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吸引と水拭きの「二刀流ロボ掃除機」 シャオミ系「Roborock S5 Max」を試した

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新型コロナウイルスの脅威がいまだ去らない中、家で過ごす「おうち時間」が増えている。通勤ラッシュから解放されるなど利点は多いが、困ることの一つが、どうしても家を汚してしまうこと。

こまめに掃除したくても、ウェブ会議は1日に3回あるし、Slackもバンバン飛んでくる。家がきたなくなれば、心がすさむ。ならばロボット掃除機を使ってみてはどうだろか。

贅沢すぎる? ものは考えようだろう。洗濯乾燥機や食洗機は贅沢品というより、時短グッズに近い存在となった。ならば掃除だって、猫の手ならぬロボの手を借りても、何らおかしくないのでは。

こんな思考回路のもと、あれこれリサーチしてみた。最終的に借りたのは、ロボロック社の「Roborock S5 Max」。とある特徴が決め手となった。

あの「シャオミ」の関連会社が

なになに、ロボロック社なんて知らないって? だとすると「シャオミ」(Xiaomi)はどうだろうか。そう「シャオミ」は中国の大手総合家電メーカー「小米科技」のこと。ロボロック社はシャオミの関連企業だ。

同社の日本語サイトを紹介しよう。最初に飛び出てくるのが、「『掃く』も『拭く』もこれ一台」のキャッチコピー。最大の特徴は、1台でゴミの吸引と床の水拭きをこなす「二刀流」機能だ。2020年8月末時点で、「S5 Max」は最新機種となっている。

日本でロボット掃除機と言えば、アイロボット社のルンバの印象が強い。製品ラインアップも充実している。同社は吸引のみのロボット掃除機「ルンバ」と、床拭きロボット「ブラーバ」に機種を分けている。

筆者はものぐさを自認している。掃くも拭くも一度にやってくれた方が良さそうなので、二刀流を特徴とするロボロック社の製品を試すことにした。

黒光りする本体にテンション上がる

本来ならば自宅で試したいが、猫の額の我が家は、掃除スペースがさほど多くない。実力を十分に知るために、オフィスで稼働させた。小学校にある一般的な教室を二つ並べた程度の床面積があり、試す広さとしては十分だ。

届いた箱をいそいそと開封する。本体のほか、充電器など付属品が出てきた。本体の重さは、3.5kgほどと想定の範囲内だった。

取扱説明書では、「S5 Max」の使用にはアプリへの接続が推奨されている。もちろん、オススメ通りにダウンロードした。

本体の充電、水タンクへの水の補充、モップクロスの装着など準備を整えた。

実はロボット掃除機は初体験。円形で黒光りする本体を見るだけで、テンションが上がってきた。いつ、何時でも、たとえ中年になっても、新しい体験は心をワクワクさせる。

スマホで眺めるの楽しく

スマホの開始ボタンと押すと、モーター音と共に充電器から離れていく。

「オー!」

嬉しくなって思わず小さく叫ぶと、仕事中の同僚たちが驚いて振り向いた。スマホには「現在位置を確認中」の文字が出てくる。レーダー波を出して室内の地図を作っているのが、画面で分かる。さらにその地図を広げながら、さっそく掃除を始めた。

掃き掃除をしていることは、サイドブラシが回転している様子で分かる。本体の底では、さらにメインブラシが回転中だ。

フローリングの床もうっすらと濡れており、拭き掃除をしていることも一目瞭然。水拭きに使う水量は、アプリで4段階で調整可能となっている。

スマホ画面で「S5 Max」が動く様子を眺めるのは、なかなか楽しい。着実にきれいになった場所を増やしていった。

ジュウタンでも吸い込み十分

約1時間稼働させると、バッテリーは27%減で、なかなかに広いオフォスの大半を掃除してくれた。

定期的に業者による清掃が入っているが、ホコリと髪の毛がゴッソリ取れた。ジュウタン上にお菓子のカスを落として吸い込む実験をしたが、そこで示した能力も十分なものだった。

拭き掃除の方も、きれいだったモップブラシが黒くなったことから、きちんと仕事をしていたことが分かった。この拭き掃除が一度の稼働でできる範囲は、旧モデルの60平方メートルから180平方メートルへと3倍になった。水タンクの容量が140mlから290mlに増えるなど、改良が加えられたからだ。

なお、モップブラシを装着して使う場合は、フローリング上に専用の防湿マットを敷いて充電する必要がある。床を水分から守るためだ。

在宅勤務の生産性上がる?

イスを机の上に上げたり、コード類を事前に片付けたりと、ロボット掃除機を使う前の一手間はいる。人によっては稼働音が気になるかもしれず、買い物などの外出時に稼働させるのがいいのかもしれない。

自分に最も便利な使い方を見つければ、ロボット掃除機で在宅勤務の生産性を向上させることができるかも。そんな可能性を感じさせる「S5 Max」だった。


CREDIT
Videographer/Writer/Cast :高野 真吾
SNS :にしまり

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