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「Miniature Swimming Robot」は、EPFLとマックスプランク研究所が開発した小型スイミングロボット。海の生き物に着想を得て、体を振動させながら静かに水面を進む。水生動物への影響を最小限にとどめながら、水辺の調査研究が行えるという。
自然に溶け込むように水面を移動
「miniature swimming robot」は、エイやウミウシのように、体全体をくねらせて泳ぐ海の生き物をヒントに開発された。
重さは6g。クレカよりも小さなボディに4つの人工筋肉を内蔵し、極薄のフィンを振動させて前進する。プロペラを使わず、静かで自然な動きが特徴で、水中の動植物に影響を与えにくいという。水面に漂う姿は、まるで落ち葉の様だ。
最大速度は秒速12cm。前進・旋回・後退・横移動が可能で、狭い隙間や水草の間の移動もOK。自身よりも重い物を押して動かすことも可能だ。さらに光センサーを搭載し、光源を追って自律航行もできる。
消費電力は500mW。電圧は最大500Vと高めだが、電流を低く抑え、内部回路を保護することで安全に動かせるのだそう。
EPFLとマックスプランク研究所は、今後も自然と調和した実用的なロボットの開発を進めていくとしている。
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ロボットが自然に寄り添う時代はもう始まってる?
EPFL, Florian Hartmann