※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がbouncyに還元されることがあります。
カナル型(「イヤーピース」がついた密閉タイプ)とインナーイヤー型(耳介に引っ掛けて装着するタイプ)。イヤホンの先端といえばこの2つを想像する人が多いのではないだろうか。今回紹介する「Oladanceウェアラブルステレオ」は外耳道を圧迫しない、耳をふさがないオープンイヤー型のイヤホンだ。
以前bouncyで紹介した「Oladanceウェアラブルステレオ」だが、今回は実機が届いたので音質を含めてレビューをしていく。
現在、Makuakeにてクラウドファンディング中。税込み15,480円から支援購入できる。2022年8月末までにお届け予定だ。
耳を圧迫しない快適な付け心地
まずは簡単に「Oladanceウェアラブルステレオ」のおさらいしよう。耳にかけるだけの設計で、耳をふさがず快適に使えることが特徴のオープンイヤー型のイヤホンだ。
音声信号を音に変換するドライバーユニットも16.5mmと一般的なものに比べて大きい。「イヤホンの音」というよりかは、小型のスピーカーを耳元で鳴らしているというような印象。
付け心地も快適で、耳の中が圧迫されて不快だということがなく一日中つけていられた。
耳にサッとのせるような取り付け方のため、簡単に取れてしまいそうな見た目だが、模型の耳型につけて強めに振っても取れることはなかった。
ジョギングやウォーキングなどの運動で取れる心配は少なそうだ。
耳をふさがない設計上、車通りの多い道や駅のホーム、電車の中など騒音が気になる場所では少しイヤホンからの音が聞き取れない場面もあった。
移動時間をオンライン学習にあてたい人にとっては、もしかしたら少し向かないイヤホンかもしれない。
フル充電では、約16時間の連続再生が可能。家の中で音楽を聴きながら仕事をしたり余暇をすごしたりするにはちょうどいいかもしれない。
特に、耳をふさいでしまうイヤホンでは外の音が聞こえづらい。宅配便などの来客に気が付かない場合があるが、「Oladanceウェアラブルステレオ」は問題なくインターホンの音を聞き取れた。
在宅ワークが定着してきた、これからの時代にはうってつけのイヤホンだろう。
音質は低音と高音を少し強調したチューニング
今回は音質のチェックをするために、日本の音楽スタジオならどこにでも置いてあるモニターヘッドホン「MDR-CD900ST」と比較を行った。
比較の方法は、バイノーラルマイクに「Oladanceウェアラブルステレオ」と「MDR-CD900ST」を取り付けて、DAWソフトウェアの「Cubase」で録音したものをイコライザーで比較した。
なお、再生はパソコンで行い、出力のレベルはPC上で同じレベルに揃えてある。
実際にグラフで比較をすると、全体的に均等に音を鳴らすモニターヘッドホンに対して、低音と高音に少し特徴があるような波形だった。
さらに、イヤホンの構造からくるポイントとして耳を覆うようなモニターヘッドホンよりも6dBほど録音をしたときの音量が小さかった。
実際の聞こえ方の違いに関しては、ぜひ動画の方で体感してほしい。
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耳へのストレスが少ないイヤホンで、新しい音楽体験をしてみては?
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