
〈我が家のコツ〉雨で濡れた靴の乾かし方 生乾き臭を防ぐケア方法のコツ
雨や水遊びで濡れてしまった靴。翌日には乾くだろうと思ってそのままにしたら「湿っぽいしなんか臭う…!」なんて経験はありませんか?
濡れた靴を乾かすには、意外と時間がかかります。毎日履いている靴であれば、早く完全に乾かしておきたいものですよね。
この記事では、雨で濡れた靴を早く、そして清潔に乾かすためのコツを紹介します。不快な生乾き臭を残さないポイントと、日ごろのお手入れ方法までお伝えしますので、参考にしてください。
靴が濡れた場合はここに注意
雨などで濡れてしまった靴を乾かす前に、やっておくと良いことがあります。それは、きれいな水で靴全体を洗い流すことです。
濡れた靴を放置すると、急速に雑菌が増殖し、あの不快な生乾き臭の原因になってしまいます。また、地面から跳ね返る雨(水)で汚れもつきます。そのため、家に帰宅したらすぐに、まずはきれいな水で靴全体を丁寧に洗い流すことを強くおすすめします。
スニーカーや上履きなど、水洗い可能な素材の靴は、洗剤を使い、まるっと洗ってしまいましょう。最近では家庭用洗濯機で洗える靴洗濯機や、靴専用の洗濯ネットも市販されていますが、素材によっては型崩れや傷みの原因となるため、必ず洗濯表示を確認し、手洗いまたはメーカー推奨の方法で行ってください。
革靴やパンプス、ブーツなど、水洗いが難しいデリケートな素材の靴は、靴全体をきれいな水で洗い流してください。ポイントは濡れている部分だけを洗い流すのではなく、靴全体に水をかけることです。
ちょっと勇気が入りますが、汚れや雑菌を全体的に洗い流すことで、乾かした後の臭いが軽減されますよ。
靴の乾かし方の基本

筆者撮影
それでは、靴の乾かし方の基本を見ていきましょう。私が普段履いているスニーカーを使って、どのくらいで乾くのかも見ていきます。
①靴全体を洗い流す

筆者撮影
まずは思い切って、靴全体に水をかけます。ブラシがあれば、こすりながら汚れを取っていきましょう。ブラシがなければスポンジを代用してもOKです。たわしなど、パーム繊維の素材のものはこすれる力が強いです。使う場合は、靴の素材を傷つけないように、優しくこすってください。
靴の中にもきれいな水を入れて、しっかりゆすいでおきます。
②水気をふき取る

筆者撮影
靴を全体的に洗い流したら、まずは水気をよくふき取ります。ここでよく水気を切ることで、その後の乾燥時間を大幅に短縮できます。
おすすめは、マイクロファイバータオルなど吸水性の良いタオルを使うこと。靴の表面をタオルでくるんで、全体的に優しく押さえつけながら水気を吸い取りましょう。靴の中にもタオルを入れて、しっかり取り除きます。かかと部分の水分も忘れずに吸い取りましょう。
③新聞紙を詰める

筆者撮影
しっかり水気が切れたら、新聞紙を丸めて靴の中に詰めておきます。新聞紙は吸水性が高いので、靴内部の湿気を効率的に吸収し、より早く乾かすことができます。
また、新聞紙を詰めることで、乾燥時の型崩れ防止にもなります。特に革靴を乾かす際は、かかとからつま先まで、靴全体に均等に、そしてしっかりと新聞紙をしっかり詰めておきましょう。革は乾く際に縮む力が働くため、形を保つために入れておく必要があります。
新聞紙は湿気を吸ったらこまめに交換することで、乾燥効率がさらにアップします。
④風通しが良い場所で乾かす

筆者撮影
新聞紙を詰めたら、、風通しが良く、直射日光の当たらない日陰で陰干しします。つま先を上にして壁に立てかけたり、靴ハンガーなどを使って吊るしたりすると、効率的に乾かすことができます。
直射日光や高温での乾燥は、極力避けましょう。日光の力を使えば、乾かす時間がかなり短縮されますが、乾燥しすぎてカサカサになってしまいます。また、色あせや型崩れの原因になってしまうことも。革製品は、急激な温度変化に弱く、ひび割れや硬化の原因となります。また、コタツやストーブの近くなど、局所的に高温になる場所での乾燥は、火災の危険性だけでなく、靴の素材を劣化させてしまうので絶対に避けてください。
今回、気温が15度くらいの気候で、濡れたスニーカーを陰干ししました。その結果、完全に乾くまで丸1日(24時間)かかりました。このことから、夏であれば半日、冬であれば1日半ほど、完全に乾くまで時間がかかると推測できます。
靴を早く乾かす方法

筆者撮影
「早く乾かしたい!」と急いでいる場合は、扇風機の「風の力」を使って乾かしましょう。
別の日に、夫のスニーカーを洗って、扇風機に当てながら乾かしてみました。その結果、かかった時間は6時間でした。風の力で、水気を素早く飛ばすことができます。扇風機を使ってその日のうちに乾かすことで、次の日には同じ靴を履くことができるでしょう。
ドライヤーを使って乾かすという方法もあります。ドライヤーを使う場合は、冷風を使用しましょう。温風を使うと、靴の素材によってはダメージに繋がる可能性があるため注意が必要です。
プロに任せたい方は
- 株式会社ホワイトプラス
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くつリネット ライトコース
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1足:5,500円
2足:7,920円
3足:9,900円
4足:11,800円
*いずれも税込み -
1足ずつプロが「手洗い」
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靴の状態を確認して「靴カルテ」を作成。プロが1足ずつ手洗いで仕上げます。乾燥機を使わずに時間をかけて自然乾燥するので、大切な靴をいためません。補色・起毛シミ抜きが付いたスタンダードコース、さらに撥水加工をプラスしたスペシャルコースもあります。
日頃のお手入れはどうする?

※筆者が使っている、靴専用防水スプレー(筆者撮影)
靴が完全に乾いたら、防水スプレーを使ってケアをしておきましょう。このひと手間が、靴を汚れや水濡れから守り、長持ちさせるポイントです。
防水スプレーは、靴が完全に乾いてから、風通しの良い屋外で、靴から20~30cm離して均一にスプレーしましょう。素材によってはシミになる場合もあるため、目立たない場所で試してから全体に使用してください。
防水スプレーを靴全体にムラなくスプレーすれば、ある程度の水をはじき、かつ汚れの吸着も防いでくれます。防水スプレーは、革、合皮、スウェード、合成繊維など、素材にかかわらず使用できるものが多く販売されています。
カバンや衣類にも使える防水スプレーを活用する
雨の日は、靴同様にカバンの濡れも気になる人が多いかと思います。私が使ったことのあるcolumbus(コロンブス)のAMEDAS(アメダス)は、カバンにもスプレーできます。事前にスプレーしておくと、アイテムのもちが良くなるのでおすすめです。
白いスニーカーにAMEDASをスプレーしてから履いていたのですが、汚れもつきにくくキレイなままで、気持ちよく履けました。
玄関の、手に届きやすい所に常に防水スプレーを置いておくと便利ですよ。
まとめ
雨で濡れてしまった靴も、正しくケアすることで、不快な臭いを残さず、清潔に保つことができます。大切な靴を長く愛用するために、以下のポイントを実践しましょう。
1. 靴全体を洗い流す
2. 水気をふき取る
3. 新聞紙を詰める
4. 風通しが良い場所で乾かす
さらに、靴が完全に乾いたら、履く前に防水スプレーでケアをしてください。このひと手間で、靴の寿命にも差がでてくることでしょう。
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