〈プロ解説〉インクラインベンチおすすめ13選 選び方や便利な機能も紹介
筋トレブームの到来により、カッコよくてきれいな体を手に入れたい方は多いはず。中でも、多くの人がまず鍛えるのが大胸筋です。
自宅で大胸筋を鍛えるなら、役立つのがベンチ台です。とくに、角度調節に対応したインクラインベンチはおすすめです。
「自宅で使うベンチ台は、どれがよいのかわからない」「購入しても、使い物にならなかったらどうしよう」こうした悩みや不安を解消して、お気に入りの1台を見つけたいですね。
この記事では、トレーナーとして活動し、鍛えた体の美しさを競う「フィジーク」の日本大会で優勝経験を持つ澤原魁門さんが、インクラインベンチの選び方を解説します。インクラインベンチのおすすめ商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
▼筋トレグッズについては、以下の記事で紹介しています。あわせて参考にしてください。
インクラインベンチとは? メリットも解説
 
      インクラインベンチとは、シートと座面の角度が変更できるベンチ台を指します。一方、オーソドックスなタイプがフラットベンチ。水平のままで、角度調節には対応していません。
フラットベンチでできるトレーニング種目は数種類に限られる一方で、角度を変えられるインクラインベンチなら、何十種類ものトレーニング種目に対応します。
 
      Photo by iStock
大胸筋を鍛えるベンチプレスでは、インクライン(頭が腰よりも高くなるように傾ける)にすると、大胸筋の上部が鍛えられ、デクライン(頭が腰よりも低くなるように傾ける)なら、大胸筋の下部に負荷をかけられます。
効果的な筋トレを行うなら、バリエーション豊富な筋トレメニューに対応する、インクラインベンチが圧倒的におすすめです。
インクラインベンチの選び方
 
      澤原 魁門さん
インクラインベンチの選び方のポイントや、注意点について解説します。
角度調節|背面だけでなく、座面にも注目
 
      インクラインベンチを選ぶ際は、背面シートだけでなく、座面シートの角度調節についても確認することが肝心です。
背面シートは、およそ80度まで調節できるものが理想的。ベンチプレスだけでなく、肩を鍛えるショルダープレスにも使えて、トレーニング種目をさらに増やせます。
一方、座面シートは30〜45度に調節できると理想的です。
 
      ポイント解説
インクラインベンチプレスを行う場合、座面に角度がないとダンベルにしっかりと力が伝わりません。座面シートの角度調節も、トレーニングをするうえで重要なポイントです。
耐荷重|200〜300kgを目安に
 
      耐荷重が大きいほど耐久性も高くなり、トレーニング時のフラつきを抑えられます。最大限のパフォーマンスを発揮しやすくなるため、耐荷重をチェックして選びましょう。
目安として、200〜300kg程度の耐荷重だと安心です。
 
      ポイント解説
とくに高負荷なトレーニングをする人は、重量の大きなトレーニング器具を扱うため、耐荷重300kgを目安に選ぶのをおすすめします。
シートのサイズ|縦幅・横幅ともにチェック
 
      シートのサイズは、メーカーや製品によってバラつきがあります。まず重要なポイントは、シートの横幅です。
横幅が不十分だと、体を横にして乗せた際に安定しにくく、トレーニング中の動作が不安定になります。とくに体格が大きい人は、グラつくことで怪我の危険性を高めるので要注意です。
また、背が高い人はシートの縦幅にも注意しましょう。縦幅が不十分で、ベンチプレスやショルダープレスの際に頭がシートから出てしまうと、トレーニングが困難になります。
 
      ポイント解説
私は一度、ベンチ台の購入で失敗した経験があります。とくに背の高い人は、シートの縦幅をチェックしたうえで購入しましょう。
あると便利な機能|床の傷を防ぐクッション、移動用キャスター
あると使い勝手がよくなる、便利な機能を紹介します。
クッション|床が傷つくのを防ぐ
インクラインベンチの中には、脚の底部にクッションを搭載した製品があります。床に傷がつくのを防げるので、うれしいポイントです。
 
      ポイント解説
注意点として、クッション付きでもトレーニング中の振動までは抑えられません。マンションやアパートなら、ベンチ台の下にフロアマットを敷くと安心して使いやすくなります。
キャスター|ベンチ台の移動に便利
一般的なベンチ台は10〜15kg程度と、無理なく運びやすいものがほとんど。しかし、耐荷重の大きいベンチ台や角度調節に対応したインクラインベンチは、重さのある構造で、移動するのは簡単ではありません。
そこで便利なのが、キャスター付きのタイプ。ベンチ台を別の場所に移動したいときや、床掃除などで位置をズラしたいときなどに、無理なく移動できます。
〈編集部PICK UP〉インクラインベンチ、人気メーカーの売れ筋商品
 
      Moovoo編集部
数あるインクラインベンチの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
【高コスパ】初心者向けインクラインベンチおすすめ4選
【折りたたみ】省スペース向けインクラインベンチおすすめ3選
【高重量対応】中〜上級者向けインクラインベンチおすすめ3選
【アタッチメント対応】多機能インクラインベンチおすすめ3選
| 外観 | 商品名 | 特長 | 本体サイズ | シートサイズ | 重さ | 耐荷重 | 便利な機能 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|
|   | LEADING EDGE(リーディングエッジ) マルチポジションベンチ LE-B80 | 3点フレーム構造による安定したフラットポジション | 幅54×奥行125×高さ42~123cm | 背面/横幅27×縦幅85cm、座面/横幅27×縦幅29cm | 約18kg | 300kg | 折りたたみ式 | 
|   | FIELDOOR(フィールドア) フラットインクラインベンチ | ダンベルトレーニングに適した座面高と角度を採用 | 約幅53×奥行110×高さ40~106cm | 背面/横幅24×縦幅71cm、座面/横幅24×縦幅35cm | 約21kg | 260kg | 記載未確認 | 
|   | アルインコ(Alinco) アジャスタブルベンチPRO FA223 | 日本人の体型に合わせて設計されたシートサイズ | 幅45.5×奥行133×高さ125cm(インクライン展開時) | 背面/横幅31.5×縦幅82cm、座面/横幅37×縦幅35cm | 約18kg | 300kg(フラット)、120kg(インクライン、シットアップ) | キャスター付き | 
|   | BARWING(バーウィング) トレーニングベンチ3WAY BW-DC04 | インクライン、フラット、デクラインの3WAYベンチ | 約幅49.5×奥行113×高さ42~113cm | 背面/横幅26×縦幅73cm、座面/横幅26×縦幅34cm | 約18.3kg | 300kg | キャスター付き | 
|   | DABADA(ダバダ) トレーニングベンチ | すっきり収納、リーズナブルな折りたたみモデル | 約幅31×奥行108.5×高さ101.2cm(展開時)、約幅31×奥行20×高さ82cm(折りたたみ時) | 背面/横幅21×縦幅68.5cm、座面/横幅32×縦幅34cm | 約8.4kg | 300kg | 折りたたみ式 | 
|   | WASAI(ワサイ) トレーニングベンチ MK600C | コンパクトに収納、省スペース設計の折りたたみ式 | 約幅33×奥行115×高さ45〜121cm | 背面/横幅27×縦幅55cm、ヘッドシート/横幅27×縦幅10cm、座面/横幅27×縦幅55cm | 約10kg | 180kg | 折りたたみ式 | 
|   | BARWING(バーウィング) トレーニングベンチ BW-AJB05 | 高い耐荷重を実現、独自設計の折りたたみ式ベンチ | 約幅27.5×奥行113.5×高さ43.5~119cm | 背面/横幅27.5×縦幅51.5cm(ヘッドレスト、背中パット除く)、座面/横幅29cm | 約8.85kg | 800kg | 折りたたみ式、ヘッドレスト、背中パット | 
|   | iROTEC(アイロテック) ハードグリップインクラインベンチHPM | 優れたグリップ力でトレーニング時のすべりを防ぐ | 約幅50.5×奥行127×高さ43.5cm(フラットポジション) | 背面/横幅31×縦幅90×厚み6cm、座面/横幅18~31×縦幅32×厚み6cm | 約31kg | 記載未確認 | キャスター付き | 
|   | Rep Fitness(レップフィットネス) AB-3100 FIアジャスタブルベンチ | ベンチの脚が邪魔になりにくい、独自の3ポスト設計 | 幅58×奥行128×高さ43cm(フラットポジション) | 背面/横幅23~30×縦幅88cm、座面/横幅20~27×縦幅33cm | 32kg | 320kg | キャスター付き | 
|   | MBC POWER MBC アジャスタブルベンチ | 業務用の強度と耐久性を備えたプロ向けベンチ | 幅61.5×奥行141×高さ44cm(フラットポジション) | 背面/横幅30.5×縦幅98×厚み6cm、座面/横幅30.5×縦幅35×厚み6cm | 46kg | 500kg(静止重量) | キャスター付き | 
|   | iROTEC(アイロテック) マルチポジションベンチ | 全身のトレーニング対応、拡張性に優れた多機能ベンチ | 幅70×奥行175×高さ55~121cm | 記載未確認 | 約33kg | 記載未確認 | 記載未確認 | 
|   | BODYMAKER(ボディメーカー) フラットマルチベンチ V | マルチなトレーニングができるアタッチメント付き | 幅74×奥行184×高さ123cm | 記載未確認 | 約30kg | 約150kg | 記載未確認 | 
|   | POWERTEC(パワーテック) ユーティリティーベンチ WB-UB20 | 多彩なオプションアタッチメントに対応した本格派 | 幅68×奥行132×高さ119cm(フラット時の高さ45cm) | 記載未確認 | 32kg | 270kg | キャスター付き | 
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