ノートパソコンのおすすめ10選!安いけどコスパに優れた良品の選び方
ノートパソコンを選ぼうと量販店に行ったけど何がいいかよくわからない、という人は多いかと思います。スマホと違って最新モデルがあらゆる面で優れているとは限りませんし、様々な用途に合わせた仕様があるからです。
そこで本稿ではノートパソコンの選び方やコスパに優れた良品を紹介します。
ノートパソコンの選び方
ノートパソコンを選ぶのなら最低でも下記の3点に注意して下さい。残念ながら書類作成から動画編集まで何でも出来る高性能をもちながら、しかも安くて頑丈で高寿命で軽いという製品はありません。価格とスペックはトレードオフの関係にあります。
オンライン会議をするのか、持ち歩きたいかなど...用途を明確にする
まずは何のためにノートパソコンが必要なのか、ノートパソコンで何をしたいのかはっきりさせましょう。
テレワークに使うのなら内蔵カメラとマイクがあった方が良いですし、持ち歩くのならモバイル性を重視して小型かつ軽量でなくては不便です。書類作成をする際にファイル形式が指定されているのならエクセルやワードが使えるMicrosoftのOfficeが必要な場合もあるでしょう。
また外出先でゲームをしたいのなら本体は相応のスペックが必要になりますし、自宅に置きっぱなしで良いのなら高性能かつ重くても問題ありません。
このように機種選びの前に自分がどうやって使うつもりなのか明確化しておかないと、トラブルの原因となります。何となくで購入するのは絶対にやめましょう。
安心できるメーカーを選ぶ
近年、大分価格が下がったとはいえノートパソコンは安い買い物ではありません。ネットショッピングではびっくりするほど安くて高機能(に見える)製品が見つかりますが、その多くは信用に値しません。
ノートパソコンはデスクトップと比べて部品が密に集積されているので繊細です。そのため、パソコン選び初心者の方は安心して使える下記定番のメーカーから選びましょう。
- Sony
- Panasonic
- 富士通
- HP(ヒューレットパッカード)
- Lenovo (レノボ)
- ASUS(エイスース)
- DELL(デル)
- Microsoft
- Apple
上記のメーカーの製品はハイエンドからローエンドまで揃っているので、特にこだわりがなければ必要なノートパソコンが見つかるでしょう。
スペックの基礎知識を持つ
初心者にとってパソコンの性能はスペック表のどこをみれば良いか分からない事が多いです。パソコン歴20年を超える筆者でも、厳密にチップの性能を把握しているとは言えません。
そこで下記の点だけ注意して下さい。動画や映像編集を行うクリエイターや1フレームを争うゲーマーでないのならこれで十分です。
[CPU]
CPU(central processing unit)はパソコンの中央演算装置です。スペックが高ければ高いほど処理が早くなります。AMDのRyzenシリーズやmemoryインテルのCore i3、Core i5、Core i7が主に使われており数字が大きいほうが高性能です。書類作成やSNS、動画閲覧なら、Core i5があれば安心して使えるでしょう。
また同社のセレロンシリーズもありますが、こちらは省電力性に優れていますがややスペックは劣ります。動画編集やゲームには向かないので注意してください。
[メモリ]
メモリ(memory)とは、処理に必要な短期の記憶装置のことです。例えるなら、CPUが作業者の能力だとすればメモリは作業机の広さです。メモリの容量が大きいほど同時に複数の作業が出来るのですが、ハイスペックなCPUでもメモリが少なければ処理速度が遅くなります。
主に4GB、8GB、16GBが使われており、8GBあれば十分です。4GBでも書類作成や動画閲覧には十分ですが、WEB通話しながら作業するのには不便を感じるかもしれません。
[記憶容量]
最後が記憶容量です。64GBや128GB、256GBなどが一般的で多いほど大量のデータを保存できます。また容量とは別に記憶方式にHDD(Hard Disk Drive)とSSD(Solid State Drive)があります。
HDDは、高速回転するディスクに情報を書き込んでいくタイプの記憶媒体で、大容量が記憶できて安価ですが重いです。
これに対しSSDは、メモリーチップに直接書き込むタイプなので小型で軽く、処理速度が速いですが高額です。SSDのパソコンは立ち上げが非常に速いので、サクサク使いたい人はSSDをおすすめします。
Microsoft Office搭載のノートパソコンを選ぶ手も
Microsoft Officeについても触れておきます。Officeが同梱されているパソコンは、25,000~30,000円程度高額になります。
同梱されていないパソコンを購入しても後から別途購入は可能です。ただし永久ライセンスなら38,284円、年額なら12,984円かかります。長く使うのであれば同梱されているパソコンを選んだ方がコストパフォーマンスが良いでしょう。
仕事用におすすめの安いノートパソコン
それではまずビジネスユースに向いている安いノートパソコンを4つ紹介します。
1つ目は、LenovoのThinkPadです。14インチですが持ち運びやすく重量は1.67㎏。Core i5でメモリは8GB、256GBのSSDを搭載しているので読み込みが早いです。
WEBカメラ、マイク、Bluetooth, Wi-Fiが揃っているのでテレワークにも使えます。ただしMicrosoft Officeが同梱されていないので注意して下さい。
最近はGoogleドキュメントやスプレッドシートでも代用できますが、書式に指定がある場合は改めてMicrosoft365を契約しましょう。
2つ目は、MicrosoftのSurface Pro 7です。こちらはCore i3でメモリが4GB、12.3インチ、128GBのSSDです。しかも重量が2.39㎏なので先ほど紹介したLenovoのThinkPadに比べると厳しいスペックだと言えるでしょう。
しかしMicrosoft Officeが同梱されており、薄型でタッチパネル付なのでタブレットモードになるなど様々な機能が付与されています。
Surfaceシリーズはデザイン性が高く使いやすいのでおすすめです。筆者もサブPCとして通常のSurfaceを愛用しています。
WEBカメラやマイクもついているのでビジネスユースなら十分、期待に応えてくれるでしょう。
こちらは台湾の有名メーカーASUSのノートパソコンです。モニタサイズ15.6インチ、Core i7、メモリ8GB、512GBのSSD、しかもMicrosoft Office同梱でDVDドライブまでついています。
スペック的には全く隙の無い構成で、マウスを外付けすればデスクトップパソコンとして使えるレベルだと言えるでしょう。メーカーやブランドにこだわりがないのなら選んで損はありません。
コストパフォーマンスが高い製品だと言えます。
ビジネスユースのノートパソコンの最後はPanasonicのレッツノートです。新品価格はお世辞にも安いと言えませんが、非常に頑丈なシリーズなので中古でもスペックさえ満たしていれば安心して使えます。
筆者も過去に会社支給のレッツノートを使っていたのでその安定性には信頼を置いています。
Core i5、メモリ8GBに新品のSSDが480GB、しかもDVDまで読み込めてこの価格というのは驚異的です。新品にこだわらないのなら是非使ってみて下さい。
学生におすすめの安いノートパソコン
次に、学生向けとしてレポート作成や遠隔授業に差し支えないスペックのものを4つ選びました。
5つ目は、GoogleのChromebookです。新品で3万円台という驚きの価格帯。流石は世界企業ですね。WindowsマシンではないのでMicrosoft Officeなど一部のソフトウェアに対応していませんが、セレロンN4000・メモリ4GB、64GBと必要十分です。
容量が少ないのはGoogle ドライブなどのクラウド使用が前提なのでしょう。WEBカメラなどもついているので授業には十分ですし、重量も1.33㎏ということで持ち運びやすいです。
引き続きChromebookです。こちらも3万円台で入手できますし、スペックもメモリ4GB、容量64GBと同等です。同じChromebookでもこちらはSurfaceのように本体の背中にスタンドが付いていて、外付けキーボードを折り畳むタイプとなっており形状が違います。
本体重量が1㎏を切っており、2028年まで無料のウイルス対策がついてくるので、好みで選びましょう。
次はHPのWindowsマシンです。5万円台でメモリ8GB、容量はSSDで256GB、しかもOffice付という事で非常にコスパが良いです。14インチなので携帯性よりも作業性に比重をおいています。
デスクトップパソコンと同じように運用できるので使い勝手が良いです。学校で使われている各種ソフトウェアのほとんどに対応出来るでしょう。
学生向け格安ノートパソコンの最後に紹介するのはこちら。WindowsマシンだったらやはりLenovoのIdeaPadが最安値ですね。
こちらはMicrosoft officeが付属していないので、4万円台で入手できます。スペックはAMD Ryzen 3 3200U、メモリは4GB、容量はSSD 128GBと申し分ありません。ただしバッテリーが若干弱く連続使用だと6.8時間しかありません。外出先で使う場合は1日持たないので、電源コネクタを持ち歩きましょう。
ゲーム用におすすめの安いノートパソコン
最後にゲーム用のノートパソコンについて紹介します。出来るだけ安く使うのなら下記がおすすめです。
まずは、ASUSのゲーミングノートパソコンです。重量2㎏を超えますし、連続使用時間も短いですが、AMD Ryzen 7 3750H、メモリ16GB、容量512GB、ディスプレイ15.6インチと十分なスペックを備えています。10万円以下で購入できるのでコスパがかなり良いです。これ以上安いゲーミングノートはまずありません。
電源とインターネットさえあれば外出先でもゲームが楽しめるでしょう。
最後は、格安パソコンばかり紹介してきたLenovoからゲーミングパソコンです。Officeがついていることもあり、価格は高めですが5.6型FHD、Core i7、16GBメモリ、512GBとデスクトップパソコン並みのスペックがあります。
しかもメモリの拡張スロットが2つ空いているので、32GBまで増設可能です。
2.3㎏の重量はノートパソコンとしてのモバイル性を犠牲にしていますが、予算に余裕があれば選択肢の一つとして持っておくのも良いかと思います。
そもそもゲーミングノートはゲーミングパソコンよりも場所を取らない、という理由で選ばれることが多いので毎日持ち運ぶのを前提としていないのかもしれません。
まとめ
以上、有名メーカーの安いノートパソコンについて紹介してきましたが、どうしても5万円を切るような格安モデルの数は少ないです。
スペックが厳しくてストレスを感じながら使うのが予想出来たり、メーカーとしての信頼性に難があるので、自信をもって紹介するのは躊躇するところです。
またノートパソコンは画面とキーボードが一体化しているので人によっては肩こりの原因になります。角度調整が必要ならノートパソコンスタンドを使ってください。こちらは数千円で手に入るのでノートパソコンのサイズに応じて選びましょう。
※価格はいずれもAmazonの2021年2月時点のものです。
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