ビール苦手でも飲みやすい!メーカー担当者おすすめ商品を紹介

黒岩 ヨシコ
公開: 2020-07-28

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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飲みやすいビールを探しているなら、できるだけ苦くないフルーティなタイプがおすすめです。記事では、飲みやすいビールの条件や、女性やお酒が苦手な方にもおすすめの種類をまとめました。

「水曜日のネコ」や「COEDO」など、人気クラフトビールメーカー担当者に取材した飲みやすい商品も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。


苦手でも飲みやすいビールはある?

まず、飲みやすいビールをお探しということは、ビールが苦手・飲みにくいと感じているということでしょう。

とはいえ、おつきあいに欠かせないお酒でもあるため、「とりあえずビールでしょ」と大好きな方が多い一方で、女性や若年層には苦手な方も一定数いるお酒。近頃は、クラフトビールや新ジャンル、ノンアルコールビールなどの需要も伸びているといいます。

苦手な理由として挙げられることが多いのが「ビールは苦い」というもの。実は筆者自身も苦いビールが苦手で、よっぽど仕方ない状況でない限り、ほとんど飲みません。

そんな背景もあり実体験も含めお伝えすると、最近は苦みが苦手な人でも飲みやすいビールが手に入りやすくなったと感じます。筆者のようなタイプでも飲みやすいといわれるのは、苦みが少なく、甘いフルーティさが際立つようなビールです。

よく名前が挙がる白ビールなどのクラフトビールは、コンビニでもたくさんの種類を目にするようになりましたよね。

無理してまで飲む必要はないと思いますが、ビール=苦手と決めつけず、色々と試してみて自分に合う味わいを見つけてみてはいかがでしょうか?

飲みやすいビールのポイント

フルーティなビールは飲みやすいと前述しましたが、飲みやすいと感じるビールを選ぶポイントを細かくご紹介していきます。

① 風味

グラスに注がれたビール

ポイント1つ目は、ビールの風味、つまり「香り」「味わい」です。普通のビールが苦手と感じるなら、あえてビールっぽくない風味のものをチョイスするのがおすすめ!

バナナやマンゴーなど南国系フルーツの香りがメインのものや、ラズベリーやりんごなどが入った甘みの強いものなどは、初心者でも飲みやすいと感じる方が多いです。各メーカーさんのサイトや口コミを見て、参考に選んでみましょう。

また、風味を左右するのは素材や製法の違いが主ですが、一般的なビールには大麦麦芽が主原料として使われています。

対して、「飲みやすく爽やかでフルーティ」などと人気を集めている白ビールの場合、小麦麦芽や小麦が使われているため苦みが少なく、軽い口当たりになるんです。

② 発酵方法(スタイル)

醸造庫でビールを飲む男性

ポイント2つ目は、ビールの発酵方法です。「スタイル」とも言って、ビールの種類分けのようなものだと思ってください。

ビアスタイルは世界中に100種類以上ありますが、大きく分けて3つの発酵方法で種類分けできます。

ビールの発酵方法と特徴
スタイル 発酵方法 特徴
ラガー 低温で長期熟成する下面発酵 すっきりとしたのどごし・ゴクゴク飲める爽快感
エール ラガーより高めの温度の上面発酵 フルーティな香りと芳醇な味わい・じっくりした飲みごたえ
その他 天然酵母による自然発酵など 独特の風味・個性的な味わい

こうやって見ると、同じビールでも発酵方法によって風味の特徴が違うことが分かりますよね。

日本ではラガービールが主流なので、飲みにくいと感じている方はラガーとの相性が悪いのかもしれません。

筆者もその典型なので、そういった方はエールビールのなかから選ぶことをおすすめします。先に挙げた白ビールや、ヴァイツェン、スタウトなど人気のクラフトビールはこちらに分類されます。

ただし…なかにはラガー特有の爽快感やのどごしを「飲みやすい」と感じる方もいるので注意してくださいね!自分はビールの何が苦手なのかを先に分析しておくと選びやすいですよ。

③ アルコール度数

ビールグラスが並ぶテーブル

3つ目のポイントは、アルコール度数です。ビールの風味ではなく、お酒自体に慣れていない・苦手意識がある方はアルコール度数が低めのものから試してみるのが良いでしょう。

一般的に、ビールのアルコール度数は5%前後であることが多いので、アルコール度数9%のストロング缶チューハイなどと比較しても実はそれほど高くありません。

なかでも果実の風味が特徴的なフルーツビールは、アルコール度数が3%前後のものも多いので飲みやすくておすすめです。

ビールと発泡酒と第三のビールの違い

最後は、発泡酒第三のビール(新ジャンル)と言われるビールについてです。「ノンアルコールビールはまだ分かるけど、ビールと発泡酒と第三のビールって何が違うの?」と思ったことはないでしょうか。

3種類は、その原料製法によって分類されています。

ビールと発泡酒と第三のビールの違い
種類 定義
ビール 麦芽比率50%以上・使用可能な副原料の種類と比率が決まっている
発泡酒 麦芽比率50%未満・ビールに使用できない副原料の種類や比率で作られているもの
第三のビール 発泡酒にスピリッツを合わせたもの・麦芽の代わりに糖類などを使用して作られたもの

ご覧の通り、発泡酒と第三のビールは正確にいうとビールではないんです。ちなみに、「ビール酵母」は醸造した際の副産物として出るもので、原料ではありません。

発泡酒や第三のビールの良さは、糖質ゼロやプリン体ゼロなど健康に気を使った商品が多いこと。ダイエット中の若い女の子など、ビールが飲みたいけど体系が気になるという方は気軽に飲めるビール風飲料といえるでしょう。

また、これらは日本の酒税法による分け方なので、基本的にはビール→発泡酒→第三のビールの順に価格が安くなります。

苦手だけど、副原料が多く使われている発泡酒や第三のビールなら飲めるというパターンもあるので、機会があればぜひこちらも試してみてくださいね。

上記についてもっと知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

次章からは、人気のクラフトビールメーカー2社にインタビュー取材をして伺った、飲みやすいビールをご紹介します。ご担当者様一押しの商品を教えていただいたので、ぜひ参考にしてみてください。

「ヤッホーブルーイング」に聞いた!飲みやすいおすすめビール

株式会社ヤッホーブルーイングさんのビール

ヤッホーブルーイングの「水曜日のネコ」といえば、コンビニやスーパーなどで一度はパッケージを目にしたことがあるのではないでしょうか。それ以外にも、ヤッホーブルーイングのビールは、味だけでなく可愛くて写真映えしそうな缶も特徴的なんです。

今回は、株式会社ヤッホーブルーイング 広報担当・渡部 翔一さんに飲みやすいビールについてお話を伺いました。

画像提供:株式会社ヤッホーブルーイング
株式会社ヤッホーブルーイング
長野県に本社を置くビールメーカー。「ビールに味を!人生に幸せを!」をテーマに、画一的だった日本のビール市場に手軽でユニークなクラフトビールを広めた先駆者的存在。

Q1 一番“フルーティさ”が際立っていると思われるビールはどれですか?

A『よなよなエール』です。

原材料に「カスケード」という品種のホップを使用しているためグレープフルーツなどの柑橘類を思わせる香りが特徴的です。アメリカンペールエールというビアスタイルで、モルト由来のコクも楽しむことができます。

おすすめ①
  • ヤッホーブルーイング
  • よなよなエール 350ml×24本

  • 税込み6,234円(Amazon)
  • フレッシュな香りを味わえる

フルーティで飲みやすい、渡部さんのおすすめは「よなよなエール」。Amazonクラフトビールランキングでも1位を獲得する人気商品です。ぜひ13度程度のぬるめで味わってみてください。

Q2 初心者の方に特におすすめのビールと、その理由を教えてください。

A『水曜日のネコ』です。

軽やかで苦みが少ない味わいなので、初心者の方にもおすすめです。青りんごや柑橘類を思わせる爽やかな香りが特徴的なベルジャンホワイトエールです。

おすすめ②
  • ヤッホーブルーイング
  • 水曜日のネコ 350ml×24本

  • 税込み7,240円(Amazon)
  • 青りんごが香る軽い口当たり

初心者の方におすすめいただいたのが、パッケージの可愛さも抜群の「水曜日のネコ」。苦みがとても少なく、青りんごの爽やかな香りと柔らかな口当たりが飲みやすいと人気のクラフトビールです。

「コエドブルワリー」に聞いた!飲みやすいおすすめビール

ビールの写真

「COEDO」と描かれた6種類のクラフトビールを製造・販売しているコエドブルワリー。なかでも「紅赤 -Beniaka-」はサツマイモを副原料に作られた世界初のビールとして有名で、数々の受賞歴を持っています。おしゃれで高級感のあるパッケージはギフトとしても人気!

今回は、株式会社協同商事コエドブルワリー ビール伝道士 松永 将和さんにお話を伺いました。

株式会社 協同商事コエドブルワリー
埼玉県川越市を拠点とするビールメーカー。厳選した素材と日本の職人の手によって日本の色名を冠するビールを製造し、世界でもジャパニーズ・クラフトビールの存在を確立させた。

Q1 一番“フルーティさ”が際立っていると思われるビールはどれですか?

A『白-Shiro-』です。

苦みもほとんどなく、酵母が醸し出すバナナのような甘い香りがとてもフルーティーです。

おすすめ③
コエドブルワリー 白-Shiro- 333ml×3本の写真
  • コエドブルワリー
  • 白-Shiro- 333ml

  • 税込み415円(楽天市場)
  • 甘い香りの小麦ビール

最もフルーティなビールということで、松永さんにおすすめいただいたのが「白 -Shiro-」。白濁色が美しく、甘い香りと優しい味わいが女性人気も高いのだとか。

Q2 初心者の方に特におすすめのビールと、その理由を教えてください。

A『毬花-Marihana-』です。

グレープフルーツをまるかじりしたようなジューシーな柑橘香がクセになります。キンキンに冷やして飲む、今までの飲み慣れた飲み方が一番適しています。

おすすめ④
  • コエドブルワリー
  • 毬花-Marihana- 350ml×24本

  • 税込み6,908円(Amazon)
  • ジューシーで爽やかな味わい

緑のパッケージの「毬花 -Marihana-」は、特に初心者の方へおすすめということ。アルコール度数が4.5%と低めなのも、飲みやすいポイントですね。

その他の飲みやすい人気ビール

お話を聞かせていただいた2つのメーカーさん以外にも、アサヒやキリンなど色々なメーカーから飲みやすく作られたビールが販売されています。

もちろん何を持って飲みやすいと感じるかは人それぞれかと思うので、今回は苦くない(苦みが少ない)・甘い・フルーティなどを基準におすすめの商品を集めました。

おすすめ⑤
  • アンハイザー・ブッシュ・インベブ
  • ヒューガルデン ホワイト 330ml×4本(オリジナルグラス付きセット)

  • 税込み1,870円(Amazon)
  • 世界中で愛されているベルギーのホワイトビール

オレンジピールが香るベルギーの「ヒューガルデン ホワイト」。ビールらしからぬフルーティさで、数ある海外ビールのなかでも抜群の人気と飲みやすさです。こちらはおしゃれなオリジナルグラスがついたギフトセット。

おすすめ⑥
  • 銀河高原ビール
  • 小麦のビール 350mlx24本

  • 税込み6,715円(Amazon)
  • 苦みが少ないこだわりの無濾過

バナナのような甘い香りとまろやかな口当たりが特徴で、こだわりの無ろ過製法で作られた「銀河高原ビール 小麦のビール」。こちらはリニューアルパッケージ版ですが、旧パッケージはコンビニでもよく見かけていた人気の商品です。

おすすめ⑦
  • 日本ビール
  • 白濁 ブリュット 350ml

  • 税込み471円(楽天市場)
  • スパイスが入っていない白ビール

国産の白ビール「白濁」は、甘さを抑えた辛口の味わい。通常の白ビールに入っているようなスパイスを使わず作られているので、花のような柔らかい香りが広がります。

おすすめ⑧
  • アンハイザー・ブッシュ・インベブ
  • コロナ・エキストラ 355ml×8本(バケツ付きセット)

  • 税込み2,990円(Amazon)
  • 世界で一番飲まれている

パーティシーンでお馴染みの「コロナ・エキストラ」。世界中で愛されているメキシコのビールで、2016年には日本でも輸入ビール第1位になっています。キンキンに冷やしてライムを添えて、ぜひカクテル感覚で飲んでみてください。

おすすめ⑨
  • サントリー
  • サントリー 金麦 円熟の深み 350ml×24本

  • 税込み4,235円(Amazon)
  • こくがあってまろやかな味わい

「発泡酒なのに旨い」と評判のサントリー金麦シリーズ。「円熟の深み」はリッチモルトを通常の3割多く使用することで、こくとまろやかさを両立した発泡酒です。

おすすめ⑩
  • サッポロビール
  • ホワイトベルグ 350ml×24本

  • 税込み4,079円(楽天市場)
  • ホワイトビールのような発泡酒

ベルギービールから学んだ製法で作られた、サッポロの発泡酒「ホワイトベルグ」。缶デザインもおしゃれで、まるでホワイトビールのような柔らかい風味が飲みやすいと人気です。

おすすめ⑭
  • アサヒビール
  • レッドアイ 350ml × 12本

  • 税込み2,380円(Amazon)
  • コクのあるトマトのビアカクテル

アサヒから発売されている「レッドアイ」は、KAGOMEのトマトまる1個分が入ったビアカクテル。トマトの果汁感が苦みを抑えてくれるので、ビールの味が嫌いという方にはおすすめです。

断然飲みやすくなる!『ビアカクテルレシピ』

どれを飲んでもやっぱりいまいちビールが好きになれないという方は、ビアカクテルはいかがでしょうか?割り方や割るもの次第でビールの味が緩和されてとても飲みやすくなりますよ!

居酒屋やバーで頼むのはもちろん、レシピを参考に宅飲みしてみるのもおすすめです。

レシピ① シャンディガフ 

基本レシピ
ビール1:ジンジャーエール1

ビアカクテルの定番中の定番「シャンディガフ」は、ビールとジンジャーエールを1:1で割ったカクテルのこと。初心者でも飲みやすく、居酒屋やバーには必ずと言っていいほどある人気メニューです。

レシピ② ディーゼル 

基本レシピ
ビール1:コーラ1

コーラ好きにおすすめなのが「ディーゼル」。アメリカやドイツでは一般的ですが、日本では意外と知られていません。ギネスなど黒ビールと合わせても美味しい、家でも簡単に試せるビアカクテルです。

レシピ③ レッドアイ 

基本レシピ
ビール1:トマトジュース1

こちらも定番、トマトジュースとビールで作る「レッドアイ」。アサヒの缶も良いですが、自宅で作ってアレンジに塩・コショウ・レモンなどを加えるのもおすすめ。美容にも良い女性に人気のビアカクテルです。

レシピ④ パナシェ 

基本レシピ
ビール1:レモン炭酸飲料(CCレモンやキリンレモンなど)1

夏にぴったりの爽やかなビアカクテルが「パナシェ」。レモンイエローの見た目もきれいで、さっぱりとして飲みやすいです。

レシピ⑤ ハイジ 

基本レシピ
ビール1:ヨーグルト1

意外な美味しさを発見できる「ハイジ」。基本レシピはプレーンヨーグルトですが、飲むヨーグルトを使えばラッシ―のようなほんのり甘いカクテルになります。

まとめ

飲みやすいと感じるビールのポイントや、おすすめの種類、メーカーさんに聞いた飲みやすいクラフトビールなどをご紹介しました。

最近は苦いのが苦手な方向けに作られた市販のビールもたくさんあるので、ぜひ無理のない範囲でチャレンジしてみてくださいね。

※商品の価格はいずれも2020年7月時点。特に記載がない場合はAmazonの価格です。

ライター/Webデザイナー
黒岩 ヨシコ
インテリアショップ&カフェバー店員経験を活かした多ジャンルライター。兼、フリーランスWebデザイナー。インテリア・食べ物・植物には凝り性。たくさんの動物と共に育った千葉の田舎民です。

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