キーボードのおすすめ10選! 目的別に紹介、選び方も解説

よつば
公開: 2018-08-09
facebook xPost lineLINE copyCopy

キーボードは、パソコンをはじめとしたデジタルデバイスに情報を入力するのに必須のアイテムです。

キーボードには様々な製品がリリースされていますが、用途や目的に合わせて細かな部分まで確認して選ぶと、より快適に、効率よく情報を入力することができます。

この記事では、キーボードの上手な選び方とチェックするべきポイント、そして業務用キーボードに定評がある「東プレ」、上級者愛用の「PFU」、ラインナップとコスパに優れた「ロジクール」等のユーザーから支持されているメーカーの中から、特におすすめなキーボードを厳選して10選紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。


キーボードの選び方

まず主な用途を明確にしよう

文章執筆・事務処理・プログラミング・プライベート・ゲームなど、キーボードを使う用途は様々。キーボード選びのコツは、まずは主な用途を明確にして、それに適した性能を持つ製品を選ぶことです。

例えば数字入力や計算を頻繁に行う方はテンキーがほぼ必須です。長時間文字入力する方は、打ち心地や疲れにくさを考慮するのが良いでしょう。

主な用途を決めたうえで、以下にご紹介する項目をチェックすると、どのようなキーボードを選べばよいか見えてきます。ぜひ参考にしてみてください。

ワイヤレスか有線か?

キーボードもマウスと同様、ワイヤレスと有線接続の2種類です。ワイヤレスタイプはUSBの専用レシーバーを使用するものと、Bluetoothを利用するものがあります。Bluetooth接続ならパソコンだけでなくスマホやタブレット等、マルチデバイスで使用することも可能です。

ワイヤレスタイプのメリットとしては、配線が邪魔にならずデスクまわりがスッキリしますし、外出先で使用する際にも接続の手間なく使えます。デメリットとしては、電池の交換が必要なためコストや手間がかかることや、有線キーボードに比べてレスポンスが悪いことです。

有線キーボードは配線が邪魔にはなりますが、USBポートへ接続するだけで手軽に使えますし、入力のレスポンスも良いです。電池交換の手間やコストも必要ありません。また、同等のグレードの製品なら、有線キーボードの方が安価な傾向にあります。環境や好みに合わせて選択すると良いでしょう。

キーピッチは?

キーピッチとは、横方向のキーとキーの間の間隔のことを言い、キーの中心同士を結んで計測します。一般的なフルサイズのキーボードでは、キーピッチは約19mmであることが多いです。キーピッチが広すぎると指を動かす範囲が大きくなり疲れやすく、逆に狭すぎると隣のキーを同時に押してしまうというようなミスタイプの原因になります。

最適なキーピッチは手の大きさやタッチの感覚によって大きく違ってきますので、自分に合ったものを選ぶと、より快適なタイピングができるようになるでしょう。

打ち心地は?

ライターやプログラマーなど、長時間にわたって大量の入力をする方は、打ち心地もキーボード選びの重要な要素です。打ち心地を左右する要素は、主にキーストロークとキースイッチの構造。

キーストロークはキーを押したときに沈み込む深さのことで、キーストロークが浅いものは軽いタッチで高速タイピングに適していますが、ミスタイプをしやすいという側面があります。反対にキーストロークが深いものは高速タイピングがしにくいものの、キーを押した感覚がしっかりしており、ミスタイプは少なくなるのです。

キーストロークの好みはキータッチの強弱によって変わってきますので、自分がこれまでに使ってきたキーボードの傾向などから判断すると良いでしょう。キースイッチについては静電容量無接点方式・メカニカル・パンタグラフ・メンブレンと呼ばれる4つの種類の構造があります。

静電容量無接点方式が打ち心地については最も優れており、次いでメカニカルが優れています。高級キーボードには主にこの2種類が採用されていて、パンタグラフ式は薄型のノートパソコンに使われているキースイッチです。メンブレンは標準的なデスクトップキーボードによく使用されているキースイッチで、安価ですがタイピングの快適さにはあまり期待できません。

打ち心地を追求するのなら、静電容量無接点方式もしくはメカニカルを選択するのが良いでしょう。

テンキーの有無は?

テンキーとは、キーボードの右側部分に位置する数字を入力するための電卓のような配置のキーです。事務職や経理職など、数字や計算を扱う用途の方には、テンキーは必須。しかしテンキーを搭載しているキーボードは面積も大きくなりますので、プライベート用などあまり数字の入力を必要としない場合は、テンキーレスのキーボードを選んだ方が作業スペースを広く使うことができます。

左利きの方は、一般的なテンキー搭載のキーボードでは扱いにくいので、敢えてテンキーレスキーボードを購入するのが良いでしょう。外付けのテンキーを左側に配置するのも一つの方法です。

配列は?

キーボードには大きく分けて、JIS配列とUS配列があります。

日本で販売されている一般的なキーボードは、ほとんどがJIS配列(日本語配列)です。US配列は日本語配列のキーボードにある「全角/半角」「変換」「無変換」「カタカナ」「ひらがな」のキーがなく、記号の配置も大きく違います。無駄なキーがなくて記号入力もしやすいので、プログラマーの方はUS配列を好む方が多いようです。プログラミング以外の用途の場合は、原則日本語配列のキーボードを選んでおけば間違いありません。

配列を間違えてキーボードを購入すると、使い勝手が悪くなってしまうので注意しましょう。

その他の機能も確認

キーボードによっては、ワンタッチでメールソフトや動画再生ソフトを操作できるメディアキーがあります。さらに、よく使う操作を登録してボタンひとつで使うことのできるマクロキーなどが搭載されているものもあるのです。

作業効率の向上やスピードアップなどが期待できますので、デザインソフトを日常的に使用する方や、難しい操作を必要とするゲームをプレイする方などは、このような機能にも着目すると良いでしょう。

ビジネス向けおすすめのキーボード4選

1.東プレ  REALFORCE108UDK

「東プレ REALFORCE108UDK」は、人間工学を考慮した抜群のキータッチ、優れた耐久性、精度の高い入力性など一般的なキーボードとは一線を画す性能を誇るキーボードです。金融機関・医療現場・計算センター等の長時間精度の高い入力を必要とする現場での入力専用機器としても採用されており、様々な業界で高く評価されています。

チャタリング等の誤作動も起きず、高速で大量にデータを入力するような業務に適しています。REALFORCE108UDKはフルサイズのテンキー付きキーボードで押下圧が30gと、非常に軽いタッチで快適なタイピングを実現。長時間作業しても疲れず、作業効率も格段にアップします。

一度使うとこれまでのキーボードの常識が覆される、そんな製品です。

東プレ REALFORCE108UDK
キー配列 日本語108キーレイアウト(カナなし)
接続 USB/有線
キーピッチ 19mm
キーストローク 4mm
キースイッチ 静電容量無接点方式
テンキー/Fキー あり
その他 ALL30gのキー荷重

2.東プレ REALFORCE SA R2

「東プレ REALFORCE SA R2」 は、打鍵感や耐久性等のクオリティはそのままに、テンキーがない分サイズがコンパクトになっています。あまり数字入力を行う必要が無くデスクを広く使いたい方や、マウスの可動範囲が広い方が作業しやすい方などに良いでしょう。

左利きの方で、数字入力を左手で行いたい方はテンキーを外付けして使うという方法もあります。高品質のテンキーレスキーボードをお探しの方にはお勧めできる製品です。

東プレ REALFORCE SA R2
キー配列 日本語91キーレイアウト
接続 USB/有線
キーピッチ 19mm
キーストローク 4mm
キースイッチ 静電容量無接点方式
テンキー/Fキー なし
その他 Nキーロールオーバー対応/アプリケーションキー搭載

3.Logicool ロジクール KX1000s

「Logicool ロジクール KX1000s」 は、事務処理やグラフィックデザインなどのオフィスワークを支援する機能を盛り込んだ、高性能キーボードです。キースイッチはパンタグラフ式を採用しており、浅めのストロークで少ない動作で軽快にタイピングをすることができます。ビジネス用途には欠かせないテンキーも配置。

そしてこのキーボードならではの特徴が、左上に位置する「クリエイティブキー」です。Adobe CCやOfficeアプリケーションの機能に素早くアクセスして、サイズ変更やカラー調整など各アプリケーションのパラメーターを直感的にコントロール。作業効率化を支援してくれます。

おしゃれなデザインでワイヤレス機能も搭載しており、デスク周りをスッキリと使うこともできます。マルチデバイス対応ですので、複数のパソコンを使い分ける方にも便利です。

ロジクールのブランドに恥じない完成度の高いキーボードですので、検討する価値ありです。

Logicool ロジクール KX1000s
キー配列 113キー日本語レイアウト
接続 ワイヤレス/BluetoothまたはロジクールUnifying(USBレシーバー)
キーピッチ 19mm
キーストローク 1.8mm
キースイッチ メンブレン
テンキー/Fキー あり
その他 クリエイティブ入力ダイヤル搭載/マルチデバイス対応

4.Logicool ロジクール マルチデバイス K780

「Logicool ロジクール マルチデバイス K780」は、タイプライターを彷彿させるような丸いボタンとオシャレで高級感のあるデザインが魅力。テンキーも搭載しておりソリッドな打ち心地でビジネスにもプライベートにも活躍してくれます。

見た目や使い心地が優れているだけでなく、このキーボードはあらゆるOSに対応。複数の端末をボタンひとつで切り替えることのできるマルチデバイスワイヤレスキーボードである点にも注目です。複数のパソコンを使い分ける場合や、スマホやタブレットで文字入力をする際にも活躍してくれます。

背面にスマホやタブレットを立てかけるスタンドも搭載。パソコンで作業をしながら、スマホに来たメッセージにフリックすることなく返信することもできます。

特化した使用目的が決まっておらず、あらゆるシーンで使えるキーボードをお探しの方におすすめの製品です。

Logicool ロジクール マルチデバイス K780
キー配列 日本語101配列
接続 ワイヤレス/BluetoothまたはロジクールUnifying(USBレシーバー)
キーピッチ 19mm
キーストローク 2mm
キースイッチ パンタグラフ方式
テンキー/Fキー あり
その他 マルチデバイス対応/特殊キー搭載

プログラミング向けおすすめのキーボード3選

1.PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT PD-KB620B

「PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT PD-KB620B」は、数多くのプログラマーから圧倒的に支持されているキーボードです。HHKBシリーズ初代モデルより受け継がれてきた必要最小限で合理的なキー配列、長時間のタイピングでも疲れない滑らかなタッチのキースイッチ、摩耗しないスイッチによる耐久性など、計算されつくした極上の使い心地が高く評価されているようです。

HHKB Professional BTにおいては、本シリーズの特性を継承しながら、マルチデバイスでのワイヤレス化を実現。オフィスユースのみでなく、外出先でも手軽に利用することができます。

こちらの製品は日本語配列ですので、プログラマーだけでなくライター等長時間タイピングする方にも良いでしょう。

PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT PD-KB620B
キー配列 JIS配列69キー
接続 ワイヤレス(Bluetooth® 3.0対応)
キーピッチ 19.05mm
キーストローク 4mm
キースイッチ 静電容量無接点方式
テンキー/Fキー なし
その他 DIPスイッチによるカスタマイズ機能

2.PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT PD-KB600B

「PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT PD-KB600B 」は、上記で紹介したHappy Hacking Keyboard Professional BTの英語配列バージョンです。

HHBKのクオリティはそのままに、「変換」「無変換」「カナ」等日本語入力に必要なキーがないため、より配列がシンプルになっているのが特徴。記号の配置も大きく違います。

英語配列を好む方はこちらを選択すると良いでしょう。

FU Happy Hacking Keyboard Professional BT PD-KB600B
キー配列 英語配列/60キー
接続 ワイヤレス(Bluetooth® 3.0対応)
キーピッチ 19.05mm
キーストローク 4mm
キースイッチ 静電容量無接点方式
テンキー/Fキー なし
その他 DIPスイッチによるカスタマイズ機能

3.FILCO Majestouch2 FKBN108MC/JB2

「FILCO Majestouch2 FKBN108MC/JB2」は、FILCOのMajestouch 108日本語配列シリーズの古リニューアル版です。メカニカルキーボードを好むプログラマーの方に良いでしょう。メカニカルスイッチ特有のしっかりした打鍵感と耐久性、青軸特有のキーの軽やかさが特徴で、ハードにプログラミングする方も満足できる性能となっています。

また、新ソフトウエアによりPCへのデータ転送レートを最大まで上げて、高速のレスポンスが得られる仕様となっています。Nキーロールオーバーにも対応しており、複数キーを同時に押してもすべての入力が認識。

打鍵音が心地よい本製品ですが、周囲に人が多いオフィスなどの音が気になる環境で使う場合には、赤軸の類似商品を選択すると良いでしょう。

FILCO Majestouch2
キー配列 108キー日本語レイアウト
接続 PS/2・USB/有線
キーピッチ 19mm
キーストローク 4 ±0.5mm
キースイッチ Cherry MXメカニカルスイッチ/青軸
テンキー/Fキー あり
その他 Nキーロールオーバー対応

ゲーム向けおすすめのキーボード3選

1. ロジクール G910r

「 ロジクール G910r 」は、ロジクールのゲーミングキーボードの最上位モデルです。

同製品はロジクール最速のキーボードであり、独自技術のRomer-Gメカニカルスイッチで一般的なメカニカルキーボードより25%高速なキー入力を実現。耐久性も7,000万回打鍵と非常にタフです。プログラミング可能なGキーは9個搭載しており、素早いコマンド入力が可能に。高速タイピングと高速コマンド入力により快適なゲーミングを楽しむことができます。

また、キーボードの性能の高さを活かして、ゲームだけでなく表計算ソフトやグラフィックソフトのアクションを記録してビジネス用途に使用する猛者も。

デザインが洗練されているだけでなく、1,680万色から1つ1つのキーをカスタマイズすることもできて、ビジュアル面でも申し分ない性能を誇っています。

ゲーマーの方にも、ビジネスマンにも、スピードを求める方におすすめできるキーボードです。

ロジクール G910r
キー配列 108キー日本語レイアウト
接続 USB/有線
キーピッチ 19mm
キーストローク 3±0.2mm
キースイッチ Romer-Gメカニカルスイッチ
テンキー/Fキー あり
その他 Gキー9個搭載/メディアコントロール搭載

2. ロジクール G613

「 ロジクール G613 」は、ゲーミングキーボードをワイヤレスで使いたい方にお勧めのキーボードです。

一般的にシビアな操作が求められるゲーミングキーボードは、遅延発生のリスクがあるため有線が好まれます。しかしG613はLIGHTSPEEDワイヤレスにより、一切の遅延を許さない高度なパフォーマンスを実現。快適にゲームをプレイすることができます。

キースイッチもプロゲーマーも使用する性能を誇るRomer-Gメカニカルスイッチを採用、複雑なアクションも楽々こなせるプログラム可能なGキーも搭載しています。

G613は、高パフォーマンスを発揮する性能とワイヤレスの快適性を兼ね備えた、先進的なゲーミングキーボードです。

ロジクール G613
キー配列 108キー日本語レイアウト
接続 ワイヤレス(LIGHTSPEED USB レシーバーまたは Bluetooth)
キーピッチ 19mm
キーストローク 3mm
キースイッチ Romer-Gメカニカルスイッチ
テンキー/Fキー あり
その他 ショートカットキー・Gキー搭載

3.キングストン Kingston HyperX Alloy Elite HX-KB2RD1-US/R1

「キングストン Kingston HyperX Alloy Elite HX-KB2RD1-US/R1」は、英語配列のゲーミングキーボードが欲しい方にお勧めです。ブラック×レッドの洗練されたデザインによる見た目の格好良さと、ゲーミングに必要な性能を兼ね備えています。

キースイッチは快適なタイピングを実現する赤軸CherryMXメカニカルキーを採用、またゲーミングキーボードに欠かせないマルチメディアボタンやゲームモード・アンチゴースト・Nキーロールオーバーも搭載。

激しいプレイに耐えうる安定性と耐久性も抜群です。

キングストン Kingston HyperX Alloy Elite HX-KB2RD1-US/R1
キー配列 104キー/英語配列
接続 USB/有線
キーピッチ ---
キーストローク 4-0.4mm
キースイッチ Cherry MX メカニカルキー/赤軸
テンキー/Fキー あり
その他 メディアキー、音量調整ホイール付き

自分に合ったキーボードでパソコンライフを快適に

ここまで、様々なキーボードの特徴を踏まえて紹介してきました。キーボードと一口に言っても、少し目線を落として細かくチェックしてみると、実に様々な個性が見えてきます。目的や用途に合わせて選ぶと、日々のパソコンライフが快適になること間違いなしです。

キーボードの購入を考えている方は、自分にはどのようなキーボードが適しているのかを見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

今回の記事があなたのキーボード選びのお役に立てれば幸いです。


  • LINEの友達登録をお願いします!

    LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!

    友だち追加

    XでMoovooをフォロー!