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球場の雰囲気を自宅で!新しい野球観戦スタイル「バーチャルハマスタ」を体験してみた

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コロナの影響を大きく受けている2020年のスポーツ界。プロ野球とサッカーJリーグは、8月末の時点でまだ観客動員は上限5000人まで。声出しも禁止されており、スタジアムに集まって応援ができない状況が続いている。

そんな中、KDDIと横浜DeNAベイスターズは、自宅でバーチャルパブリックビューイングができるVRコンテンツ「バーチャルハマスタ」を発表。8月11日、横浜DeNAベイスターズvs阪神タイガースの試合で、無料トライアルを実施した。

さっそくやってみる

参加にはclusterの無料アカウント作成と、アプリのインストールが必要。clusterは、VRゴーグルやスマホ、PCなどで楽しめるバーチャルイベントのプラットフォーム。アカウントはグーグルアカウントと連携してしまえば簡単につくれ、あっさり参加することができた。

作られたアバターはいきなり再現された横浜スタジアムの前にいる。移動する時間や手間もなく、クリックひとつでいきなりスタジアムに到着しているのだから、なんか得した気分だ。

操作は上下左右のキーボードと、ジャンプするためのスペースキー、視点の切り替えはマウスで行う。視点切り替えに少しコツがいるが、慣れれば大したことない簡単操作だ。

試合中は多彩なエフェクトが試合を盛り上げる。ヒットやホームランが出ると花火があがり、アウトやチェンジのタイミングでも会場にエフェクトが出た。

また、チャット機能が横に表示され(オンオフ可能)、拍手やハートなどのアバターの動きもクリック一つでできる。試合中はベイスターズの投手が三振とったとき、拍手の音がたくさん鳴っていた。

これが意外と楽しめる

「家にいながら球場観戦」と宣伝されていたので、参加した人の中には「ただテレビをみんなで見てるだけじゃねーかww」のようなコメントもあった。

確かにそうなのだが、この「みんなで見てる」というのが非常に大事なことなのだと試合を見てて思った。

ベイスターズが好きな人たちが集まり、同じ空間で試合をみる。最初は慣れずにいた観客たちも、次第に一体感が生まれ、チャット欄やアクションで自然に声援を送っていた。

完全に再現された横浜スタジアムなどの技術もさることながら、集まって応援できない状況において、皆が集まる場を提供していること、それこそが「バーチャルハマスタ」の魅力なのではないかと思った。

・ ・ ・

ちなみにこの試合、横浜DeNAベイスターズは負けてしまったので、おそらく用意されていた勝利のエフェクトが見られなかったのが残念だった。

コロナの時代に生まれた新しい野球観戦スタイル。今回は無料のトライアルだったが、本実装もあるようなので、野球好きの人は一度体験してみては?


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