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1分で100人認証?「ゲートレス生体認証システム」が入場時の混雑をなくすかも

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NECが開発している「ゲートレス生体認証システム」は、多くの人数を同時に追跡・認証できる入場ゲート。テーマパークやオフィスなどの入場での使用を目指し、2024年の実用化にむけて開発が進む、まさに未来の入場方法だ。

ゲートレス生体認証システムとは?

入場口に1つのカメラが設置され、そのカメラ映像をもとに解析。通行者の頭上と床面に
設置したディスプレイが、登録された人は緑、登録していない人は赤と視覚的にアラートを表示する。

登録は10秒もかからない簡単な顔登録。認証時には、事前にダウンロードしたアプリやメールで本人に認証完了したことが通知される予定だという。

実際にやってみたが、マスクを外して枠内に顔をいれるだけ、とても簡単に登録できた。

どういうシステム?

NECが研究開発を続け、世界トップクラスを誇るという顔認証技術と、カメラから顔や体の一部が見えなくても高精度に照合できる、人物照合技術を組み合わせたもの。

一台のカメラ映像からこれら技術を併用させることで、リアルタイムに多人数の追跡が実現し、1分間に100人以上を認証できるという。

NECは「Bio-IDiom(バイオイディオム)」として、顔、虹彩、指紋・掌紋、指静脈、声、耳音響などから生体認証を行う開発を続けている。今回はその中で顔認証の技術が使われている。

いつ登場する?

このシステムは今後、テーマパークやイベント会場、オフィス、工場における入退管理、鉄道の自動改札のゲートレス化など、様々なシーンでの活用検証を進める予定。認証の精度を高めながら、2024年度の実用化を目指す。

「使用する際は走り抜けない」などのルール作りや、認証されていない人が見つかった時にどのような警備配置をするかなど、実用化に向けての課題もありそうだ。

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日常の課題を技術が解決していく。新しい入場の仕方は、もうそこまできているかも。


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