現役カメラマンがおすすめする、カメラバッグ5選

南谷 有美
最終更新日: 2024-01-19

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カメラを持ち歩くときに、あると便利なカメラバッグ。ショルダーやリュックなど、各ブランドから様々な形のものが出ています。今回は、現役カメラマンである筆者がカメラバッグの選び方を自身の経験をもとにご紹介します。


カメラバッグの必要性

カメラを購入すると同時に、カメラバッグの購入を考える人も多いでしょう。カメラバッグの役割は、大きく分けて二つあります。

一つ目は、機材を守ることです。カメラバッグは一般的なカバンに比べて丈夫に作られていることが多く、機材を衝撃から守ったり、雨風から守ったりする機能を持っています。二つ目は、持ち運びに便利だということです。交換レンズやストロボなど持ち歩きたい機材が増えれば増えるほど、一般的なカバンでの管理は難しくなります。仕切りが充実した専用のカメラバッグを使うことで、機材を安全に持ち運びをすることができます。

以上のような役割がありますが、カメラバッグは絶対に購入しなければいけないものではないと私は思います。その目的や実用性を自分なりに考え、必要かどうかを選択していくことが大切です。

カメラバッグを選ぶ際に気をつけたいこと

カメラバッグを選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介します。

大きさ・容量

大きさの写真

カメラバッグを購入する際に、一番失敗しやすいポイントです。どんなに性能が良いカメラバッグでも、自分の持っている機材が入らなければ元も子もありません。大きさや容量を確認し、自分のカメラにあったカメラバッグを購入するようにしましょう。今後機材を追加する予定のある方は、そちらも考慮して選択していくことをおすすめします。

後程詳しくご紹介しますが、カメラバッグには様々な種類の物があります。メッセンジャーバッグとボストンバッグと小さめのショルダーバッグは一眼レフ1台(標準レンズ付)・ストロボ、リュックは一眼レフ1台(標準レンズ付)・ストロボ・PC、は、大きめのショルダーバッグは、一眼レフ2台・交換レンズ4本・ストロボを入れることができます。入る機材で選ぶことも大切ですが、使いやすさを重視して選ぶと良いと思います。

例えば、大きめのショルダーバッグはたくさん機材を入れることができますが、持ち運びにあまり向いていないという側面を持っています。機材を多く持ち運びたいけど移動が多いという時は、リュックと小さなショルダーバッグを併用して使っています。二つのバッグを合わせると、一眼レフ2台・交換レンズ3本・ストロボを収容することができます。

大きさや容量も大切ですが、実用性にも着目して選ぶようにしましょう。

使用感

アンティークなバッグ写真

写真撮影をする際に大切なのは、タイミング。シャッターチャンスを逃さないためにも、機材の出し入れがしやすいことが必須条件になります。私は過去に、デザインを重視してカメラバッグを選んだことがあります。アンティークなその外観に一目惚れでした。しかし、カメラの出し入れがスムーズにできなかったため、使用することを断念。そのカメラバッグは一度も使われることなく、現在は撮影時の小道具として使用しています。

気に入ったデザインを選ぶことも大事ですが、それよりも大事なのは使用感。実際に確かめてから購入するようにしましょう。カメラの出し入れがしやすいメッセンジャーバッグ、持ち運びに便利なリュック、おしゃれなデザインが魅力のボストンバッグ、機材の量に合わせて選択できるショルダーバッグとそれぞれのバッグには特性があります。こちらも考慮して選択するようにしましょう

耐久性

カメラバッグの大切な目的の一つは、機材を守ること。トートバッグのような薄い生地や、水にそれほど耐久性のないキャンバス生地を用いて作られたバッグでは、衝撃からカメラを守ることはできません。クッション性があったり、撥水加工された生地を使っているものなど、耐久性の高いものを選びましょう字。また、雨風を防ぐ防水機能も強い味方。突然の雨にも対応できる専用カバーが付属しているものもおすすめです。

仕切り

 仕切り写真

機材を管理する上で、重要な仕切り。固定のものではなく、マジックテープで仕切りの位置を自由に変えられるものを選ぶようにしましょう。その理由は、自分の機材に合わせて容易に変更ができるためです。自分専用のカメラバッグにカスタマイズをして、機材同士の接触を防ぎましょう。

カメラバッグのおすすめメーカー

今までたくさんのカメラマンと仕事を共にしてきましたが、愛用するカメラバッグのメーカーに共通点がありました。プロも愛用するおすすめのメーカーをご紹介します。

Lowepro(ロープロ)

Lowepro画像

アメリカ、コロラドのカメラバッグメーカーです。アウトドアメーカーでもあるので、丈夫な設計が魅力。衝撃や摩耗、雨風や湿気などから、大切な機材を守ってくれます。

Manfrotto(マンフロット)

Manfrotto画像

イタリアの三脚メーカーである、Manfrotto。三脚のみならず、カメラバッグや照明など幅広い製品を販売しています。Manfrottoの魅力は、その多様性。プロ仕様のカメラバッグや、スタイリッシュなバックパック、メッセンジャーやショルダーバッグ、三脚バッグまで販売されています。

HAKUBA(ハクバ )

HAKUBA画像

1955年創立のHAKUBA。写真、映像、音響、OA、通信関連用品の販売を行なっているメーカーです。HAKUBAの魅力は、リーズナブルな価格。どのカメラバッグもお求めやすい値段となっています。私は、HAKUBAのカメラバッグを5年ほど愛用しています。値段だけはなく、性能も優れているメーカーです。

実例あり!おすすめのカメラバッグ5選

おすすめのカメラバッグをご紹介します。形別の特性もお知らせしますので、是非参考にしてください。

メッセンジャーバッグ

メッセンジャーバッグ写真

メリット・デメリット

初めて購入したカメラバッグです。当時はこれにミラーレス一眼を入れて持ち歩いていました。現在は婚礼などの撮影時に、交換レンズやバッテリーを入れて持ち歩く用途で使用しています。

メッセンジャーバッグのメリットは、商品のラインナップが豊富だということです。各ブランドから様々なものが販売されており、どれにしようか迷ってしまうほど。加えて、バッグをかけた状態でカメラを取り出すことができるので、すぐに出し入れができるということも魅力です。反対に、メッセンジャーバッグのデメリットは、機材があまり入らないことと、片方の肩に負担がかかってしまうことになります。

メッセンジャーバッグは、機材があまりないという方や、街でも気軽に使用したいという方におすすめ。おしゃれなバッグでカメラを持ち歩くことができます。

おすすめの商品

おすすめのカメラバッグ1
  • CHUMS(チャムス)
  • Small Camera Shoulder Sweat Nylon

  • 税込み4,180円
  • カラーバリエーションが豊富なカメラバッグ

  • チャムスのカメラバッグ。色も柄も違う、6種類から選択することができます。スウェット素材ですが、コーデュラナイロンを合わせているので強度も安心。日常使いもできる、おしゃれなカメラバッグです。

小型の一眼レフカメラの収納に最適な一品。仕切りは可動式なので、自由に設定をすることができます。内部にはポケットも充実しているため、バッテリーやメモリーカードなど失くしてしまいやすいような小物もしっかりと収納することができます。

リュック

リュック写真

メリット・デメリット

現在、私が最も使用しているカメラバッグになります。主に取材の仕事のときや、遠方に行くときなどに重宝しています。

リュックのメリットは、持ち運びに便利だということです。両方の肩に重さがかかるので、長時間の移動でも疲れにくいということが特徴です。また、パソコンを収納できるスペースなど、カメラ以外のもの収納できるということも魅力の一つです。反対にリュックのデメリットは、カメラをすぐに取り出せないということです。リュックを一回下ろして出し入れをする必要があります。

リュックは、長時間の移動をする方や、パソコンを一緒に持ち歩きたいという方におすすめ。両手があくので、撮影に集中できるということも魅力です。

おすすめの商品

おすすめのカメラリュック2
  • Lowepro
  • ファストパック BP250AW III

  • 税込み14,364円
  • 丈夫で使いやすいことが魅力!

  • 上下2層式になっているカメラリュック。バッグを下ろすことなく、機材を出し入れすることができます。背面はメッシュ素材となっており、背負い心地も抜群。レインカバー付きという点も、嬉しいポイントです。

筆者も愛用しているLoweproのカメラリュック。一眼レフカメラ1台(標準レンズ付)と交換レンズ1〜2本とストロボを収納することができます。仕切りは可動式なので、収納する機材によって調整することが可能です。

ボストンバッグ

ボストンバッグ写真

メリット・デメリット

私が持っているカメラバッグの中で、見た目が抜群に良いボストンバッグ。デザインに惹かれて、アンティークショップで購入しました。

ボストンバッグのメリットは、耐久性があるということです。大切な機材を、衝撃から守ってくれます。反対にボストンバッグのデメリットは、カメラを出し入れに多少時間がかかるということと、入れられる機材が予想以上に少ないということです。私が所有しているカメラバッグが入れられる機材は、一眼レフ1台(標準レンズ付)・ストロボ1台の機材。これは、先程ご紹介したメッセンジャーバッグと同じです。大きさはメッセンジャーバッグの1.5倍なのでもう少し入るかなと期待をしただけに、少し残念でした。

ボストンバッグは、おしゃれにカメラを持ち歩きたいという方におすすめ。デザインを重視しながらも、出し入れのしやすいものを選ぶことが大切です。

おすすめの商品

おすすめのカメラバッグ3
  • Giyomi
  • 英国風 一眼レフ カメラバッグ(レッドブラウン)

  • 税込み2,700円
  • 防水加工もされている、おしゃれなカメラバッグ

  • レトロなデザインが素敵なカメラバッグ。素材はPUレザーを用いられているため、本革よりも扱いやすく、水にも強いという特徴があります。留め具はマグネット式なので、カメラの出し入れもしやすいという点も嬉しいところです。

合成皮革のカメラバッグ。3色展開で、レッドブラウン、ダークブラウン、ライトブラウンの中から選択することができます。中には可動式の仕切りが入っており、自由に調整することが可能です。

ショルダーバッグ(小)

ショルダーバッグ写真

メリット・デメリット

リュックと同じメーカー(Lowepro)の小さいショルダーバッグです。写真の仕事を始めた当初に買ったものです。

小さいショルダーバッグのメリットは、持ち運びに便利だということです。ワンタッチでカメラを取り出すことができる手軽さも魅力です。反対に小さいショルダーバッグのデメリットは、入る機材が少ないということです。そのため私は、このバッグを単体で使用するということはほとんどなく、リュックと併用して使うことが多いです。

小さいショルダーバッグは、スムーズにカメラの出し入れをしたい方におすすめ。シャッターチャンスを逃さずにおさえることができます。

おすすめの商品

おすすめのカメラバッグ4
  • HAKUBA
  • プラスシェル ブロス ショルダーバッグ L

  • 税込み8,391円
  • 収納しやすい多機能なカメラバッグ

  • アメリカ空軍のフライトジャケット「MA-1」を意識して作られた、HAKUBAのカメラバッグ。表の生地には高密度ナイロンツイル、裏面には水に強いPVC 加工が施された生地を採用しています。

収納力に優れたカメラバッグ。ポケットがとにかく充実していて、サイドにはそれぞれボトルポケットとストレッチポケット、バッグの内部には中が見えるメッシュポケット、前面にはオーガナイザーポケットが配置されています。また、カバン上部のベルトを使って三脚などを固定することも可能です。持ち運びにも便利な一品です。

ショルダーバッグ(大)

ショルダーバッグ(大)写真

メリット・デメリット

撮影にこだわりたいときに使用しているカメラバッグです。プロのカメラマンがよく使っている形状です。

大きいショルダーバッグのメリットは、たくさんの機材が入るということです。私の使用しているカメラバッグ(W470×H270×D240mm)は、ボディ2台、レンズ3本、ストロボ2本を収納することができます。反対に大きいショルダーバッグのデメリットは、持ち運びに不便だということです。耐久性はありますが、とにかく重いです。私は物撮りやスタジオなど、バッグを置ける環境の時に使用しています。

大きいショルダーバッグは、機材をたくさん持っている方におすすめ。レンズを交換しながら、じっくりと被写体に向き合うことができます。

おすすめの商品

おすすめのカメラバッグ5
  • Manfrotto
  • PL CC-191N ビデオケース

  • 税込み16,500円(楽天市場)
  • マルチに活躍するカメラバッグ

  • 耐久性と軽量化を兼ね備えた、Manfrottoのカメラバッグ。ビデオケース用とうたっていますが、もちろん一眼レフも収納することができます。間口が広いので、カメラの出し入れがしやすいということも特徴です。

Manfrottoのスタイリッシュなカメラバッグ。パラシュート素材のリップストップナイロン(撥水)を採用しているので、過酷な撮影環境にも対応することができます。仕切りは可動式で、自分の機材に合わせて調整することができます。

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カメラバッグを持って、出掛けよう

カメラバッグについてご紹介しましたが、いかがでしたか。様々なものがありましたね。カメラバッグを購入する際に大切なことは、どういうシーンで使用したいのかということを明確にすることです。是非、ご自身のイメージにあったカメラバッグを探してみてくださいね。

フリーランスカメラマン
南谷 有美
フリーランスのカメラマン。物撮りやブライダル、学校写真などその内容は多岐に渡るが、現在は広告系がメイン。カメラマンの前は保育士を5年、その他にはファスティングコンサルタント、カラーセラピストの資格を所有し、トレーナー育成経験も有り。

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