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南の島の楽園でもポイ捨て問題が! フィジーの若者の意識を変えれば国も変えられる!

Sponsored by JICA

意識を変えれば、地球規模の問題も解決できそうだ。

廃棄プラスチックが増えたことで、排出抑制のためにレジ袋が有料になったり、プラスチックストローが紙製になったりと、世界的な課題になっているごみ問題。300以上の島からなる南太平洋の楽園ことフィジー共和国にも、その問題が押し寄せている。

フィジーは、ここ数年で輸入品が増え一気に都市化が進んでいる。しかし、その多くが消費された後に廃棄物として島の中にとどまっている。しかも、300の島からなる国土には、適切な廃棄物処分場の確保が難しく、物理的な解決は難しい状況になっている。

そんななか、JICA海外協力隊の環境教育隊員の千葉 加奈子さんは、ごみ問題解決に向けて奮闘しているのだ。

島が汚れていくのは自分たちの問題じゃない?

千葉さんがフィジーに赴任したとき、解決すべき課題はゴミのポイ捨てなど、3R(Reduce、Reuse、Recycle)の知識がなく、環境に対する意識が低いことだと思っていた。

しかし、現地で生活する中でフィジーの都市部の人たちは、国内外のメディアを通じて環境のこと(気候変動や海洋汚染問題など)を知識としてもっていて、日常会話の中で議論するほど、環境に対する意識が高かったのだ。

それで本当の課題は、環境の悪化を知っているのに、それを自分たちの問題として全くとらえておらず、ゴミをポイ捨てしてしまうなど、環境問題がただの知識として止まっていることだと気づいた。

ポイ捨て当たり前の意識を変えるために

都市化が進んで輸入品が増える前、フィジーは自給自足に近い暮らしをする人が多く、食べるものは天然由来のものばかりだった。だから、ポイ捨てしたところでゴミは自然に還っていったのだ。

しかし、輸入品が増えたことでプラスチックなどの工業系のゴミが増えた。自然に還らないものがポイ捨てされてしまっているのだ。

人の習慣は、なかなかポイと捨てられないもの。そこで、千葉さんは、ゴミ分別や生ゴミを堆肥に変えるコンポストへの取り組み支援を行いながら、3R促進活動を実施。住民の環境意識の向上を目標に活動した。

図書館での環境教育ワークショップを実施したり、小中学校学を対象に環境教育授業の実践、巡回指導したりと、さまざまな取り組みに挑戦している。

千葉さん曰く、「フィジーで教育をして思ったのは、若い世代をみて上の世代が影響を受けるということ。」

自給自足が当たり前だった大人世代ではなく、輸入品で暮らすことが当たり前の若い世代の環境に対する意識を変えていくことで、フィジー全体の環境の意識を変えようとしているのだ。

日本でできる、ペットボトルを減らす生活

日本の年間のペットボトル流通量は、約250億本といわれている。年間これだけ、リサイクルしないといけないものが産まれており、年々増える一方だ。そうした大量消費を少しでも削減していこうと、さまざまな取り組みが行われている。

例えば、ボトルを持参すれば無料で給水できるスポットを探せるアプリ「mymizu」。コワーキングスペース、ホテルなど8,000箇所以上の給水スポットと提携していて、マイボトルを持っていけば、無料で給水できてしまう。

ゴミを出さないように意識したとき、すぐ行動に移せる取り組みが日本にはあるのだ。

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地球規模のゴミ問題にすぐできることの効果は小さいかもしれないが、意識の変化が大きく世界を変えていく。


JICAアンケート

世界が抱える課題はまだ他にも…

JICA海外協力隊の隊員たちが世界各地の活動を振り返る
3分番組を、全12本公開!

ハフポスト日本版が、JICA海外協力隊を講師に迎えて、YouTubeに学習チャンネル「3分で学ぶ世界」を開設。

学校の授業で習うことの少ない開発途上国について、日本にはない課題やその解決に向けて取り組む隊員たちの姿を紹介している。動画は3分番組で、全12本。8月24日から順次公開される。

JICA

独立行政法人 国際協力機構

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