
プロテインバーは太りやすい?メリットや有効活用方法、おすすめ商品を紹介!
プロテインバーは名前の通り、タンパク質が多く含まれているバータイプの固形食のことです。携帯性に優れており栄養も満点なので、小腹満たしに摂る方は増えています。しかし、栄養が豊富であるからこそ、「太るのではないか?」と不安になるでしょう。
確かにプロテインバーは栄養価が高い優れた携帯食なので、その摂り方を間違えると体重が増える可能性があります。ダイエットやボディメイクとして有効活用するためには、その特徴や効果的な摂り方を押さえておくのがおすすめです。
そこで今回は、プロテインバーは太るのかどうか紹介します。プロテインバーの選び方や活用方法、おすすめの商品も紹介するので参考にしてみてください。
プロテインバーは本当に太る?
プロテインバーをダイエットやボディメイクのために摂るときは、その特徴を把握し太る可能性の有無を知っておきましょう。ここからはプロテインバーは本当に太るかどうか紹介します。
食べ過ぎると太る可能性がある
プロテインバーは栄養豊富な食品であり、ヘルシーな種類でもカロリーがあります。カロリーがある以上、プロテインバーを食べ過ぎてしまえば太る可能性は高いでしょう。
何かダイエットに効果的な食品を摂るときは、体重が増減する仕組みを把握しておくのがおすすめです。まず、体重は「摂取カロリー」と「消費カロリー」のバランスによって決まります。
「摂取カロリー」は食事によって体内に取り入れたカロリーであり、「消費カロリー」は普段の生活の中で自然と使われるカロリーと運動で消費されるカロリーです。この摂取カロリーが消費カロリーよりも多いときに体重は増え、消費カロリーの方が多いときに体重は減ります。
もしプロテインバーを食べることによって摂取カロリーがオーバーしてしまえば、体重は増えてしまうのです。
太らないためには摂取カロリーを調整する必要がある
このようにプロテインバーを摂ると太る可能性があるので、カロリーのバランスを整えることが必要です。つまり、「摂取カロリー=食事量」を減らすか、「消費カロリー=運動量」を増やすかの対処が必要です。
食事量を減らす場合は3食の食事量を減らすのではなく、間食などで食べているお菓子などを控えるようにしましょう。もしくは今の間食をプロテインバーに置き換えるのがおすすめです。間食もやめたくない方であれば、ジョギングなどの軽い運動で消費カロリーを増やしましょう。
プロテインバーを摂るメリット
プロテインバーは、その特徴からさまざまなメリットがあります。メリットを把握しておけば、ダイエットやボディメイクなどに活用しやすくなるでしょう。ここからはプロテインバーを摂るメリットを紹介します。
小分けなのでさまざまな商品を試しやすい
プロテインバーは一般的なプロテイン(パウダー)と異なり、1食分が小分けになっています。パウダータイプの場合300g~1,000gほどの商品が多く、一度試してみて自分に合わなかったら、商品がなくなるまで次のプロテインは試しにくいでしょう。
その点、プロテインバーは1食分で小分けされているので、さまざまな商品を試しやすいです。また、パウダータイプと違い商品の単価も安いので気軽に購入しやすいでしょう。
小腹をヘルシーに満たせる
プロテインバーは少量なので小腹を満たすのに丁度良いです。普段、小腹が空いたときにお菓子などを食べている方であれば、プロテインバーで不足しやすいタンパク質を積極的に摂れるのでおすすめです。
プロテインバーの中には低カロリー・高タンパクなものが多いので、ダイエットしている方にも適しているでしょう。
筋肉をつけられる
筋トレをして筋肉をつけたい方は、普段から積極的に筋肉の材料であるタンパク質を摂る必要があります。筋トレをしていない方でも、1日に必要なタンパク質の量は体重1kgあたり1gと言われています。
つまり、体重50kgの方であれば1日に50g必要になる計算です。筋肉をつけたい方であれば、体重1kgあたり1.2g~1.5g、体を大きくしたい方なら2g必要になります。普段から運動や筋トレをしている方であれば、タンパク質の摂取量が増えれば筋肉がつきやすくなるでしょう。
太るために普段からプロテインなどを摂っている方は、プロテインバーと組み合わせてみるのもおすすめです。
基礎代謝が増して痩せやすい体質になる
筋肉は体を動かすだけでなく、熱を生んで体温を維持する役割もあります。そのため、筋肉量が多いほど、熱が生まれやすくエネルギーを消費しやすいのです。この体温維持のように、運動をせずに消費されるエネルギーのことを「基礎代謝」と呼びます。
筋トレをしてタンパク質を摂り、筋肉がつくと基礎代謝が増し、自然と消費カロリーの総量が増えるので痩せやすい体質に変わります。
髪・肌の調子が良くなる
タンパク質は筋肉をつけるのに必要ですが、筋肉以外のさまざまな器官を構成する重要な栄養素です。摂取するタンパク質の量が不足していると、その器官に影響が出ます。また、タンパク質は体にとって重要な器官から順番に使われていきます。
タンパク質が使われる器官と優先順位は次の通りです。
1.内臓
2.血液・細胞
3.ホルモン
4.骨
5.筋肉
6.肌・爪・髪、粘膜
タンパク質が不足すると、優先順位が低い器官から影響が出てきます。まず始めに影響が出るのが肌や髪などになり、プロテインバーを摂りタンパク質不足をカバーできれば、髪や肌の調子が良くなっていきます。
手軽にタンパク質を摂れる
プロテイン(パウダー)の場合、シェイカーと水が必要です。飲み終わった後はシェイカーを洗うなどの手間がかかります。その点、プロテインバーであればカバンの中に入れやすく、量も多くないので少しの時間があれば食べられます。
また、食事と食事の間隔が空きすぎると、血中のタンパク質濃度が低くなり、体は筋肉を分解してタンパク質濃度を一定にしようとします。そこで、プロテインバーを摂れば血中のタンパク質濃度を一定に保ちやすくなり、筋肉の分解を防ぎやすくなるでしょう。
また、普段から食事で摂るタンパク質が不足気味の方であれば、プロテインバーを摂ることで手軽にタンパク質不足を解消しやすくなります。
プロテインバーの有効活用方法
プロテインバーはその特徴を活かして効果的に摂るのがおすすめです。ここからはプロテインバーの有効活用法を紹介します。
置き換えダイエットとして使う
プロテインバーをダイエットに使うときは、「置き換えダイエット」として使うのがおすすめです。プロテインバーは食べ応えがあり、腹持ちが良い種類も多いので、朝食や昼食などの代わりに摂ることもできます。
また完全に食事を置き換えるのではなく、朝食や昼食の量を減らして間食としてプロテインバーを摂り、カロリーコントロールを行うのもおすすめです。
食事と食事の間隔が空くときに使う
プロテインバーは小腹を満たしつつ腹持ちが良いものもあるので、食事と食事の間隔が空くときに食べるのもおすすめです。先程の通り、食事の間隔が空いていると血中のタンパク質濃度が低くなってしまいます。
そこでタンパク質が豊富なプロテインバーを摂れば、積極的にタンパク質を摂取でき、筋肉の分解などを防げます。また、炭水化物(糖質・食物繊維)が多いものであれば、さらに腹持ちは良くなるでしょう。
筋トレ後に食事を摂れないときに使う
筋トレ後には、摂取後タンパク質の吸収しやすいプロテイン(パウダー)を摂るのが適しています。しかし、パウダーのプロテインがないときや、筋トレ後に食事を摂れないときにプロテインバーを摂るのがおすすめです。
特にハードなトレーニングをした後は、肉体的な疲労感・倦怠感から食欲がなくなることもあるでしょう。食欲が回復するまで時間がかかってしまえば、筋肉の分解は進んでしまいます。
そこでプロテインバーであれば、1食の量が手軽に食べらえるので栄養補給を行いやすいです。
プロテインバーを選ぶときのポイント
プロテインバーにはさまざまな種類があるので、自分に合ったものを選びましょう。ここからはプロテインバーを選ぶときのポイントを紹介します。
使われているプロテインの種類を知ろう
プロテインの種類には大きく分けて「ホエイプロテイン」「カゼインプロテイン」「ソイプロテイン」の3種類があります。プロテインの種類によって体内への吸収スピードなどが異なります。
・ホエイプロテイン
「ホエイ」とはヨーグルトなどにできる上澄みの液体で「乳清」とも呼ばれます。このホエイはタンパク質の含有量が多く、体内に吸収されやすいのが特徴です。
そのため筋トレ後やスポーツ後の体の修復に適していますが、他のプロテインよりも高価になりやすいです。
・カゼインプロテイン
「カゼイン」はホエイと同じく牛乳由来のタンパク質で、チーズの原料になる固形のプロテインです。このカゼインプロテインは、不溶性で固まりやすく体内への吸収速度が遅くなります。
吸収されるのが遅いので、筋トレ後などに摂っても効果的ではないため、食事の間隔が空くときなどに摂るのがおすすめです。
・ソイプロテイン
ソイプロテインは大豆由来のプロテインのことです。ホエイ・カゼインと違い、植物性のタンパク質であり原料としての脂質が少ないのが特徴です。また、カゼインと同じく消化吸収がゆっくりなので腹持ちが良いです。
カゼインプロテインと同じように、食事と食事の間隔が空くときなどに適しています。
たんぱく質含有率が高いものを選ぼう
プロテインバーはタンパク質などの成分を多く含んだ栄養補給食です。タンパク質を摂るのが目的であれば、やはりプロテインバーのタンパク質含有量をチェックしましょう。筋トレをしている方であれば、できるだけタンパク質が多いものの方が、効果を実感しやすいです。
ただし、食事とプロテインバーを組み合わせるときは、タンパク質の量に注意が必要です。人の体は一度に吸収できるタンパク質の量が決まっており、25g前後と言われています。食事との間隔が狭い場合や食事と組み合わせるときは、25gをオーバーしないように注意しましょう。
価格と味・タンパク質量を比較しよう
プロテインバーを選ぶときは、たんぱく質量以外にも価格や味も確認しましょう。例えば、チョコ味であれば幅広い層から人気があるので選びやすいです。他にもクランチタイプなどもあり、食感があり食べ応えもあるでしょう。
また、タンパク質量が多く美味しくても高価なプロテインバーであれば、継続して摂るのが難しくなります。味やタンパク質量をチェックし、コスパが良いかどうかもチェックしましょう。
栄養成分表示を見て、タンパク質量やカロリーなどを確認するのがおすすめです。中には糖質などを抑えた糖質オフのものもあります。
腹持ちが良いか試してみよう
プロテインバーを実際に試してみないとなりませんが、食べたときの腹持ちの良さを覚えておくのがおすすめです。一般的なプロテイン(パウダー)は内容量が多いので、気軽に試せませんが、プロテインバーであればさまざまな種類を試しやすいでしょう。
置き換えダイエットをする方や間食として摂りたい方は、プロテインバーの食べ応えや腹持ちが良いものを選ぶのがおすすめです。
おすすめのプロテインバーを紹介!
ここからはおすすめのプロテインバーの商品を紹介します。
- 森永製菓
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inバー プロテイン ベイクドチョコ
- 165円
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いつでもどこでも手軽にタンパク質を補給できる!
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1食あたりのタンパク質量は15gと豊富で、仕事中の間食や運動後のタンパク質補給に適しています。甘さ控えめ焼きチョコタイプなので美味しく味わえます。
乳タンパクと大豆タンパクの両方を使用しており、ビタミンB群が7種類も含まれています。美味しくおやつの代わりに摂るのもおすすめです。
- UHA味覚糖
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SIXPACK プロテインバー チョコレート味
- 302円
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1食でタンパク質20gを摂取できるプロテインバー!
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ボリューム満点のプロテインバーで、1本40gでありその半分がタンパク質でできています。脂質や糖質を抑えているので、理想の体づくりに役立ちます。
このプロテインバーは、メディアに出演することが多い日本体育大学の准教授「バズーカ岡田先生」が監修しているので安心して摂れるでしょう。
- matsukiyo LAB
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プロテインバーチョコレート
- 138円
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管理栄養士推奨のタンパク質が豊富なプロテインバー!
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1食あたりタンパク質は15g含まれており、チョコレート味で食べやすいのが特徴です。大豆由来のタンパク質なので腹持ちが良くダイエットにも適しています。
甘さ控えめのビターチョコテイストなので、甘いのが苦手な方でも食べやすいでしょう。ザクザクとした食感で食べ応えがあり、間食にも適しています。
※価格はいずれもマツモトキヨシの2020年10月時点のものです
まとめ
プロテインバーは栄養が豊富な食品なので、食べ過ぎたりすればカロリー超過で太ってしまう可能性はあります。そのため、プロテインバーはダイエットに適していますが、油断すると太ってしまいます。
プロテインバーを摂る前に体重が増える仕組みやプロテインの特徴を押さえるのがおすすめです。自分の目的に合ったプロテインバーを選び、理想の体に近づけましょう。