テッポウエビ、餌がなくても生きられる理由
突然ですが、「テッポウエビ」というエビの種類をご存知でしょうか。
4枚のエビ写真のうち、1つが「テッポウエビ」です。
正解は左下!。
ちなみに、左上は「アカエビ」、右上は「アシナガモエビモドキ」、右下「伊勢エビ」です。(伊勢エビ、食べたい・・。)
そんな「テッポウエビ」は、「ダテハゼ」という魚と、海底を掘って作る一つの小さな巣穴で共生することが知られています。
これまでエビは巣を作る穴掘り役。ハゼは巣の出口付近にいて、近寄る敵を見張る役とだけ考えられてきました。
ところが、大阪市立大の幸田正典教授らの研究チームが2015年11月、両者の関係について新たな分析を学会で発表しました。
ひたすら観察!!
幸田さんらは愛媛県沖で浅い海に潜り、ニシキテッポウエビとダテハゼを観察しました。するとエビは巣穴から出てもほとんどエサを食べず、またハゼは巣穴の外でフンをしないことがわかりました。
そこでハゼとエビを持ち帰り、水槽でさらに観察。
テッポウエビは、ハゼのフンを食べて生きていける!!
すると、ハゼだけにエサを与えてもエビの体重がほとんど変わらないことがわかりました!
観察を続けると、エビがハゼのフンを巣穴内で食べていることがわかりました。
エビは巣穴を掘る代わりにエサを得る。一方のハゼは見張り役や食事当番をする代わり、家を手にする。エビとハゼにも不思議な共生関係がありますね。
関連記事はこちら
ライフスタイルの記事はこちら
-
LINEの友達登録をお願いします!
LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!
XでMoovooをフォロー!
Follow @moovoo_
