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2025年3月、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究者たちが、人間に近い精度で物を掴めるという義手システムを発表した。
できるだけ自然な人間の手に近づけるため、硬い素材と柔らかい素材を併用し、そこに触覚センサーによる物体識別機能を組み合わせているのが特徴だ。
内部骨格は硬く、指の感触は柔らかく
この義手システムは、5本の指には柔らかいポリマー素を用い、硬い内部骨格は3Dプリントで製作している。
指の関節に空気圧アクチュエータを備え、腕の筋肉の動き(EMG信号の検知)で指を動かし、物を掴んだり持ち上げたりできる。
また、指先に3層の触覚センサーを搭載。物体の感触を電機信号に変換し、電気神経刺激によってユーザーにフィードバックする仕組みだ。
このシステムによって、ユーザーは本物の手に近い感覚で直感的に操作できるとしている。
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ヒトの手とロボットハンドの境目がなくなっていく?
Johns Hopkins University