〈プロ解説〉パソコンの安い時期はいつ? 買い替えの目安と選び方も紹介
ビジネス用途はもちろんのこと、教育や動画編集、ゲーミングなど、さまざまな使い方ができるパソコン。メーカーや使用目的によって、最適な買い方、購入時期が変わってきます。
用途が多彩だからこそ、目的にあったパソコンをベストなタイミングで購入したいものです。
そこで今回は、デジタル&家電ライターのコヤマタカヒロさんが、パソコンの安い時期やお得に購入するコツを詳しく解説します。
初心者向けのノートパソコンから本格派のデスクトップパソコンまでおすすめの商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
▼ パソコンの役立つ情報を紹介
購入から3〜5年後の買い替えがおすすめ
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パソコンの買い替えは、一般的に購入から3〜5年が目安と言われています。これは長く使っているとソフトウェア面での不具合が増えること、また、ソフトウェアの性能向上に伴い、ハードウェアの価値が失われることなどが原因です。
ソフトウェアの不具合に関しては、本体の初期化などで購入時の状態に戻すことが可能です。しかし、OSのサポートが終了したり、最新OSがインストールできないぐらい古くなったりしたら買い替えは必須。
仕事で使うパソコンの場合は、動作が遅く、作業効率が下がると感じるようになったら買い替えを検討しましょう。高性能モデルを購入すればそれだけ長く使い続けられることになります。
パソコンはどこで買う?
ポイント解説
パソコンは主に4つの場所・方法で購入できます。それぞれのメリットや特徴を知り、自分にあうパソコンを探しましょう。
① パソコンショップ・家電量販店|各メーカーの商品を比べやすい
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パソコンショップや家電量販店には、CPUやメモリなどの構成がすでに決められたパソコンが置いてあり、その日に持ち帰ることができます。メリットは複数のメーカーのパソコンを実際に触って確かめられることと、販売員に購入相談や価格交渉ができる点です。
また、大型店には、好みのスペックを選択できるカスタムメイドモデルの注文が可能なメーカー直営スペースを用意しているところもあります。
② メーカー直販サイト|自分好みにカスタマイズしやすい
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CPUやメモリ容量・ストレージ容量などを自分好みに選んで、メーカーに直接注文し購入できるのが、BTOやCTOと呼ばれるパソコンです。選べるパーツは製品によってさまざまで、CPUはそこそこでいいがストレージはたっぷりにしたい、といった要望にも対応できます。
用途にあわせて必要なパーツや性能を選べるので、コストパフォーマンスに優れているのもポイント。ただし、注文後に組み立てるため、手元に届くまである程度の期間が必要です。最新の人気パーツを選ぶと数ヶ月待ち、なんてこともあります。
③ Amazon・楽天市場などのECサイト|素早く手軽に入手できる
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購入できるパソコンは基本的に家電量販店で販売されているモデルと同じです。カスタマイズはできず、仕様はすでに決まっています。
ただし、中にはAmazon専用モデルなど、そのECサイトでしか購入できない限定モデルもあります。在庫のあるモデルなら、店舗に買いに行くことなく素早く入手できて便利です。
④ 中古パソコンショップ|法人向けパソコンを狙う手も
パソコンに詳しいユーザー向けですが、企業(法人)向けパソコンの中古モデルを狙う手があります。パーツ構成などは選べず、ストレージ容量が小さいなど、特殊な構成の場合もありますが、その分安く入手できます。
年度末から新年度にかけて出回ることが多いので、中古ショップの情報をチェックしておきましょう。
パソコンの安い時期は?店頭と直販で違い
ポイント解説
パソコンには、仕様が固定の店頭モデル(カタログモデル)とカスタマイズができる直販モデルがあります。それぞれのおすすめの購入時期をご紹介します。
店頭モデル|モデルチェンジ直前と3〜4月・11〜12月がお得
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一般的な家電製品と同様に、新モデルが発表されたあと少しずつ現行モデルが値下がりしていくため、購入するなら底値に落ちているモデルチェンジ直前がお得。また、新生活と年末商戦に向けて製品を開発し、販売することが多いので、3〜4月、11〜12月も狙い目です。
直販モデル|セール開催をチェック
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メーカーに直接注文して購入するため、次のモデルが発表されたからといって、店頭モデルのように価格が下落していくことはありません。
ただしそれでも買うタイミングがあります。1つは、新製品が発売された直後です。直販モデルのパソコンはスペックが選べるため、人気のパーツからなくなっていきます。
注文が遅れると入手できる日が先になったり、人気パーツの扱いがなくなったりする場合があるのです。安い時期というわけではありませんが、新モデルが欲しい場合は、売り切れなどが起きる前にすぐ購入するのがおすすめです。
そして、もう1つはセールのタイミングです。多くの直販サイトではさまざまな条件のセールを行なっています。中でもレノボ・ジャパンやDell、日本HPはお得に買えることが多いメーカーです。
在庫のたまった製品などは大幅に安くなる場合もあるので、メール登録をしてセールを狙うといいでしょう。
目的にあったパソコンの選び方
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パソコンを買うときに大切なのは、使う目的にあった性能を備えていることです。高価なパソコンを購入しても、使い道がネットサーフィンや動画視聴だけなら宝の持ち腐れとなり、出費だけがかさんでしまいます。
基本性能としてチェックしておきたいのは、CPU、GPU、メモリ、ストレージの4つ。さらにノートパソコンの場合は、ディスプレイサイズ、重さ、バッテリー駆動時間もポイントです。
初心者向け|メモリ8GB以上、ストレージ256GB
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どうしても価格の安さが重視されるので、それほど高性能なパソコンは選べません。最低ラインとして押さえておきたいのは、メモリ8GB以上、ストレージは256GBのSSDを搭載していること。この条件を満たしていれば当面は快適に使えます。
ビジネス向け|CPUはCore i5以上、メモリ8GB以上
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リモートワーク時代になり要求性能がアップしたのが仕事で使うパソコンです。ビデオ会議用ソフトとオフィスソフトを同時に快適に使うには、Intel製ならCore i5以上のプロセッサを搭載し、メモリは8GB以上、できれば16GB搭載のモデルがおすすめです。
また、ノートパソコンの場合は、持ち歩くか否かで画面サイズや重さ、バッテリー駆動時間の選択肢も変わってきます。条件にあうモデルをメーカー直販サイトで購入するのがおすすめです。
ポイント解説
ノートパソコンにとってディスプレイサイズとバッテリー性能は、重さと相反する要素。長時間駆動できて大画面のタイプは便利ですが、重くなりがち。さらに軽さを求めると、その分高価になってしまいます。バランスを見極めて選びましょう。
クリエイティブ向け|高性能なGPUが必須
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ビデオ編集やVR、ゲームなどを楽しみたい場合、高性能GPUを搭載したパソコンを選びましょう。GPUは非常に高価なパーツなので、予算とやりたいことのバランスを見て選んでください。新しいGPUが登場したタイミングや、値下がりのタイミングが狙い目です。
有料の動画編集ソフトを使う場合、NVIDIA社製ならGeForce GTX1650以上のGPUを搭載するとベスト。より高画質、長時間の動画編集を行う場合は、さらに強力なGPUが必要です。PCでVRやゲームを本格的に楽しみたいなら、GeForce RTX3050以上のGPU搭載が1つの目処となります。
続いてはプロおすすめ、パソコン5選
編集部より)この章の商品は2022年6月に選定いただきました。
おすすめポイント
10万円以下ながら、必須スペックを兼ね備えた、快適に使えるノートパソコン。即納モデルのためカスタマイズはできませんが、8GBメモリや256GBのSSDを採用するなど、十分な性能を備えています。また、オフィスソフトやセキュリティソフトなどをつけることも可能です。14インチの液晶ディスプレイは、縦に少し広いアスペクト比16:10。仕事にも使いやすいのがポイント。重さ1.54kgで携帯性にも優れています。
- Apple
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MacBook Air(M1,2020)
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税込み129,800円(楽天市場)
※M3チップ搭載の最新モデルが発売されています。 -
高い処理性能が魅力
-
楽天お買い物マラソン開催中!楽天市場で見る
- 最新の2024年モデルをAmazonで見る
おすすめポイント
高性能のApple M1チップを搭載した、13.3インチディスプレイの薄型モデル。おすすめは512GBのストレージを搭載する構成です。macOSはWindowsOSに比べて少ないメモリでも快適に使えるのがポイント。OSが異なるため、使えるソフトも変わってきますが、クラウドベースのサービスや主要オフィスソフトは問題なく使えます。重さ1.29kgで持ち運びやすく、最大18時間駆動するバッテリー性能も搭載し、場所を選ばず使えて便利です。性能とのバランスを考えるとコストパフォーマンスに優れています。
- VAIO
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VAIO SX14 VJS1448
-
販売終了
※最新モデルが発売されています。 -
小型・軽量なのに大画面
おすすめポイント
カーボンボディを採用することで、14インチディスプレイを搭載しながら約999gの軽さを実現。直販モデルでは4Kの超高精細ディスプレイなども選択でき、ビジネス向けのノートパソコンとして使い勝手がよく、優れた性能を誇ります。また、最長30時間のバッテリー性能を誇り、フルHDカメラやLTE通信機能なども搭載可能です。ビジネスのニーズにあった仕様が選べます。
おすすめポイント
第12世代のCPUやGeForce RTX 3060など、妥協のない高性能パーツを搭載したクリエイティブ向けのデスクトップ。拡張性の高いタワーケースを採用していて、使い方にあわせたカスタマイズができます。さらに本体前面にUSB端子などを複数配置しており、アクセスしやすいつくりです。ハンドルとキャリーを装備していて移動しやすいのも、ほかにはない機能です。動画編集や3Dグラフィック、VRなどに適しています。
おすすめポイント
高性能GPUを搭載し、手軽にPCゲームやクリエイティブな使い方ができます。ゲーミングPCならではのボディデザインも特徴。ゲーム中に気が散るのを防ぐため、側面の端子部と通気孔が目につきにくいよう配慮されています。また、高速データ転送ができるThunderbolt 4端子、高速描画ができる14インチフルHDディスプレイを搭載するなど、最新のハードウェア構成を採用しています。多目的に使えるのが魅力です。デルは割引クーポンを発行することが多いので、それを活用するのがお買い得です。
〈編集部PICK UP〉パソコン、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるパソコンの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
- ASUS
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ROG Ally RC71L-Z1E512
- 税込み92,000円(楽天市場)
-
ハンディサイズのウルトラモバイルPC
-
8コア16スレッドのCPUを搭載したコンパクトなゲーミングPC。最大8Kの映像出力が可能なDisplayPortを搭載しており、外部モニタにつないで大画面でプレイすることもできます。
手軽に持ち歩けるので、外出先でゲームをプレイしたい方におすすめです。
内蔵バッテリーは、動画再生やクラウドゲームプレイ時で約6.8時間。端末への負荷が重いヘビーゲームプレイ時で約2時間プレイできるとのことです。
外観 |
商品名 |
特長 |
CPU |
GPU |
メモリ |
ストレージ |
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【筆者おすすめ】Dell New Inspiron 14 AMD |
必須スペックを備えた即納モデル |
AMD Ryzen 5 5625U(6コア/12スレッド) |
AMD Radeon グラフィックス |
8GB |
256GB |
|
【筆者おすすめ】Apple MacBook Air(M1,2020) |
高い処理性能が魅力 |
Apple M1(8コアCPU) |
Apple M1(7コアGPU) |
8GB |
512GB |
|
【筆者おすすめ】VAIO VAIO SX14 VJS1448 |
小型・軽量なのに大画面 |
Intel Core i5-1155G7(4コア/8スレッド/2.50GHz(最大4.50GHz)) |
Intel Iris Xe グラフィックス |
8GB |
256GB |
|
【筆者おすすめ】マウスコンピューター DAIV Z7 [Windows 11] |
水冷CPUクーラー搭載 |
Intel Core i7-12700F |
GeForce RTX 3060 |
32GB |
512GB |
|
【筆者おすすめ】Dell Alienware x14 |
14.5mmの薄型ボディが魅力 |
Intel Core i7-12700H(14コア/20スレッド/2.40/5/6GHz(最大4.7GHz)) |
GeForce RTX 3060 |
16GB |
512GB |
|
マイクロソフト Surface Laptop Go 2 8QF-00040 |
最長13.5時間使用できるバッテリー搭載 |
Intel Core i5-1135G7 |
Intel Iris Xe グラフィックス |
8GB (LPDDR4x) RAM |
256GB |
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Lenovo(レノボ) LOQ Tower 17IRB8 90VH004KJP |
冷却性能の高いデスクトップゲーミングPC |
Intel Core i5-13400F |
NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER |
16GB |
512GB |
|
ASUS ROG Ally RC71L-Z1E512 |
ハンディサイズのウルトラモバイルPC |
AMD Ryzen Z1 Extreme |
AMD Radeon グラフィックス |
16GB |
512GB |
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