体ひとつでどこまでも!都会を駆け回る忍者スポーツ「パルクール」知ってる?

深田 陽介
公開: 2018-07-04

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 パルクールというスポーツをご存知でしょうか。
その名前を聞いたことがなくても、高層ビルを駆け回ったり、街中を走り回る映像を見たことがある人は多いと思います。

 パルクールは難解な壁や地形を活かし、走る・跳ぶ・登る・回転するなどの移動動作を高次元で実践するスポーツ。発祥はフランスです。映画のアクションシーンにパルクールの要素を取り入れられることも多く、「007カジノ・ロワイヤル」「ダイ・ハード4.0」などのワンシーンを彩っており、ヨーロッパを中心に"ニューウェーブスポーツ"として流行中。
 身軽に障害物を跳び超える動きから「忍者スポーツ」と呼ばれることもあります。


パルクールparkourとは

パルクール(出典:Vagengeym_Elena / iStock)

日本にもパルクールの協会が存在

 日本にも「パルクール協会」が存在します。協会の会長を勤める松田光希さんによると、「設立したのは2014年。今では、日本各地にパルクールのコミュニティがあり、約3000名の競技者がいます。プレイヤーは大きく2種類いて、1つは大学生や社会人のサークルのような形で活動、もう1つは小学生を中心に、体操教室のような形で活動している」そうです。

 小学生などのスポーツ教育の競技者が多いのは意外な事実でした。全身運動、且つカッコイイのもやってみたくなるポイントですね。

忍者パルクールparkour

パルクールのアクロバティックな技を紹介!

 今回、moovoo編集部ではパルクール協会に取材し、競技を実践してもらいました。
登場してもらったのは秋野竜太さん。パルクール歴は2011年から7年。
普段は北海道を拠点に活動をしており、イギリスで1年間パルクールの修行を積んでいたこともあるそうです。

 エクストリームな技の数々をご覧ください。

パルクールを紹介する1分動画はこちらから↑

技の種類は無限大!

 パルクール協会の松田さん(前述)によると、パルクールの技は複数の技を組み合わせることで、どんどん開発されていくそうです。
今回、実践してもらった技を紹介していきます。

パルクールparkour1

・ノーハンドヴォルト
障害物を一気に飛び越えていきます。

パルクールparkour2

・サイドフリップ
高所から飛び降りたあとは横回転しての着地(受け身)をキメます。まるでアクション映画の1シーンのようです。

パルクールparkour3

上から撮影した様子。
※飛び降りた壁の高さは、約3m!!(撮影するだけで本当に怖かったです・・。)

パルクールparkour4

・ウォールフリップ
壁を駆け上がってからの、バク転!

パルクールparkour5

・マッスルアップ
腕力はもちろんのこと、体重移動をうまく使って障害物の上にのぼる技。

パルクールの普及と安全に楽しめる教育活動に取り組みたい

パルクール 秋野竜太さん

 秋野さんにインタビューしたところ「今、パルクールがメディアなどで注目を浴びる機会が増えてきたが、十分なトレーニングと安全確保をせずに起こった怪我や事故が増えてきています。パルクールの普及とともに、安全に楽しめる教育活動に取り組んでいきたい。」と語ってくれました。

 今回紹介してくれた技にも危険なものがありました。
やってみたいと思った方も、素人が見よう見まねで行わないよう正しい指導の元で行って下さい!


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