ロッドケース、おすすめ8選 タイプの違いにも注目

Kenichi Wakita
最終更新日: 2024-08-30

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大切な竿を破損から守るには、専用のロッドケースがほしいもの。高価な竿に傷がついたり、繊細な穂先を傷めたりするとガッカリです。

ロッドケースは素材や構造によってさまざまな種類があるので、用途に合わせて最適なモデルを選びましょう。

この記事では、ロッドケースの選び方とおすすめの商品を紹介します。


ロッドケースの選び方

ロッドケースを選ぶときのモノサシは、大きく5つに整理することができます。

① 竿を保護するためのガード力
② 持ち運びに便利な携帯性
③ 自分の竿が入るだけの収納力
④ 使い勝手がいい機能性
⑤ 価格面で満足できるコスパ

これらの視点で、自分のフィッシングスタイル(用途)に合ったモデルを探しましょう。

タイプから選ぶ ソフト・セミハード・ハードの3タイプ

ロッドケースを選ぶとき、まず注意したいのが素材のタイプです。なぜなら、素材によってガード力・携帯性・コスパが大きく左右されるからです。ロッドケースは次のように3つのタイプに大別されるので、まずはどのタイプにするのかを検討しましょう。

①ソフトタイプ
ナイロンやポリエステルのような布地を主な素材にした、最も軽量で携帯性に優れたタイプです。電車やバス、バイク、自転車で移動することが多いアングラーにおすすめ。また、小さく折りたためるので、自宅に保管するときも邪魔になりません。

価格もリーズナブル。その反面、セミハードやハードタイプに比べてガード力は劣ります。軽量なのでショルダーベルトが付いていれば、肩にかけての持ち運びも可能です。ほかの荷物の下敷きになることは避けられます。

②セミハードタイプ

アブガルシア(Abu Garcia) ロッドケース セミハードロッドケース2/パックロッドケースの画像

ポリ塩化ビニル(PVC)などの合成樹脂が主な素材で、ガード力と携帯性を兼ね備えたタイプ。ハードタイプほどのガード力はありませんが、かなりの衝撃に耐えられる設計です。

ソフトタイプに迫る軽さで、車や電車を使った釣行でも重宝するでしょう。軽くて頑丈な最も汎用性の高いタイプで、初心者におすすめモデルが数多くリリースされています。

③ハードタイプ
カーボンやABS樹脂といった硬質な素材を使用した最も頑丈なタイプです。ガード力が優れている反面、重量が大きく携帯性は劣ります。

高いガード力は大きな魅力で、遠征にはうってつけです。とくに、竿を飛行機に積載する場合はハードタイプが安心。また、磯場のようなケースが傷つきやすい場所でも活躍します。

長さをチェックする

ロッドケースのタイプが決まったら、次に長さをチェックしましょう。竿の仕舞寸法とケースの内寸法を測ります。ロッドケースの中で竿が動いて傷がつかないように、なるべくスペースができないものを選ぶのがコツです。中には、ケースのサイズを調節できるロッドケースもあります。

収納本数をチェックする

ロッドケースは、それぞれ収納できる本数が異なります。選ぶときは収納したい竿の本数にできるだけあわせることが大切です。

ロッドケースに限っては、大は小を兼ねるとは言い切れません。ロッドケースの収納力に比べて竿の本数が少ないと、竿同士が接触して破損の原因になります。

また、複数の竿を収納する場合は、ロッドベルトでしっかり留めて、内部でぶつからないようにしておくことが大切です。

船釣りでは複数本、磯釣りではせいぜい2本程度と、釣りの種類によって傾向があります。船釣りをメインに楽しんでいる人は収納本数が多いもの、磯釣りが好きな人は収納本数が少ないロッドケースを選ぶといいでしょう。

リールインタイプも便利

ロッドケースのスペックは、長さや収納本数だけでなく、機能によっても違いがあります。その代表がリールインタイプです。これは、リールを装着したまま竿を収納できるロッドケースのこと。

リールを取り外さなくていいので、すぐに釣りを始めることができます。たとえば、磯釣りで渡船を利用したり、船釣りするときに便利。あるいは、ルアー釣りでポイントを移動しながら釣りをする場合におすすめです。

複数のロッドを収納する際は、ケース内でぶつからないように、リールごとにプロテクターを装着しましょう。

ポケットの収納力にも注目

機能として、竿の収納スペースとは別に付いたポケットも見逃せません。モデルによってポケットの大きさや形状はさまざまです。

磯釣りで撒き餌用の柄杓(ヒシャク)を入れるのにちょうどいいポケットや、投げ釣りで使う三脚用のロングポケットがついたロッドケースもあります。

大型ポケットがあれば玉網の枠も収納可能です。いずれにしても、多くの道具が必要な釣りでは、ポケット付きロッドケースが便利です。

ロッドとリールの写真

【ソフトタイプ】おすすめロッドケース3選

堤防や海釣り公園、あるいは近くの清流などで手軽に釣りを楽しむとき、ソフトタイプのロッドケースがあると便利です。また、釣りビギナーにとっては、リーズナブルな価格で手が出しやすいでしょう。

PICK UP①
  • ダイワ
  • ポータブルロッドケース(B)

  • 税込み2,500円(Amazon)
  • リーズナブルなのが魅力的なソフトタイプ

  • ダイワブランドのリーズナブルな人気モデル。振出式の竿を2〜3本、リールを付けたまま収納できるので、ビギナーにもぴったり。

    内側には、発泡素材を使用しガード力を高めています。パッド付きショルダーベルトで肩への負担を軽減。渓流から磯・船釣りまで幅広いフィールドで活躍するでしょう。

全長:高さ140cm×幅27cm 
収納本数:振出竿2〜3本 
リールイン:可
機能ポケット:なし
PICK UP②
  • シマノ
  • ライトロッドケース リールイン BR-041T

  • 税込3,520円(Amazon)
  • 長さが調節できる、軽量ソフトタイプ

  • ソフトタイプでは珍しい、竿に合わせて長さを調整できるモデル。調整幅は約20cm。全長は2サイズのバリエーションがあり、仕舞寸法が最大165cmのロッドに対応しています。

    リールインタイプで、内部にはロッド固定用のバンドが付いて、ショルダーベルトは脱着できます。

    多機能であるにもかかわらず、135cmモデルは400g、165cmモデルは460gと非常に軽量。初心者だけでなく、幅広いアングラーにおすすめです。

全長:幅10cm×奥行6cm×高さ135cm・幅10cm×奥行6cm×高さ165cm
収納本数:磯竿リール付×1本、予備竿×1本 
リールイン:可
機能ポケット:なし
PICK UP③
  • アブガルシア
  • Abu Roll Rod Bag (アブ ロールロッドバッグ)

  • ロッドケースとロッドスタンドの二役をこなすスマートアイテム

  • ロッドを数本まとめて収納できるロールバッグ。持ち運ぶときはベルトで束ねることが可能です。

    Dリング付きで、保管時にハンギングできます。壁のフックやS字カンを使用して、ロッドスタンドの代用にもなります。

    釣行の際にロッドをガードする緩衝材としても役立ちます。仕舞寸法が216cmのロングサイズです。

全長:高さ216cm×幅37cm 
収納本数:5本 
リールイン:不可
機能ポケット:なし

【セミハードタイプ】おすすめロッドケース3選

ロッドケースといえば、セミハードタイプを思い浮かべるアングラーは多いでしょう。事実、多種多様なモデルがリリースされ、価格帯も広くなっています。

それぞれのモデルの特徴を理解して、最適なものを選びましょう。

PICK UP④
  • アブガルシア
  • Semi hard Rod Case 2 (セミハードロッドケース2)

  • 税込み3,103円(Amazon)
  • ルアーフィッシング愛好家におすすめモデル

  • ルアーロッドに適したセミハードタイプ。収納力は大きく、2本継ぎロッドが2〜3本まとめて収納できます。

    内側には平ゴムとマジックテープのベルト2本に加えて、底ポケットが付いて安定性も十分です。

    フルオープン仕様でフラップ式の底マチのため、保管時には場所をとりません。

全長:高さ110cm×幅10cm×奥行き8cm・高さ125cm×幅10cm×奥行き8cm・高さ140cm×幅10cm×奥行き8cm・高さ155cm×幅10cm×奥行き8cm・高さ170cm×幅10cm×奥行き8cm
収納本数:3本 
リールイン:不可
機能ポケット:なし
PICK UP⑤
  • ドレス
  • セミハードロッドケース 150

  • 税込み12,992円(Amazon)
  • 衝撃に強いスタイリッシュなルアーロッド仕様モデル

  • ポリカーボネート素材で抜群の耐衝撃性が魅力。内側はクッション性の高い生地が採用され、伸縮性のあるマジックテープベルトでロッドをしっかりと固定できます。

    底面には4か所の脚を設けて、ロッドやケース本体の耐衝撃性を高めています。

    2ピースセンターカットのルアーロッド2本が収納でき、着脱可能なショルダーベルト付き。分割タイプのハンドルを採用し、随所に都会的なセンスが光ります。

全長:150×12×10cm 
収納本数:2本 
リールイン:不可
機能ポケット:なし
PICK UP⑥
アジャスタブル ロッドケース
  • ドレス
  • アジャスタブル ロッドケース

  • 税込み6,880円(楽天市場)
  • 自由に長さが調整できるユニークなセミハードタイプ

  • インナーカバーとアウターカバーの分割構造で、ロッドの長さに合わせて調節が可能なモデル。110〜180cmの範囲で自由にサイズが変更できるため、1ピースロッドや、2ピースのロングロッド、振出竿などが収納できます。

    ルアーフィッシングをはじめ、磯釣りや投げ釣り、船釣りなどさまざまな釣行で活躍するでしょう。ハンドル・着脱可能なショルダーベルトの2WAY仕様も便利です。

全長:約110〜180×9.5×9.5cm 
収納本数:非公開 
リールイン:不可
機能ポケット:なし

【ハードタイプ】おすすめロッドケース2選

竿のガード力では、ハードタイプが最も優れています。遠方への釣行には、ハードタイプのロッドケースを携行するのが安心です。

飛行機を利用する場合は、移動中の破損を防ぐためにぜひ検討しましょう。

PICK UP⑦
  • プロックス
  • ラウンドエアーロッドケース

  • 税込み2,619円(Amazon)
  • 伸び縮みするラウンド型の軽量ハードタイプ

  • 高密度ポリエチレン素材を採用した、軽量で耐衝撃性の高いロッドケースです。

    スライド式ロックシステムで、自由に長さを調整できるのが魅力。

    伸び縮みする円筒形のインナーを回転させるだけでロックのオン・オフができます。ショルダーベルトが付属しており、携帯性にも優れています。

全長:高さ80〜136cm×幅13.5cm 
収納本数:非公開 
リールイン:不可
機能ポケット:なし
PICK UP⑧
  • プロックス
  • スクエアハードロッドケースライト 190(PX685L190GM)

  • 税込み3,759円(Amazon)
  • ワンピースブランクス対応の軽量ロングロッドケース

  • パイプ部にABS樹脂を採用し、ポリエステル生地と組み合せることで軽量化に成功したハードタイプです。仕舞寸法150cmのロッドまで対応します。

    ガンメタリックのカラーはスタイリッシュで、ショルダーベルトの着脱も可能です。

全長:高さ155cm×幅8cm×奥行8cm
収納本数:1本 
リールイン:不可
機能ポケット:なし

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まとめ

年々、新しいロッドケースが登場し、さまざまな機能が付加されています。また、外見もますますスタイリッシュになっています。選択に悩むかもしれませんが、自分のフィッシングスタイルに合ったモデルを見つけてください。

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ライター
Kenichi Wakita
週刊誌記者を皮切りに30年余り、事件やトレンド、仕事術などの原稿を書いてきました。Moovooでは、趣味の釣りなどについて執筆。「親しい友人に本音で話す」という感覚で、氾濫する情報を整理したいと考えています。「仕事もプライベートも存分に楽しみたい」というミドルやシニアの方々に読んでいただければ幸いです!

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