Photo by iStock

〈プロ解説〉除湿機・衣類乾燥除湿機の選び方、電気代やおすすめ商品も紹介

石井 和美(家電プロレビュアー)
2022-05-25

湿気が溜まりやすい浴室やクローゼットなど、じめじめしやすいところで除湿機を使うとカラッとして、カビの発生やダニなどの繁殖を抑えられます。

湿気の多い梅雨時や夏の一定期間だけ使用する「季節家電」という印象を持つ方も多いようですが、今は部屋干しの際に便利な衣類乾燥除湿機を選び、一年を通して使用する方も増えています。 今回は、除湿機・衣類乾燥除湿機の選び方やおすすめ商品をご紹介します。

家電プロレビュアー
石井 和美
白物家電のレビューを得意とする家電プロレビュアー。茨城県守谷市にレビューハウス「家電ラボ」開設。WEBメディア、雑誌、ラジオ、テレビで、家電コメンテーター、家電コンサルタントとしても活動中。

除湿機選び、まとめ画像

おすすめ・人気商品をまずは一覧で

※上下左右にスクロールできます

外観

商品名

特長

サイズ

重量

除湿方式

定格除湿能力

タンク容量

Amazonで見る

【筆者おすすめ】 パナソニック 衣類乾燥除湿機 F-YHVX200

ワイド送風でたくさん乾かせる

幅37.8×奥行29.6×高さ66.2cm

17.4kg

ハイブリッド式

15/17L/日(50Hz/60Hz)

約5L

楽天市場で見る

【筆者おすすめ】 シャープ 衣類乾燥除湿機 CV-P120

しっかり乾燥、カビバリア運転も人気

幅35.9×奥行24.8×高さ66.5cm

約15.5kg

コンプレッサー式

11/12L/日(50Hz/60Hz)

約4.5L

Amazonで見る

【筆者おすすめ】 三菱電機 三菱衣類乾燥除湿機 MJ-M120TX

生乾きの部分を狙って乾燥

幅36×奥行21×高さ53.4cm

13.5kg

コンプレッサー式

11/12L/日(50Hz/60Hz)

約3L

楽天市場で見る

コロナ 衣類乾燥除湿機 CD-S6321

カラッと部屋干しできるスリムタイプ

幅17×奥行36.5×高さ53.3cm

8.3kg

コンプレッサー式

5.6/6.3L/日(50Hz/60Hz)

約3L

Amazonで見る

パナソニック 衣類乾燥除湿機 F-YHVX90

洗濯物の真下に置ける省スペースボディ

幅47×奥行25×高さ33.5cm

約10.5㎏

ハイブリッド式

6/6.5L/日(50H/60Hz)

約2.4L

Amazonで見る

山善 除湿機 YDC-C601

コスパに優れたシンプル機能モデル

約幅27.6×奥行18.5×高さ48cm

約10.8kg

コンプレッサー式

5/6L/日(50Hz/60Hz)

約2L

除湿機、衣類乾燥除湿機とは

衣類の湿気をとっている画像

除湿機は部屋の湿度を下げることができます。中でも、最近注目されているのは衣類乾燥除湿機。衣類乾燥除湿機には「衣類乾燥」というモード選択があり、洗濯物を効率的に乾かすための送風機能が備わっています。

石井 和美

ポイント解説

衣類乾燥除湿機は除湿しながら風を当て、短時間で洗濯物を乾かすことができるので、イヤなニオイが発生しにくいというメリットがあります。

除湿方式は3種類、メリット・デメリットは?

除湿機

Photo by iStock

コンプレッサー式

  • メリット...ヒーターを使用しないため消費電力が小さく、電気代も安め
  • デメリット...コンプレッサーを内蔵し、音が大きく重いものが多い

取り込んだ空気中の水分を冷却器で冷やし、結露させて水滴にします。基本的にエアコンの除湿と同じ仕組みで、水滴は水タンクに溜まっていきます。

ヒーターを使用しないため、室温の上昇が抑えられます。夏でも部屋が暑くなりにくく、快適にすごせるのが特徴です。そのぶん、寒い冬など室温が低い環境では除湿効果が下がります。

コンプレッサーを内蔵し、エアコンの室外機と同じような構造なので音が大きいことも。また、10kg以上の重いものが多く、毎回移動して使用する方は注意が必要です。

コンプレッサー式除湿機をECサイトで見る

Amazonを見る

楽天市場を見る

Yahoo!ショッピングを見る

デシカント(ゼオライト)式

  • メリット...ヒーターを使用するため寒い冬でもしっかり除湿できる
  • デメリット...消費電力が大きく、電気代が高め

ゼオライトという吸着材に空気中の水分を吸着させる除湿方式です。ゼオライトをヒーターで熱し、吸着した水分を熱交換器に戻します。水分が水滴になり、水タンクに溜まる仕組みです。

ヒーターを使用するため、寒い冬でもしっかり除湿できます。室内干し用として一年中使用する方におすすめです。

その反面、ヒーターは消費電力が大きいので、コンプレッサー式と比較すると電気代は高め。また、室温が上昇するので、夏などに使用すると部屋が暑くなります。

デシカント式除湿機をECサイトで見る

Amazonを見る

楽天市場を見る

Yahoo!ショッピングを見る

ハイブリッド式

Photo by Amazon
  • メリット...コンプレッサー式とデシカント式を使い分けて効率よく除湿できる
  • デメリット...本体価格が高め、サイズが大きく重いものが多い

ハイブリッド式はその名の通り、コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせた除湿方式です。周囲の環境にあわせて使い分け、効率よく除湿ができます。

いいとこ取りですが、本体価格は高め。また、サイズも大きく、重いものが多いので実物をしっかり確認することをおすすめします。

ハイブリッド式除湿機をECサイトで見る

Amazonを見る

楽天市場を見る

Yahoo!ショッピングを見る

3種類の電気代はいくら?

はてなマークのイメージ画像

Photo by iStock

コンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式の3モデルを揃えているシャープの除湿機を例に比較しました。衣類乾燥「速乾」運転時での衣類乾燥時間の総消費電力量より算出されています。

デシカント式は約2.5人分のコンパクトモデルですが、ヒーターを使用するため、電気代はやや高め

コンプレッサー式はヒーターを使用しないため、消費電力が低く、一番省エネです。ただし、冬場など寒い部屋では除湿能力が低下するので使用する環境を選びます。

ハイブリッド式は約4.5人分と大容量の衣類乾燥に対応し、スピードも圧倒的に速く、効率よく乾かせます。本体価格は高めですが、電気代を抑えられるので、一度にたくさんの洗濯物を室内干しする方はハイブリッド式がおすすめです。

1時間あたりの消費電力(50Hz)

衣類乾燥時間(2kg)

衣類乾燥1回あたりの電気代

コンプレッサー式CV-P120(乾燥容量目安:約3人分)

275W(約7.4円)

約100分

約13円

デシカント式CV-P60(乾燥容量目安:約2.5人分)

510W(約14円)

約99分(梅雨時)

約24円(梅雨時)

ハイブリッド式CV-PH140(乾燥容量目安:約4.5人分)

660W(約18円)

約64分(梅雨時)

約20円(梅雨時)

一般社団法人日本電機工業会 自主基準(JEMA-HD090:2017)により測定。電力料金目安単価27円/kWh(税込)で算出。

※乾燥容量目安は、約6畳・室温20℃・湿度70%の空間で乾かせる量の目安(1日1人分の洗濯物量の目安は約1.5kg)です。

除湿機の選び方、4つのポイント

石井 和美

石井 和美

除湿機を選ぶ際に注目したいポイントを4つご紹介します。

① 本体のサイズと重さ|移動するならキャスターと取っ手にも注目

白色の除湿器

ハイブリッド式は、コンプレッサー式とデシカント式の両方の構造を有しているため、本体サイズが大きく、15kgを超えるものもあります。その次に大きいのはコンプレッサー式で10kg前後が多いです。デシカント式は比較的小容量モデルが多く、5~7kg程度とコンパクトで軽め。

除湿機は見た目こそ空気清浄機に似ていますが、空気清浄機のような軽さではなく、ずっしりと重いのが特徴です。そのため、底部にキャスターが付いているものが多いのですが、もし使用するたびに移動するのであれば、キャスターがなめらかに動き、取っ手が持ちやすい位置にあるタイプを選んでください。

② 除湿能力|定格除湿能力をチェック

ペットボトルに入った水

梅雨や夏場など、季節を限定するのであればコンプレッサー式で十分です。寒冷地に住んでいる方や、冬も部屋干しで使うという方には、ハイブリッド式かデシカント式をおすすめします。本体価格は高くなりますが、通年効率よく使えるハイブリッド式が最近は人気です。

除湿能力は、各モデルの仕様から定格除湿能力の欄をチェックしましょう。最上位クラスは11〜13L/日と、かなりパワフル。4~5人分の洗濯物を一度に乾燥させることができます。

③ タンク容量|大きいと水捨ての回数が少なく便利

タンクの写真

筆者撮影

タンク容量は大きいほど溜めておける水の量が増えるので、大きいタイプを選ぶと水捨ての回数を減らせます。ただ、そのぶん一回の持ち運びは重くなるため注意しましょう。

ホースと除湿器

筆者撮影

洗面所などで使用する際は、本体にホースを繋いで直接連続排水できるタイプを選ぶと便利です。

④ メンテナンスのしやすさ|タンクの取り出し場所や形状を確認

除湿器のメンテナンス

Photo by iStock

除湿機は溜まった水を捨てる作業が必要です。タンクの取り出しやすさ、洗いやすさなども要チェック。

メーカーによって取り出し場所や形状も異なり、タンクを前から引き出すタイプ、横から引き出すタイプ、上から引き上げるタイプなどさまざまです。置き場所などによっても使いやすさは変わるので、確認しておきましょう。

石井 和美

ポイント解説

最新モデルでは、蓋を外して隅々まで洗えるものも増えています。なるべくシンプルな形状で、手を入れてサッと洗えるタイプがおすすめです。

おすすめのメーカー

石井 和美

石井 和美

除湿機の購入を検討している方におすすめのメーカーを3つご紹介します。

シャープ

シャープの人気機能は、独自のプラズマクラスターです。衣類を乾燥させながらプラズマクラスターイオンを放出し、生乾きのイヤなニオイをすばやく消臭します。

また、スリムな細長いフォルムで、メンテナンスもしやすく、使い勝手のよさも評価されています。

パナソニック

パナソニックの衣類乾燥除湿機はナノイーを搭載し、部屋干し臭を抑制します。

上位モデルに搭載されている2枚の左右独立したルーバーもオリジナル。洗濯物と洗濯物のあいだにしっかり風が届き、ムラなく乾燥させることができます。操作性がよく、取扱説明書が親切なので、初心者でもすぐに使用可能です。

三菱電機

生乾きの場所だけ狙って乾燥する「部屋干しおまかせムーブアイ」で無駄なく乾燥するなど、独自の機能が豊富。上下160度、左右180cmの広範囲に風を当てられるモデルもあり、大量の洗濯物を乾かせます。

コンプレッサー式は通常冬に除湿能力が低下すると言われますが、最上位モデルは「おまかせ霜取」で熱交換器の霜取りをして、室温1℃からでも除湿が可能です。

続いては、筆者が選ぶ除湿機3選

石井さんおすすめ①
  • パナソニック
  • 衣類乾燥除湿機 F-YHVX200

  • 税込み97,600円
  • ワイド送風でたくさん乾かせる

石井 和美

おすすめポイント

ワイド送風(幅約165cm)で、一度にたくさんの洗濯物を乾かせます。独自のツインルーバーがバラバラに動いて洗濯物をはためかせ、乾きムラができにくくなっています。

コンプレッサーから生じる排熱をデシカント式の除湿に再利用。2つの除湿方式のメリットを最大限に活かし、より少ない消費電力を実現しています。

「ツインルーバーの動き」を紹介する公式動画がこちら

サイズ:幅37.8×奥行29.6×高さ66.2cm
重量:17.4kg
除湿方式:ハイブリッド式
定格除湿能力:15/17L/日(50Hz/60Hz)
タンク容量:約5L
石井さんおすすめ②
除湿機 CV-P120
  • シャープ
  • 衣類乾燥除湿機 CV-P120

  • 税込み50,900円
  • しっかり乾燥、カビバリア運転も人気

石井 和美

おすすめポイント

コンプレッサー式のスタンダードモデル。広角自動スイングルーバーで2段干しや丈の長い衣類でもしっかり乾燥します。天井付近から下方まで風を届けられ、タオルなどもよく乾くのが特徴です。

部屋のカビを未然に防ぐカビバリア運転も人気。パワフルな風量と除湿、プラズマクラスターイオンの効果で、カラッとした気持ちよい部屋を維持できます。
サイズ:幅35.9×奥行24.8×高さ66.5cm
重量:約15.5kg
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力:11/12L/日(50Hz/60Hz)
タンク容量:約4.5L
石井さんおすすめ③
  • 三菱電機
  • 三菱衣類乾燥除湿機 MJ-M120TX

  • 税込み46,832円
  • 生乾きの部分を狙って乾燥

石井 和美

おすすめポイント

生乾きの部分を狙って乾燥させる機能を搭載。光ガイドが濡れている場所を示すので、どこが乾いていないのか一目でわかります。

3次元広角狙えルーバーが左右100°に可動し、ワイドに送風。赤外線・温度・湿度による3つのセンサーで、洗濯物の位置や量、状態を検知してすばやく乾かします。

床付近にも風を送ることができ、上履きなどの靴を乾燥させるのに便利です。風がパワフルなので、広い部屋の除湿にも適しています。
除湿器を使用している写真

筆者撮影

サイズ:幅36×奥行21×高さ53.4cm
重量:13.5kg
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力:11/12L/日(50Hz/60Hz)
タンク容量:約3L

〈編集部PICK UP〉除湿機の売れ筋商品

女性顔イラスト(検証コメント用)

Moovoo編集部

数ある除湿機・衣類乾燥除湿機の中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
PICK UP➀
衣類乾燥除湿機 CD-S6321
  • コロナ
  • 衣類乾燥除湿機 CD-S6321

  • 税込み18,800円(楽天市場)
  • カラッと部屋干しできるスリムタイプ

  • 部屋干しをしっかり乾燥できる、コンパクトなコンプレッサー式の商品です。2種類の衣類乾燥モードがあり、速乾モードでは強風連続運転でカラッと仕上げられます。

    おまかせモードでは、湿度センサーで検知して衣類が乾いたころに自動停止する、オートストップ機能がついているのもうれしいポイントです。最長12時間で運転を停止します。

サイズ:幅17×奥行36.5×高さ53.3cm
重量:8.3kg
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力:5.6/6.3L/日(50Hz/60Hz)
タンク容量:約3L
PICK UP②
  • パナソニック
  • 衣類乾燥除湿機 F-YHVX90

  • 税込み49,800円
  • 洗濯物の真下に置ける省スペースボディ

  • 本体の高さをおさえ、衣類の下に置けるサイズ感にこだわったハイブリッド式。ワイド送風とスイングルーバーの機能を備え、上下や全方向に風向きを切り替えられます。

    脱臭や臭いの原因菌を除菌する、ナノイーX(48兆)を搭載しているのも魅力の1つです。洗濯しにくい衣類の臭いケアにも使えます。

サイズ:幅47×奥行25×高さ33.5cm
重量:約10.5㎏
除湿方式:ハイブリッド式
定格除湿能力:6/6.5L/日(50H/60Hz)
タンク容量:約2.4L
PICK UP③
  • 山善
  • 除湿機 YDC-C601

  • 税込み14,800円(楽天市場)
  • コスパに優れたシンプル機能モデル

  • 衣類乾燥モードを搭載した、リーズナブルなコンプレッサー式除湿機です。ルーバーは3段階の手動式で、洗濯物にあたりやすい角度にしてピンポイント送風できます。

    操作しやすい、シンプルなボタン配置も魅力です。本体上部に大きな取っ手がついているので、持ち運んで使いたいときにも重宝します。

サイズ:約幅27.6×奥行18.5×高さ48cm
重量:約10.8kg
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力:5/6L/日(50Hz/60Hz)
タンク容量:約2L
※上下左右にスクロールできます

外観

商品名

特長

サイズ

重量

除湿方式

定格除湿能力

タンク容量

Amazonで見る

【筆者おすすめ】 パナソニック 衣類乾燥除湿機 F-YHVX200

ワイド送風でたくさん乾かせる

幅37.8×奥行29.6×高さ66.2cm

17.4kg

ハイブリッド式

15/17L/日(50Hz/60Hz)

約5L

楽天市場で見る

【筆者おすすめ】 シャープ 衣類乾燥除湿機 CV-P120

しっかり乾燥、カビバリア運転も人気

幅35.9×奥行24.8×高さ66.5cm

約15.5kg

コンプレッサー式

11/12L/日(50Hz/60Hz)

約4.5L

Amazonで見る

【筆者おすすめ】 三菱電機 三菱衣類乾燥除湿機 MJ-M120TX

生乾きの部分を狙って乾燥

幅36×奥行21×高さ53.4cm

13.5kg

コンプレッサー式

11/12L/日(50Hz/60Hz)

約3L

楽天市場で見る

コロナ 衣類乾燥除湿機 CD-S6321

カラッと部屋干しできるスリムタイプ

幅17×奥行36.5×高さ53.3cm

8.3kg

コンプレッサー式

5.6/6.3L/日(50Hz/60Hz)

約3L

Amazonで見る

パナソニック 衣類乾燥除湿機 F-YHVX90

洗濯物の真下に置ける省スペースボディ

幅47×奥行25×高さ33.5cm

約10.5㎏

ハイブリッド式

6/6.5L/日(50H/60Hz)

約2.4L

Amazonで見る

山善 除湿機 YDC-C601

コスパに優れたシンプル機能モデル

約幅27.6×奥行18.5×高さ48cm

約10.8kg

コンプレッサー式

5/6L/日(50Hz/60Hz)

約2L

除湿機の人気売れ筋ランキング

HOME

>

家電

>

〈プロ解説〉除湿機・衣類乾燥除湿機の選び方、電気代やおすすめ商品も紹介


  • LINEの友達登録をお願いします!

    LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!

    友だち追加

    twitterでMoovooをフォロー!