
家庭用ローイングマシンおすすめ12選!正しい使い方と効果も紹介!
目次
スポーツジムなどでも見かけるローイングマシン。「ローアー」とも呼ばれ、ボートを漕ぐ動きを繰り返すことにより、運動初心者でも体に無理なく効率的な有酸素運動を行えるトレーニングマシンです。
ローイングマシンの歴史は古く、紀元前4世紀に軍人の訓練用として開発されたのが始まりとされ、実に2,400年もの歴史を誇ります。現在までに改良が重ねられ、自宅でも気軽にできるトレーニングマシンとして普及しました。
ローイングマシンによるトレーニング方法はシンプルですが、油圧式から磁気抵抗式などマシンのタイプが分かれるため、自分に合った製品を選ぶのが重要です。
気になるローイングマシンの効果や、他のトレーニング機器にはない魅力、さらには正しい使い方について詳しく紹介していきます。人気の高いおすすめ12選も合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ローイングマシンの効果やメリットとは?

ローイングマシンの効果やメリットについて紹介していきます。
①全身の筋肉へ効率的に負荷をかけられる
ローイングマシンを使ったトレーニングの基本動作は「ボート漕ぎ」です。腕や肩の筋肉はもちろん、胸や背中の筋肉に負荷がかかります。また、膝を屈伸させることで下半身の筋肉にも大きな負荷がかかります。つまり全身を使ったトレーニングなのです。
効果としては、瞬発力や持久力、心肺機能の向上が期待できます。他にも、腹筋や背筋が鍛えられるため、理想的な体作りに最適です。
②体重による関節への負担が少なく、ケガのリスクも低い
全身を使ったトレーニングは他にもありますが、ローイングマシンを使ったトレーニングは座った状態で行うため、関節などへの負担が少なく、膝や腰を痛めるような心配がありません。
腰痛に悩んでいる方でも無理なく全身を鍛えられるのが魅力です。
③有酸素運動の中でもカロリー消費量が多い
有酸素運動とは低〜中程度の運動強度のトレーニングを長時間行うことで、脂肪や糖質を燃焼させるトレーニングを指します。ダイエットに効果的なトレーニングです。
ローイングマシンを使ったトレーニングは、体をダイナミックに動かします。また、関節などへの負荷が少ないため、運動初心者でも長時間続けやすく、大きなカロリー消費が期待できます。
研究データによっては、ジムで行うトレーニングの中で最もカロリー消費が期待できるトレーニングであるとの報告もあります。
ローイングマシンの選び方|自分に合ったマシンを選ぶポイントとは?

それでは、ローイングマシンの選び方について紹介していきます。購入後に後悔をしないように、選ぶポイントを押さえましょう。
タイプ|油圧式なら初心者からハードな筋トレまで対応
家庭用ローイングマシンのタイプは4種類です。それぞれどういった違いや特徴があるのか紹介します。
油圧式|負荷が細かく調節できて、値段が手頃
初心者におすすめなのは「油圧式」です。自分のレベルや、その日の体調などに合わせて負荷を調節することができます。無理のない負荷に設定することで長時間のトレーニングが可能になり、より運動効果を高められます。
他のタイプに比べて価格が安い製品が多いため、導入しやすい点が家庭用トレーニングマシンとして選ばれている理由です。
磁気抵抗式(マグネット式)|静音性が高く、自宅でも使いやすい
マグネット式は、磁気抵抗を利用したブレーキシステムにより、滑らかな動きが特徴で、静音性の高さも魅力です。
油圧式に比べて大型で価格が高めですが、集合住宅などでも周りに気を使うことなくトレーニングに集中できるでしょう。
空気抵抗式(フライホイール式)|家庭用としてはやや不向き、本格的トレーニングマシン
フライホイール式は、アスリートが本格的にボートを漕ぐ筋肉を鍛えるために使用するローイングマシンです。自宅で手軽に使えるサイズのものは限られ、多くのモデルが大型で高額です。
動作音が大きいため、集合住宅などでは使いにくいというデメリットがあります。プロアスリートと同じように本格的なトレーニングをしたい方で、適した使用環境が用意できる方にはおすすめです。
水抵抗式(水圧式)|ボートを漕ぐ感覚に最も近いローイングマシン
水圧式はタンク内に水が入っていて、その水圧を利用するため、実際にボートに乗ってオールを使って漕いでいる感覚に最も近いローイングマシンです。
ボートを漕ぐための筋肉やバランス感覚を向上させたい方には最も理想的なトレーニングマシンですが、大型のモデルが多く、水漏れを防ぐためのメンテナンスが必要になるなど、家庭用として手軽に導入できるものではありません。
値段も高いため、使用環境や、理想とするトレーニングを考慮して購入を決めましょう。
モニター搭載|消費カロリー表示でモチベーションをキープ
モニターを搭載したモデルであれば、運動時間や消費カロリー、ボートが進んだ距離などを確認しながらトレーニングを行えるため、モチベーション維持につながります。
ローイングマシンを使用したトレーニング方法は単調なため、飽きずに長時間続けるためにもモチベーション維持は大切なポイントです。
スマホと連動|ジムトレーナーとして自宅トレーニングをサポート
スマホアプリと連動できるローイングマシンなら、トレーニングの詳細を記録できたり、トレーニングメニューを紹介してくれたりと、毎日のトレーニングをサポートしてくれます。
安全性|滑り止めや固定器具で快適なトレーニングを
ローイングマシンを使ったトレーニングは、体をダイナミックに動かすことができるのが魅力です。ただ、大きな動きをするため、安定性に優れていなければ、トレーニング中にケガをする心配があります。
マシン自体がトレーニング中にズレないように、床にしっかりと固定できるかどうか、マシンの安定性をチェックしましょう。また、足元を固定できるストラップが装着されていると足が外れにくいため、安心してトレーニングに励むことができます。
負荷レベル|高価格帯のマシンは高負荷にも対応
トレーニングをするうえで重要なポイントは体にかける負荷です。本格的にトレーニングを行いたい方にとっては、低価格帯の製品は負荷が不十分な場合が多いため、高負荷をかけたい場合は高価格帯のローイングマシンを選択するようにしましょう。
特に、マグネット式やフライホイール式の高価格帯モデルが、高負荷レベルのトレーニングに対応しています。実際にボートを漕いでいる感覚でトレーニングを行いたい方には、水抵抗式もおすすめです。
省スペース|自宅で使うなら折りたたみ式が便利
家庭用ローイングマシンでは、折りたたんで収納できるモデルが人気です。
ローイングマシンはどれも広く場所を取るため、設置した状態のままでは生活空間を圧迫します。トレーニングの時だけ出して使用したいという方は折りたたみ式を選びましょう。
おすすめローイングマシン12選|ベストな1台を見つけよう
それではローイングマシンのおすすめ12選を紹介します。自宅で使う家庭用ローイングマシンなので、機能性だけでなく安全性や省スペースで使い勝手の良さについても注目してみてください。
- HFJKD
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家庭用油圧多機能ローイングマシン
- 税込み52,560円
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省スペース設計で120kgの耐荷重が安心
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6段階の負荷調節に対応したコンパクト設計のローイングマシン。安定性が高く、滑りにくいフットペダルにはストラップが付いているので安心してトレーニングに集中できます。
- HFJKD
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2020モデル折りたたみ式ローイングマシン
- 税込み35,508円
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360°全方向にローイングでき、動きに幅を持たせられる
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座面をスライドさせるシートトラックが合金鋼製で140kgまで対応。折りたたみ式で狭い場所でも収納できます。人間工学に基づいた設計で、関節などへの負担を軽減してくれます。
- JOROTO
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ローイングマシーン
- 税込み34,000円
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10段階の負荷調節に対応し、使わないときは縦置きで収納
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キャスター付きで移動が楽なローイングマシン。フットペダルが大きく、さらにハンドルの手触りが良いため快適なトレーニングが可能。ボトルホルダー付きで水分補給も手軽にできます。
- Daiko(ダイコー)
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家庭用ローイングマシン DK-7115
- 税込み49,808円
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折りたたみ機能を搭載したマグネット式、静音性にも優れる
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コスパに優れたエントリーモデル。8段階に負荷調節が可能で、折りたたみに対応。キャスター付きで移動が楽なため、使い勝手の良いモデルです。
- ROOOOTS
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家庭用折りたたみ空気抵抗ローイングマシン
- 税込み170,071円
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16段階の負荷調節機能を搭載し、折りたたんでキャスター移動が可能
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空気抵抗式のローイングマシン。座面は人間工学に基づいて設計され、長時間のトレーニングでも疲れにくいのが特徴です。キャスター付きで折りたたんで移動ができます。
- YZT QUEEN
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家庭用折りたたみ空気抵抗ローイングマシン
- 税込み107,748円
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227kgまで耐える高い強度と、折りたたみ式で使い勝手良し
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空気抵抗式のデメリットである動作音を抑えた低ノイズ設計が特徴。折りたたんで部屋の隅に置くこともできます。体重制限は227kgで誰でも心配なく使用できます。
- リーディングエッジ(LEADING EDGE)
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ウォーター ローイングマシン LE-WR200
- 税込み59,980円
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心地よい水の音と感触が実際にボートを漕ぐ感覚に近い
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水量を変えることで6段階の負荷調節に対応。誰でも手軽に実際のボート漕ぎに近い感覚でトレーニングを行うことができます。水の入ったタンク内の手入れも難しくありません。
- GYMBOPRO
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水圧式ローイングマシン
- 税込み53,000円
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ボートを漕いでいる感覚を楽しめる折りたたみ式ローイングマシン
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人間工学に基づいた設計で、座面はトレーニング中でも滑り落ちにくく、太ももにも快適な形状です。重量制限は135kgで誰でも安心してトレーニングができます。
ローイングマシンの正しい使い方・姿勢

お気に入りのローイングマシンを手に入れたら、正しい使い方で効率的にボディメイクに励みましょう。ローイングマシンのトレーニングのポイントは姿勢です。使い方と姿勢について紹介していきます。
効果を高めるためにはフォームが重要
ローイングマシンの動きは、「キャッチ」「ドライブ」「フィニッシュ」「リカバリー」と4段階に分かれます。
キャッチ|最初の姿勢、漕ぐ前のスタートポジション
座面に座り、ストラップを足に固定します。膝は開かず曲げ、腕を前に伸ばしハンドルを握り、背筋は猫背にならないようにまっすぐ伸ばしましょう。
ドライブ|ボートを前に進めるための力を入れた動き
脚を伸ばし、状態を後ろに反らします。ハンドルをつかんだ手を水平移動で胸に引き寄せていきましょう。背筋は曲げずに、動きも急ぎすぎないように注意してください。
フィニッシュ|限界までハンドルを引き寄せた状態
脚がまっすぐ伸び、体を反らしてハンドルが胸まで来ている状態で、肩甲骨が内側に寄っていることを意識しましょう。
リカバリー|スタートポジションへ戻る動き
座面をゆっくりと前へスライドさせ、スタートポジションへ戻ります。膝を開いたり、姿勢を崩さないように意識してください。
トレーニングの2つのポイント
ローイングマシンを使用した動きはシンプルですが、ポイントに気をつけることで効果的なトレーニングを行えます。
ポイント①:自分に合った負荷で行う
効果を焦るあまり、高い負荷でトレーニングをしてしまいがちですが、まずは楽に継続できる負荷に設定してトレーニングを開始しましょう。高すぎる負荷は余計な力が入ることで体幹が崩れやすく、ケガにつながることもあります。
ポイント②:全身の筋肉の働きを意識する
初めは腕の力や脚の力に意識が集中してしまいがちですが、ローイングマシンの魅力は全身を使って動作を行うことにあります。下半身から上半身まで流れるような動きでトレーニングを行えるよう、全身の筋肉の働きを意識してトレーニングを行いましょう。
まとめ
ローイングマシンの効果やメリットから、正しい使い方まで紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
体全体を大きく動かすことで、全身の筋肉を一度に鍛えることができるため、ボディメイクに最適です。また、膝などの関節に大きな負担がかからず、筋トレ初心者でも安心してトレーニングができるのがローイングマシンの魅力です。ぜひ自分に合ったベストな1台を見つけて下さい。
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