G-SHOCKはこんな人におすすめ!15種類を厳選してみた
かつては必需品だった腕時計。いまやスマホの普及により身に付ける人が減り、その有用性を疑われる程ですが、その評価が揺らがないブランドがあります。
ただし男のアクセサリとしての高級腕時計は除外します。あくまでも実用品として愛され続けているブランドといえばG-SHOCK以外にはないでしょう。
本稿ではG-SHOCKの魅力とシリーズの選び方を紹介します。
G-SHOCKの特徴と選び方
1983年にカシオが生み出したG-SHOCKシリーズは全世界で愛される腕時計ブランドに成長し、今では定番の一つに数えられるほどになりました。
その特徴はなんといってもタフさ。タフさの定義は単に衝撃に強いというだけでなく、どのような環境にも適用する生存力の高さにも拡大されており、様々なシリーズが生み出されました。
世界中で高い評価を得たことで、中古品にも一定の価値があるため、偽物も多く出回っています。購入するのなら専門店か信頼のおける大手ネットショップが良いでしょう。
G-SHOCKに備わっている機能は主に下記の通りで、機種によって守備範囲は異なります。また素材もポリマー(樹脂)、アルミニウム、ステンレス、チタニウム、カーボン(モノコック)が採用されており、これもシリーズのコンセプトによって複数の組み合わせが存在します。
以上を踏まえた上で、機能と素材とデザインと価格をチェックする。これがG-SHOCKを選ぶ際に目を付けるポイントです。単にG-SHOCKといっても298種類(公式サイトによる)に及ぶラインナップから選ぶのです。
まずはどんなものがあるのか調べてみてから購入しましょう。
大手家電量販店や大手総合雑貨店、アウトレットには必ずG-SHOCKを扱う一角がありますがショーケースに並んでいるのはほんの一部にすぎないのです。
G-SHOCKのおすすめシリーズ
ここからはG-SHOCKのおすすめアイテムを紹介します。中には筆者が使っているおすすめモデルもあるので、どんな経緯で選んだのか参考になれば幸いです。
1本目は2020年5月発売予定の新作、G-SQUADシリーズからGBD-H1000-1A7JRです。
GBD-H1000-1A7JRは心拍計、加速度センサー、方位、高度、気圧、温度センサーの5つを内蔵し、GPSを使って正確に移動距離を測定できます。しかもスマホアプリと連動して地図に移動したルートを表示できるのでスマートウォッチに近い性能を持っています。
また、腕時計らしからぬボリュームの説明書もついているので安心して使えます。
複数のバイオデータを取得できるのでアスリート向けの1本ではありますが、スポーツ高校生から健康を気にし始めた30代、40代の大人まで幅広いユーザーにとって必要な機能が満載です。
まさにみんなのおすすめモデルだと言っても良いでしょう。
G-SQUADシリーズは4色あるので気に入ったカラーを選んでください。
2本目は、G-SHOCKの特徴であるタフさを追及したハイエンドラインMTGからMTG-B1000XB-1AJF。金額的には10万円を超えるものがほとんどですが、それだけの価値があります。
G-SQUADシリーズと比べて機能面では非常にシンプルですが、材質や加工のこだわりには素晴らしいものがあります。
特にカーボン積層ベゼルの模様は高いテクノロジーに裏付けられた合理性があり、単なる装飾以上の価値があると言えるでしょう。
3本目はMRGシリーズから1本。MRGシリーズはMTGを超えるG-SHOCKの最上位ラインです。価格も20万円近くになりますが、一生モノだと考えれば1本持っていても損はないでしょう。筆者の愛用モデルです。
MTGと同様にアプリ連携や各種センサーは搭載しておらず、シンプルに腕時計としての機能を充実させたモデルです。
アナログ時計とデジタル表示、カレンダーが一目で分かり、タフソーラー(ソーラー充電)。世界6バンドから電波を受信して、自動的時刻合わせをしてくれます。
しかもケース、ベゼル、バンド、バックの全てが二重硬化済チタン製。電力的にも時刻合わせ的にもノーメンテで使い続けられます。
数年前のモデルのため大分価格が下がっています。購入するなら今が最高のタイミングかもしれません。
高級ラインが2つ続いたので、4本目はスポーツをサポートするG-LIDEシリーズから1本。価格的にはG-SHOCKの平均値くらいです。
レッドブルと同様にG-SHOCKは多くのエクストリームスポーツをサポートしています。中でもG-LIDEは特定のスポーツをテーマにしたラインで、GLX-6900SS-1JFはサーファー向けです。
もちろん陸で使っても問題ありません。テーマはともかくデザインが好きなものを選ぶのが一番です。
5本目は引き続きG-LIDEシリーズからチョイス。こちらはケースの形状がスクエアかつブラックなのでビジネスでも使えます。
G-SHOCKには、スクエア(四角形型)とラウンド(円形)、ビックケース(円形かつケースが大きい)の3種類の形状があります。
樹脂製のG-SHOCKは主に円形のビックケースが多いですが、スクエアは数が少ないので比較的レアです。機能面では変わらないので派手すぎて普段使いできないと困る、という人におすすめです。
6本目は、FROGMANシリーズからGWF-D1000B-1JFをおすすめします。FROGMANとは直訳すると「かえる男」を意味しますが、正しくは水中工作員を意味します。
ネーミング通り、水中で長時間作業するユーザーにとって必要な機能を備えている名作です。
G-SHOCKには様々な種類がありますが、中でも明確にコンセプトを打ち出したのがフロッグマンシリーズです。ダイバーにとって水深や方位、水温は命にかかわる重要情報です。
表示が間違っていたり、時計事態が浸水して壊れたりといった事がないようプロユースにも耐えられるスペックを持っています。
水中作業をする人にはおすすめの1本です。
7本目は航空業界向けのコンセプトモデル、GRAVITYMASTER(グラビティーマスター)シリーズからGR-B100-1A2JFを紹介します。
フロッグマンがダイバーや海難救助隊など海関係のプロに向けて作られたのに対し、グラビティーマスターは航空業界で働くプロに向けたモデルです。
正確なスケジューリングができるよう、視認性が良い文字盤と合わせてカウントダウンアラームがついているのが特徴です。
アプリと連携してフライトログを取って世界中の空を制覇するのも面白いかと思います。
海、空と続けてコンセプトモデルがきたらからには残るは陸です。
8本目は、陸上の極限環境での仕様を想定したMUDMASTER(マッドマスター)シリーズからGG-1000-1A3JFを紹介します。
マッドマスターは災害現場で働くようなプロに向けて作られたモデルです。そのため防水だけでなく防塵・防泥も想定しており、なおかつ手元が見えない状態でも操作できるよう大きなボタンを配置しています。
温度計測や方位計測が可能なツインセンサーも搭載しているので、アウトドアにも使えます。
続いて9本目は、高温多湿環境であるジャングルや密林での使用を前提としたRANGEMAN(レンジマン)シリーズからGW-9405KJ-5JRを紹介します。
G-SHOCKには様々なコラボレーションモデルがありますが、その中でもレンジマンシリーズは環境保護団体とコラボしたモデルになります。
熱帯雨林でも使えるスペックのG-SHOCKなので、よほどの極限環境にでも行かない限り不具合の心配はありません。スケルトンの形成色もデザイン性が高くおすすめです。
10本目はMUDMAN(マッドマン)シリーズの1本。MUDMASTER(マッドマスター)シリーズと似たコンセプトですがリーゾナブル。デジタル文字盤にカレンダーがセットされているので視認性良好です。
−10~60℃の温度を測定可能。タフソーラーとマルチバンド対応なのでノーメンテで使えます。機能面だけみれば上位モデルと遜色ないので現在の価格はチャンスです。
デザインが気に入ったら候補にいれてみてはいかがでしょうか。
11本目は、海上での使用を想定したGULFMASTER(ガルフマスター)からGWN-Q1000A-1AJFを紹介。
水中作業を想定したフロッグマンと異なり、海上での使用を想定しているので気圧センサーがついており、多機能になっています。
カーボンファイバー強化樹脂とメタルの組み合わせは、工業製品として一つの極みにあるかと思います。多機能なセンサーが欲しい人におすすめです。
12本目は、G-SHOCK としては最もスタンダードなDW-5600E-1。本稿で紹介するアイテムの中では最安値ですが、ORIGINと銘打たれたシンプルな1本です。
1983年の発売から進化を繰り返すG-SHOCKの正統系譜であるORIGINです。定価11,000円ですが、Amazonなどの実売価格は3割引き程度なのでもっとも安く手に入ります。
今やほぼ全てのG-SHOCKが備えている電波ソーラーではなく、電池式ですが不自由はありません。入門用の1本です。
13本目は変わり種。発売25周年を記念してリリースされた6900シリーズからDW-6900SP-7JRを紹介します。
ORIGINの次は25周年記念モデルということで、ベースとなる形状を大きく変更したデザイン性の高いシリーズになっています。
カラーバリエーションが豊富だったり偏向グラデーションガラスを採用したりと、かなり手が込んだ逸品です。
10年以上前のモデルという事で電池式ですが機能的に問題はありません。デザインがピンときたら買いです。
14本目は、異素材の融合によるメタルデザインの追及をコンセプトにしたG-STEELシリーズから、GST-B100B-1A4JFを紹介します。
スペック的には腕時計というより、もはやスマートウォッチに近いのがG-STEELシリーズ。素材や構造だけでなくデジタル対応で挑戦的な実験をしながらも、実用性をしっかり確保しています。
新しいもの好きのガジェットマニアにおすすめです。
最後に紹介するのが、グラビティーマスターシリーズの新型GWR-B1000-1A1JF。最軽量のタフネスを追求しつつ多機能性を確保しています。
腕時計の素材というと主にアルミニウム、ステンレス、ポリマー(樹脂)、チタニウムが採用される事が多く、なかでも最も軽量で堅牢なのはチタニウムです。
ただしG-SHOCKの最高級ラインで採用されている事から分かるように、非常にコストがかかります。しかし、GWR-B1000-1A1JFではカーボンモノコックを採用しています。これは自動車の素材にも使われている高性能素材です。
商品価格を見る限り10万円を下回っているので、チタンよりは安いと言えるでしょう。しかもBluetooth接続で専用アプリと連携できるなど非常に多機能です。
頑丈さと軽さ、多機能性を追求するのならおすすめの1本です。
まとめ
以上、15本のG-SHOCKを紹介してきましたが、特徴や価格よりも重要なのは本人の愛着です。
必ず20気圧防水や温度計が必要といった具合に機能面での制限があるなら、その範疇で選ばざるを得ませんが、普段使いであれば上記のどれを選んでも十分すぎる耐久性があります。
よって究極的にはデザイン性が最重要であり、その上で本体だけでなくバンドまでチタンが良いとか、樹脂は嫌だからステンレスにするといった具合にこだわりを追求すべきです。
腕時計は毎日身に付けて目にします。デザインが気に入らないものを使い続けるのは苦痛ですし、妥協すると後悔するのでじっくり悩んで選択してください!
※価格は特に記載がない限り、2020年5月時点のAmazonの価格です。
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