乗り物用酔い止め薬おすすめ10選【子供用から大人用まで】
乗り物酔いには事前の準備をしっかりと
楽しい旅行なのに、気がかりなのは移動中に乗り物酔いしないかばかり。そのようなことはありませんか。せっかくの旅行を楽しむためにも、乗り物酔いには万全の準備をしておきたいものです。
そこで、本節では乗り物酔いの仕組みとおすすめのお薬を紹介します。
乗り物酔いの原因と対策
乗り物酔いには大きく2つの原因があり、適切な対策を取ることで症状を緩和することができます。まずは原因、そして緩和方法と紹介していきます。
乗り物酔いの主なふたつの原因
ひとつめの原因は乗り物の動きと自分の感覚のズレによるものです。
自分では動いているつもりがないのに、乗り物はどんどん進んでいきます。コーヒーカップのように前後左右に激しく動きを変えるものもあります。そうすると、目からの情報と感覚器の情報にズレが生じて気持ち悪くなってしまうのです。「動揺病」と呼ばれることもあります。車で移動中に本を読んでいると酔いやすくなることがありますが、これも同じ原因によるものです。
もうひとつの原因は、乗り物に期待するドキドキ感、ワクワク感が強すぎるために起きてしまう乗り物酔いです。また匂いや緊張感などいつもと異なる雰囲気が酔いの原因になることもあります。子どもに多く、成長し経験を積んでいくと起こりにくくなります。また事前に薬を飲んでおくことで、安心感を高めることも酔い止めにつながります。
乗り物酔いを起こさないために(その1)と薬の選び方
乗り物酔いを起こさない、もっとも効果的な方法は適切な酔い止めの薬を飲んでおくことです。酔い止めの薬には、身体と乗り物の移動感覚のズレを抑えてくれる成分や、吐き気を抑える成分、めまいを抑える成分などが配合されています。
市販されている薬によって、吐き気に強い薬、感覚のズレに強い薬などの特徴があるほか、大人用、子ども用やカプセル、錠剤タイプからドリンクタイプのものまで、種類もさまざまです。薬のタイプ、飲みやすさにもかかわる味にも注目して、家族や自分に合った酔い止めの薬を用意しましょう。
また酔い止めの薬は、酔ってから飲んでもあまり効果は期待できません。乗り物にのる30分から1時間前に飲んでおきましょう。酔い止めを服用済みという安心感も、酔いにくくする効果につながります。
乗り物酔いを起こさないために(その2)
子どもの乗り物酔いの原因に、緊張感や環境の変化があることを紹介しました。これは子どもだけのものでなく、大人でも十分起こり得ることです。乗り物に乗るときは、できるだけリラックスした気分でいられるように、ドライブなどではあらかじめ車内の匂いを新鮮にしておくなど、移動中の環境を整えることが乗り物酔いの防止につながります。
また定期的に休憩を取ることも大切です。外の新鮮な空気を吸ったり、ストレッチを行ったりして気分をリフレッシュすることも有効です。できれば想像したくない場面ですが、酔ってしまって激しい嘔吐感に襲われてしまったら、吐いてしまう方が楽になります。新鮮な水で口をゆすいで、深呼吸をすると随分気分も楽になることでしょう。
乗り物酔い対策には、酔わない準備も大切ですが、酔ってしまったときの準備も合わせて行っておきましょう。
おすすめの酔い止め10選
選び方でも記述したとおり、酔い止め薬は自分に合うものを見つけるのも大切なポイント。いくつかの商品を比較してみるのがよいでしょう。
旅行で乗り物を乗り継ぐときなど、その度に酔い止めを飲み直していませんか?エスエス製薬「アネロン ニスキャップ( 9カプセル)」はそのような必要がなく、1日1回でよい、持続性の高さが特徴の酔い止め薬です。
乗り物酔いにもいくつかのタイプがあり、自分の症状に合った製品を服用することがポイント。本製品は胃に直接働きかける成分を配合しており、吐き気を抑えたいという方に適しています。
最適な服用タイミングは、乗車乗船などの30分ほど前ですが、気持ちが悪くなってからでも症状を緩和する働きがあります。
エーザイ「トラベルミン(6錠)」は、乗り物酔いの予防と緩和に効果のある15歳以上の大人のための薬です。乗り物酔いの不安がある方は、乗る30分程度前に服用することで、症状を予防することができます。また酔ってしまったと感じたあとの服用でも、めまい、吐き気、頭痛を緩和してくれます。
小粒の錠剤タイプなので、薬を飲むのが不得意な方にも利用しやすい酔い止め薬です。
同社のトラベルミンにはいくつかのラインナップがあるので、購入時には目的に合った製品を選ぶように注意しましょう。
7歳から大人まで、幅広い年代の方が利用できる乗り物酔い薬が大正製薬「センパア トラベル1(6錠)」です。
水やぬるま湯で服用してもよいのですが、小さな子どもや錠剤が苦手な大人の方にも利用しやすいチュアブル錠となっているので、水なしで服用できます。さわやかなグレープフルーツ味なので、気軽に乗り物酔いのお守り感覚で服用しておくとよいでしょう。
1日1錠で効果が続くので、出かける前の服用だけでじゅうぶんです。万一酔ったあとでも、緩和効果があります。
乗り物酔いの原因のひとつに、自分の視界や移動しているという感覚と実際の移動速度や方向とのズレがあります。皇漢堂製薬「乗りもの酔いの薬「クニヒロ」(12錠)」は、このズレの感覚をブロックしてくれる抗ヒスタミン剤の塩酸メクリジンによって、感覚のズレを防ぐことで乗り物酔いを予防してくれます。
実際に酔ってしまってからでも感覚のズレをブロックするので、酔いを緩和してくれます。また出かける前の服用でもじゅうぶんなほど持続性がありますが、万一追加で服用する際は4時間程度空けるように気をつけて利用してください。
ロート製薬「パンシロントラベルSP(12錠)」は15歳以上の大人は2錠、7から14歳の子どもは1錠服用するチュアブルタイプの酔い止め薬です。子どもでも飲みやすいチュアブル錠(オレンジ味)を採用し、服用量を年齢で調整することで広い年代で使用できる酔い止め薬となりました。
製品の特徴は3種の有効成分をバランスよく配合しているところ。乗り物酔いで起こるめまい、吐き気、頭痛に効果的に作用します。1回あたりの効果時間が長いので、お出かけ前の1回でほぼじゅうぶんですが、続けて使用する場合は1日2回まで4時間以上空けるなどの注意も必要です。
子ども用のおすすめ酔い止めをピックアップ
多くのメーカーがラインナップに子ども用も用意しています。酔い止め薬は事前の服用が効果的ですが、子どもは嫌がって飲まないことも。あとでも効果的なタイプや興味を持って飲んでくれそうなタイプを探してみました。
パッケージも子ども受けしそうな、ドロップタイプの酔い止め薬が、浅田飴「トラベロップQQ G 8錠(ぶどう味)」です。他にサイダー味もラインナップにあるので、好みで与え分けてもよいでしょう。
子ども向けということで5歳から服用できます。10歳までは1錠、11歳以上は2錠服用します。5歳未満の小児には使えないので注意しましょう。2種類の成分をバランスよく配合しており、お出かけ前の服用がおすすめです。ドロップタイプなので薬ではなく、おやつ感覚で服用してくれることでしょう。
ドロップのように舐めたり口の中で砕いたりして飲むだけでOKなエーザイ「トラベルミン チュロップぶどう味(6錠)」です。酔うと大変だからと言っても、薬を飲んでくれない子どもさんも少なくないのではないでしょうか。この製品なら、そのような子どもでも素直に飲んでくれそうです。
他にレモン味も販売されており、フルーティーなドロップはお出かけ前のおやつ感覚としても、受け入れてもらえそうです。
5歳から使用でき、10歳までは1錠、11歳以上は2錠服用します。大人の酔い止め薬としても使用できるので、親子で一緒に利用することで子どもにも抵抗なく受け入れてもらえそうです。
※商品リンク先の包数が異なっている場合がございます。
5歳以上の子どもから大人まで家族で服用できる酔い止めの薬がエーザイ「トラベルミン ファミリー(6錠)」です。水なしでも口の中でラムネ菓子のようにサッと溶けてくれる速崩タイプなので、薬が苦手な子どもにも飲みやすく、急な酔いにもスムーズに対応できます。
理想的な使用法はお出かけ前の服用ですが、酔ってからでも効果のある成分が配合されているので、旅行中はすぐに取り出せるようにしておくとより安心ですね。
子ども用の酔い止め薬でも制限年齢は5歳から、というものが少なくありません。しかし大正製薬「センパア プチベリー 10錠」は3歳から服用できる点が大きな特徴です。
10歳までは1錠、11歳以上は2錠服用します。水を使わなくてもドロップのように舐めたり、砕いたりして服用できます。またいちご風味なので幼い子どもにも飲みやすい薬でしょう。
乗り物に乗る30分ほど前に服用させるところがポイント。旅行の段取りのなかにうまく組み込んで、事前に乗り物酔いを予防してあげましょう。
大正製薬「センパア Kidsドリンク(20mlx2本)」も3歳から服用可能な酔い止め薬です。ぶどう風味のドリンクタイプなので、薬の服用が苦手な子にも利用しやすいのも大きな特徴です。
20mlのドリンク薬が2本入っています。3歳から10歳で1回1本の服用量となっています。10歳以上の服用量についてはとくに明記されていませんが、本製品の性格上10歳までの酔い止め薬として利用して、ある程度大きな子どもにはチュアブルタイプなどを利用するのがよさそうです。
乗り物に乗る30分ほど前に服用し、1日2本が服用量の上限です。旅程に合わせてうまく活用しましょう。
持続時間や飲みやすさを考慮してうまく活用しよう
判断力、理解力のある大人なら、効果時間や服用タイミングを合わせた酔い止め薬の利用もうまくできます。しかし、子ども用だと素直に飲みたがらないケースもあるでしょう。各メーカー、味や風味、飲みやすさに工夫を凝らしていますが、気にいるポイントはなかなかわかりません。さまざまなタイプを試して、旅行を楽しめるようにしましょう。
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