外付けSSDの寿命とは?HDDと比べてどちらが長い?おすすめの使い方など

Tanaka
公開: 2021-02-27

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外付けに限らず、HDDの地位を奪いつつあるSSDの寿命は果たしてどのくらいなのでしょう。いくら性能が高くても、寿命が短ければ高いお金を払う価値がなくなります。そこで今回は、外付けSSDの寿命についてまとめました。


外付けSSDの寿命はどのくらい?

SSDは、メモリにデータを書込んでいく方式の記憶媒体なので、データが一杯になると寿命を迎えることになっています。

ただ、日頃書込むデータ量は人によって、また使い方によって千差万別なので、一概にいつまで使えるかということを断言することができません。

それでも、SSDの寿命を知る目安として「TBW」という単位が用いられています。TBWは、Terabytes Writtenの省略形で、テラバイトの書込み量を意味します。

外付けを含むSSD商品には、このTBWの表記が義務付けられていないこともあり、不明のものもありますが、明記しているものも増えています。

このTBWも各メーカーで異なるので、それぞれの寿命は使い方と合わせるとまったく未知の数値となってしまいます。そこで、筆者の例で考えてみたいと思います。

土日などを除いてほぼ毎日8時間程度は執筆作業を行いますが、その多くでGoogleドキュメントを使用し、保存もほぼGoogleドライブを使っています。そのせいか、SSDには2か月で約1,500GBしか読書きしていません。

この計算だと、1年で1.8TB使用することになります。今使用しているSSDのTBWは72TBなので、仮に同じペースで使用していくなら、72÷1.8=40で、40年も使えることになります。

ですが、これはあくまで机上の計算です。温度やほこりなど周りの環境にも影響を受けますので、本当にここまで長い寿命があるのかどうか、今はわかりません。

外付けSSDの寿命を確認する方法

自分の環境や使い方で外付けSSDにどのくらい寿命があるのか知りたいという場合には、こちらのフリーソフトがおすすめです。

こちらのソフトをPCにインストールし、起動させるとこのような画面が出てきます。

CrystalDiskInfoを開いた時の画像

赤線を引いているところが、今まで使用した書込み量になります。この値を使用した期間で割り、1年あたりの書込み量を算出します。

外付けSSDのTBWを調べ、その値を年間書込み量で割れば、おおよそ何年使用できるかの確認ができるというわけです。

外付けSSDとHDDの寿命を比較

外付けのSSDとHDDで寿命を比較した場合はどうでしょう。HDDの寿命は、SSDと違いデータの書込み量ではなく、時間で計算されます。1日24時間動き続けている前提で、約3万時間=3年~4年程度と言われています。

ただし、これも毎日数時間しか使用しない場合はもっと寿命が延びますし、逆に高温多湿など環境の悪い場所で使用すれば、もっと短い期間で寿命を迎えます。

特にHDDは、ディスクに磁気で書込む仕組みのため、熱や湿気、ほこり、衝撃などに弱い一面があります。

SSDはHDDと比較して、同じ容量でも価格が高い傾向がありますが、その分寿命も長いので、コスパを考えるとSSDがおすすめです。

外付けSSDの寿命を延ばす使い方

Windows7以前のバージョンであれば、デフラグの最適化を無効化させるなどの設定変更でSSDの寿命を延ばすことができます。詳しくは、外付けSSDのメーカーとしても知られるバッファローのサイトに説明がありますので、参考にしてください。

Windows10の場合は、何もせずに寿命が延びるようになっているため、あまりできることはありません。もちろん、温度変化が激しいといった環境はよくありませんが、いつも同じ場所でそれほど変化のない環境なら問題ありません。

一つだけあるとすれば、無用な書込みを減らすことができるため、HDDと併用するのがおすすめですが、元々SSDの寿命はかなり長いので、よほど書込みが多い人でなければ気にすることもないでしょう。

おすすめの外付けSSD

それでは、PCやPS4などにおすすめの外付けSSDをご紹介します。

おすすめ①
  • エレコム
  • 外付けSSD ポータブル ESD-EH0500GBK

  • 税込み12,400円
  • 読込み最大1000MB/sの高速データ転送

  • USB Aケーブルに加えUSB Type-Cケーブルが付属。PS4(メーカー動作確認済)。対応機種:Windows 10/8.1/7が動作するWindowsパソコン、およびmacOS Mojave 10.14。

WindowsやMacのパソコンだけでなく、PS4にも使用できる便利なポータブルタイプの外付けSSDです。最新のUSB3.2(Gen1)はもちろん、下位のUSB3.0およびUSB2.0でも接続可能。接続するだけで使える高速なデータ転送が特徴です。

おすすめ②
  • WD
  • ポータブルSSD 500GB シルバー USB3.2 Gen2 My Passport

  • 税込み12,800円
  • 読出し速度最大1,050MB/秒、書込み速度最大1,000MB/秒

  • 対応機種:Windows® 10、Windows 8.1の各オペレーティングシステム、macOS Catalina、MojaveまたはHigh Sierra。互換性:USB 3.2 Gen-2とUSB-C(旧システムのUSB-A)。

ウエスタンデジタルのMy Passportは、最大約2mからの落下にも耐えうる耐衝撃性が特徴です。パスワードロック機能も付いているので、大切なデータもしっかり保護することができます。また、外付けSSDには珍しい5色のカラー展開もおしゃれです。

おすすめ③
  • BUFFALO
  • SSD 外付け 480GB 超小型 SSD-PSM480U3-B/N

  • 税込み6,280円
  • 名刺・カードよりも小さいコンパクトサイズ

  • 便利なストラップホール付き。米国MIL-STD準拠 耐衝撃&耐振動。USB 3.2(Gen 1)による高速ファイル転送。

Type-C & Type-A 両対応に加え、PS5/PS4対応(メーカー動作確認済)のバッファロー社による万能外付けSSDです。MIL-STD準拠なので、衝撃や振動にも強く、外的環境で寿命を迎えるということはほぼ無さそうです。

おすすめ④
  • シリコンパワー
  • 外付けSSD 480GB PC60

  • 税込み7,062円
  • 縦横が80mmの手のひらサイズ

  • 便利なストラップホール付き。USB3.2 Gen 2インターフェース対応で高速転送。

シリコンパワーは、台湾のメモリーカードなどを扱うメーカーで、安くて高品質な製品が人気です。8cm四方、厚さも約1cmのコンパクトサイズで、ストラップホールがあるのが便利です。PCはもちろん、PS4などのゲーム機でも使用できる高コスパ商品と言えます。

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まとめ

つい最近まで「SSDは高いからなあ」と思っていた筆者ですが、久しぶりに見てみると、だいぶ価格が下がっていて驚きました。これなら外付けSSDを気軽に追加して、パソコンのスペックを上げることができます。

今回まとめたように、外付けSSDの理論的な寿命は気にする必要が無いくらい長いので、ぜひうまく活用してほしいです。


※価格は特に記載がない限り、2021年2月時点のAmazonの価格です。

パソコン教室講師/WEBライター
Tanaka
小学校教員、オンラインショップ経営を経て現在はWEBライターをしながらパソコン教室の講師もしています。パソコン教室ではワード、エクセルなどはもちろんのこと、ホームページやネットショップ構築について等からスマホ、タブレットの困りごとまで幅広く教えています。趣味は子供やペットの写真・動画撮影です。

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