生活費の支払いにおすすめのクレジットカード8選【クレカ払いでお得に節約】

黒田瞳
公開: 2021-04-30

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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生活費を現金で支払うと、すごく損ってご存じですか。クレジットカードに切り替えるだけで、お得に生活費を節約できるんです。でも、どんなクレジットカードでもいいわけではありません。

そこで今回は、生活費を賢く節約するために最適なクレジットカード8選をご紹介します。記事前半では具体的にどのぐらいお得になるのかのシミュレーションや、クレジットカードの選び方を解説します。

既にクレジットカード払いをしているという人も、本当に今のカードが最適なのか再度見直しするために、ぜひ参考にしてください。


生活費をクレジットカード払いにする4つのメリット

電卓で計算する女性

生活費を節約するなら現金払いよりクレジットカード払いが断然お得。クレジットカード払いにすることで得られる4つのメリットをご紹介します。

ポイント還元でお得に節約できる

まず、クレジットカードを利用するメリットの一つ目は、ポイント還元があることです。日常の買い物から光熱費などの公共料金まで、クレジットカードで支払うとかなりのポイントが貯まります。

仮に、ポイント還元率1.0%のクレジットカードで1ヶ月間10万円の生活費を支払った場合、1ヶ月で1000円分、年間1万円分以上のポイントが還元されることになります。10年続ければ10万円になる計算です。

これらは現金支払いでは得られないポイントですから、クレジットカードに切り替えるだけで、まるまる得をするわけです。

クレジットカードなら明細書で家計管理できるので楽チン

二つ目は、管理に手間がかからないことです。

現金支払いは、レシートを保管して家計簿をつけたり手間がかかり面倒ですが、クレジットカードなら明細書が発行されるので帳簿に記録をつける手間がかからず管理が簡単です。

手数料がかからない

三つ目は、現金をATMなどで引き出す際にかかる引出手数料などの手数料がかからないという点です。

コンビニや他の銀行のATMを利用して引き出したり、指定の時間外に引き出したりすると1回100〜200円程度の手数料が取られます。それに対してクレジットカードの一括払いであれば手数料はかかりません。ただし、分割払いやリボ払いにしてしまうと手数料がかかるのでご注意ください。

また、公共料金や携帯代の現金払いは、振込みだと支払いが遅れたり忘れたりする可能性があります。遅れたときは延滞手数料が発生しますが、クレジットカードで引き落としに設定していれば遅延になる可能性も基本的にありません。

なお、引き落とし口座に残高がない場合は例外です。残高がなくて引き落とされず延滞した場合は、延滞金(遅延損害金)が発生して金融情報に記録されてしまいます。信用度が下がってしまうので注意が必要です

優待特典がある

四つ目は、クレジットカードにはカード会社によって異なる独自の優待・特典サービスがあることです。例えば、下記のようなサービスが受けられます。

<特典の例>

  • ショッピングなどの割引
  • 特約店などでは還元率アップの特典
  • 高級ホテルが割安で宿泊できる
  • グルメ優待で割安で食事ができる
  • マイルに交換できる

カード会社の特徴が色濃く出るのがこの優待・特典サービスで、カード選びの際には見逃せないポイントです。

クレジットカードで支払える生活費と支払えない生活費

カードで支払い

クレジットカードで支払える生活費と支払えない生活費があることを把握しておきましょう。いざクレジットカードに切り替えても、生活費の大半を占める支払いがクレカに切り替えられないのであれば効果は半減してしまいます。

クレジットカードで支払える生活費

クレジットカードで支払える生活費は下記の通りです。

①スーパー、ホームセンター
②コンビニ(一部、払えないものもあります)
③ガソリンスタンド
④電気代、ガス代(水道代は一部自治体のみ)
⑤通信料(固定電話、携帯電話、プロバイダ)
⑥衣料品店
⑦飲食店
⑧娯楽費(カラオケボックス、映画館など)
⑨新幹線・定期券
⑩タクシー代
⑪生命保険・損害保険の保険料
⑫NHK受信料
⑬税金(所得税、住民税、自動車税種別割、固定資産税など)
⑭ふるさと納税
⑮国民年金の保険料

上記は基本的にクレジットカードで支払いが可能ですが、NHK受信料や国民年金の保険料は、支払いができてもポイントは付与されません。

クレジットカードで支払いできない生活費

クレジットカードで支払えないのは、基本的に下記のような支払いです。

①家賃
②切手、印紙、公共料金の収納代行など(コンビニ)
③電車賃(近距離の乗車券)
④バス代
⑤理髪店・美容院
⑥病院・診療所
⑦自動販売機

家賃については、株式会社エポスカードが提供する家賃保証サービス「ROOM iD」が利用できる対象物件などをはじめとして、クレジットカードによる支払いに対応している物件もあります。

また、病院や診療所についても、規模の大きい病院や高額な支払いが必要になる可能性のある歯科の自由診療などではカードが使えることもあります。

電車賃やバス代は、SuicaやPASMOなどの電子マネーであれば、チャージする際にクレジットカードを利用することができますが、ポイントが付与されるかどうかはクレジットカードによります。

クレジットカードはどのくらいお得?計算シュミレーション

節約したお金

総務省統計局が発表している「二人以上の世帯の家計消費(2020年度)」をもとに、ポイント還元率1%のクレジットカードで実際に生活費を支払った場合、どれくらいのポイントが貯まるのかシミュレーションしてみましょう。

生活費をクレジットカードで支払った際に1ヶ月で貯まるポイント

費目

月額

ポイント

食料費

80,198円

801ポイント

住居費

17,374円

173ポイント

光熱・水道費

21,836円

218ポイント

家具・家事用品費

12,708円

127ポイント

被服及び履物費

9,175円

91ポイント

保健医療費

14,296円

142ポイント

交通・通信費

39,972円

399ポイント

教育費

10,293円

102ポイント

教養娯楽費

24,987円

249ポイント

その他の消費支出

47,088円

470ポイント

合計

277,927円

2779ポイント

貯まったポイントを現金化するのに、ポイント還元率1%(1ポイント=1円相当)の場合は、現金支払いと比較すると月額2,779円相当お得になります。1年間ではなんと43,176円もお得。

生活費の支払いに使うクレジットカードの選び方4つのポイント

複数のクレジットカード

続いて、生活費の支払いに利用するクレジットカードを選ぶときに、注目すべき4つのポイントを紹介します。

年会費永年無料がおすすめ

生活費の節約が目的でクレジットカードを持つなら、年会費永年無料のクレジットカードを選ぶことをおすすめします。

クレジットカードの年会費は、無料から10万円を超える高額なものまで幅広くあります。しかし、生活費の節約だけを目的としているなら無料のカードで十分です。

なぜなら、節約のためにポイント還元率を重視するなら、年会費無料でも有料でも一般的に違いはないからです。

年会費無料のクレジットカードの中には、永年無料のカードもあれば、一定の条件(利用額など)を満たすと無料になるカードもあります。年会費が有料のカードを選ぶ場合は、自分のライフスタイルや目的に見合ったサービスがあるか検討しましょう。

では、「年会費の違いは一体何なのか?」という疑問も湧きますが、年会費の違いは優待サービスや保険の充実度と比例します。つまり、生活費節約だけでなく優待サービス重視の人には有料カードがおすすめです。

ポイント還元率に注目

生活費の節約を目的としてクレジットカードを持つなら、ポイント還元率は最も注目すべき点です。ポイント還元率は、1.0%以上あれば十分高還元であるといえますので、このくらいの目安にするとよいでしょう。

ちなみに、ポイント還元率0.5%と1.0%では、下記表の通り1年間で16,680円の違いが生まれます。

ポイント還元率による還元額の比較

家計消費額

還元額①
(ポイント還元0.5%)

還元額②
(ポイント還元1.0%)

277,927円(月額)

1,389円

2,779円

3,335,124円(年額)

16,668円

33,348円

貯まったポイントの使い道にも注目

せっかくポイントが貯まっても、自分が買い物したいものに交換できなければ意味がありません。ポイント還元だけでなく、交換先も確認しておきましょう。クレジットカード会社によってお得なポイント交換先は異なります。

例えば、Amazonで買い物をよくする場合は、Amazonギフト券に高いレートで交換できるポイントを選ぶとよいでしょう。

使い道がはっきり決まっていない場合は、現金に近い形で使えるギフト券や商品券などに交換できるクレジットカードを選ぶと便利です。商品券に換えておけば有効期限切れを防げるので、ポイントの消失対策としても利用できます。

ライフスタイルに合う国際ブランドを選ぶ

国際ブランドを選ぶときは、自分のライフスタイルに合っているか考えて選ぶことをおおすすめします。

例えば、国内利用であれば、VISA・Mastercard・JCBはカード加盟店の数が多いのでどこでも使えます。一方で、American ExpressやDiners Clubは利用できないお店もあるので注意が必要です。

ただし、海外旅行に行く頻度が高い人はAmerican ExpressやDinersのカードを保有しておくと便利です。なぜなら、世界でもステータス性が高い国際ブランドカードとされているからです。

国際ブランドのステータス性や特徴は下記の通りです。

国際ブランドの特徴

国際ブランド名

特徴

VISA

世界で最も加盟店が多い

Mastercard

世界で2番目に加盟店数が多い

JCB

国内で加盟店数が多い

American Express

ステータス性が高い

DinersClub

ステータス性が高く日本初のクレジットカード

生活費をお得にするおすすめクレジットカード8選

いよいよここからは、生活費をお得に節約できるおすすめクレジットカード8選をご紹介します。それぞれのクレジットカードのお得な交換先もご紹介しています。

おすすめ①
  • JCB
  • JCB CARD W

  • 年会費無料
  • 通常ポイント還元1.0%!JCBで最も高還元のクレジットカード

  • 審査条件は18〜39歳限定。JCB CARD Wは通常のJCBカードの2倍のポイントが貯まる。優待店で利用した場合は最大21倍のポイント獲得も。

JCB CARD W

ポイント還元率

通常1.0%
(ポイント有効期限:2年間)

国際ブランド

VISA、JCB、Mastercard、Union Pay

追加カード

ETC、家族カード

お得な交換先

Amazon(1pt=3.5円)、セブンイレブン、スターバックスカードへのチャージ(1pt=4円)、ANAマイル、JALマイル、スカイマイルなど
※通常支払い(1pt=3円)

審査条件

18〜39歳

JCB CARD Wの年会費は永年無料でJCBが発行しているカードの中でもポイントが最も貯めやすいクレジットカードです。審査条件は18〜39歳以下限定と年齢の上限があります。

ただし、この年齢制限はあくまでも申込時の年齢なので、40歳以上でも継続して利用は可能です。

JCB CARD Wは、ポイント還元1.0%を上回る高還元のクレジットカード。JCB CARD Wのポイントは、JCB全てのカードに共通するOki Dokiポイントで、ポイントアップモールやJCB優待店で利用すると2〜20倍のポイントが貯まるというお得なポイントアッププログラムがあります。

JCB CARD Wの通常ポイントは、他のJCBカード(JCB一般カード、JCBゴールド、JCBプラチナなど)の2倍。他のJCBカードは利用額1000円ごとに1ポイントが貯まりますが、JCB CARD Wは2倍の2ポイント。JCBオリジナルシリーズの中でも最も高還元でポイントが貯まるのです。

しかも、下記の優待店でクレジットカードを利用した場合は大幅にポイントUP。最大21倍のポイントを獲得できます。

  • ✔ Amazon:ポイント3倍
  • ✔ セブンイレブン:ポイント3倍
  • ✔ 一休.comレストラン:ポイント3倍
  • ✔ スターバックス:ポイント10倍
  • ✔ 出光昭和シェル:ポイント2倍
  • ✔ 国内宿泊オンライン予約JCBトラベル:ポイント3倍

お得なキャンペーンが実施されていることがよくあるので、ポイントを貯めたいならキャンペーンも見逃せません。

また、海外旅行によく行く人にも安心の付帯保険も充実しています。

  • ➤ 海外旅行傷害保険:最高2,000万円補償
  • ➤ 海外ショッピング保険:最高100万円補償

お得にポイントを貯めて使うには、JCBのどのカードよりもお得というのが魅力。貯めたポイントの交換先の還元率も高く、使い道も日常から旅行まで非常に便利です。

おすすめ②リクルートカード
  • リクルート
  • リクルートカード

  • 年会費無料
  • ポイント還元1.2%!高還元クレジットカード 

  • 通常ポイント還元がクレジットカードも電子マネーも1.2%の高還元。「楽天Edy」にチャージして支払うとなんと1.7%もポイントが還元されて貯まる。

リクルートカード

ポイント還元率

通常1.2%
(ポイント有効期限:ポイント加算日から12ヶ月後の月末まで)

国際ブランド

VISA、JCB、Mastercard、Union Pay

追加カード

ETC、家族カード

お得な交換先

Pontaポイントのみ

審査条件

18歳以上

リクルートカードは年会費永年無料のクレジットカードです。ポイントは1.2%の高還元で最大4.2%還元されます。電子マネーのチャージやETC利用でも1.2%ポイント還元。

Suicaチャージ、携帯料金、光熱費などもクレジットカードで支払うことができます。Suicaのような電子マネーのチャージは一部の電子マネーのみ可能ですが、電子マネーによって使える国際ブランドが指定されていたり、ポイントが付与されるのは月間3万円までというルールがあったりします。

リクルートカードでチャージができる電子マネーは下記の通りです。

<リクルート VISAカード>

  • ✔ 楽天Edy
  • ✔ モバイルSuica
  • ✔ SMART ICOCA

<リクルート JCBカード>

  • ✔ モバイルSuica

仮に「楽天Edy」にチャージして支払った場合は1.2%のポイント還元と同時に、楽天Edyのポイントが0.5%還元されるので、なんと実質的にはポイントが1.7%還元されます。

リクルートが提携している下記のサービスで利用するとさらにポイントUP。1.2%の通常ポイントに加え、提携先が設定しているポイントも付与されます。

<提携サービス>

  • ▼ ポンパレモール:ポンパレモールのポイント還元(3.0%)+リクルートカード決済(1.2%) = 4.2%
  • ▼ じゃらん:じゃらんのポイント還元(2.0%)+リクルートカード決済(1.2%) = 3.2%

そして、貯めたポイントは提携サービスであるポンパレモールやホットペッパー、ホットペッパービューティー、じゃらんなどの支払いで使えます。

ちなみに、ポイントの使い道については、Pontaポイントに交換して、さらにお試し引換券に換える方法がおすすめです。

最もおすすめなのは、ローソンにあるLoppi端末でお試し引換券にすることです。なぜなら、ローソンに売っている商品を定価よりも安く手に入れることができるからです。1ポイント約2円〜3円相当の価値に換算されるものもあります。

付帯されている保険は下記の通りです。

  • ➤海外旅行傷害保険:最高2000万円(自動付帯)
  • ➤国内旅行傷害保険:最高1000万円(自動付帯)
  • ➤ショッピング保険:保障額年間200万円

海外だけでなく、国内でも旅行保険とショッピング保険が適用されるのは非常に便利です。ショッピング保険については、リクルートカードを利用して購入した商品の破損や盗難などの損害に対して購入日から90日間までは保障されます。

リクルートカード は、提携先のサービスをよく使う人でPontaポイントもよく使うという人にはおすすめです。一方で、提携先以外のサービスの利用頻度が日常で多いという人には向かないカードです。

おすすめ③楽天カード
  • 楽天カード株式会社
  • 楽天カード

  • 年会費無料
  • SPUでポイント最大15.5%!ポイントがザクザク貯まる

  • 独自のポイントUPプログラムでお得にポイントが貯められる上に使いやすさも評判の楽天カード。海外旅行保険も付帯されて海外でも安心&便利に使えるカード。

楽天カード

ポイント還元率

通常1.0%
(ポイント有効期限:1年間)

国際ブランド

VISA/JCB/Mastercard/Americanexpress

追加カード

ETC、家族カード

お得な交換先

ANAのマイル、楽天トラベル予約サイトなど

審査条件

18歳以上

楽天カードは年会費永年無料で楽天市場で決済すると楽天ポイントが3倍貯まるのが最大の魅力。ポイント還元は、楽天市場に限らず普段の買い物でも常時1.0%以上。楽天市場での買い物は3.0%、楽天カードの優待店舗での利用で2.0%以上の楽天ポイントを貯めることができます。

さらに、SPU(スーパーポイントアッププログラム)を利用すればポイント還元が最大15.5%になるというお得なプログラムがあるのも大きなメリット。ちなみに、ポイントの有効期限は、獲得月を含めて1年間ではありますが、期限内に新たなポイントを獲得することで有効期限は延長されます。

とにかく頻繁にお得にポイントを獲得できるキャンペーンが実施されているのも楽天カードのもうひとつのメリットです。

例えば、新規入会で5000ポイントプレゼント、期間限定のキャンペーンで最大12,000円キャッシュバック、お買い物マラソンやスーパーセールを活用すると、なんとポイントが最大42倍付与されるなど、見逃せないキャンペーンが盛りだくさん。

ただし、注意しなければならないことは、ポイントの有効期限が期間限定になっているキャンペーンが多いため、ポイントを使い切れず失効しやすいことです。また、電子マネーの楽天Edyへのチャージやポイント交換もできません。

楽天Edyを付帯させてチャージした場合のポイント付与は200円につき1ポイントで通常より還元率も下がります。一方で、楽天Edyはチャージ時と決済でポイント二重取りなので、ファミリーマート、吉野家、マクドナルドなど、楽天ポイント加盟店で利用した場合は下記のようにポイントが付与されます。

<楽天Edyのポイント二重取り>

  • ▼ チャージ:0.5%還元
  • ▼ 決済:0.5%還元

つまり、お店で利用すると合計1.0%還元されるということなので、100円=1ポイント貯められるということです。

また、海外旅行傷害保険も付帯されており、傷害・死亡・後遺障害には最高2,000万円補償されます。

ちなみに、残念ながら6月1日から公共料金などを支払ったときのポイント還元が大幅に引き下げられるようです。

おすすめ④Amazon Mastercard クラシック
  • Amazon
  • Amazon Mastercard クラシック

  • 年会費1,375円(税込) ※条件付きで年会費無料
  • Amazonでお得にショッピング

  • Amazonで年1回買い物すると翌年は年会費無料に。Amazon以外の買い物でもポイント還元1.0%。Amazonの買い物でお得に使える。

Amazon Mastercard クラシック

ポイント還元率

1.0%
(ポイント有効期限: 1年間)

国際ブランド

Mastercard

追加カード

ETC、家族カード

お得な交換先

Amazon

審査条件

18歳以上

Amazon Mastercardクラシックの年会費は初年度は無料で翌年から1,375円(税込)かかります。しかし、前年度に1回以上の利用があれば年会費は無料になるので、公共料金の引き落としを設定する人やAmazonで年1回は買い物するという人は、年会費無料で持てるクレジットカードです。

Amazon Mastercardクラシックは、Amazonヘビーユーザーには当然ながらおすすめのカードですが、Amazonに限らず他の買い物の通常ポイント還元も1.0%と高いのが特徴です。ポイント還元については下記をご参照ください。

  • ✔ Amazon以外の買い物:1.0%
  • ✔ Amazon通常利用:1.5%
  • ✔ Amazonプライム会員:2.0%

ポイントを貯めるという観点では、Amazon以外の買い物でも高還元なので、Amazonはたまにしか使わない人でもポイントが貯まりやすいメリットがあります。貯まったポイントはAmazonのアカウントに自動で加算されます。

一方で、貯まったポイントの使い道がAmazonの買い物に限られているのがデメリットです。ポイントの有効期限は1年ですが、1年以内にAmazonで買い物をすれば延長されます

Amazon Mastercardクラシックに付帯されている保険は年間100万円のショッピング保険のみ。旅行傷害保険は付帯していません。

カードを発行する場合は、即時審査サービスに必要事項を入力すると3分程度で審査が行われ、「Amazonテンポラリーカード」という仮カードが発行されてすぐに使えます。

おすすめ⑤Orico Card THE POINT
  • 株式会社オリエントコーポレーション
  • Orico Card THE POINT

  • 年会費無料
  • ポイント還元率1.0%以上の高還元率

  • 100円で1円貯まるオリコポイントは、入会後6ヵ月間は2倍にUP!ポイント交換は、JALマイルやANAマイル、Amazonギフト券など便利な交換先なのが魅力。

Orico Card THE POINT

ポイント還元率

通常1.0%
(ポイント有効期限: 1年間)

国際ブランド

Mastercard、JCB

追加カード

ETC、家族カード

お得な交換先

Amazonオンラインギフト券、楽天ポイント、T-POINT、商品券、コジマ・EDIONなど提携カード会員限定のポイント商品、チャリティー商品

審査条件

18歳以上

Orico Card THE POINのポイントは通常1.0%還元されますが、入会後6ヶ月間限定でポイントが2倍貯められるというメリットがあります。

買い物の方法にもコツがあります。オリコモールを経由して買い物すると、通常のカード決済ポイント1.0%に加えて、オリコモールのショップ利用分のポイントが最大15%貯まります。さらに、Orico Card THE POINT特別加算ポイント0.5%も加算されます。

つまり、「オリコモール利用分 + オリコカード決済分 + Orico Card THE POINT特別加算ポイント0.5%」が獲得できる合計ポイントです。

例えば、5.0%還元されるショップで10,000円(税込)の買い物をしたとします。その場合の合計獲得ポイント数は下記の通りです。

<獲得できるポイントの算出方法>

①オリコモール利用分:10,000円 × 5.0% = 500pt
②オリコカード決済分:10,000円 × 1.0% = 100pt
③Orico Card THE POINT特別加算ポイント0.5%:50pt

500pt + 100pt + 50pt = 650pt

合計で650pt獲得できるということです。ちなみに、オリコモールで人気のショップとポイント還元は下記の通りです。

  • ✔ Amazon:+0.5%
  • ✔ 楽天市場:+0.5%
  • ✔ Yahoo! ショッピング:+0.5%
  • ✔ Amazonファッション:+4.5%
  • ✔ じゃらんnet:+2.5%
  • ✔ DHC:+1.5%

Amazonで洋服などの買い物をする人や、よく国内旅行をするのでじゃらんnetを使うという人にはおすすめです。

ポイントが貯まりやすいのが魅力のOrico Card THE POINTですが、一方で、ポイントの有効期限が1年間で、ポイントを使い切れない可能性があります。その解決策としては、貯まったらすぐにAmazonギフト券(有効期限10年間)に交換することをおすすめします。

電子マネーは、iDとQUICPayがダブル搭載されており、Apple Payにも対応します。残念ながら電子マネー利用での特別加算ポイントはありませんが、THE POINT PREMIUM GOLDにアップグレードすると0.5%の加算ポイントが貯まります。

付帯保険については、海外旅行傷害保険は付帯されておらず、紛失・盗難保障のみです。

おすすめ⑥イオンカードセレクト
  • イオンクレジットサービス株式会社
  • イオンカードセレクト

  • 年会費無料
  • キャッシュカードもクレジットも電子マネーWAONも1枚に

  • 公共料金の支払いをイオン銀行口座で行うと1件につき毎月5WAONポイント貯まる。電子マネーWAONポイントを電子マネーWAONに交換するとお得に使えるのが魅力。

イオンカードセレクト

ポイント還元率

通常0.5%〜1.0%
(ポイント有効期限: 1年間の加算期間を含む最大2年間)

国際ブランド

JCB、Mastercard、VISA

追加カード

ETC、家族カード

お得な交換先

電子マネーWAONポイント、Suicaやdポイント、イオン商品券、JCBギフトカード、マルエツ商品券、カスミ商品券など

審査条件

18歳以上

イオンカードセレクトとは、イオン銀行のキャッシュカード、クレジットカード、電子マネーWAONが1枚になった一体型カードのことです。

イオングループの対象店舗で買い物すると下記のようなメリットがあり、とにかくイオンユーザーにお得なカードです。

  • ✔ イオングループの対象店舗(イオン、イオンモール、ダイエー、マックスバリュなど)でお買い物するとポイントが2倍貯まる
  • ✔ 毎月20日・30日の「お客様感謝デー」は対象店舗での買い物が5%OFF
  • ✔ 5のつく日「お客さまわくわくデー」にオートチャージするとWAONポイント付与率がUPする

オートチャージはかなりお得にポイントが貯められるので利用することをおすすめします。

イオンカードセレクトで貯められるポイントは下記の2種類です。

  • ときめきポイント:クレジットカードで支払ったときに貯まるポイント
  • WAONポイント:電子マネーWAONで支払ったときに貯まるポイント

しかし、ポイントの仕組みが複雑でわかりにくく、どちらのポイントを貯めてどちらのポイントを使った方がお得なのかわかりにくいのが玉に瑕といったところ。

結論としては、生活費を節約するなら「ときめきポイント」を貯めて「WAONポイント」に交換し、買い物で「WAONポイント」を使うことをおすすめします。

なぜなら、どちらもポイント還元は0.5%で200円ごとに1ポイント貯まるのは同じですが、WAONのオートチャージ機能を使うとさらにポイントが貯められるメリットがあるからです。

WAONのオートチャージ機能とは、電子マネーであるWAONの残高が設定金額未満になると、自動的に設定された金額がイオン銀行普通預金口座から自動的にチャージされるサービスのことです。

電子マネーWAONを利用すると、0.5%のポイント還元で200円(税込)ごとにWAONポイントが1ポイント貯まります。オートチャージ機能を使うと、イオン系列店の買い物の支払いであれば、さらにWAONポイントが0.5%分が貯まります。つまり、実質は合計1.0%のポイントが還元されるということです。

ただし、ときめきポイントをWAONポイントや他の商品に交換できるのは、ポイントが1,000ポイント以上ある場合のみです。

また、公共料金の口座振替をイオン銀行口座で行うと1件につき毎月5WAONポイント貯まり、給与受取口座に指定した場合には毎月10WAONポイントが付与されます。

保険については、ショッピングセーフティ保険が付帯されており、買い物した商品が破損や故障していた場合に免責金(自己負担)がないのがメリットです。しかし、海外旅行保険は付帯されていません。

ポイントの仕組みを理解して、ポイントの貯め方と使い方さえわかればイオンで買い物する人には効率よく生活費を節約できる非常に便利な一枚です。

おすすめ⑦dカード
  • 株式会社NTTドコモ
  • dカード

  • 年会費無料
  • ドコモユーザー限定の特典やトラブル補償が充実

  • ドコモユーザーにお得なメリット満載。dカードで購入したドコモの機種は、一定期間内の盗難・紛失・故障のトラブルを補償。最大1万円まで負担します。

dカード

ポイント還元率

通常1.0%
(ポイント有効期限: 4年間)

国際ブランド

VISA、Mastercard

追加カード

ETC、家族カード

お得な交換先

ドコモ携帯利用料、マクドナルド、JAL、メルカリ、マツモトキヨシ、高島屋など

審査条件

18歳以上

dカードはNTTドコモが提供するクレジットカードですが、ドコモユーザーに限らず誰でも利用可能です。電子マネーiD決済に対応しているので、コンビニやドラッグストアなどでスムーズに支払いできます。

ポイント還元は通常1.0%で高還元ですが、さらに特約店で利用するともっとお得です。なぜなら、通常のポイント還元1.0%に加えて、特約店ごとのポイントが加算されるからです。

例えば、特約店であるローソンで利用する場合はポイント還元最大5.0%(通常1.0%+特約店還元率4.0%)、マツモトキヨシで利用する場合はポイント還元最大で3.0%(通常1.0%+特約店還元2.0%)に設定されています。

もうひとつのお得な使い方は「dカード ポイントUPモール」を経由して買い物することです。「dカード ポイントUPモール」を経由して買い物した場合も1.0%+加盟店ごとのポイントが加算されます。例えば、dカード ポイントUPモールを経由してAmazonで買い物するとポイントが約1〜5倍貯まります。

他にも、不定期で開催される「d払いお買い物ラリー」という、複数の対象店舗で決済するとdポイントが最大50%進呈されるキャンペーンが実施されることもあります。

まずはdカードから始めて、dカードGOLDにアップグレードするのであれば、携帯電話やドコモ光の利用代金について10%のポイント還元を受けられるというドコモユーザーだけの特典があります。また、ドコモの機種をdカードで購入した場合、一定期間内の盗難・紛失・故障のトラブルについて補償され、最大1万円まで負担してくれます。

dカードの保険については、お買い物あんしん保険が付帯されており、購入した商品に盗難や事故による破損などがあった場合に、年間で最高100万円まで補償してくれます。ただし、1件の事故につき3,000円の自己負担があります。旅行保険は付帯されていません。

ドコモユーザーにはメリットが多いdカードですが、一方でドコモ携帯利用料の支払いに充てるためにdポイントをメインで貯めているドコモユーザーでなければ、dカードのメリットをフルに活用できないのでおすすめとは言い難いのが正直なところです。

おすすめ⑧アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
  • American Express
  • アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

  • 31,900円(税込)
  • 旅行・グルメに最高級の優待サービス

  • ゴールドカードならではの多彩なサービス満載。旅行だけでなくグルメ好きにもたまらない「ゴールド・ダイニング by 招待日和特典」などお得なグルメ優待があります。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

ポイント還元率

0.5%〜1.00%
(ポイント有効期限:最大3年 ※「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録すると無期限)

国際ブランド

AMERICAN EXPRESS

追加カード

ETC、家族カード

お得な交換先

ANAマイル、提携ホテル「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ(Hilton Hotels)」と「マリオネットホテル(Marriott Bonvoy)」のポイント、楽天、Tポイントなど

審査条件

20歳以上

日用品や食品の買い物だけでなく、高級レストランで食事したり、旅行や出張によく行くという人におすすめなのがアメックス・ゴールドカード。

年会費が31,900円(税込)とお高いのが悩むところです。しかし、高級レストランをよく利用するのであれば大きなメリットがあります。なぜなら、グルメ優待サービス「ゴールド・ダイニング by 招待日和」で2名以上の予約で1名分のコース料理が無料などお得な特典が満載だからです。

対象とされているのは基本的に高級レストランなので、コース料理の相場は1名約1万円以上。つまり、1名1万円以上のコース料理を年に3回以上食事すると年会費の元は取れるということです。

一見お高い年会費ですが、ライフスタイルに合っている人にとってはお得なアメックス・ゴールド。世界でもステータス性が高いカードと認識されているカードでもあるので、海外主張や旅行が多いという人は持っていると何かと便利な一枚です。

アメックス・ゴールドカードの海外旅行傷害保険は利用付帯で最高1億円まで補償してくれます。プライオリティ・パスも年会費無料で付帯されており、年間2回までなら無料利用可能、3回以上は1回32米ドル支払えば利用可能です。

家族カードが一枚無料で発行できるので、例えばご主人が仕事で海外出張が多いなどの場合は、夫婦でそれぞれ一枚ずつ持っておくと便利です。

ポイント還元は通常1.0%ですが、「メンバーシップ・リワード・プラス(年会費3,300円(税込)」というプログラムに登録するとポイント還元1.0%にUPし、100円で1ポイント貯まります。さらに、通常ポイントには最大3年間の有効期限がありますが、このプログラムに登録することで、ポイントは無期限になります。

ステータス性は抜群と言えるアメックス・ゴールドカードですが、高級レストランで食事もしないし、海外にも行かないという人には正直メリットが感じられない可能性もあります。まずは、自分のライフスタイルに合うカードかよく検討してみましょう。

クレジットカードをお得に使う3つの方法

クレジットカードで買い物

どのクレジットカードを選んでも共通する、クレジットカードをお得に使って生活費を節約する3つの方法を紹介します。

決済は1枚のカードにまとめる

生活費の節約だけが目的なら決済は1枚のカードにまとめるのがおすすめです。なぜなら、管理がしやすくポイントを効率よく貯められるからです。1枚のカードにまとめた方が、より高額商品に交換できます。

家族カードがあるクレジットカードを選んで支払いを集約する

家族カードがあれば、家族が利用した金額もまとめられます。総利用額が多くなるのに比例してポイントも貯まるので、家族カードが発行できるクレジットカードを選びましょう。このとき、家族カードが無料で発行できるカードを選ぶことをおすすめします。

キャンペーンでお得に利用する

クレジットカードには、各カード会社が実施している下記のようなキャンペーンがあります。

<キャンペーンの例>

  • ✔ 新規入会特典ポイントプレゼント
  • ✔ 新規入会は初年度年会費が無料
  • ✔ 特定の店舗(特約店)でのカード利用はポイント還元率UP
  • ✔ 期間限定でポイント還元率UP
  • ✔ 特定の手続きや決済方法でポイント付与サービス

新規入会について、特典ポイントをプレゼントするキャンペーンを実施しているクレジットカードは少なくありません。

例えば、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、ご入会後3ヶ月間のカードご利用に応じて最大50,000ポイント獲得可能獲得できます。

還元率1%で現金に換算すると約36,000円。アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの年会費は31,900円(税込)ですが、初年度の年会費はこのポイントを現金に換算して支払えてしまいます。

特約店など、特定の店舗でカードを利用するとポイント付与率がUPするキャンペーンなども実施されています。dカードは、特約店であるスターバックスなどで利用するとポイントが5.0%(100円で5ポイント)付与されます。

また、特別な手続きや決済方法でお得にポイントが獲得できることがあります。

例えば、総務省が実施するマイナンバーカード取得者を対象としたポイント付与施策「マイナポイント」がありますが、楽天カードは「マイナポイント申込み+楽天カード申込み」で最大5,000ポイント獲得できます。(※キャンペーンは2021年9月30日まで実施)

キャッシュレス決済は、キャッシュレス・消費者還元事業による「決済金額の2.0%~5.0%のポイント還元」が受けられますが、クレジットカード会社独自のポイントを付与しているカードもあります。

例えば、JCB CARD Wは、ポイントが常に2倍・優待店で最大10倍など、キャッシュレス決済だとかなりお得です。

クレジットカードによって、それぞれの特色があるので、申込む前にキャンペーンの内容や傾向も把握して、できる限りお得に使うことをおすすめします。

まとめ

生活費を節約するために便利なカード8選をご紹介しましたが、生活でどのようなものに出費が多いかによって最適なカードは異なります。節約を目的としているなら、ポイント還元率とお得な交換先をしっかり把握して最適なカードを選ぶことが最も重要です。ぜひ、参考にしてください。


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