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これが未来のハグ! 時間や場所を飛び越えて自分で自分も抱きしめられる「Hugtics」

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「Hugtics」は、Dentsu Lab Tokyoが研究開発している、時間も場所も飛び越えた新しいハグ。ハグをデータにして、着用したベストの人工筋肉が動く仕組みで、「自分で自分を抱きしめる」なんてことも出来てしまう。

仕組みは?

研究しているDentsu Lab Tokyoは、電通社内や社外のアーティストや研究者などと協働し、テクノロジーで新しい創造と課題解決に取り組むという電通の組織。今回の「Hugtics」も研究者の髙橋宣裕さんと研究している。

人工筋肉が編み込まれたウェア型デバイスを着て、トルソーを抱きしめる。トルソーには圧力センサーがついており、ハグのデータを計測できるようになっている。計測されたデータを人工筋肉にフィードバックし締め付けることで、まるで抱きしめられているような感覚になる。

自分の力で自分をハグできるし、遠く離れた人のハグを再現可能だ。

癒しを可視化

実際にベストを着用しトルソーを抱きしめると、思わず「おぉ」と声が出てしまう。目の前にいるのはトルソーなのに、抱きしめられている不思議な感覚。強く抱きしめると強くなり、強弱もなかなか正確。抱きしめてから反映までの時間差は1秒ほどだった。

試しにトルソーを他の人に抱きしめてもらったが、このとき自分は何も抱きしめていなく手ぶら状態。なのでハグというより、マッサージされている感覚に近かった。誰かのハグを味わいたい時は、なにかしらを抱きしめながらがいいかもしれない。

また、体験会では多くの人に見守られながらHugticsを試したが、これがとても恥ずかしかった。ハグを日常的にする外国と日本では、すこしこのデバイスに対する意識が違う気もする。

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「Hugtics」は世界最大級のカンファレンスSXSW 2023にも出展。500名以上が体験したという。Hugticsはメンタルヘルスなどの医療現場、エンタメなどでの活用を目指している。考えてみると、遠距離の恋人・2次元のキャラクター・アイドルなど、活用する分野はかなりありそうだ。

Hugtics

Dentsu Lab Tokyo


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