お米は、日本人にとって食卓に欠かせないものです。そして、年々注目を集めているふるさと納税にて、お米を返礼品として貰う人が増えつつあります。

全国各地にはさまざまなお米があるため、返礼品として貰うにもどれを選べばよいか迷ってしまうことは少なくありません。

そこで今回は、そもそもふるさと納税とはどういった制度なのかという基本的な部分を理解し、なぜふるさと納税でお米が選ばれているのかを解説していきます。

また、支持されている銘柄の特徴やふるさと納税で人気のお米をランキング形式で紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ふるさと納税とは？

まずは、ふるさと納税とはどういった制度かを理解するところから始めていきましょう。

自治体に寄付をして地域を応援する制度

ふるさと納税とは、自治体に対して寄付をして応援する制度のことです。寄付をする自治体は自分の生まれ故郷や好きな地域など、自由に選択できます。

寄付をしたお金について、どのように使用するかは各自治体で選択できますので、その用途に合わせて寄付する地域を決めるという人もいます。

寄付をすることで税金が控除される

ふるさと納税をするメリットとして、税金が控除されることが挙げられます。控除上限額内で寄付をすると、合計寄付金額から2,000円を引いた額について、所得税の還付・住民税の控除を受けることが可能です。

寄付金の上限金額は家族構成や年収によって異なりますので、ふるさと納税サイトのシミュレーションを使い算出しておきましょう。

なお、寄付するだけで税金は控除されませんので、必ず年度末に確定申告をしてください。ふるさと納税をした翌年の2月から3月の期間に確定申告をすることで、自分が寄付をした自治体から寄付受領証明書というものが送られてきます。

これは、税金控除の申告をする際に必要となりますので、きちんと管理をしておいてください。

返礼品が貰える

ふるさと納税では、各地域に寄付をすることでお礼として「返礼品」がもらえます。返礼品にはさまざまなものがあり、地域にとっては名産品や産業などを世にアピールできるきっかけでもあるのです。

つまり、寄付する側は返礼品で食べ物などを貰えるうえ税金が控除される、届ける側にとっては特産物などを知ってもらえるという、両者にとってメリットがある制度といえます。

なぜふるさと納税でもらえるお米が人気なのか

ふるさと納税は、各自治体に寄付をすることでさまざまな返礼品が貰えます。ここからは、なぜお米が人気なのかを見ていきましょう。

コスパが良い

ふるさと納税でお米が選ばれる理由として、まず挙げられるのはコスパに優れていることです。

ふるさと納税では、例えば10,000円寄付したとすると返礼品として20kg程度のお米を貰える自治体があります。

全国各地の有名な銘柄が通常では購入できない値段で手に入るため、多くの人がふるさと納税でお米を選んでいるのです。

寄付金に対していかにお得に手にできているかを知る目安に「還元率」があります。各ふるさと納税サイトでは還元率が記載されていますので、ぜひチェックしてください。

品質が良い

スーパーに並んでいるお米以外にも、日本各地には多くのブランド米があります。なかなか普段の買い物では手に入らないブランド米が返礼品として貰える点も、ふるさと納税でお米を選ぶ人が多い理由です。

量ももちろん重要ではありますが、やはり全国各地のブランド米を食べたいという「質」を求める人から支持されています。

知名度の高い「コシヒカリ」や「あきたこまち」をはじめ、まだまだ知られていないブランド米がありますので、ふるさと納税をきっかけに返礼品として貰い、食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

新鮮さがある

ふるさと納税で貰えるお米は新米が多いです。新米は鮮度が高いのが特徴なので、新鮮なお米が食べられる点はふるさと納税でお米が選ばれる理由に繋がっています。

また、ふるさと納税では定期便もあり、鮮度を損なわないよう新米を小分けにして毎月発送してくれるところもあります。

寄付をして税金が控除され、さらに美味しい新鮮な新米が食べられることは、ふるさと納税でお米を選ぶメリットといえるのではないでしょうか。

信頼できる商品を提供している

ふるさと納税で返礼品として貰えるお米は、安心・安全など信頼性が高い点も人気の理由となっています。

ふるさと納税の返礼品は、生産者の写真が紹介ページに掲載されていることが多いです。また、どういった点にこだわっているなど特徴についても記載されている点が評価されています。

味や還元率はもちろんですが、信頼できるお米を食べたいという人にとっても、ふるさと納税の返礼品としておすすめです。

ふるさと納税で人気のお米の銘柄を紹介

ふるさと納税では、全国各地のさまざまなお米を返礼品として用意しています。ここからは、多くの人に支持されている人気の銘柄について、味や食感などの特徴を紹介していきます。お米選びに迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

ゆめぴりか

ゆめぴりかは味が濃くて粘り気もあるのが特徴の銘柄です。もっちりとした柔らかさがありツヤもありますので、見た目の美しさも感じられます。

北海道米の最高峰といわれており、何度も品種改良を重ねてきた品種として多くの人に支持されています。

ゆめぴりかは本来の味を楽しむことがおすすめなので、白ごはんで食べると特徴を存分に味わえるでしょう。

また、ゆめぴりかは冷めても美味しさを維持することに定評がありますので、お弁当に適した銘柄としても人気です。

ななつぼし

ななつぼしもゆめぴりかと同様に北海道の銘柄で、味と食感のバランスが良く食べていて「飽きない」というのが特徴です。

しっかりとした味の濃さと歯ごたえがあり、さまざまなおかずにも合わせやすい点が人気に繋がっています。

また、味はしっかりと濃いにも関わらず後味はさっぱりとしています。万能なお米としてふるさと納税でも高い人気を誇っていますので、ぜひ一度試しに食べてみてください。

つや姫

つや姫は「炊いてほれぼれ、冷めても美味しい」がキャッチフレーズで、山形県産の銘柄です。つや姫の開発には10年かかっており、山形県全体のなかでおよそ10％程度にしか満たない「最適地」「適地」だけで栽培しているこだわりようです。

味が濃く香りも強いので、まさに主役になり得るお米として高く評価されています。甘味やうまみ、さらにはツヤもあり、一粒自体が大きいので見た目も美しいのが特徴です。

コシヒカリ

コシヒカリは数多くあるお米の銘柄でも知名度が高く、日本を代表するブランド米です。北海道と青森県を除いた全国各地の都道府県で作られており、生産量はトップに君臨します。

味の濃さ・歯ごたえ・粘り気などのバランスが良く、甘味があるのが特徴です。なかでも新潟県のコシヒカリは評価が高く、多くの家庭で食卓に並んでいます。

また、コシヒカリは日本のなかでも西と北で違いがあり、西で育てられたものは粒感があります。一方で、北で育てられたコシヒカリは粘り気があるので、食べ比べをしてみるのもおすすめです。

あきたこまち

あきたこまちは、名前の通り秋田県で誕生した銘柄です。品種登録されていないので、秋田県だけでなくさまざまな土地で栽培されています。

コシヒカリと比較すると甘味があり味はさっぱりとしています。また、粘り気がありますので食べ応えも感じられるのが特徴です。

あきたこまちはお米としてだけでなく、おかきや煎餅などの和菓子、クラッカーなどの加工品に使用されます。

ふるさと納税の返礼品としてもさまざまな自治体で用意されており、多くの人が返礼品として受け取っています。

ふるさと納税で人気のお米を紹介

ここからは、ふるさと納税で人気があるお米ランキングを紹介していきます。毎回お米をスーパーなどで購入するのは重く持ち帰るのも大変なので、定期便での購入がおすすめです。

その観点から、定期便として人気のお米を見ていきましょう。

定期便人気ランキング5位：つや姫特別栽培米10kg×3回定期便

人気ランキング5位は、山形県の河北町に寄付をすることで返礼品として貰える「つや姫特別栽培米」です。寄付金額36,000円で10kgを3回に分けて届けられ、還元率は47.7％となっています。

こちらの銘柄は農薬や化学肥料を極力使わずに栽培までされているのが特徴です。楽天ふるさと納税・さとふるなどのふるさと納税サイトで取り扱っています。

定期便人気ランキング4位：山形産はえぬき 20kg×3回

人気ランキング4位は、山形県寒河江市の返礼品である「はえぬき」です。寄付金額は66,000円となっている山形が誇るブランド米であり、日本穀物検定協会のランキングでも高い評価を獲得しています。

あきたこまちをベースにしており、日本トップクラスの知名度・人気を誇る新潟県魚沼産コシヒカリにも引けを取らない美味しさは人気を獲得している理由です。

また、冷めても美味しく食べられるのが特徴なので、お弁当用のお米として人気があります。

ふるさと納税の返礼品として多くの人が受け取りを希望する傾向にありますので、品切れも予想されるため早めに注文することをおすすめします。

定期便人気ランキング3位は、熊本県玉名市の返礼品である「森のくまさん」です。寄付金額15,000円となります。

森のくまさんはヒノヒカリとコシヒカリを交配して作られた品種です。熊本が生んだ高級米として人気を獲得しており、米粒は弾力がありもっちりとしているのが特徴です。

見た目のツヤも美しく、味や粘り気もありまさにヒノヒカリとコシヒカリの良いところを取った品種といえるでしょう。

定期便人気ランキング2位：令和2年産さがびより10kg

人気ランキング2位は、佐賀県神埼市の返礼品である「さがびより」です。寄付金額は10,000円で10kgが届きます。

さがびよりは佐賀県でしか生産されていない品種で、食べ応えのある粒の大きさと弾力の良さが特徴です。

メディアでの紹介も増えてきている影響から知名度も高くなっていますので、早めに注文することをおすすめします。

定期便人気ランキング1位：熊本県産　無洗米ひのひかり 8kg(4kg×2袋)

定期便人気ランキングの栄えある1位は、熊本県和水町の返礼品である「ひのひかり」で、寄付金額は10,000円となっています。

ひのひかりは11年連続で最高評価である特Aを受賞しており、コシヒカリと黄金晴の交配によって生まれています。粘りが強く食感はもちもちとしており、小粒なのが特徴です。

最高級の3拍子である「ツヤ」「香り」「粘り」が揃っており、返礼品として高い人気を誇ります。

ふるさと納税でのお米に関するQ&A

ここからは、ふるさと納税でお米を貰うにあたって、多くの人が抱えている疑問について解説していきます。

返礼品として「新米」を貰うにはどうすればいい？

ふるさと納税で「新米」が返礼品として貰える点は大きなメリットです。新鮮なお米が食べられるので新米を希望する人は少なくありません。

ふるさと納税で新米を貰うには、時期を意識することが重要です。一般的に新米は10月から年明けの1月頃に出荷されます。

そこに該当しない時期のお米は新米ではないため、その場合は新米予約と書かれたものを選ぶようにしましょう。

ふるさと納税で貰えるお米の種類はどのようなものがある？

ふるさと納税では、さまざまなお米の銘柄が返礼品として貰えます。また、お米自体の種類についても多く揃えており、白米に加え無洗米・雑穀米・玄米などもあるため選択肢は幅広いです。好みに合わせてお米の種類を選びやすいですし、健康面を意識した選び方もできます。

まとめ

ふるさと納税は、寄付をすることで全国の各自治体が誇る特産品を、返礼品として貰える魅力的な制度です。また、上限はあるものの寄付をすることで税金控除も受けられます。

食卓において外せないお米を返礼品として貰いたいと考えている人は多く、なかでも定期便であれば毎月自宅まで届けてくれるので、買い物に行き重いお米を運ぶ必要もないことから選択する人は増加しています。

全国には多くの銘柄がありますので、事前に特徴を把握して好みのものを見つけてみてください。また、寄付金額や還元率についてもチェックし、お得に美味しいお米を返礼品として貰ってみてはいかがでしょうか。

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