
アミノ酸シャンプーのおすすめ9選!使用感や成分で選ぶのがポイント
美容院だけでなくバラエティショップなどでも目にする機会が増えた「アミノ酸シャンプー」。ミノンやいち髪、モーガンスなど、アミノ酸を売りにしたシャンプーの評判は上々です。しかし、アミノ酸シャンプーについてよく知らない方やどのアイテムを選べばいいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アミノ酸シャンプーの特徴や選び方、人気のおすすめアイテム9選を紹介します。ぜひ参考にしてください。
アミノ酸シャンプーとは?

「アミノ酸シャンプー」とは、シャンプーに「アミノ酸系洗浄成分」が含まれているものを指します。含有量などの明確な定義がなく、アミノ酸系洗浄成分が少ししか含まれていないものでも、アミノ酸シャンプーとして販売されていることがあるので注意が必要です。多くのシャンプーは、水が1番多く含まれており、2番目に主な洗浄成分が記載されています。アミノ酸系洗浄成分が主成分のシャンプーかは、成分表示の2番目にアミノ酸系洗浄成分名が記載されているかを確認しましょう。
アミノ酸シャンプーを使うメリット
アミノ酸シャンプーは、「頭皮への刺激が少ない」弱酸性のシャンプーです。アミノ酸シャンプーは、アルカリ性のシャンプーよりも髪や頭皮にやさしく洗髪できます。肌は弱酸性の状態が続くことで健やかな状態に導かれます。頭皮環境をよい状態に保てるのも、アミノ酸シャンプーの魅力です。
また、洗浄成分のアミノ酸成分自体が「保湿力が高い」ところも魅力です。カラーリングやパーマでダメージを受けた髪の毛にしっかり浸透し、うるおってまとまる髪に導きます。
そして、アミノ酸シャンプーには「毛髪のリペア効果」も期待できます。毛髪の構成成分の90%以上はアミノ酸です。ダメージを受けた髪にアミノ酸が浸透することで、うるおいを届け、キューティクルを補修してくれます。
アミノ酸シャンプーを使うデメリット

アミノ酸シャンプーは、優しい洗い上がりが特徴なので、「洗浄力が物足りない」と感じる方もいます。特にしっかりヘアセットすると整髪料が落ちにくいことも。そんな時には2度洗いがおすすめです。1度目に整髪料を落とし、2度目で頭皮をしっかり洗えば、きれいに洗髪できます。
また、ドラッグストアなどで市販されているシャンプーなどに比べ「価格が高い」傾向があります。上質な成分を使うとコストが上がってしまうのは仕方ないですよね。少しでも安いものを購入したい方は、まとめ買いや定期購入などがおすすめです。購入時は、アミノ酸系洗浄成分が主成分かを確認しましょう。また、アミノ酸シャンプーはスペシャルケアとして週に数回使うことでコストを抑えることも可能です。
アミノ酸シャンプーと他のシャンプーの違い
アミノ酸系洗浄成分は、弱酸性で頭皮に優しいことはお伝えしましたが、他のシャンプーと何が違うのでしょうか。通常のシャンプーには硫酸系、スルホン酸系、石鹸系の洗浄成分が使われています。
高級アルコール系シャンプーの洗浄成分に使用されている「硫酸系」や「スルホン酸系」の洗浄成分は、比較的安いので一般的なシャンプーに多く配合されていて泡立ちも良いです。しかし、皮脂を落としすぎることがあります。また、タンパク質変質作用もあるので、肌への負担に注意が必要です。名前に「硫酸」や「スルホン酸」とついていることが多いです。
「石鹸系」シャンプーに使用されている洗浄成分はアルカリ性です。洗浄力が高い反面、刺激も強くなってしまいます。汗っかきの方は、汗や皮脂の酸性をアルカリで中和するので、弱酸性の頭皮を維持しやすく、汚れや皮脂をしっかり落とせる石鹸系シャンプーはおすすめです。一方、敏感肌の方は弱酸性に中和してくれる専用のリンスを使うなどの注意が必要です。
洗浄力では他のシャンプーに劣るアミノ酸シャンプーですが、頭皮への優しさは頭ひとつ抜けています。通常のシャンプーを使うと頭皮の乾燥が気になる方、フケやかゆみが出てしまう方、敏感肌の方にはアミノ酸シャンプーがおすすめです。また、乾燥によって皮脂が過剰にでてベタついてしまう方にも向いています。
アミノ酸シャンプーの選び方

アミノ酸シャンプーの特徴やメリットなどを紹介してきました。ここからは、実際にアミノ酸シャンプーを選ぶ時のポイントを紹介します。
アミノ酸系洗浄成分の系統で選ぶ
アミノ酸系洗浄成分の系統には全部で6つあります。成分の名称にそれぞれの系統名が入っていることが多く、系統を覚えれば見分けるのは比較的簡単です。それぞれの洗浄成分の特徴を紹介します。
グルタミン系
グルタミン系の洗浄成分は、保湿力の高さが特徴です。洗浄力が弱くあまり泡立ちません。うるおいに満ちた髪の毛になりたい方におすすめです。
アラニン系
アラニン系の洗浄成分は、洗浄力の高さが特徴です。高級アルコール系や石鹸系には劣りますが、アミノ酸シャンプーのなかでは洗浄力も泡立ちも優れています。アミノ酸シャンプーに洗浄力も求めたい方におすすめです。
グリシン系
グリシン系の洗浄成分は、石鹸系シャンプーに近い洗い上がりが特徴の成分です。他のアミノ酸系洗浄成分に比べ泡立ちがいいですが、洗い上がりのきしみが気になります。この洗浄成分をメインにするというよりは、他の洗浄成分や保湿成分とあわせて配合して、洗浄力ときしみ防止の両立を図った製品が多いです。
タウリン系
タウリン系の洗浄成分は、アミノ酸シャンプーの中で最も泡立ちにくい洗浄成分ですが、さっぱりした洗い上がりが魅力です。高い保湿効果は期待できないぶん、さらさらの仕上がりになります。指どおりの良い髪に憧れている方におすすめです。
サルコシン系
サルコシン系の洗浄成分は、アラニン系の次に泡立つ洗浄成分です。旧指定成分なので、あまり見かけることはないかもしれませんが、成分表示に「サルコシン」が入っていたら、アミノ酸シャンプーだと判断する材料にできます。
アスパラギン酸系
アスパラギン酸系の洗浄成分は、比較的新しい洗浄成分です。低刺激なのに泡立ちも比較的よいので、これから注目の成分です。
シリコンの有無で選ぶ
アミノ酸シャンプーを含め、シャンプーにはシリコン入りとそうでないものがあります。シリコンは、ワックスのように髪をコーティングして指どおりをよくします。しかし、補修効果などはなく、シリコンの重みで髪がボリュームダウンして見えることも。また、カラーやパーマの薬剤が浸透しにくくなることもあります。
シリコン入りシャンプーは、毛量が多くボリュームダウンしたい方や髪の指どおりをよくしたい方におすすめです。髪にボリュームが欲しい方や、髪を染めたりパーマをして遊びたい方は、ノンシリコンタイプがおすすめです。
美容成分で選ぶ

アミノ酸シャンプーは、髪や頭皮に優しいのが一番の魅力ですが、さらに自分の悩みが解決できたら嬉しいですよね。理想の髪に近づくには、アミノ酸系洗浄成分以外の美容成分にも注目しましょう。
パサつきが気になる方は「美容オイル」配合のものを選びましょう。特にアルガンオイルは、髪の毛に栄養を補いながら柔らかくしてくれるのでおすすめです。
髪にまとまりが欲しい方は、「保湿成分」に注目しましょう。グリセリンやヒアルロン酸などの成分が入っていると、しっとりとまとまりのある髪になれます。
髪にボリュームが欲しい方は、ケラチンPPTや植物由来エキスがおすすめです。ケラチンPPTは、髪にハリやコシを与えてくれ、植物由来エキスは、頭皮環境を整えてくれます。
エイジングケアをしたい方は、薬用・育毛シャンプーがおすすめです。特に、頭皮の炎症をおさえてくれるグリチルリチン酸ジカリウムやセンブリエキスなどの成分に注目しましょう。
長く使えるかで選ぶ
美しい髪になるには、日々のお手入れの積み重ねが大事です。「好きな香りか?」「香りは強すぎないか?」「背伸びした価格でないか?」など、長く使うことを意識すると、自分にぴったりのアミノ酸シャンプーが見つかりますよ。苦手な香りがある方は、無香料タイプを選ぶのもおすすめです。また、良質なアミノ酸シャンプーを使ってお手入れをすると髪の状態が良くなり、他のヘアケア用品が減らせるので、トータルコストで判断するのもいいかも。
アミノ酸シャンプーおすすめ9選!自分に合ったシャンプーを見つけよう
ここからはアミノ酸シャンプーのおすすめ商品を9選紹介。髪のプロである美容師が開発したシャンプーや、ドラッグストアで手軽に手に入るコスパの良いシャンプーまで、さまざまな商品をピックアップしています。選び方のポイントを参考にしながら、それぞれの商品を見ていきましょう。
- BOTANIST(ボタニスト)
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ボタニカルシャンプー モイスト
- 税込み1,311円
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植物由来成分が優しい
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ベタイン系やココイル系が中心のアミノ酸シャンプーです。植物由来成分も配合されており、健やかで美しい仕上がりが期待できるでしょう。
「ボタニスト ボタニカルシャンプー モイスト」はコカミドプロピルベタインやココイルメチルタウリンNaなどのベタイン系やココイル系が中心のアミノ酸シャンプーです。「植物と共に生きる」がキャッチフレーズのボタニストならではの、植物由来成分も配合。
保湿効果のあるサトウキビエキスやコンディショニング効果のあるダイズ由来のPEG-30フィトステロールなど自然の恵みにこだわった成分によって健やかで美しい仕上がりが期待できるでしょう。
アプリコットとジャスミンのダブルフレグランスによる上品で心地の良い香りも魅力的です。
- Le ment(ルメント)
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Le ment -sparkling oil cleansing & shampoo-
- 税込み2,640円
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炭酸ケアで頭皮環境を整える
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ココイル系のアミノ酸成分で頭皮や髪の毛を優しく洗浄し、高級レアオイルで髪をコーティング補修してくれるので、いつでも手軽にサロン帰りの手触りを体感できます。
「Le ment -sparkling oil cleansing & shampoo-」はいつものシャンプーの代わりに使うだけでサロン帰りの手触りを体感できるアミノ酸シャンプーです。ココイル系のアミノ酸成分で頭皮や髪の毛を優しく洗浄し、高級レアオイルで髪をコーティング補修するので洗い上がりのキシキシ感を感じにくいのが特徴。
サロンのヘッドスパのような高濃度炭酸泡によって、皮脂やニオイの元になる脂質をしっかりと洗浄し、頭皮環境を健やかに整えます。
保水性の高いバオバブオイルなどの美髪成分も配合されているので、柔らかで美しい仕上がりが期待できますよ。
- Lebel(ルベル)
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ルベル イオ クレンジング リラックスメント シャンプー
- 税込み2,527円
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クリーミーな泡立ちが魅力
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ココイル系のアミノ酸を主成分としたアミノ酸シャンプーです。100%植物由来の洗浄成分や頭皮ケアに効果が期待できる天草エッセンスを配合。
「ルベル イオ クレンジング リラックスメント シャンプー」は、ココイル系のアミノ酸を主成分としたアミノ酸シャンプーです。100%植物由来の洗浄成分や頭皮ケアに効果が期待できる天草エッセンスを配合。しっとりとした洗い上がりです。
クリーミーできめ細やかな泡が髪や頭皮にしっかりと行き渡るので、汚れをしっかり取り除きトリートメントが浸透しやすい髪に整え、内側から輝く美しい髪へとサポートします。
ローズグリーンによってうるおい感をサポートする効果が期待できるので、頭皮の乾燥が気になる人におすすめです。
「コーセー ジュレーム アミノ モイスト&スムース」は、一般的なアミノ酸シャンプーと比較してもリーズナブルな価格帯が魅力的。ココイル系のアミノ酸系や低刺激のベタイン系洗浄成分を多く配合したアミノ酸シャンプーです。
天然由来のアミノ酸誘導体により髪を内部から補修するだけでなく、髪の外部からアミノコート成分によって保護。カラーやパーマなどのダメージからも髪を守ってくれます。
また、コラーゲンペプチドやグリセリルグルコシドなどの保湿成分を配合。毛先まで浸透保湿し、パサつきが気になる髪もしなやかでまとまりの良い髪へと導いてくれるのも魅力です。
「フィヨーレ Fプロテクト シャンプー ベーシック」は、洗浄力を維持しつつも優しい洗い上がりが特徴のベタイン系のアミノ酸洗浄成分を配合した、アミノ酸シャンプーです。
髪の内部から毛髪の強度を高めてくれるクレアチンや、髪の外からキューティクル層の疎水タンパクを補ってくれるトウモロコシPPTにより、髪の毛のハリやコシをアップさせてくれます。
パーマやカラーを長時間キープする効果が期待できる「プロテシル」をはじめ、薬剤によってダメージを受けた髪を補正する効果のある成分を多く配合。パーマやカラーによるダメージが気になる髪にもおすすめです。
- ディアボーテ
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オイルインシャンプー(リッチ&リペア)
- 税込み860円
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ドラッグストアでも手軽に買える
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ヒマワリ由来の成分を配合することで、髪のうねりやくせ、パサつきなどを抑え、広がりにくくまとまりの良い髪に仕上げる、ココイル系のアミノ酸を配合したシャンプーです。
「ディアボーテ オイルインシャンプー(リッチ&リペア)」は、ココイル系のアミノ酸を配合したアミノ酸シャンプーです。ヒマワリ由来の成分を配合することで、髪のうねりやくせ、パサつきなどをおさえ、広がりにくくまとまりの良い髪に仕上がります。
ダメージセンサー機能によって毛先など特にダメージが気になる部分を集中補修する効果も。また、陽だまりのようなあたたかさや透明感を感じさせるエレガントフローラルの香りも魅力的です。経過時間によって香りの変化も楽しめます。
ドラッグストアでも購入できる手軽さがあるので長く愛用できるアミノ酸シャンプーを探している人にはピッタリです。
- いち髪
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Natural Care Selectモイスト シャンプー
- 税込み1,064円
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天然由来成分でプレミアムな洗い心地
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ツバキや米ぬか、へちまやゆずなど、補修や保湿効果のある厳選した和草エキスを配合した、アミノ酸系洗浄成分使用ノンシリコンシャンプーです。
「いち髪 Natural Care Selectモイスト シャンプー」は、アミノ酸系洗浄成分使用ノンシリコンシャンプーです。日本女性の髪を研究してきた「いち髪シリーズ」の中でもプレミアムなアイテムで、ツバキや米ぬか、へちまやゆずなど、補修や保湿効果のある厳選した和草エキスを配合しています。
100%天然由来の香料を贅沢に使用しているので、みずみずしいシトラスフローラルの香りを楽しめることでしょう。敏感肌の人によるパッチテストも実施済みなので、肌が弱い人にもおすすめできるシャンプーです。アミノ酸シャンプー初心者の人でも手に取りやすいコスパの良さも人気の秘訣。
「ZACC ボタニカルスカルプ シャンプー」は、アミノ酸と高純度石けんによりマイルドに汚れを落としてくれるシャンプーです。頭皮の汚れだけを落としてくれるので、さっぱりとした洗い上がりが特徴。
ツバキ種子エキスやアンズ果汁など、美容液のような植物由来のスカルプケア成分を配合しているので、フケやかゆみ、乾燥など頭皮トラブルを解消したい人におすすめです。
また、月桃葉エキスなどのボタニカル成分を配合することにより、髪にハリやツヤを与えてくれる効果もあります。オレンジフラワーやジャスミンをたっぷりと使用したフローラルブーケの香りも魅力的です。
- Of cosmetics(オブコスメティクス)
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ソープオブへア・1
- 税込み3,520円
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みずみずしい潤いを求める人に
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ヘチマンやケラチン、コラーゲンなどの天然成分が髪の傷んだ部分に入り込み、ダメージを補修してくれる、ココイル系のアミノ酸成分を配合したシャンプーです。
「オブ コスメティックス ソープオブへア・1 」は、日本人の髪を研究し続けてきた美容師によって開発されたシャンプーです。ココイル系のアミノ酸成分を配合。ヘチマンやケラチン、コラーゲンなどの天然成分が髪の傷んだ部分に入り込み、ダメージを補修してくれます。
甘草などの植物エキスによってフケやかゆみなど気になる頭皮ダメージを整えてくれる効果も。高山に自生している白樺(バーチ)をイメージした香りはリラックスできて心安らぐ香りになっています。
シャンプーとしてはもちろん、乾燥が気になる季節には頭だけでなく全身ソープとしての使用もおすすめです。
美しい髪になるには洗い方も大事

アミノ酸シャンプーの特徴や選び方、おすすめモデルを紹介しました。同じアミノ酸シャンプーを使っていても、お手入れの仕方次第で効果に差がつきます。健やかな髪が手に入る洗髪のポイントは次のとおりです。
シャンプー前にブラッシング
シャンプーをする前に、乾いた状態の髪をブラッシングするのがポイントです。ブラッシングすることで、頭皮の汚れを浮かし、血行も促せます。また、シャンプー前に抜け毛やホコリを取り除けるので、髪が洗いやすくなります。
予洗いはしっかりする
まずは、お湯で髪の毛全体を洗います。髪表面の汚れをしっかり落とし、シャンプー時の摩擦を抑えるのに効果的です。髪全体に水分が届くように、予洗いは30秒以上かけてしっかり行いましょう。
洗髪時は、やさしく丁寧に
シャンプーは、指の腹で丁寧に行いましょう。爪でゴシゴシこすると頭皮が傷つく恐れがあります。また、摩擦が発生する原因にもなるので、やさしくマッサージするような感覚で洗いましょう。アミノ酸が豊富な高品質シャンプーを使うなら、泡立てた状態で数分泡パックをするのがおすすめです。アミノ酸がしっかり浸透することで、ダメージケアができます。
シャンプーはしっかり流す
シャンプーのすすぎは念入りにするのがポイントです。すすぎ残しがあると、せっかく洗った皮脂や汚れがシャンプーと一緒に頭皮に残ってしまいます。特にアミノ酸シャンプーは、頭皮や髪に残りやすいので、耳後ろや後頭部まで、しっかりとすすぎましょう。
アミノ酸シャンプーで、健康的で美しい髪の毛を手に入れましょう。