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【徹底解説】空港ラウンジが無料で利用できるクレジットカードおすすめ8選

黒田 瞳
公開: 2021-10-20

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空港での待ち時間をすごすのに便利な空港ラウンジ。実は、持っているクレジットカードによって使える空港ラウンジも違えばサービス内容にも違いがあるので注意が必要です。

そこで今回は、空港ラウンジにどのような種類や違いがあるのか解説します。また、空港ラウンジを利用したい人におすすめのクレジットカード8選も紹介します。


空港ラウンジの種類は3つ

空港のイメージ画像

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空港ラウンジとは、搭乗前の待ち時間を快適にくつろげる環境が整えられた待合室のことです。

カードラウンジ

カードラウンジとは、提携しているクレジットカード会社のカードを入口で提示すると無料で利用できる空港ラウンジを指します。

航空会社ラウンジ

航空会社ラウンジとは、航空会社が自社グループ便の飛行機利用者向けに提供している空港ラウンジのことです。

有料ラウンジ

有料ラウンジとは、所定の料金を支払えば誰でも利用できる空港ラウンジのことです。

空港ラウンジごとのサービスの違い

基本的に、空港ラウンジでは下記のようなサービスが提供されます。

・Wi-Fiの利用
・コピー・FAX(有料)
・シャワー(一般的には有料)
・新聞や雑誌などの閲覧(無料)
・マッサージ機の利用(無料または有料)
・ドリンクサービス(無料または有料)

提供されているドリンクサービスやマッサージ機等の利用が有料か無料かは、空港ラウンジの種類によって異なります。

<空港ラウンジサービス例一覧表>

サービス内容

カード会社ラウンジ

航空ラウンジ

有料ラウンジ

ソファ

ソフトドリンク

アルコール

有料

有料

軽食

有料

ビュッフェ形式の食事

×

×

レストランの食事

×

×

シャワー

Wi-Fi

新聞・雑誌

電話・FAX

有料

有料

◯:無料サービスあり
△:ラウンジにより異なる
×:なし

空港ラウンジを利用できる会員制サービス

空港ラウンジのイメージ

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空港ラウンジを利用できるようになる2つの会員資格について解説します。

プライオリティ・パス

プライオリティ・パスとは、世界148ヵ国600都市に及ぶ約1,300ヵ所以上の空港ラウンジを、航空会社や搭乗クラスに関係なく利用できるサービスです。

プライオリティ・パスは3つのプランに分かれています。

①スタンダード
年会費:US$99
会員利用料金:利用料金US$32
同伴者利用料金:US$32

②スタンダード・プラス
年会費:US$299
会員利用料金:無料利用10 回、その後の利用料金US$32
同伴者利用料金:US$32

③プレステージ
年会費:US$429
会員利用料金:全て無料
同伴者利用料金:US$32


日本国内でも、羽田・成田・中部・関空福岡の空港でラウンジを利用できます。そのほかのプライオリティ・パスで利用可能な空港ラウンジは、公式ページで検索可能です。

ラウンジ・キー

ラウンジ・キーも、プライオリティ・パスと同様に世界中の空港ラウンジを利用できるサービスです。プライオリティ・パスが世界で1300ヵ所利用できるのに対して、ラウンジ・キーは世界約1,100ヵ所以上となっています。

もうひとつプライオリティ・パスと異なるのは、ラウンジ・キーは基本的にカード会社の提携サービスとなっているため、ラウンジ・キー付帯のクレジットカードを保有する以外に入会方法はない点です。

空港ラウンジ利用料は、全て利用料がかかる場合や3回まで無料など、カードによって異なります。

利用可能な空港ラウンジはラウンジ・キーの公式ホームページから検索してください。

空港ラウンジを無料で利用できるクレジットカード8選

普段の買い物にも便利で、かつ空港ラウンジが利用できるクレジットカード8選を紹介します。

空港カード①
  • イオンクレジットサービス
  • イオンゴールドカード

  • 年会費永年無料
  • 空港ラウンジも利用できる年会費無料のゴールドカード

イオンゴールドカードは、完全招待制でインビテーションが届いた人だけが取得資格を持てるカードです。

利用可能な空港ラウンジは国内6空港12ヵ所と少ないものの、年会費無料で所持できる点は大きな魅力。国内・海外のいずれも旅行保険が付帯されており、購入品の損害を年間300万円まで補償する「ショッピングセーフティ保険」も付帯されているなど、保険が充実しています。

空港ラウンジだけでなく、イオン店舗内のラウンジも無料で利用できます。

<イオンゴールドカードのサービス内容>

年会費

永年無料

還元率

0.5~1.0%

国際ブランド

Visa、Mastercard、JCB

空港ラウンジ

国内6空港、海外なし

空港ラウンジ同伴者利用

有料

旅行保険

国内:最高3,000万円
海外:最高5,000万円

家族カード

3枚まで年会費無料

空港カード②
  • NTTファイナンス
  • NTTグループカードゴールド

  • 年会費税込み5,500円※年間100万円以上利用で翌年度無料
  • 年間100万円以上の利用で次年度無料

NTTグループカードゴールドは、年間100万円以上の利用で翌年度の年会費が無料になります。

国内31空港45ヵ所、海外3ヵ所の空港ラウンジが無料で利用できます。

海外旅行保険と国内旅行保険のいずれも最高5,000万円まで補償と、手厚い保険が付帯されています。優待サービスについては、高級旅館が最大90%OFF、ホテルグルメレストランが最大50%OFF等、「クラブオフ」が付帯されています。

家族カードは年会費がかかりますが、本会員が入会初年度の場合は家族会員の初年度年会費無料、年間ショッピング利用額150万円以上の場合、家族カード1枚の次年度年会費が無料となっています。

<NTTグループカードゴールドのサービス内容>

年会費

税込み5,500円

還元率

1.0%

国際ブランド

VISA、Mastercard

空港ラウンジ

国内31空港45ヵ所、海外3ヵ所(韓国、ハワイ、ホノルル空港外)

空港ラウンジ同伴者利用

有料

旅行保険

国内:最高5,000万円
海外:最高5,000万円

家族カード

1枚:税込み1,650円

空港カード③
  • アメリカン・エキスプレス・カード
  • ANAアメリカン・エキスプレス・カード

  • 年会費税込み7,700円
  • マイルを貯めやすいカード

ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、マイルが貯まりやすい空港ラウンジカードです。新規入会特典で1,000マイル・毎年のカード継続時に1,000マイル獲得できるので、とにかくお得にマイルが貯まります。

ポイントは100円ごとに1ポイント貯まり、1,000ポイント単位でANAのマイルへ移行が可能です。

<ANAアメリカン・エキスプレス・カードのサービス内容>

年会費

税込み7,700円

還元率

1.0~1.5%

国際ブランド

AmericanExpress

空港ラウンジ

国内28空港、海外1ヵ所(ハワイ)

空港ラウンジ同伴者利用

同伴者1名無料

旅行保険

国内:最高2,000万円
海外:最高3,000万円

家族カード

1枚:税込み2,750円

空港カード④
  • JCBカード
  • JCBゴールド

  • 年会費税込み11,000円
  • ラウンジ・キー付帯の空港カード

JCBゴールドカードは、国内の主要空港のカードラウンジが利用可能です。さらに、ラウンジ・キーが付帯されているので、世界1100ヵ所以上の空港ラウンジを利用できます。海外旅行保険だけでなく、国内旅行保険が最高5000万円まで自動付帯されている点も魅力です。

その他、全国250店舗の対象飲食店で料金が20%OFFになる優待や海外の加盟店で利用するとポイントが2倍になる等、独自のサービスがあります。

また、2年連続で年間利用額税込み100万円以上になると、ワンランク上のゴールドカード「JCBゴールド ザ・プレミア」のインビテーションが届きます。

「JCBゴールド ザ・プレミア」には、プライオリティ・パスが付帯されています。世界約1300ヵ所の空港ラウンジを無料で利用可能です。

ちなみに、京都駅ビル内のJCB Lounge京都も利用できます。

<JCBゴールドのサービス内容>

年会費

税込み11,000円(オンライン入会は初年度無料)

還元率

0.3%~

国際ブランド

JCB

空港ラウンジ

国内33空港、海外1空港(ハワイ)、ラウンジ・キー付帯(別途利用料が必要)

空港ラウンジ同伴者利用

有料

旅行保険

国内:最高5,000万円
海外:最高1億円

家族カード

1人目無料、2人目より1枚あたり税込み1,100円

空港カード⑤
  • 楽天カード
  • 楽天プレミアムカード

  • 年会費税込み11,000円
  • プライオリティ・パスが付帯するプレミアムなカード

楽天プレミアムカードはプライオリティ・パスが付帯されています。ポイント還元率は常時1.0%以上ですが、楽天市場での買い物やほかのサービスを併用すると5倍以上の還元率に。

国内・海外旅行保険の補償額は最高5,000万円まで、トラベルデスクありと、旅行関連のサービスも充実しています。

<楽天プレミアムカードのサービス内容>

年会費

税込み11,000円

還元率

1.0~5.0%

国際ブランド

VISA、Mastercard、JCB、AmericanExpress

空港ラウンジ

国内主要33空港、海外2空港(ハワイ、韓国)、プライオリティ・パス付帯

空港ラウンジ同伴者利用

有料

旅行保険

国内:最高5,000万円
海外:最高5,000万円

家族カード

税込み550円

空港カード⑥
  • NTTドコモ
  • dカード GOLD

  • 年会費税込み11,000円
  • ドコモユーザー&国内旅行派に!

ドコモの携帯を使っている人なら、携帯利用料税抜き1,000円ごとに10%分のポイントが貯まるdカードゴールド。最大10万円の携帯補償が購入から3年間使えます。

海外で利用できる空港ラウンジは、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港のみ。空港ラウンジの利用という観点では、国内旅行メインの方におすすめと言えます。

<dカードGOLDのサービス内容>

年会費

税込み11,000円

還元率

1.0%

国際ブランド

Visa、Mastercard

空港ラウンジ

国内32空港、海外1空港(ハワイ)

空港ラウンジ同伴者利用

有料

旅行保険

国内:最大1億円
海外:最大5,000万円

家族カード

1枚目は年会費無料、2枚目以降1枚税込み1,100円

空港カード⑦
  • ダイナース
  • ダイナースクラブカード

  • 年会費税込み24,200円
  • 世界約1000カ所の空港ラウンジが無料

ダイナースクラブカードにはプライオリティ・パスやラウンジ・キーは付帯されていませんが、国内・海外計1000ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用可能です。海外は年間10回まで、国内には利用回数に制限はありません。

家族カードがその他のカードと比べて高額な点は気になりますが、家族会員も本会員と同様に最高1億の補償が付帯されている点は魅力でもあります。

<ダイナースクラブカードのサービス内容>

年会費

税込み24,200円

還元率

1.0%

国際ブランド

Diners

空港ラウンジ

国内主要32空港、海外131ヵ国

空港ラウンジ同伴者利用

家族会員は無料

旅行保険

国内:最高1億円
海外:最高1億円

家族カード

税込み5,500円

空港カード⑧
  • アメリカン・エキスプレス
  • アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

  • 年会費税込み31,900円
  • 同伴者も無料で空港ラウンジを利用できる

アメックス・ゴールドカードは、カードラウンジを無料利用できることに加えて、同伴者も1人分まで無料で利用できます。

また、プライオリティ・パスが付帯されており、通常年会費99USドルのスタンダード会員のサービスが年2回まで年会費無料で利用できます。

アメックス・ゴールドカードには、グルメ優待「ゴールド・ダイニングby招待日和」等、豪華な特典サービスが満載です。「ゴールド・ダイニングby招待日和」とは、所定レストランのコースメニューを2名以上で利用すると1名分が無料になるグルメ優待です。

継続特典として、世界の有名ホテルが参加するプログラム「ザ・ホテル・コレクション」対象の国内ホテルで2泊以上の予約に使える15,000円クーポンをプレゼント。館内施設100USドル相当オフといった、通常特典とあわせて利用できます。

<アメックスゴールドカードのサービス内容>

年会費

税込み31,900円

還元率

0.5〜1.0%

国際ブランド

American Express

空港ラウンジ

国内28空港、海外1空港(ハワイ)

空港ラウンジ同伴者利用

1名無料※プライオリティ・パスの海外利用は有料

旅行保険

国内:最高5,000万円
海外:最高1億円

家族カード

1枚目は年会費無料

空港ラウンジを無料利用できるカードの選び方のポイント

クレジットカードのイメージ画像

Photo by alexialex / iStock

空港ラウンジを無料で利用できるクレジットカードを選ぶポイントを解説します。

普段利用する空港に対応しているかをチェック

カードによって利用可能な空港ラウンジは異なるので、事前に確認しておきましょう。

また、対応する空港の数が多ければ多いほど良いとも限りません。利用する空港がある程度決まっている場合は、あえて空港の数を絞ることで年会費を節約できる可能性もあります。

子供や同伴者も利用できるか

家族やカップルでの旅行が多い方は、同伴者の利用料も確認しましょう。

国内空港ラウンジは同伴者1人あたり1,000円程度、小学生は半額、0~4歳の子どもは無料とされるのが一般的です。

海外ラウンジも利用できるか

海外に行く頻度が高い人は海外ラウンジも利用可能か確認しましょう。

さまざまな国へ訪れる可能性のある方は、プライオリティ・パスやラウンジ・キー付帯のカードを検討してみてください。

その際、年に何回海外へ行くかも考慮すると、より選びやすくなります。

例えば、アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードは、プライオリティ・パスが付帯されているので海外の空港ラウンジの利用が可能ですが、無料利用が可能なのは年2回までと制限があります。

まとめ

航空会社ラウンジとカードラウンジはあくまでも異なるラウンジです。国内のみの空港を利用するのか、海外にもよく行くのか、またその頻度によって最適なクレジットカードは違いがあります。

海外によく行くのであればプライオリティ・パスが付帯されているカードがおすすめですが、無料で利用できる回数を確認したり、他のサービスとのバランスも考慮して検討しましょう。


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