Transportation

携帯できるクルマ「WALKCAR」は移動の概念を変えるか?

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電車、車、バイク、自転車、徒歩…。私たちは既に、様々な移動手段の選択肢があるわけだが、もしかしたら近いうちに、もう一つ「新たな選択肢」が加わるかもしれない。

しかも、小型かつ軽量で気軽にバックに入れて持ち歩け、駐車スペースを気にする事なく、あなたの移動をサポートしてくれる。そんな「クルマ」だとしたら…?

日本のCOCOA MOTORS社が、「携帯できるクルマ」を開発し、2017年9月に出荷される予定であるというニュースが、BBC(イギリス)、TIME(アメリカ)、日本経済新聞等、国内外多数の名だたる大手メディアで報じられ、世界の注目を集めた。

WALKCAR(ウォーカー)という名前の「携帯できるクルマ」は、果たしてどんなクルマなのだろうか。

「car in your bag」が生まれるキッカケ

そもそも「携帯できるクルマ」の発想はどの様にして生まれたのだろうか?普段から主に車を利用している人は、電車の乗継ぎや駅までの徒歩の移動等を苦痛に感じる事が多いかもしれない。

まさにCOCOA MOTORS社の創業者佐藤国亮氏は、まさにそんな一人だったという。彼は大学時代に上京すると、それまでの「車中心」の生活から、「電車と徒歩」の生活に一変。その結果、行動範囲が狭まってしまい、長時間の徒歩も苦痛に感じはじめた彼は、車を携帯する「Car in your bag」の突飛なアイデアを考案する。そして、5年前から独自のソフトウェア開発を始め、「携帯できるクルマ」WALKCARの製品化を実現させたのだ。

商品スペック

いくら「携帯できるクルマ」といっても、かさばったり重かったりすると、なかなか日々の利用には繋がらない。しかしWALKCARは、なんと13インチノートパソコンと同等サイズ。さらに、本体素材はカーボンによって出来ているため、重さ2.8kgと超小型軽量化を実現。ちょうど足を肩幅に広げたくらいの幅なので、走行において周囲の邪魔になる心配もなさそうだ。

コンパクトで軽いWALKCARだが、走行においても最高時速16キロでの走行が可能で、一度の充電(60分)で 約60分間の継続走行が可能と機能面も申し分ない。坂道や視覚障害者誘導用ブロック等の段差にも難なく対応できる。

操縦方法もいたってシンプル。重心移動により操作するため、WALKCARにはハンドルもコントローラーも必要ない。運転に特別な技術も不要で、手ぶらでの移動が可能である。また、フラットなボディから降りるだけで自動的に停止する安全設計なので、WALKCARが勝手にどこまでも走って行ってしまうといった心配もなく安心だ。

発売価格は128,000円(税別)、2017年9月より順次発送を開始する予定。2016年10月21日(金)より予約販売が開始されているが、予約販売開始から3日で世界13か国から1000台を超える予約がすでに入っているという。また、発送の対応に含まれていない地域からもリクエストが多数あり、今後順次対応する予定だという。

WALKCARの可能性

例えば、交通の便が悪く、駐車スペースも無いが、とてもステキなお店があるとする。なかなか気軽には行けない場所だがWALKCARがあれば「ちょっと行ってみよう」という気になるのでは?また、WALKCARが普及すれば、スーパーマーケットに設置されている電動自転車充電スペースと同様に、店内にWALKCAR充電スペースが設置される店が出てくるのも、近い未来なのかもしれない。

他にも、空港などのセキュリティスタッフがセグウェイに乗っている場面を目にする人も多いが、WALKCARがその代りになる事もあり得るのではないだろうか。セグウェイのような電動立ち乗り二輪車は、もちろん携帯する事は出来ず、両手もハンドルで塞がってしまう。しかし、WALKCARはバッグに入り、ハンズフリーだ。この事実はWALKCARの強みであり、活用方法が無限に広がる可能性を秘めている。

「携帯できるクルマ」の使い道は、決して移動を楽にするだけではなく、私たちの行動範囲を広げ、可能性をも広げてくれるに違いない。あなたにもその可能性を手に入れてもらいたい。

WALKCAR

Courtesy of Cocoa Motors.Inc.


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