スーツの型崩れをアイロンで復活!月1回のスーツ「完璧メンテ」
毎日使うスーツ。
型崩れして立体感を失ってはいませんか?
今回は、スチームだけでは手に負えない型崩れをアイロンで復活させる、愛用スーツのための「完璧メンテ」の方法をご紹介します!
解説してくれるのは、『心斎橋リフォーム』取締役/副社長の内本久美子さん。有楽町のお店にお邪魔しました。
ヨレたスーツの完璧メンテナンスを1分動画にまとめたので、ご覧ください↓↓
まずは上着から
ご用意するものは、スチームアイロンと当て布。
アイロンは、素地によって設定温度を変えましょう。
リネンやシルクなどを織り交ぜた素材は、低温(120〜140℃)でアイロンがけすると生地を傷めません。
脇の縫い目をアイロン台に
アイロンがけをスムーズに運ぶため、身頃のサイドの縫い目をアイロン台の縁に合わせます。
縫い目に沿ってアイロンを
縫い目部分に当て布を置き、縫い目のラインに沿ってゆっくりとアイロンをかけていきます。
脇の下の縫い目にアイロンをかける時、シワになりやすいのでご注意!
腕部分も同様に
次はアームのアイロンがけ。身頃と同様、縫い目をアイロン台の縁に合わせて置きます。
アイロンがけはやさしく
こちらも縫い目に沿ってアイロンがけ。アイロンに力を込めず、やさしくかけるのがコツ。
プロの職人さんは、袖口とアイロンの両方を少し浮かせて、スチームとアイロンを交互に行っていました。※このアイロンはプロ専用のものなので、当て布をしていません。生地が傷む可能性があるので、ご自宅でやる場合は、当て布を忘れずに。
裾の折り目をチェック
意外とヨレているのが裾部分。折り目をしっかり確認して、ズレているようならアイロンを。
ヨレていたらアイロンを
裾がビシッとしていると、スーツの印象がかなり変わります。盲点になりがちなのでご注意。
襟部分もお忘れなく。ゆっくり丁寧に伸ばしながらやれば、シワになりにくいです。表からのアイロンがけ(裾)が難しい場合、スーツをひっくり返して、裏からやっても問題なさそう。
背中部分は裏側から
ジャケットを裏返し、背中の縫い目に沿ってアイロンがけ。これで身頃が復活します。
スーツの裏地がある(総裏仕様)場合は、表側からやります。
ベントを処理して上着は完了
最後にベント部分のシワ伸ばし。ここも裏側からアイロンをかけて、生地を労わりましょう。
こちらも裏地がある場合、表側から当て布をしてアイロンがけ。しっかりとシワを伸ばします。
パンツのアイロンがけ
パンツも縫い目を基点に
パンツはヒップの縫い目を基点に。ここをしっかりアイロンがけすると、立体感が広がります。
当て布をして表からアイロン
ヒップ部分を表からアイロンします。その後、クリース部分(パンツの正面部分にまっすぐ縦にはいる折り目のこと)に当て布をしてアイロンを。
その他の細かいシワは、スチームで伸ばしましょう。
もともとのラインをなぞるように、軽く滑らすくらいにしておくと失敗がありません。
一晩干せば完了
全工程が終了したらハンガーに掛けて、一晩干しましょう。これで型崩れも復活します!
心斎橋リフォームとは
心斎橋リフォームは、ジャケット、パンツ、ニット、レザーなどをはじめとした洋服のリフォーム専門店。
メンズ・レディースを問わず、洋服の早い直しが可能です。
東京、大阪、兵庫を中心に展開しており、東京には有楽町と六本木に店舗があります。(写真は有楽町駅近くにある丸の内店)
※この記事は、MEN'S EX ONLINEとmoovoo編集部で共同取材しました。企画は、MEN'S EX 2017年8月号「愛用品の『最短ケア』と『完璧メンテ』」を元に再構成しております。MEN'S EXは、仕事も休日もお洒落を楽しむ、できるビジネスパーソンのためのファッション情報を発信しています。
関連記事はこちら
ハウツーの記事はこちら
-
LINEの友達登録をお願いします!
LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!
XでMoovooをフォロー!
Follow @moovoo_