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2020年のオリンピック・パラリンピック開催に向けて、1年を通して行われる「True Colors Festival – 超ダイバーシティ芸術祭 – 」。
オープニングイベントとして、多国籍の障害者8人組で構成されたブレイクダンスチームILL- Abilities(イルアビリティーズ)が来日。日本のブレイクダンスチームとの熱いバトルを繰り広げた。
障害を活かしたダンスの技には名前がなく、やっている本人にしかできない技術も多いという、間違いなく想像を超えた、見たことのないネクストレベルなダンスバトルだった。
ILL- Abilities(イルアビリティーズ)って?
「No Excuses, No Limits(限界なし、言い訳なし)」をモットーに掲げ、アメリカ・ブラジル・チリ・オランダ・韓国などさまざまな国籍のメンバーによるブレイクダンスチーム。
世界各国で活躍しており、その都度集まれるメンバーが集まって、ダンスをするというスタイルだ。
リーダーのルカ・レイジーレッグス・パトリエに今回の意気込みを伺った。
ルカ:日本に来たのは、今回で5回目です。毎回、ダンスのパフォーマンスで来日しています。初めて来たのは2013年で、そのときは24時間テレビで嵐と踊りました。
ルカ:去年、シンガポールの同イベントに出演したときに声をかけられて今回、日本に招待されました。
ILL-Abilitiesとして、大会やハイレベルなパフォーマンスをすることも重要ですが教育もとても重要だと考えています。
なので、いろんな国に行く時は、毎回ワークショップを行なったり、学校や病院を訪れて若い世代などにダンスや僕らのストーリーをシェアしています。
ルカ:とっても楽しみです!それにとても幸せです!日本に呼んでくれて感謝しています。
毎回、日本のホスピタリティは素晴らしいと思うし、「True Colors Festival」の一員となれて光栄です。
ルカ:世界征服です!(笑)
我々は世界中にチームのメッセージである「No Excuses, No Limits(言い訳なし、限界なし)」を広めたいと思っています。
その中で人々に希望や気づきを与えたり、さまざまなことに適応していき、自分なりのやり方でやっていくように、と伝えていければと思います。
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True Colors Festival 総合プロデューサーである日本財団の樺沢氏に対して、「日本は人と違うことに抵抗を感じ、嫌がるイメージがありますが、それでも多様性を謳うイベントを東京でやる意味はあると思いますか?」と聞くと、
「東京がそういう(人との違い)を受け入れられるような社会だったら、やる必要ないけれどそういうことを中々みんな考えることもないのではないかなと思っています。
パラリンピックを開催するというきっかけで、メディアも含めていろんな人が、いろんなことを考える材料を提供する時期なので、この時期にそういうことを考えてもらうきっかけを作ってもらうということは、いいんじゃないのかな。
逆にこの機会を逃すと、次はもうないんだろうなと思いますね。だからこそ、東京でやるメリットはあります。」
とのこと。
障害だけだけでなく、ジェンダーや国籍など私たちはどこかで心を閉ざしてないだろうか。
今いちど、多様性を受け入れる準備をしてみようと思う。
True Colors Festivalのイベント、第4弾はTrue Colors MUSICAL。
障害者の舞台芸術分野で世界をリードする劇団「ファマリー」が来日し、『みにくいアヒルの子』をベースにしたミュージカル「HONK!」を上演する。
日本財団