品があるので事前に確認が必要です。
窓用タイプのエアコンの特徴
窓用タイプは室外機がなく、本体を窓に取り付けて使うエアコンです。壁掛けタイプの設置が難しい部屋でよく用いられています。窓用タイプのメリットは、本体価格が安い・取り付け工事が不要・取り外しがいつでもできるということです。
デメリットは、電気代が高い・部屋全体を冷やしたり暖めたりすることができない・掃除が大変・窓からの光を遮るというようなことがあります。
床置きタイプのエアコンの特徴
床置きタイプは、室外機はなく、室内機を床に直接置いて使用するタイプのエアコンです。こちらも壁掛けタイプが利用できない場所で主に使用されており、業務用の機種は工場や屋外でも活用されています。床置きタイプのメリットは、コンパクトである・工事が不要・狭い範囲にピンポイントで空気を送れるということです。デメリットは、部屋全体を冷やす・暖めることはできないということです。
適応畳数の大きさをチェック!部屋の広さに適した機種を選ぼう
エアコンは「適応畳数」が設定されており、部屋を冷やす・暖めることができる範囲が違ってきます。広い部屋に小さなエアコンを設置しても、部屋全体を十分に冷やしたり暖めたりすることができずに後悔してしまうことに。逆に、狭い部屋に超大型のエアコンを設置するのは性能が活かしきれずにもったいないですよね。部屋の大きさに合ったエアコンを選ぶことが大切です。
暖房は冷房より適応畳数が小さい!家の構造や広さをチェック
エアコンの適応畳数は、建物が木造か鉄筋かでも変わってきます。例えば冷暖房能力が「8~12畳」と記載されているエアコンの場合、一戸建ての木造住宅で8畳、鉄筋集合住宅で12畳の部屋に最適という意味になっています。冷房能力が「8~12畳」であれば暖房能力は「8~10畳」と、暖房のほうが冷房より適応畳数が減るので注意。冷房と暖房のどちらを重視するかによっても、適応畳数の見方が変わってきますね。
6畳なら8畳に!南向きの部屋は実際より適応畳数が2畳広いサイズを選ぼう
南向きで日当たりがいい部屋は室温が上がりやすいため、エアコンの適応畳数が実際の部屋の畳数よりも2畳広いものを選ぶことをおすすめします。そうすることで、室温が高いときでもエアコンに負担をかけることなく、短時間で最適な温度に調整することが可能に。常に適温な空間が維持できるので、より快適な生活が送れるようになります。
リビングダイニングキッチン(LDK)には実際より適応畳数が4畳広いサイズを選ぼう
キッチンは料理時の熱や換気扇から流れ込む外の空気により、暑くなりやすいです。キッチンやリビングダイニングキッチンに設置する場合、エアコンの適応畳数が実際の部屋の畳数よりも4畳広いものを選びましょう。そうすることで暑くなりがちなキッチンもしっかり余裕をもって冷やすことが可能です。
どのような機能が搭載されているか?賢いのは省エネ性能が高いエアコン!
最近のエアコンには、色々な機能が搭載されています。自分の希望する機能が搭載されているかどうか、事前に確認しておきましょう。
省エネ性能は高いかどうか
暑さや寒さが年々厳しくなってきて、エアコンの稼働時間もどんどん伸びています。そこで気になるのが電気代。できるだけ電気代がかからないように、省エネ性能が高いエアコンを選びたいですよね。エアコンにはそれぞれ「省エネの目標基準値」が設定されていて、この値が高いほど省エネ性能が高いということになります。省エネ基準達成率は、数値以外に星の数で表す方法もあり、星の数が多いほど省エネということになります。
空気を綺麗にしてくれる機能はアレルギーもちの人におすすめ
最近のエアコンには、空気清浄機のような機能が搭載している商品が多くなっています。アレルギーがある人や、ペットを飼っていて臭いが気になる人は、ハウスダストや花粉などのアレルギー物質を抑制し空気を綺麗にしてくれる機能が付いているエアコンをおすすめします。
自動で掃除をしてくれる機能が便利
エアコンは使えば使うほど汚れていくものです。自分でこまめに掃除できればいいのですが、頻繁に掃除するのは大変だし、細部や内部は綺麗に掃除しきれないことも。そこで、あると便利なのが「自動洗浄機能」です。「フィルター自動洗浄機能」が付いていると、汚れがちなフィルターも自動で掃除してくれるので、綺麗な状態を保つことができます。また「自動熱交換器洗浄機能」が付いていると、冷房や除湿運転をしたときに発生する水で熱交換器の表面の汚れを洗い流し、エアコン本体の内部に送風しカビの発生を抑えてくれます。さらに「内部乾燥機能」がついていると、エアコンが停止した後に内部を乾燥させ、カビの発生をおさえることができます。
2017~2018年に人気の各メーカーのエアコンの特徴を知ろう
エアコンは様々なメーカーから発売されており、それぞれ特徴があります。各メーカーで人気のエアコンにどんな特徴があるのか、1つずつ紹介していきます。
音楽が聴けるエアコン!パナソニックのNXシリーズ
パナソニックのNXシリーズは「エコナビ」を搭載。部屋の状況をセンサーが判断し、エアコンの風向きや冷暖房の強弱を最適な状態に自動で設定してくれるので節電効果があります。また、天井を柔らかく照らしてくれるLEDライトや、ワイヤレスで音楽再生ができるなど、珍しい機能が搭載されています。
寝室におすすめ!ダイキンのうるさら7
ダイキンのうるさら7は、給水しなくても加湿が可能な「うるる加湿」と、必要な量だけ除湿することができる「さらら除湿」という便利な加湿・除湿機能が搭載されています。また「サーキュレーション気流」機能が付いているので、別で扇風機やサーキュレーターを使わなくとも、部屋全体に空気を送ることができます。さらに0.5度単位で温度調節ができる「プレミアム冷房」機能もついており、機能性抜群のエアコンとなっています。
空気清浄機代わりにも!シャープのSXシリーズ
シャープのXSシリーズは、全てのモデルに「プラズマクラスター」を搭載。アレルギー物質・花粉・ウイルスなどを抑え、除菌・脱臭・美肌にも効果があります。冷暖房を必要としない時期でも空気清浄機として使うことができます。アレルギー持ちの人や、ペットを飼っている家庭におすすめのエアコンです。
掃除業者・クリーニング業者不要!東芝の大清快
東芝の大清快は、空気清浄機能と自動掃除機能が人気のエアコンです。フィルターを自動で掃除をしてくれて、熱交換器表面の汚れを洗い流す機能も搭載しています。エアコンの掃除って意外と大変なので、自動で掃除してくれるのはありがたいですよね。掃除業者やクリーニング業者いらずで、常に清潔・きれいな状態を保つことができるはず!
足元が冷える人におすすめ!富士通ゼネラルnocria
富士通ゼネラルのcocriaは、2種類の温度の気流を作る「DUAL BLASTER」を採用。省エネ性能が高く、快適な空間を作ってくれます。冷房では、冷風を体に当てず部屋を均等に冷やしてくれます。暖房時には、暖かい空気の吹き上がりを抑えてくれるので足元から暖めることができます。冷え性な女性には特に嬉しい機能ですよね。
エアコンを設置する環境を事前に確認しておこう
一般的に広く使われている「壁掛けタイプのエアコン」は、設置するための条件がいくつかあります。購入した後に「設置できない」ということにならないように、エアコンを設置するスペースやコンセントの種類を確認しておきましょう。
エアコンの室内機が設置予定のスペースに収まるサイズかどうか
壁掛けタイプのエアコンの室内機を設置するためには、天井まで7cm以上・左右は5cm以上・下はおよそ10cm程度のスペースが必要となってきます。エアコンを設置する予定のスペースのサイズを測っておいて、購入したいエアコンが入るかどうかしっかり確認しておきましょう。
エアコンの室外機を置けるスペースがあるかどうか
室外機は外に設置するので、ベランダや庭など、自宅の敷地内で置ける場所があるかを確認しておきましょう。室外機を設置するには、前方25cm以上・後方5cm以上・左右10cm(配管を受ける側は30cm)以上のスペースが必要となってきます。また、室内機と室外機の距離が遠すぎると、今度は配管の長さも必要になってきます。配管の長さを延長するような施工は、標準工事料金の対象外になり、追加料金がかかってくることが多いので注意してくださいね。
コンセントの形状を確認して対応しているエアコンを選ぼう
エアコン専用のコンセントには、100V用(15A・20A)と200V用(15A・20A)の4種類があり、さらにプラグの形状も4種類あります。電圧やプラグが合わないエアコンは設置することができないので、自宅のコンセント部分の写真を撮って家電店に行き、店員さんに確認してもらいながら選ぶことをおすすめします。
事前のチェックが肝心!最適なエアコンを買って快適な環境を作ろう
エアコンを購入する前には、設置する場所や環境・スペースやコンセントの形状など確認することがたくさんあることがわかりました。買った後で後悔するようなことのないように、今回の記事を参考に下調べをしっかりとしてから、自分にとってベストな商品を購入するようにしてくださいね。
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