一夜漬け勉強は満腹？空腹？
テスト勉強。どうしても一夜漬けするときありますよね。
空腹と満腹で、学習効果が上がるのは、空腹！！？
その答えに近づく成果を東京都医学総合研究所の研究チームが７月２０日、横浜市で開かれた日本神経科学大会で発表されました。
ハエの嗅覚で実験。
チームはハエに２種類のにおいを学習させる実験を実施。
＜実験ルール＞ 一つは同時に電気ショックを与える「危険なにおい」。 もう一つは電気ショックなしの「安全なにおい」。 その後、２種類を同時に嗅がせ、危険なにおいを避けたら正解とする。＜通常結果＞ 学習時間が長いほど正解率は上がり、１分ほどで９割以上が正解した。
ドーパミン増加！
次に同じ実験を、えさを１６時間与えていない空腹状態のハエで試すと１０秒の学習で約半数が正解。普通のハエの正解率は３割。
空腹のハエは、神経伝達物質のドーパミンの放出量が増え、学習能力を上げているらしいことも突き止めた。
ドーパミンが増えた仕組みは謎だが、空腹時にえさのありかを素早く学習できれば生き残るチャンスも増えるかも知れない。同研究所の長野慎太郎主任研究員は「試験前の一夜漬けも、空腹で行うといいかもしれない」と話している。
一夜漬けのお菓子はガマンして、空腹で頑張りましょう！！
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