Culture

実は身近な存在? 古着とファストファッションの意外な関係性【動画ライター】

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どうも!
古着系YouTuberのゆーみん&きうてぃです。

皆さんはファストファッションの洋服をお持ちでしょうか。

ファストファッションとはユニクロやGU、無印良品、ZARAにH&Mなどをはじめとする、最新の流行を採り入れながら低価格に抑えた衣料品を生産・販売するブランドのことです。

一般的な洋服はもちろんのこと、下着や靴下、またユニクロのヒートテックやエアリズムなどといった機能性インナーなど、ファッションへの興味あるなしに関わらず、ほとんどの方がファストファッションの洋服はお持ちかと思います。

今回はそんな私たちの身の回りにある、ファストファッションと古着の意外な関係性をお伝えしていきたいと思います!

「生地」からみる古着とファストファッション

僕たちヴィンテージ愛好家の中でも、一際人気の高い「モールスキン」と呼ばれる生地があります。

ゆーみん私物の1930年代モールスキンジャケット。通常はブルーカラーだが、ブラックカラーの珍しい個体も存在する。

このジャケットは1920〜60年代の西ヨーロッパにおいて、労働者の間で広く着用されてきた労働服になります。

そんな労働服にも関わらず、コットン100%なのにこのシルクのようなきめ細かい光沢がなんとも綺麗な生地感で……!

その表情がまるで「モグラの肌」に見えることから、「モールスキン(Moleskin)」と呼ばれています。

このヴィンテージ好きの中で人気の高いモールスキンですが、実はファストファッションの間でも最近目にするようになりました。

こちらのユニクロのジャケットも生地に光沢が出るよう作られており、モールスキンの影響を受けていると考えられます。

3色展開で、こちらはグリーンのもの

デザインは違いますが、オリジナルのヴィンテージは軽く10万円くらいするものなので、気軽にユーロヴィンテージらしさをお楽しみ頂ける1着かと思います!

「デザイン」からみる古着とファストファッション

お次にお見せしたいのが、こちらのジャケット。

こちらは1943年にアメリカ軍で作られた、M43HBT(ヘリンボーンツイル)と呼ばれる1着になります。

第二次世界大戦を描いた映画でも度々目にするM43HBT

第二次世界大戦で広く使用された軍服で、ヘリンボーンツイルという織り方の生地と、胸の大きなポケットが特徴のデザインとなっております。

魚のニシンの骨が連なって見えることから、Herringbone Twill (ヘリンボーンツイル)と呼ぶ。

そしてこちらのユニクロのジャケット。

今度は生地こそ違いますが、ポケット、襟のデザインと、M43HBTから強く影響を受けていることがわかるかと思います!

特徴的なポケットのディティール
襟のディティール

現代でも風化しないこの高いデザイン性が評価され、ユニクロでも再現されるようになったのだと感じます。

以上のように、ファストファッションの洋服を細かく見ていくと、実はヴィンテージからデザインや生地をサンプリングしていることがわかります。

ヴィンテージのスタイリングがファストファッションで気軽に再現できるのは、非常にありがたいですね!

またファストファッションだけでなく、現代の洋服でもヴィンテージに影響を受けたものがたくさんあります。

もしかしたら皆さんのクローゼットの中にも、ヴィンテージから影響を受けた洋服があるかも!?

引き続きヴィンテージの魅力を伝えて行くので、次回の配信もお楽しみにお待ちください。

それではー!

YouTubeのチャンネル登録も、よろしくお願いいたします!

CREDIT
Videographer / Writer / Cast :ゆーみん&きうてぃ
Support :のだ ゆうた

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