〈プロ監修〉振動マシンおすすめ7選 ブルブル振動や体幹や筋力アップに役立つ
振動マシンとは、振動によって筋力アップやバランス力向上が期待できるトレーニング機器です。
この記事ではフィットネスクラブでの指導歴30年以上、登録1万6千人超のYouTuberでもある野上鉄夫さんに監修をいただき、振動マシンの選び方や効果的な使い方を解説します。
【リンク】愛用品の紹介記事
まずは編集部が選んだ、おすすめ人気振動マシンを紹介
Moovoo編集部
数ある振動マシンの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの商品を紹介します。
振動マシンで期待できる効果とは
まずは振動マシンとは、どのような効果が期待できるのかご紹介します(すべての方に同じ効果があるとは限りません。マシンの機能や運動プログラムの内容・頻度などにより異なります)。
バランス力の向上|姿勢を保ち、体幹を鍛える
振動マシンの上に乗ると、体は不安定な状況に。体が自然にバランスを取ろうとして、体幹が鍛えられることが期待できます。
ポイント解説
こうしたトレーニングは専門用語で「不安定なサーフェス上のトレーニング」と呼ばれます。ほかにはBOSUという器具や、JOBAという馬に乗った姿勢で機械が動くものもあります。ロープを使ったトレーニングも同様です。共通して言えるのは、通常のトレーニングではなかなか刺激しづらいインナーマッスルを刺激できること。これらは立派なトレーニングの一種であり、様々なジムの現場で活用されています。
筋力アップ|振動で筋肉を動かす
振動マシンにより体が揺れると、筋肉は反射的に伸び縮みを行います。「緊張性振動反射」とも呼ばれる、こうした伸び縮みにより筋力アップが期待できます。
ポイント解説
振動系マシンによる刺激により、アームカールやベンチプレスの爆発的な筋力を増大させたり、スプリントやジャンプのパフォーマンスを高めることが様々な研究により明らかになっています。※NSCA(全米Strength&Conditioning協会)の機関紙「Strength&Conditioning Journal」2017年7月号より
柔軟性の向上|振動とストレッチの組み合わせ
筋膜のねじれをほぐすことで、体が軽く感じたり動きやすくなったりする「筋膜リリース」が注目されています。
筋膜リリースには振動が効果的とされ、ストレッチと組み合わせることで心地よさだけでなく柔軟性・運動能力アップも期待できます。
ポイント解説
振動系マシンでシェイプアップしたい場合は、振動する機械にただ乗っているだけでなく、その上で軽く体を動かすのがおすすめです。まずは色々なポーズで身体を慣らしていき、次に振動するプレートの上でゆっくりスクワットをしたり腕立てや腹筋をしたりするとより効果的です。
振動マシンの効果的な使い方
ポイント解説
振動マシンを使った運動と休息時間の目安ですが、1回のポーズ(筋トレ)の運動時間は30秒から60秒、休息の時間も同様です。これを記事で紹介しているポーズや筋トレを数パターン、2〜3セット行いトータルの運動時間は10分を目安に行うようにしてください。
基本姿勢
まずは基本姿勢です。振動マシンの上で、しっかりと体を安定させられる状態で立ちましょう。
両足を開いて、膝を軽く曲げることがポイントです。膝をまっすぐの状態で振動を加えるのは避けてください。
プランク
プランクの体勢は、両肘を振動マシンの上に乗せ、足をまっすぐ伸ばした腕立て伏せに近い状態です。
床上でこの姿勢をキープしても腹筋に効果がありますが、振動マシンを使うことでより筋肉に刺激が伝わり、同時に体幹を鍛えることもできます。
トライセップディップ
トライセップディップの姿勢は、振動マシンに両手をつき、お尻を乗せて座った状態から足を2歩ほど進めます。お腹が上を向いた状態でお尻を浮かし、腕と足だけで体を支えた状態です。
四つん這いの向きが上下逆になった状態と考えればイメージしやすいでしょう。
腕の引き締めと同時に、直接腕に振動が伝わることでインナーマッスルが刺激され、特に二の腕が引き締められます。
スクワット
高い運動効果を求める方には、振動マシンの上でスクワットを行うと消費カロリーが高くなりおすすめです。振動による下半身への刺激と負荷が、筋力アップにつながります。
また、不安定な状態で行うスクワットは体幹をより鍛えてくれるため、運動能力の向上が期待できます。
リラックス
振動マシンに両脚をそろえて乗せて振動させると、ふくらはぎの筋肉などが心地よく揺さぶられ、溜まった疲れがリフレッシュされます。トレーニング機器でもありリラックスもできるのは振動マシンの特徴と言えます。
振動マシンの選び方
まず振動タイプについて紹介します。
- 2D式
運動が苦手でバランス感覚に不安のある方や、高齢者の方にも使いやすいのが「2D式」です。振動が上下のみでシンプルなため、手軽に利用できます。シンプルな振動でもパワーがあるマシンなら、体幹や筋肉を鍛えるトレーニング効果が期待できます。
- 3D式
2D式では物足りない方やバランス感覚に自信のある方には、上下だけでなく左右の振動も加わった「3D式」がおすすめです。より不安定さが増すことで、体に強い負荷をかけられます。インナーマッスルを鍛えて、筋力アップを図りたい方に向いている振動タイプです。
- 4D式
上下左右のほかに、1分間に数千回もの細かい振動を加えることで、より筋肉に刺激を与える「4D式」振動マシンが登場しています。多彩な振動を使い、より効率的にインナーマッスルを刺激したい方におすすめです。
- シェイカー式
「シェイカー式」は上下・左右それぞれに動くのが特徴です。振動がシンプルなため、初心者でも気軽に始められます。
振動回数|1分間に400回程度からがおすすめ
振動回数が多いほど、プラットフォームは不安定になるので満足のいく筋力トレーニングを行えます。1分間に400回程度振動するかを目安にしてください。
振動回数が1分間に200回程度のモデルから、800回を超える振動回数の多いモデルまであるので「無理なく毎日使いたい」「ハードなトレーニングをしたい」など目的に合わせたスペックを備えているかどうかに注目しましょう。
振動強度|調節できれば使い勝手よし
加えて振動強度も要チェック。振動回数が多くても、振動の強度が小さければもの足りなさを感じる可能性があります。一方で、強すぎてトレーニングが難しければ継続できません。
レベルにあわせて好みの振動強度に調節できるモデルや、立つ位置に応じて最適な振動強度へ自動調節してくれるモデルなどがあります。
ポイント解説
振動強度とは言い換えれば振幅の「幅」の事です。同じ振動回数でも振動の幅が大きくなれば運動強度は高まります。振動のレベル調節が細かく出来る物は、自分にあった運動強度をチョイスしやすいモデルと言えるでしょう。
体重制限|耐荷重には余裕をもたせる
体重制限にも注意が必要です。例えば、耐荷重80kgの振動マシンで、体重70kgの男性が使用するのは問題ないように思えます。
しかし振動マシンの上でエクササイズを行う場合、マシンの耐荷重を超える力が瞬間的に加わります。またトレーニングにダンベルなどを使う場合も、器具の重さをプラスしましょう。安全性を考慮して耐荷重に余裕のあるモデルを選んでください。
静音性|共振する音にも注意
マンションやアパートなどで使いたい場合は、静音性に優れたモデルを選ぶと、騒音の心配を減らせます。また、床への衝撃音を吸収してくれるマットも便利です。
ポイント解説
振動マシンは本体から出る音もそうですが、周りに置いてある家具などにも振動が伝わり、共振する音が発生しやすくなります。振動を吸収してくれるマットは必ず使用するようにしましょう。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重さ |
振動回数 |
振動調節 |
耐荷重 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MYTREX EMS振動マシーン MYTREX W FIT PRO |
10段階の温熱モードでリフレッシュ |
幅65×奥行41.8×高さ13.2cm |
約13kg |
720回/分 |
99段階 |
120㎏ |
|
RIORES(リオレス) ボディーシェイカー ピコ |
コンパクトボディにハイスペックな機能を搭載 |
約幅365×奥行281×高さ124mm |
約6.6kg |
約880回/分 |
99段階 |
約120㎏ |
|
アテックス(ATEX) ルルド シェイプアップボード AX-HXL300 |
便利なパワーベルトと保護マットが付属 |
約幅420×奥行400×高さ125mm |
約8.5kg |
約420〜630回/分 |
9段階 |
100kg以下 |
|
アルインコ(Alinco) バランスウェーブ コンパクト WBN5019W |
テレビを見ながら手軽にエクササイズ |
約幅400×奥行350×高さ120mm |
約8.0kg |
記載未確認 |
16段階 |
90kg |
|
RIORES(リオレス) ボディシェイカープロ |
1分間に約2,500回の振動を達成! |
幅75×奥行45.8×高さ14.8cm |
約16.75㎏ |
2,500回/分 |
30段階 |
100㎏ |
|
ドクターエア 3Dスーパーブレード スマート2 ESB-08 |
使いやすい簡単シンプル操作 |
幅650×高さ158×奥行360mm |
11.5kg |
約600~770回/分(上下振動)、約1,420回~2,020回/分(微振動) |
15段階 |
120㎏ |
|
クルールラボ WELLSPO ハイブリッド コア HC-BB30 |
トランポリン運動を再現した立体振動 |
約幅510×奥行き320×高さ140mm |
約8.5kg |
約850回/分 |
100段階 |
記載未確認 |
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