【2020年】初心者におすすめのデジタル一眼レフ5選
写真を趣味にする人にとって憧れである、デジタル一眼レフ。各メーカーから様々な機能を持ったカメラが販売されています。今回は、現役カメラマンの筆者が初心者におすすめしたいデジタル一眼レフをご紹介します。
目次
デジタル一眼レフとは
一眼レフとは、カメラの構造の一種を意味します。ミラーレス一眼はレンズから入ってきた像を一度電子データに変換するので、実際の像に対して多少ズレが生じてしまうのに対し、一眼レフはファインダーから見た光景をほぼそのままの状態で写真に撮影することができるのが強みです。
そのため、視覚的なズレを感じることなく目で見た通りの写真を、その瞬間に撮ることができます。
デジタル一眼レフの特徴
プロのカメラマンのほぼ100%が愛用しているのではないかと思われる、デジタル一眼レフカメラ。その特徴をご紹介します。
大きくて重い
モデルにもよりますが一眼レフは約700g、ミラーレス一眼は約400g、コンパクトデジタルカメラは約250g程度。一眼レフが圧倒的に大きくて重くなります。
デジタル一眼レフは内部にミラーが搭載されており、反射させた映像をファインダーに表示させる光学ファインダーとなっています。ミラーを積んでいる分、ミラーレス一眼レフやコンパクトデジタルカメラに比べると、重く大きくなります。
交換レンズが豊富
デジタル一眼レフは、交換レンズの種類が豊かです。メーカーによって若干違いがありますが、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズ、ズームレンズ、単焦点レンズなど撮影用途に合わせて選択することが可能です。
ボケの表現が豊か
デジタル一眼レフはボケの表現が豊かなことが特徴です。
最近ではボケの表現を取り入れているスマホもありますが、デジタル一眼レフと比べると大きく異なります。ボケにはセンサーサイズが大きく関係しており、そのセンサーサイズが圧倒的に大きいのがデジタル一眼レフです。
センサーサイズには幾つか種類がありますが、APS-Cは23.6×15.8mm、フルサイズは36×24mmあります。さらに単焦点と呼ばれるレンズは、ボケの表現に特化しています。私自身も何本か持っていますが、その描写の美しさに惚れ惚れしてしまいます。ボケはF値で調整することができます。ボケを大きくしたり、小さくしたり、コントロールして楽しめることも魅力の一つです。
暗いところに強い
デジタル一眼レフは、暗い場所でも綺麗に撮影をすることができます。特に星空の撮影は、スマホで写真を撮るとボケてしまったり、真っ暗で映らないことも。その点、デジタル一眼レフは、ISO感度を高くしたり、シャッター速度を遅くするなど微調整をする必要がありますが、暗いシーンにも対応することができます。
動きにも俊敏に対応できる
デジタル一眼レフは、動きが速い被写体にも対応することができます。シャッター速度を速くすれば動きを止めたような写真が、シャッター速度を遅くすれば流れる動きを撮ることができます。
デジタル一眼レフの選び方
デジタル一眼レフの選び方についてご紹介します。
利用シーン
どのようなシーンで使いたいのかを明確にしましょう。例えば、食べ物や何気ない日常を撮りたいのであれば、持ち運びに便利なカメラを。アウトドアのシーンで撮りたいのであれば、防水機能が備わっているカメラを。将来的に仕事として使いたいのであれば、フルサイズのカメラを。その用途に合わせて、カメラを選ぶことが大切です。
機能
スペックや各機能を確認します。例えば、液晶だとタッチパネルやバリアングルなどの機能が使いやすいでしょう。あとは、Wi-Fi機能の有無も意外と大事です。
私はパソコンに写真データを転送するということが当たり前だったのでそれほど重要視していませんでしたが、Wi-Fi機能が搭載されたカメラをいざ使ってみるととても便利だと感じました。SNSに投稿できたり、友達に撮った写真をすぐにシェアできるのもいいですよね。写真の可能性を広げてくれる機能に注目してみましょう。
使用感
機能も大切ですが、長く使う上では使用感も重要になってきます。持った時のホールド感やボタンの押しやすさ、ファインダーの見やすさなどをチェックしてみましょう。ホールド感は、実際に持ってしっくりくるものを選びましょう。横位置だけではなくカメラを縦位置にした時の持ちやすさも確かめると良いと思います。ホールド感に不安が残る場合は、グリップなどを使用することもおすすめです。ボタンの押しやすさは、やはり大切なのはシャッターボタン。押しやすいものを選択しましょう。ファインダーは視力に合わせて後で多少調整することも可能ですが、なるべくクリーンに見えるものを選びましょう。
これは余談ですが、カメラは右利き用のものがほとんどです。私はファインダーを左目で覗くため、視野が極端に狭くなる傾向があります。周りの状況も把握しづらいので、当時の師匠に右目でファインダーを覗くようにと何度も言われました。現在は左利き用のカメラはないので、もし同じく左利きの方がいらっしゃるのであれば、少しでも使いやすいものを選ぶ必要があります。左利き用のカメラが販売されることを、切に願っています。
アクセサリー
交換レンズやストロボなどの撮影補助用品の充実も、選択する上で重要になってきます。CanonやNikonといった主要なメーカーを選ぶと、間違いないと思います。のちにフルモデルチェンジともなると相当な金額が必要となります。「このメーカーなら長く使えそう」というメーカーを選ぶことが大切です。
おすすめのデジタル一眼レフ5選
初心者にもおすすめしたいデジタル一眼レフをご紹介します。
Canon
特徴
初心者からプロ仕様まで幅広いラインナップが魅力です。Canonは、ポートレートに特化しており、肌色や肌感などをそのまま表現することができます。人の写真を撮りたいという方におすすめのメーカーです。私は現在もCanonのカメラを使用していますが、選択した理由の一つにユーザー数が挙げられます。同じメーカー同士だと、アクセサリーをシェアすることができます。私も当時勤めていたスタジオの人と、レンズなどをよくシェアしていました。周りの人のカメラを見て決めるということも、一つの手かもしれませんね。
おすすめの商品
有効画素数:2410万画素
サイズ:約122.4×92.6×69.8mm / 約449g
Canon Kissシリーズ。筆者が初めて手にした一眼レフもCanon Kissシリーズで、初心者にもおすすめのモデルとなっています。軽量化したボディや、さらに精密になったAF機能、ミラーレス一眼のEOS Kiss Mで搭載され話題となったクリエイティブアシストも搭載されています。スマホで写真を撮るように、気軽に写真を楽しめるということがこのカメラの最大の魅力。是非体感してみてください。
Nikon
特徴
Canonと並んでユーザー数の多い、Nikon。カメラマン業界でも多くの方に利用されています。Nikonは上級者向けという印象を受けますが、初心者向けに開発されたモデルやミラーレス一眼レフカメラも存在します。Nikonの特徴は、鮮明な描写です。色で例えると青という感じで、落ち着いたシンプルな色合いが魅力です。あと個人的に、Nikonのシャッター音が好きです。とてもかっこよくて、カメラマンになったという気分を味わえます。是非一度お試しください。
おすすめの商品
有効画素数:2416万画素
サイズ:約124×97×69.5mm / 約415g
重さが約415gと小型な一眼レフ。ホールドしやすいボディと、握りやすいグリップが魅力です。高画質に加えて、バッテリーの持ちがいいので、非常に使い勝手の良いカメラだと思います。一点、モニターが可動式でないという点が残念なポイントですが、コストパフォーマンスは抜群。初めての一眼レフカメラにおすすめしたい商品です。
OLYMPUS
特徴
おしゃれなカメラを探しているのであれば、こちらのメーカ一がおすすめ。フィルムのような外観のカメラや、初心者でも手軽に楽しめるミラーレス一眼レフなど、女性に特化したカメラが特徴的なメーカーです。レンズやアクセサリーのラインナップはそれほど多くないので、使う際もシンプル。初心者にもおすすめのメーカーです。
ちなみに私が初めて手にしたカメラは、OLYMPUS PEN Lite E-PL1sでした。当時CMに起用されていた女優の宮崎あおいさんが好きだったからという適当な理由での購入でしたが、見た目も可愛く、機能も分かりやすかったので、重宝しました。
おすすめの商品
有効画素数:1605万画素
サイズ:約134.1×90.9×68.9mm / 約580g
高画質な撮影を楽しむことができる、ミラーレス一眼。強力な5軸手ぶれ補正と、充実した機能が魅力です。中には、背景のボケ具合を画面内のレバーで調整できるという便利な機能も。スマホを操作するような感覚で、写真を撮ることができます。
SONY
特徴
少し前までミラーレス一眼レフは従来の一眼レフと比較して、機能的に劣っている部分がありました。それを改善へと導いたのがSONYで、今日のミラーレス一眼レフブームの先駆けともなったメーカーです。代表的なαシリーズはカメラマンの中でも愛用者が多いことが特徴。静止画だけではなく動画ともに特化しています。
鮮明な色合いや描写が求められる風景写真に使用することがおすすめです。シャープで力強い写真に仕上げることができます。
おすすめの商品
有効画素数:2420万画素
サイズ:約120x 66.9x 69.3mm / 約503g
持ち運びにも便利なミラーレス一眼。動きのあるものに強いということが特徴で、液晶モニターで被写体をタッチしておけば自動であわせて続けるという機能もあります。また動画の性能も優れており、YouTube界でも人気の高いカメラです。
PENTAX
特徴
現在はリコーと合併し、リコーの中のブランドの一つとして扱われていますが、PENTAX時代の名残が現在も継承されています。
PENTAXの特徴は、アウトドアに特化しているということです。防水防塵の機能だけではなく、過酷な現場でも耐えることができる耐久性。手ブレ補正や高感度機能など、嬉しい機能がたくさん搭載されています。私自身「PENTAX k-x」というカメラを使用していた時期があるのですが、独特の色合いが好きでした。交換レンズなどは他のメーカーに比べて劣りますが、私にとっては唯一無二のカメラでした。
おすすめの商品
有効画素数:2424万画素
サイズ:約125.5mm×93.0×74.0mm / 約688g
他のメーカーにはない、圧倒的なタフさが魅力です。筆者は以前PENTAX k-xというカメラを使っていましたが、その使用感と青味がかったPENTAX独特の色彩が気に入って、アウトドアなどで重宝していました。
その丈夫さに目がいってしまいがちですが、高い有効画素数やシャッタースピードの速さ、手ぶれ補正機能など、初心者にも嬉しい機能が搭載されています。
デジタル一眼レフを手に入れよう
デジタル一眼レフについてご紹介しましたが、いかがでしたか。各メーカーから、様々な想いが詰まったデジタル一眼レフカメラが出されています。カメラを選ぶときに重要なのは良い悪いではなく、自分に合うか合わないかです。自分に合ったデジタル一眼レフを探してみましょう。
価格はいずれもAmazonの2020年7月時点のものです。
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