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介護×VR?老人ホームで旅行が可能になる、VR仮想体験「360VR+M」

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湘南にあるデイサービス「縁カナーデ」で、VR体験のイベントが行われた。
「360VR+M」というサービスで、介護施設やデイサービスの人たちに「その場にいる」体験をしてもらうことが目的だ。介護レクとVRを組み合わせることで、心と体のリハビリテーションにつながる効果が期待される。

今回は参加型バーチャルツアー「デカケッタ」で佐渡の旅を体験。新潟の佐渡の観光スポットをVRでめぐる。

実際にやってみて、入居者の方々の感想は?

30名ほどが集まるデイサービスに、15台ほどのヘッドセットが用意された。まず、目の前のスクリーンで佐渡についてガイドの方が解説。その後、観光ポイントになるとヘッドセットを装着!360°、佐渡の景色を楽しむ。

今回体験した佐渡の観光ポイントは宿根木の路地、小木のたらい舟、弁慶のはさみ岩と大野亀の花畑、北沢浮遊選鉱場、そして相川音頭の宵町流し。
初めてヘッドセットをつけた観光ポイントでは、「すごいな」「本当にそこにいるみたい」「これはどのように撮影してるんですか?」と驚きの声が漏れた。弁慶のはさみ岩では「こわいー!」と盛り上がり、相川音頭の宵町流しでは実際に踊って楽しむ人がいた。

実際に体験させてもらって魅力に感じたのは、視点の調整などめんどうな設定がなかったこと。VRヘッドセットを装着したらそのまますぐに見られるので、15台のヘッドセットを同時に、スムーズに動かせていた。調整に時間がかかるなどのトラブルは一切なく、交代しながら全員が佐渡を満喫。メガネをかけたままみられるのも、入居者の方達にとって快適そうだ。

また、花畑では花の香りがするスプレーで嗅覚も楽しんだり、佐渡の名産品「いごねり」を味わうなど五感で旅が楽しめる演出が用意されていた。

いごねりを味わって終わりと思いきや、最後にサプライズで長岡花火大会の映像が。圧巻の花火映像に拍手がおこり、「花火久しぶりにみた!」「た〜まや〜」と盛り上がっていた。
確かに、多くの花火大会が中止になり外出も難しくなった昨今、花火を見る機会は少なくなっただろう。そんな方々にとって、とても素敵なサプライズだった。

VRで広がる介護レクの選択肢

高齢になると、体力的にあまり遠出ができず行動範囲や出来ることが限られてしまうことが多い。VRを使うと、介護レクの一環で国内旅行どころか世界・宇宙旅行までもできる。

また、今回は参加型バーチャルツアーの紹介だったが、他にもサイクリングとVRを組み合わせたサービスや、子供時代の風景や音楽を楽しむサービスなど選択肢は様々だ。メンタルケアに限られず、リハビリテーションの継続にも役立ちそうだ。

・・・

テクノロジーで変わる介護の世界。老後の楽しみは、思ったより多いのかもしれない。

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株式会社VIC

CREDIT
Videographer/Writer :kaho.miyazaki

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