〈2023年最新〉低温調理器おすすめ19選 使い方やレシピを紹介
自宅で誰でも簡単にローストビーフやサラダチキン、チャーシューを料理して楽しめる低温調理器が人気です。
「料理の幅を広げたい」
「厚いお肉を上手に調理したい」
「手間なく美味しい料理を振る舞いたい」
「良質なタンパク質を含む肉を自宅でおいしく調理したい」
といった思いを叶えてくれる低温調理器のメリットや使い方、試したくなるレシピを紹介します。
定番のBONIQ(ボニーク)やAnova(アノーバ)などの人気ブランドを含めたおすすめの低温調理器も紹介するので、ぜひ参考にして、毎日の料理が楽しくなる低温調理器を手に入れてください。
目次
低温調理器とは|ほったらかしで肉や魚を調理

低温調理器とは、その名の通り「低温」で「調理」する「器具」です。火を良く通さないと危ないと言われるお肉ですが、理由は病原性の細菌や寄生虫が付着している場合があり、加熱処理しなければ食中毒が発生するリスクがあるためです。
ただ、お肉をフライパンなどで焼く場合、焼き過ぎれば固くなって食べにくくなり、逆に火の通りが不十分なら、とくに豚肉や鶏肉の場合、生焼けで食中毒のリスクが高まります。
自宅で調理をする際に、鶏むね肉や赤身肉ステーキなどは美味しく食べるための加熱の加減が難しく、苦手に感じる方は多いことでしょう。
そこで、厚いお肉でも誰でも簡単に、しかも柔らかい食感に調理できるのが低温調理器です。低温調理器は密封した肉を細菌などが死滅する60℃前後で加熱し続けることで、肉汁が肉の中にとどまり、しっとりとした食感を残しながら、中まで十分に熱が通るため、赤みを残すローストビーフなども自宅で調理することができます。
また、肉以外の食材も低温調理でおいしく食べられます。サーモンやホタテを低温調理してレアな食感を楽しんだり、酢と野菜を一緒にパックして味のしっかりしみたピクルスを作ったり、絶妙なかたさのゆで卵やプリンが簡単に作れたりと、1台あれば料理のレパートリーがぐんと広がります。
低温調理器の使い方・注意点

低温調理器の使い方はとても簡単です。一般的な低温調理器を使って定番のローストビーフを調理する際の使い方を紹介します。
低温調理器はクリップ式かねじ式の固定器具で、水を入れた深めの鍋に固定します。後はジップロックなど耐熱性に優れた真空パックできる袋に食材を入れて、鍋の水の中に沈ませれば準備完了です。
低温調理器に、温度と時間を設定して後は調理完了を待つだけです。火を使わないため、調理中は別のことができます。
低温調理の場合、適切な温度で加熱をしないと十分に殺菌ができないリスクがあります。調理の際に新鮮な材料を使うことと、清潔な調理環境であるかを最低限注意しましょう。
高齢者や子供、免疫力の弱い方が食べる場合は、厚生労働省の指示に従い、食材の中心温度が75℃1分以上の加熱をするようにしましょう。
低温調理器に合う鍋の選び方

低温調理器は鍋とセットで調理ができるので、適した鍋を用意する必要があります。
低温調理器による調理では、火を使わず高温にもならないので、プラスチック製の容器なども使えます。ただ、低温調理器が底に届かないと、撹拌ができず、加熱にムラができるので注意しましょう。
加えて、食材と低温調理器が密着する状態ではうまく加熱調理ができないため、一度に加熱する食材の量に合わせて余裕のあるサイズの鍋や容器を選ぶようにしましょう。
また、低温調理用のフードコンテナも販売されています。調理中にお湯の温度が下がりにくいようにフタがついていたり、食材の入ったパウチが浮きあがるのを防ぐラックを入れられたりと、専用容器ならではの便利さがあります。低温調理を頻繁に行う場合は、こうした専用コンテナの導入を検討してもよいでしょう。
低温調理器の選び方|使いやすさに注目

では、低温調理器の選び方をご紹介します。使い方はシンプルな低温調理器ですが、性能や搭載されている機能によって使い勝手が異なるので、ぜひ選び方を参考にして使いやすいモデルを見つけてください。
タイプ|手軽に使えるのはクリップ式
低温調理器は鍋などのフチに固定して使用します。固定の仕方には2通りあります。
一般的な鍋で使用する方にはクリップ式がおすすめです。取り外しが簡単なので、毎日使いたいという方でも準備を面倒に感じることはないでしょう。
ねじ式は取り付けがやや面倒ですが、鍋などの容器にしっかりと固定できるのがメリットです。厚めの容器で調理をする場合、ねじ式の方が安定するため、調理完了まで安心して別の作業ができます。
パワー|1,000W以上なら時短調理が可能
使い勝手の良さを左右するポイントとして、消費電力も見逃せません。一般的なモデルは800W程度ですが、1,000W以上の消費電力が高いモデルなら水を温める速度が速いため、長時間かかる低温調理の時短が可能になります。
ただ、消費電力が高いと電気代も高くなるため、時間がかかっても構わないという方は一般的なモデルでも良いでしょう。
低温調理器は火を使わないので、調理中は他の家事や好きなことができるのがメリットです。時間を無駄にすることがありません。
スマホ連携|出来上がりを知らせてくれる
低温調理器を使った調理は時間がかかります。見守り続ける必要はありませんが、他のことをしていると調理が終わっていることに気づかないことがよくあります。低温調理が完了したら次の調理にスムーズに取り掛かりたいという方はスマホ連携機能のある低温調理器がおすすめです。
BluetoothもしくはWi-Fi経由でスマホに調理時間が終了したことを知らせてくれます。本体のアラームが聞こえない場所にいても気づくことができます。ただ、Bluetoothは壁などを通過しにくく、範囲も5〜10m程度なので、キッチンとは別の階にいたりすると通知が来ない場合があるので注意です。
コンセント|海外仕様なら変換アダプターが必要
海外製の低温調理器は、コンセントに接続するのに変換アダプターが必要になる場合があります。プラグの形状を確認して変換アダプターが必要であれば併せて購入するようにしましょう。
〈編集部PICK UP!〉低温調理器おすすめ19選

Moovoo編集部
ここからは、ECサイトなどの人気ランキングをもとにおすすめモデルを紹介します。使い勝手の良いモデルを選んで、さまざまな料理を楽しんでみてください。
- BONIQ
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低温調理器 BONIQ 2.0 BNQ-10B
- 税込み22,000円(Amazon)
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秀逸なデザインとアプリ対応で使い勝手◎
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日本の低温調理専門ブランドBONIQ(ボニーク)が、プロ使用もできるハイクラス機種を家庭用に最適化し、コストダウンしたモデルです。1,000Wと家庭用にしては十分なパワーやアプリ対応など、機能に申し分ありません。
シンプルなフォルムとマットな質感は、調理中にキッチンに出しておいても悪目立ちせず、おしゃれな雰囲気を出すことができます。ブラックとホワイトの2色展開。
- AND DECO
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低温調理器
- 税込み6,999円(楽天市場)
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ハイパワーでしっかり加熱、IPX7準拠の防水仕様で安心
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1000Wのハイパワーで食材をしっかり加熱。温度は0.5℃刻み、タイマーは1分刻みで細かく設定できます。加熱終了時に音で知らせてくれるので、加熱しすぎを防げますよ。
ヒーター部分は高水準のIPX7準拠の防水仕様になっていて、安心して使用できます。
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- Kocokara
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低温調理器
- 税込み14,980円(楽天市場)
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1200Wのハイパワー。付属品も大満足
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1200Wの高出力で、大きな食材でも温度を保ちやすくお店並みの調理ができます。コードが2mと他の商品より長く、調理スペースとコンセントが離れていても使用することができます。
フードコーディネーター監修のレシピ本や、収納バッグなど付属品が豊富なのも魅力的なモデルです。
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簡単にできる低温調理レシピを紹介
お気に入りの低温調理器を手に入れたらさっそく低温調理に挑戦してみたいところでしょう。定番のチャーシューとサラダチキンの作り方を紹介します。
チャーシューの作り方
まずはチャーシューの作り方を紹介します。お酒のつまみなどに最高です。
① チャーシューのタレを作る
醤油(大さじ2)、お酒(大さじ2)、みりん(大さじ1)、砂糖(大さじ2)を鍋で煮て酒を飛ばす。煮切った後にしょうが(千切り1片)やにんにく(つぶす1片)を入れて粗熱を取れば完成です。
② 豚肉塊(豚肩ロース)とタレをジップロックなどのフリーザーバッグに入れ、揉み込む
豚肉は400g。フリーザーバッグは耐熱性と密閉性に優れたジップロックがおすすめです。
③ 冷蔵庫で1〜2日寝かせる(時間がなければこのまま低温調理へ)
時間があれば、1〜2日寝かせると味がよく浸み込みます。
④ 鍋に水を入れて低温調理器をセット、63〜65℃まで温度を上げる
消費電力の違いによって温度を上げるまでの時間が異なります。
⑤ ジップロック内の空気を抜いて真空パックにして、鍋に入れる、4時間加熱調理
空気の入ったジップロックを水を溜めた中に入れると空気が抜けて真空パックにしやすくなります。ジップロック内に水が入らないように注意してください。
⑥ 調理時間完了後、フライパンで焦げ目をつけて完成、好みの厚さに切って盛り付け
調理完了後に氷水などで粗熱を取りましょう。
サラダチキンの作り方
次にサラダチキンの作り方を紹介します。フィットネスユーザーなどにダイエットに適していると人気のサラダチキン。低温調理器があれば自宅でも簡単に作ることができます。
① 鍋に水を入れ、低温調理器をセット、65℃まで水温を上げる
とりむね肉の下処理をする間に温度を上げておくと調理時間の節約になります。
② とりむね肉を下処理(皮・脂肪・筋を取る)、塩を全体に刷り込む
塩だけだとシンプルですが、オリーブオイルを肉に馴染ませるとまた違った味が楽しめます。
③ ジップロックに入れ、真空パックする
手で空気を抜く方はしっかりと空気を抜いておきましょう。真空パック機を使うのも一つの手です。
④ 鍋にとりむね肉の入ったジップロックを投入、2時間加熱調理をして完成
水の中に完全に沈み込むようにしましょう。水面から出ているとその部分は十分に加熱されません。
⑤ 粗熱を取り、好きな厚さに切って盛り付ける
ごまだれなどと合わせて食べると美味しいです。
まとめ
毎日の献立の幅を広げたい人や、自宅で手軽にお酒のおつまみを作りたい方にも人気の低温調理器をご紹介しました。料理初心者の方でも本格的なチャーシューやローストチキンを簡単に楽しむことができるのでおすすめです。
ぜひこの記事を参考にして自分に合ったベストな1台を手に入れてください。